山旅紀行/八ヶ岳連峰天狗岳と秘湯本沢温泉・その2.標高2150m‥雲上の露天風呂でまったり

2015/10/28 - 2015/10/28

第24部-118冊目　2/3

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

私が住んでいる横浜は秋晴れの天気が続いています。
「これはどこかに行かないと勿体ないなぁ?　山でも行きたいなぁ～」
‥と、半分思いつきで急遽、八ヶ岳の秘湯.本沢温泉に泊まって、天狗岳(2645m)に登頂しに行く事になりました。
これから、3時間ほど歩いて、秘湯本沢温泉で日頃の疲れを癒します。

表紙写真…露天風呂としては、本邦最高所(2150m)にある本沢温泉露天風呂。

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旅行期日‥2015年(H27)10月28日(水)～29日(木) 1泊2日

10月28日(水)第1日目:晴

※徒歩
　稲子湯.11:55
　　:
　ゲート.12:10
　　:
　みどり池(しらびそ小屋).13:35?13:45
　　:
　中山峠分岐.13:55
　　:
　本沢温泉.15:00【宿泊】

宿泊‥八ヶ岳.本沢温泉
　
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本沢温泉‥8500円

エリア 南牧・小海(長野)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

稲子湯.11:50

自宅から半日かけて、登山口である稲子湯に着きました。

登山届を提出します。
それから、水も補給して行きましょう。

11:55
クライムオン！
今日はみどり池を経由して、本沢温泉まで約3時間ほど歩きます。

周りの草が茶色に変わっていますね。
この辺りは針葉樹が多いので紅葉はあまり見られません。

12:10
ゲートです。
この先は一般車は入れません。

のどかな登山道を、のんびりと歩きます。

トロッコの軌道跡がありました。
この周辺はかつて林業で栄えていたのでしょうか。

写真ではわかりにくいのですが、登りが続いています。
がんばれー！

坂を登りきると、平坦な道に変わりました。
枕木があります。
ここもかつてはトロッコ軌道があったんですね。

しらびそ小屋.13:35-13:45

稲子湯から1時間30分ほどで、しらびそ小屋に着きました。
ここは、小屋主である今井さんがいれてくれる手挽きのコーヒーが評判なんです。
楽しみにして来たのですが‥

あらら‥
今日はお休みだそうです。
残念だなぁ。

しらびそ小屋の前にはミドリ池があり、その背後に明日登頂する予定の天狗岳がそびえています。
なんだか、ここで1日ぼんやりとしたくなるような空間です。

しらびそ小屋の佇まい‥
なんか童話の世界に入ったような気になりますね。

ミドリ池はその名の通り、緑色をしています。
後ろの山は稲子岳(2380m)です。

13:55
本沢温泉と中山峠の分岐です。
左へ向かいます。

苔むす小湿原の中を歩きます。

きれいな空ですね。

本沢温泉.15:00

着きました。
秘湯.本沢温泉‥日本最高所野天風呂とありますね。
これは楽しみです。

ここに来るのは10年ぶりかな？
昔と変わっていませんね。
今夜はここに泊まりましょう。

本沢温泉(1泊夕食のみ)‥7700円
暖房費‥300円

小屋前に山神様が鎮座していますね。
明日の登山の安全を祈願していきましょう。

パンパン、礼！

さぁ、温泉、温泉！

建物から山道を10分ほど歩くと、露天風呂があります。
あっ、あそこですね。

15:30?15:50
野天風呂(雲上の湯)です。

標高2150m‥本邦最高所の露天風呂です。
硫酸塩泉の白い濁り湯です。
源泉は浴槽座部にあり、自然に湧出しています。

混浴で脱衣所などはありません。
蓋がかぶせてあるので、自分で蓋を外します。
この蓋、結構重いです。

若き山ガールがいたら‥
～と思い、一応海パンは持って来たのですが、誰もいないので、スッポンポンで湯に入りました。
硫黄岳を眺めながら‥
とてもいいお湯です。

この湯を我が家に持って帰りたい！
‥無理ですね。

名残惜しいですが、宿に戻りましょう。

16:00
宿に戻りました。
館内視察をはじめましょう。

こちらは本館。
明治25年以来の建物です。

繁忙期に開ける外売店です。
今シーズンはもう終わりかな？

こちらは新館。
内部は、個室が並ぶ建物です。

こちらは、石楠花の湯。
冬期のみ入れます。

野外の休憩処です。
雨が凌げるようになっています。

中に入りましょう。

こちらはフロントです。
お客様がいる時だけ開きます。

こちらは、売店です。
飲み物やTシャツ、山バッジなどがならんでいました。

軽食類も色々ありますね。

談話室。
外は寒いですが、薪ストーブの火が部屋をポカポカにしてくれ、なんだか和みます。

大部屋です。

本沢温泉は個室と大部屋があります。
今回は大部屋にしました。
今夜は単独行の男性が私を含めて3名。
広々と寝られました。

洗面所です。
冷たい水が出しっぱなしになっていました。

トイレです。

男女別で清潔な簡易水洗です。
今の時期は凍結のおそれがある為、水洗は止められていました。

内湯(こけももの湯)です。

野天風呂とはまったく違う泉質の炭酸水素塩泉です。
本館前に源泉があり、加熱も加水もせず源泉そのままの湯が楽しめます。

環境保護の観点から、洗い場はありません。

食堂です。

もう、ストーブがついていますね。
夕食はここで食べました。

※夕食後に撮影。

17:30
夕食です。

白身魚フライあんかけソース.キャベツ添え
マカロニサラダカレー風味
そば
おでん
ナメコ
青菜のおひたし
米飯
味噌汁

こけももサワー‥500円

もぉ、お腹ペコペコです。
今夜はビールでなく、本沢温泉特製.こけももサワーにしました。
頂きま?す。

今夜は夜7時就寝。
早っ！
明日は天狗岳に登ります。

つづく。

この旅行記へのコメント （2）

• とのっちさん 2015/11/25 23:04:24

  笠ヶ岳に続いて…

  オーヤシクタンさま
  
  こんばんは。たびたび失礼いたします。
  
  “山スカ”の超大当たりを引き当てられて幸先のいい八ヶ岳はいかがだったでしょうか。この運用は事前に読まれていたのでしょうか？偶然ですか？
  
  本沢温泉、と聞いて１０年前の大学１回生だった頃を思い出しました。前述の笠ヶ岳まで縦走する合宿の予備合宿と称してだいぶ鍛われた合宿でした。初めて森林限界を超えた思い入れのある合宿なのですが、露天風呂は先輩から制限時間を決められてほとんど行水レベルで入りました。翌日は３０キロ背負って本沢温泉を出て西天狗折り返して黒百合ヒュッテから渋の湯に下山しました。人生で一番きつかった日かもしれません。松本駅にみんなで泊まり、帰りは１人で飯田線通って名松線伊勢奥津まで寄り道して大阪に戻る弾丸旅程でした。
  
  あまりいい記憶がないので、オーヤシクタンさんの日記でちゃんと景色を思い出したいと思います。山からだいぶ遠のいておりますので、続編を楽しみにしています。
  
  とのっち

  オーヤシクタンさん からの返信 2015/11/27 11:09:09

  115系、懐かしかったです。

  とのっち様、こんにちは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  115系電車‥八王子駅に入線した時はおもわず「うぉー！」って声が出そうになりましたよ。
  この旅は「山」がメインなので、特に115系を狙った訳ではなく偶然です。
  高尾6:14発の427Mか八王子6:30発の429Mにするか迷ったのですが、427Mは小海線の接続があまりよろしくないので、429Mにして大正解でした。
  115系のモーター音、ドアの開閉音、アナウンスのマイクを切る時のカポッと言う音‥一般の方にはどうでもいいことなのですが、私にとってはすごく懐かしくなりました。
  現在、中央本線(東)では115系は残り2編成だそうです。
  その日の決まった列車の運用ではないそうなので本当にラッキーでした。
  八王子や高尾には「鉄」を愛する方々がカメラ片手に来ていましたから、もしかしたらもうすぐ運用から外されるのかもしれません。
  山旅の旅行記が「鉄」の内容で1作できてしまいました。
  
  さて、本題の「山」です。
  本沢温泉に行くのは2回目です。
  天気に恵まれて最高の登山になりました。
  とのっち様は学生時代山岳部だったのですね。
  先輩との上下関係、重い荷物を担いでの合宿は厳しいけど、いい思い出になったのではなったと思います。
  
  いつも訪問して頂いて本当にありがとうございます。
  とのっち様の旅行記も興味深いものが多いので私も訪問させて頂きます。
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。