女性一人でもOK、ツアーで巡るスペイン・ポルトガル10日間　その5　コルドバ・グラナダ

2015/11/02 - 2015/11/02

　阪急トラピックスで、「スペイン・ポルトガル２か国11の世界遺産を巡る全食事つきスペイン・ポルトガル10日間」に参加しました。5月に生まれて初めてのヨーロッパ、中欧に行き、ヨーロッパ病に取りつかれました。7月のイタリア、9月のフランス、10月のドイツと攻めて行っています。そして11月の晩秋のスペイン・ポルトガルで、アルハンブラ宮殿にすっかり魅了されました。
　旅行記を書くのは２回目です。前回のドイツ編より読みやすいものになるよう努力します。主な行程は下記の通りです。
１日目 29日（木）羽田発ミュンヘン乗り継ぎバルセロナ。
　 　　　　　　　ドンギャンデード泊
２日目 30日（金）バルセロナ市内観光（サグラダファミリア・
カタルーニャ音楽堂・モンジュイックの丘）
タラゴナ（ラス・ファレラス水道橋）
SHフロラザール泊
３日目 31日（土）クエンカ市内観光（カテドラル・宙づりの家）　　
マドリッドへ。グランアトランタ泊
４日目 1日（日）マドリッド市内観光（スペイン広場
　　　　　　　　 プラド美術館・国立王妃芸術センター・王宮）
トレド（サントトメ教会・カテドラル・展望ポイント）
　　　　　　　　 グランアトランタ泊
５日目 ２日（月）ラマンチャ地方（白い風車）
　　　　　　　　 コルドバ（メスキータ・花の小径）
　　　　　　　　 グラナダ（フラメンコショー）アリサレス泊
６日目 ３日（火）グラナダ市内観光（アルハンブラ宮殿
　　　　　　　　 ヘネラリーフェ庭園）ミハス散策、セビージャヘ。　　　　　
　　　　　　　　 TRHアルコラ泊
７日目 ４日（水）セビージャ市内観光（カテドラル・アルカサル）　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　 エボラ歴史地区（サンフランシスコ教会・カテドラル）
　　　　　　　　 リスボンへ（ファドディナーショー）
　　　　　　　　 マリオットリスボン連泊
８日目 5日（木）リスボン市内観光（ジェロニモス修道院・
発見のモニュメント・ベレンの塔）シントラ宮
　　　　　　　 　ペナ宮、ロカ岬。マリオットリスボン泊
９日目 ６日（金）リスボン空港発フランクフルト経由羽田
10日目 ７日（土）羽田空港着

エリア グラナダ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　コルドバはローマ時代以前から街が開かれ、学問の中心として栄えたイスラムの首都です。イスラム教・キリスト教・ユダヤ教などの文化が入り混じっています。
東洋と西洋の美が融合されています。

　オレンジの木が植えられていますが、食べても美味しくないので、誰も取らないそうです。

　メスキータとはモスクのことです。キリスト教の聖堂があったところに、増改築が繰り返され、世界最大規模を誇るモスクになったそうです。これは昔使われていた柱。一本１億だそうです。が、誰でも手の届くところに飾ってあります。持って帰りたいとは思わないけれど、防犯上心配です。

メスキータ 寺院・教会

　中庭です。イスラムでは、家の外側は派手ではないが、内側に凝るそうです。特に、水を大切にするそうで、庭には必ず噴水や水路があります。

メスキータ 寺院・教会

　キリスト像
現在のモスクは２万５千人の信者を収容できるそうです。

メスキータ 寺院・教会

宗教画もあります。

メスキータ 寺院・教会

　紅白の円柱の森
　イスラム時代の祈りの空間で、紅白の二重アーチを支える円柱が約850本あるそうです。

メスキータ 寺院・教会

十字架の上の天井も美しい。

メスキータ 寺院・教会

壁も天井も美しい。

メスキータ 寺院・教会

　マクスラとミフラーブ
　ミフラーブはイスラム教徒が祈りを捧げるメッカの方向を示すくぼみです。金色のモザイクで飾られており、コーランの一部が刻まれています。馬蹄型アーチにビザンチンモザイクや透かし彫りなどの凝った技術が見られます。マクスラはミフラーブを強調する空間です。

メスキータ 寺院・教会

ちょっと東洋的？

メスキータ 寺院・教会

土台の獅子

メスキータ 寺院・教会

宝物

メスキータ 寺院・教会

どくろが印象的

メスキータ 寺院・教会

パイプオルガン

メスキータ 寺院・教会

　中央祭壇
　メスキータの中心にあります。中心はゴシック様式の楕円形のドームです。バロックの巨匠パロミーノの絵画が飾られています。主祭壇の祭壇飾りには、地元産の紅大理石が使われています。天井も美しい。光が差し込む構造になっています。

メスキータ 寺院・教会

　中央祭壇のさらに上部。
本当に細かい細工がされており、見事で、首が痛くなりながらも見上げていました。

メスキータ 寺院・教会

これも天井。美しい。

メスキータ 寺院・教会

　中央はミナレット。手前はオリーブ、杉、やし。
　みそぎの空間。モスクに必要不可欠な施設で、イスラム教徒は祈りの前にここで身を清めたそうです。

メスキータ 寺院・教会

　その後、花の小径へ。
　迷路のように入り組んだ道を、迷子にならないように、ガイドさんの後にしっかりついて歩きました。
　絶好の写真撮影ポイント。すれ違えないほどの細い道の両側には、白い壁の家々と青い植木鉢に植えられた花々が咲いています。ミハスのような。
　奥に見えているのがメスキータです。

花の小径 建造物

　ここは15世紀末、カトリック両王による追放令が出るまで、多くのユダヤ人が住んでいたそうです。今は、お土産物屋やレストランに姿を変えています。

花の小径 建造物

　ちょっと街歩き。
　お決まりのお土産物店へ。純銀製のピアスの値段を聞いて、近くの別のお店へ。
「シルバー？」「メッキ！」とはっきりと日本語が返ってきました。でもデザインがかわいかったので、自分用にお花のピアスを一つ　5.5ユーロで（さっきの８分の１！）購入しました。

　城壁もありました。

　その後グラナダへ。171ｋｍ。途中トイレ休憩で、オリーブオイルを絞っている工場隣接のお店に立ち寄りました。
「一つ２ユーロ、３つで５ユーロ」という上手な日本語と、試食につられ、搾りたてというオリーブオイル、ドライイチジク、アーモンドなどを買いました。ドライイチジクは、日本で買うよりはるかに安く、美味しかったです。
　
19：00　ホテルアリサレス到着

　一人利用なのに、なぜか応接セットまである、広くて豪華なセミスイートのお部屋！デラックスではなく、スーペリアのはずだけど？
　後で添乗員さんに聞くと、お客が多いと、部屋が足りなくなって、ツアー客にもこんなに良いお部屋を提供するそう。ラッキー！

ホテル アリサレス ホテル

　バスルームにはバスタブ。そしてその中には穴が６個？もしかして
ジェットバス！もちろん夜も朝もゆったりと入りました。

ホテル アリサレス ホテル

これだけ見ると、普通のバスルーム

ホテル アリサレス ホテル

ディナー時には生演奏がありました。

ホテル アリサレス ホテル

　ディナーはブッフェでした。とても混んでいましたが、いろいろなものを少しずついただきました。

ホテル アリサレス ホテル

デザートもたっぷりよそいました。

ホテル アリサレス ホテル

　ディナーの後に、バスに乗ってフラメンコショーに行きました。
フラッシュ禁止なので、見づらいかとは思いますが。
　一人１杯無料の飲み物を頂きながら、隣とぴったりくっついた、横４人並びの座席で、ダンサーの足元は全く見えず、眠さと闘いながら足音だけ聞いていました。小刻みなリズミカルな足音は、迫力がありました。

　旅半分を終え、ちょっとお土産を披露します。お酒は飲まない、ブランド物には興味がないので買わない。お土産の基本は安くて、軽くて、薄い物。例外は婿さんへのビール。だけのはずが、美味しかったテュロン、ドライイチジク、オリーブオイル・・・
　トランクの重量を計ったら26kg！来るとき水を3.5ｌ持参し、プラスマイナスすると、9.5kgの増量！我ながらびっくりしました。
　帰りは23kg以内にするべく、もうお土産は買わない、手荷物で４kg運ぶと決めました。
　今年の海外旅行ツアーで、荷物が23kgを超えたのは初めてです。
バリ、中欧、イタリア、フランス、ドイツ・・・
　今回のツアー客のどなたかのように、現地でトランクを１つ買って、それもいっぱいになるほどお買い物している方を、疑問視していましたが、自分もそれに近いのかと反省しました。ルフトハンザは23kgを二つ預かってはくれますがね。