2015/12/06 - 2015/12/06
5181位(同エリア24298件中)
玄白さん
ダムヌンサドゥアーク水上マーケット観光からバンコクに戻った午後のひと時は、定番の寺院巡り。数あるバンコクの仏教寺院の中でも、超有名で外国人観光客だけでなく、タイ人も一度は訪れたいと願う3つの寺院、ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルンははずせない。定番コースとしては、これに王宮が加わるのが普通なのだが、昨日は国王の誕生日。この日も祝賀行事が行われているためか、王宮は閉鎖されている。王宮付属寺院であるワット・プラケオも本堂内は立ち入り禁止、ワット・アルンは大規模な修繕工事が行われていて、塔の上には登れない・・・など、制約が多い中での観光となった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 観光バス
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王宮、ワット・プラケオ周辺は、日曜日でしかも国王誕生日の翌日とあって、大変な混雑。観光バスを駐車するスペースもない。ようやく、バスを停めて降りる。
門越しに王宮の建物が見える。しかし、ここは観光客が入れる門ではない。 -
何か儀式が行われるようなので、しばらくここで見学。
門の後ろ側に儀仗兵が勢揃いしている。 -
大変な観光客で、銃を持った兵士が警備にあたっている。
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やがて、バッキンガム宮殿の衛兵のようなぼわぼわの大きな帽子をかぶった儀仗兵の行進が始まった。
門を出て、車の往来が激しい道路を横切ってどこかに去っていった。日本語ガイドのMidoriさんも何が行われているのかよくわからないらしい。 -
交差点にはこんな白い象のモニュメントが・・
タイの歴史、習俗では象は特別な動物である。全体が白い白変種や体の一部がアルビノで白くなっていたりする象は大変貴重であり、白象は国王の権威と結びついている。
現代でも、象法という法律があって、白象と認定するための基準が定められていたり、白象を発見した場合は国王に献上しなければならないと決められているそうだ。プミポン国王は白象を7頭も所有しているという。全身真っ白かどうかは定かではないが・・
さまざまな紋章や壁画にも登場する白象だが、勲章にもなっている。
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=41769022 参照 -
ぐるっと大回りしてようやく入場口にたどり着く。
ワットプラケオは、王宮直属の寺院であり、最も格式が高い寺院である。そのため、入場するにはドレスコードが決められている。サンダル履きなどのラフな格好、女性のミニスカートやタンクトップなど肌を露わにした服装では入場できない。ワット プラケオ 寺院・教会
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イチオシ
鮮やかな色の本堂の屋根と色々な形の仏塔が目に飛び込んでくる。
同じ仏塔でも形により、呼び名が変わる。左右のトウモロコシのような塔はプラーン、中央の円錐形の塔はチェディというそうだ。塔の本来の機能は仏舎利(釈迦の遺骨)を納める建物であり、これは日本の仏教寺院と変わらない。しかし、一般のタイ人の遺骨も納骨できるのだそうだ。タイ人は墓を作るという風習がなく、遺骨を仏塔に納骨して葬儀が完結する。つまり、タイ各地の寺院の仏塔はタイ人にとっては自分の墓なのである。 -
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イチオシ
黄金色に輝くチェディと、中央はプラサート・プラテープ・ビドゥーンという建物。ラーマ4世モンクット王が建設し、ラーマ6世ワチラーウット王が霊廟に改修。歴代の国王の像が安置されていて、一般の人は内部には入れない。
ちなみに、ラーマ4世は、ミュージカル「王様と私」に登場する国王である。原作の「アンナとシャム王モンクット」では、保守的な君主として描かれているが、実際には西欧文明的近代化を進めた名君である。今でもタイでは、ミュージカル、映画とも「王様と私」は上映禁止になっている。プラサート プラ テーピドーン (ワット プラケオ内) 寺院・教会
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イチオシ
金色がまぶしいプラ・シー・ラタナー・チェディ。
ワット・プラケオで一番目立つチェディで、本堂を差し置いて、これがメインの建物ではないかと勘違いするほどである。ラーマ四世がアユタヤのワット・プラ・シー・サンペットの仏塔を真似て造らせたものだという。
中に納められている仏舎利は第2次大戦中に、タイからの寄贈ということで、日本の増上寺に納められていたことがあり、終戦後に連合国の指示でタイに返還されたそうだ。寄贈とは名ばかりで、日本軍が強奪したものではなかろうか。 -
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本堂の前は、これから何かのイベントがあるらしく、たぶん仏前に供える供物のようなものが並んでいる。
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本堂入口には、儀式用の櫓が組まれていて中には入れない。櫓の隙間からワットプラケオの本尊でタイの国土を守護しているという高さ60cmほどの小さなエメラルド仏がかろうじて見えた。そのため、ワット・プラケオはエメラルド寺院と呼ばれている。
タイの3つの季節、乾季・暑季・雨季ごとに国王みずからエメラルド仏の服を着替えさせるという。
実際には、エメラルド製ではなく、ヒスイでできている。 -
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王宮に入る門を守護するヤック(鬼神:左)とモック(猿神:右)
この2神は、タイの寺院のいたるところで見られる。 -
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鐘楼
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本堂横にも何か儀式用と思われる回廊が設営されていた。
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本堂側面
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ホー・プラ・カンターラ・ラートという建物
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ワット・プラケオは真っ白な塀で囲まれている。ワット・プラケオを後にしてワット・ポーに向かう。
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ワット・ポー
アユタヤ王朝末期の17世紀末の建立で、バンコク最古の寺院である。その後、短いトンブリー王朝を経て、現在の王室に繋がるチャクリー王朝のラーマ3世が、長さ46m、高さ15mの黄金に輝く巨大な涅槃仏を作らせたことで有名な寺院である。
ラーマ3世は涅槃仏だけでなく、この寺院を当時の最高峰の学問の拠点、特に医学に力を入れ、医術としてのタイ式マッサージが、その後も残った。今でもワット・ポーにはタイ式マッサージスクールがあり、希望すれば観光客もここでマッサージを受けられるという。ワットポー 寺院・教会
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上の写真の右側の建物も、この石像もどこか中国風。ラーマ3世は中国との関係が深かったのかな?
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本堂の黄金の涅槃仏。
デカイ! お釈迦さんも窮屈そうだ。 -
イチオシ
お堂の大きさに比べ、涅槃像が巨大すぎるので、とても一度に全身は写せない。
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赤レンガを積み重ねて漆喰で形を整え、その上に金箔を張ってあるそうだ。
巨大ではあるが、形は単純で、あまり芸術的造形美は感じない。 -
足は偏平足。悟りを開いた人は偏平足が多いという説があるが、本当かな??
涅槃仏の足の裏には108のバラモン教の宇宙観を示しているという螺鈿細工の絵が施されているのだが、あいにく修復工事中で見ることができなかった。 -
紙幣をつなげた供え物。
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20バーツで専用の賽銭に替えてもらい、涅槃仏の背中側の通路に並んだ賽銭壺にひとつづ賽銭を入れてお参りするシステムになっている。タイの人も外国の観光客もみんなやっている。
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境内では、入場券を見せるとペットボトルの水がもらえる。
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時間がないので、本堂をはじめ、隅々まで見学する時間はなかったが、小さなお堂の中では地元の人たちが祈りをささげている。
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参拝の時に、2cm四方くらいの金箔を花や線香と一緒に買って、仏像に張り付けるのが一般的。自分の体の具合が悪いところに張ったり、仏像そのもので金箔がはがれそうになっているところに張ったりするのである。
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次はワットアルン。朝日が塔に当たるとひときわ美しい情景が見られるそうだ。アルンとは暁の意味である。ワットプラケオ、ワットポー、そしてワットアルンが定番の観光セットである。
ワット・アルンだけはチャオプラヤ川の対岸にあるので、渡し船で渡らなければならない。ワットアルン 寺院・教会
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滔々と流れるチャオプラヤ川。
学校の社会科ではメナム川と教わったが、メナムとはタイ語で川という意味で、タイ人が「メーナーム・チャオプラヤー」と発音して外国人がメナム川と勘違いしたことが起源らしい。今ではメナム川と表記することはほとんどない。オーストラリアに初めて入植した白人がカンガルーを見て、アボリジニーに何という動物か尋ねると「カンガルー(アボリジニーの言葉で何を聞かれたのかわからないという意味)」と答えたので、そんな名前になった。それとよく似た逸話である。 -
イチオシ
ワット・アルンは今年の春先から一年かけて、塔の修復中。そのため、通常は塔の上に昇ることができるのだが、工事中は1階部分しか登れないという。
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ワット・アルンの歴史をたどると14〜18世紀に栄えたアユタヤ王朝にまでさかのぼるらしい。アユタヤ王朝が滅びたあと、タクシン王一代かぎりのトンブリー王朝の時代、この寺はワット・チェーンという名で王宮付属寺院だった。タクシン王がラオス侵攻の際に持ち帰ったエメラルド仏は、ここに安置されていたそうだ。
チャクリー王朝になって、チャオプラヤ川東岸に遷都してから、ワット・アルンと改称され、エメラルド仏はワット・プラケオに移された。想像だが、エメラルド仏を移送するときには、例の白象の背中に乗せて運んだのだろう。 -
10バーツ硬貨にもワット・アルンのデザインが使われている。10円玉の平等院鳳凰堂のように、タイ人にとっては民族の誇り、至宝という位置づけなのだろう。
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仏塔の周りには、多くの祠があり、金ぴかの仏像が安置されていて、参拝する人が途切れることがない。
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足場を組んで修復作業中。
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よく見ると、壁の漆喰に色とりどりの陶器の破片が埋め込まれている。
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イチオシ
大仏塔の形はヒンズー教の聖地、カイラーサ山を模したものだという。そう言われると、ワット・プラケオやワット・ポーとは雰囲気が違うような感じがする。
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ヤックとモックたちが塔を支えている。
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急な階段を上まで登ると、バンコク市内が一望できるのだが、今は工事中なので登れない。残念!
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階段の手すりにも、漆喰に陶器が埋め込まれている。
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この辺りは修復が終わったようだ。漆喰が真っ白で新しい。
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陶器の破片ばかりではなく、小皿をそのまま埋め込んだり、花や葉の形の陶器が使われている。修復工事が完了すると、塔の壁すべてが破片ではなく、ちゃんとした?陶器が埋め込まれるのかもしれない。
修復工事が終わった新しいワット・アルンを見てみたいものだ。 -
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いたるところで見かける僧侶。
タイ全国には40万人の出家した僧侶がいて、全員がサンガという教団に所属し、227もの厳しい戒律を守って生活している。清貧を旨として、寝るときでさえオレンジ色の法衣をまとっている。食事はすべて托鉢で寄進された食べ物だけだそうだ。
特に、「殺生をしない、盗まない、女性と交わらない、嘘を付かない、酒を飲まない」の5戒は厳しく、違反すれば僧籍を剥奪されるという。女性は決して僧侶の体に触れてはならないし、ツーショットで記念写真を撮るなど、もってのほかである。
彼らが、妻帯している日本の僧侶を見たら、びっくり仰天するのではなかろうか。 -
プミポン国王の肖像が飾られた祭壇。誕生日だからではなく、年中飾られている。タイ人にとって、国王は、仏様と同列、もしくはそれ以上の尊崇の対象なのである。
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12月の比較的過ごしやすい気候とはいえ、少し日差しがあるだけで暑い。道端のアイスクリーム屋で、ココナツアイスクリームで涼を摂る。
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ホテルに戻って、一休みした後は、ホテル近くのスペイン料理屋「Tapas Cafe」で2回目のディナー。
今宵は、一緒に観光に行った日本から出向しているNo夫妻の他に、Na君、H君など、懐かしいメンバーが加わり、にぎやかな夕食となった。
積もる話で盛り上がり、写真撮影どころではなかったので、以下の写真は、Nさんの写真を拝借した。タパス・カフェ その他の料理
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タイ風のパエリア。
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近くのバーに会場を移し、2次会へ。バンコクの夜は更けていく。
以下
「28回目の訪タイにして初めての観光旅行(4)」に続く
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