エジプト考古学博物館　館内写真６

2015/12/20 - 2015/12/20

カイロよりこんにちは！

本日のカイロは晴れ、最高気温20度・最低気温11度です。今週後半はぐずついた天気になる予報が出ていますが、どうなることやら。

さて（ちょっと自分自身が飽きてきましたが）エジプト考古学博物館内の写真を引き続きご紹介。

黄金のマスクといえば、ツタンカーメンを思い浮かべると思いますが、他にも黄金のマスクはあります。

第21王朝のファラオ・プスセンネス1世のマスク。プスセンネス1世の墓は現存する古代エジプトの墓で唯一、完全に未盗掘だったという非常に貴重なもの。

エリア カイロ(エジプト)

そんなすごい発見だったにも関わらずツタンカーメンよりずっと認知度低し。

写真が暗いのは、このマスクがある部屋が暗いから。展示品の保護の為かもしれませんが、この部屋の存在に気付かず（あるいは気付いても関心を持たず）見学しない人もいそうなくらいな扱い。

この、「フィルムカメラで撮影して、現像してみたら頭が欠けてた」っていう懐かしの失敗クオリティになってしまったマスクは、プスセンネス1世の息子・アメンエムオペトのもの。

現在、東京・六本木ヒルズで展示されている「黄金のファラオと大ピラミッド展」のポスターにいる黄金のマスクの主と同じです。（1月3日までなのでお早めに！）

http://www.tbs.co.jp/pharaoh-egypt/

プスセンネス1世の副葬品、黄金の襟飾りと右上に見える銃弾のようなものは指あて。

こちらは誰のものか見ませんでしたが、とりあえず黄金の指あて。

実際に使ったら着け心地悪いでしょうね。（革と違って使ってるうちに馴染むこともないだろうし）

1階と2階を結ぶ階段の踊り場に、まるでたいしたものでないかのようにたくさんのパピルスが展示されています。

パピルスは見れば見るほどツッコミたくなるようなおもしろいものがみつかるので、うっかりしていると地味に時間をとってしまいます。

それにしてもヒエログリフの「達筆」ぶりに感嘆してしまいますね。概して古代文明では書記は高い地位でしたが、納得できます。

ちなみに、日本人にとって現在エジプト人達が使っているアラビア語は、「ヘビみたいな文字」で全くわからないと思われていますが、エジプト人からすると日本の漢字は「絵のよう」でヒエログリフと同じように見えるそうです。

たしかに、アラビア語は英語と一緒で文字自体に意味がない（英語のAはあくまでも記号であって文字だけでは意味をなさない）ですが、漢字は文字だけで意味をなしますし、漢字の構成も、それぞれが意味をなすパーツの組み合わせなので、ヒエログリフと同じ構成ですね。

左上、木の前の人が気になります。落ち込んでいるのか、笑いをこらえているのか、はたまた便秘なのか・・・。

みんな目がつぶらで、ちびまるこちゃんのようなパピルス。

続きは次回！

この旅行記へのコメント （1）

• スイカさん 2015/12/30 01:13:46

  パピルス

  こんばんは、ペリカン…さん
  
  黄金の装飾品は凄いですよね。
  石と土と木しかないに、どうやって金なんかを精錬することを思い付いたのか、不思議ですねぇ。
  あの装飾品並みの財宝を見つけた盗賊たちがいたのか…。
  パピルスの内容が面白いとは知りませんでした。
  
  私は欧米人と話すと、「どうやって、何千もの文字を覚えるんだ？」(漢字のこと)、「ひらがなとカタカナと漢字は何が違うんだ？Aとaの違いと同じか？」とよく聞かれます。
  この質問に対する答は考えておいた方がいいですね(^_^)
  
  私は、部屋の窓からスフィンクスとface to faceです。
  これから屋上でディナー、その後、無料で音と光のショーです\(^o^)／
  
  スイカ