ヨーロッパ縦断8カ国12都市一人旅 11.ショパンの街ワルシャワ（前）　旧市街など

2015/09/22 - 2015/09/23

ポーランドには2011、2012年に訪れていますがその時はザコパネ、クラクフ、ブロツラフ、グダンスクだけでワルシャワには寄りませんでした。当時ガイドブックに「プラガ地区は昼でも発砲事件が起きることもあり治安が悪い」と書かれていたのを読んでその地区だけでなくワルシャワ自体が怖くなって、わざわざグダンスクからLCCでアムステルダムに飛び、そこから関空行きの帰国便に乗ったのでした。

今回行ってみて、全然治安も悪くないし、親切な人にも出会えて良い街だと実感しました。よく「観光するにはクラクフの方が」という意見を良く聞きますが私はワルシャワの方が好きかも、というぐらい気に入りました。空港の名前がフレデリック・ショパン空港と言うだけあって、街はショパンだらけでした。

午前から昼に掛けて観光、夜にも夜景が見たくてまた旧市街を廻りましたが、人間って恐ろしい。無意識で撮った写真が昼と夜と同じ角度で撮っていたのがおかしかったので昼の写真の合間に夜景の写真も投稿します。

今回の旅程
9/14　深夜便で関空出発
9/15　ドーハを経由してザグレブ着　
9/16　スプリットを経由してVis島へ
9/17　Vis島　青の洞窟観光　
9/18　7時のフェリーでVis島を出てSplitを経由してザグレブへ。
9/19　ザグレブからバスでグラーツへ、6時間弱観光した後鉄道でブラティスラヴァへ
9/20　ブルーチャーチを見てからバスでBojniceへ。Bojnice城観光
9/21　鉄道でKomarnoへ。　数時間観光した後ブラティスラバに移動。寝台列車でワルシャワへ
9/22　ワルシャワ観光　←この旅行記です
9/23　早朝バスでカウナス（リトアニア）へ。カウナス観光
9/24　バスでビュルニュスへ　ビュルニュス観光
9/25　ビュルニュス観光、バレエ(Borelo+)鑑賞
9/26　バスでリガへ　バレエ（白鳥の湖）鑑賞
9/27　リガ観光　9/28　バスでタリンへ。タリン観光
9/29　タリン観光　夕方フェリー（タリンクシリアライン）乗船　ストックホルムへ
9/30　ストックホルム観光
10/1　午前中ストックホルム観光、夕刻の便でドーハを経由し帰国。

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

8:20寝台列車でワルシャワに到着し、ATMでポーランドの通貨をキャッシング、
カフェでパニーニを食べて小銭を作りコインロッカーにスーツケースを入れ、
まずは明日の早朝、次の目的地カウナス（リトアニア）に向かうバス停の確認へ行きました。
地下にいると方向が全くわからないのでとりあえず、外に出て、大きなショッピングモールを横切りました。

バス会社のHPのバス停案内で大体の場所はわかっていたのですがこの辺はいろんなバス会社のいろんなバスが停まるようなので念のため確認です。
Simple Expressの掲示があるバス停発見！しかし貼ってあるチラシに私のバスの記載がありません。（実際はあったのですが見落としていました。）
最近運行しだした路線で載ってないとか？でもシンプルエクスプレスはここのようだしなあ、と思いながらもとりあえず街歩きを始めました。

ワルシャワ中央駅から旧市街まで、歩いていけるようなことを書いている人もいたし、
その道中も見どころがありそうなので歩きました。
まずは文化科学宮殿の南側の公園を横切りました。やっぱり高いです！234mとのこと。

文化科学宮殿 建造物

そのまままっすぐイェロゾリムスキェ通りを歩いてまだかな〜と思った頃新世界通りにさしかかりました。
ヨーロッパらしい雰囲気の良い通りです。

新世界通り 散歩・街歩き

これは･･･。。Nord Seeのパクリではないのか？？
カフェのマークがどこも丸いようなもの？

鮮やかな壁の建物がありました。こんな建物を見ながらひたすら北に歩きました。

「この建物もすごい！」と思ったら、これ多分ザモイスキ宮殿。　
ショパンの形見をもつ妹がこの宮殿の1室を借りていたがロシア皇帝指揮下の軍人がショパンのピアノを部屋の窓から投げ捨ててしまった、とのこと。　どの窓なんだろう？

午後にアパートメントにチェックインして休憩した後、夜景を見に夜にもここを通ったのですが

ここの夜景はこんな感じでした。信号待ちの間に撮ったのでこれは上の写真よりちょっと退き気味だしこの写真だと普通の建物に見えます。

確かこの辺りから通りの名前がクラクフ郊外通りに変わります。

コペルニクス像とポーランド科学アカデミー。
天文学とか弱い私ですらその名前は知ってる偉大な天文学者です。像の足元に太陽系が描かれているとのことですが、帰国後知ってこの時は全然見てませんでした。

コペルニクスの像 (ワルシャワ) モニュメント・記念碑

夜景。像もライトアップしたらいいのに。
後ろの建物、ポーランド科学アカデミーは夜景の方が重厚感が出ているような気がします。

ワルシャワでの目的場所の1つ、ショパンの心臓があることで有名な聖十字架教会です。

数ヶ月前に見たTVで渡辺えりさんも訪れていたいました。撮影許可が取れなかったのかカメラ他スタッフ外で待っていて、内部の映像は確か写真だけでしたが。

聖十字架教会 (ワルシャワ) 寺院・教会

縦と横の違いはありますが昼も夜も同じような角度で写真を撮っていた自分がおかしかったです。

朝早いせいか観光客より敬虔な地元の信者さんが多く、足音にも気をつけながらショパンの心臓が埋められている柱を探しました。

クラクフ郊外通りにはショパンの音楽が流れるベンチがあるということで
気をつけながら歩いていたらようやく一つ発見しました。

この後この通りで4つか5つぐらい見つけましたがワルシャワには全部で15あったそうです。
全部聞いてみたかった！

ワルシャワ大学

大学校内のカジミエシュ宮殿にはショパン一家が1817年から暮らしていたそうです。中にも自由に入れるようでしたがこの時は先に旧市街広場に行きたいと思っていて素通りしました。

ワルシャワ大学 建造物

夜に通った時に撮った写真です。

またワルシャワに行く機会があれば、次はぜひ中に入ってみたいです。

ヴィジトキ教会　ここでショパンが日曜ミサでオルガンを弾いていたそうです。
そんな教会なのに私が行った時は全然観光客がいませんでした。

ここは夜通った時には写真を撮っていませんでした。多分、そんなにライトアップされていなかったのだと思います。

ヴィジトキ教会 寺院・教会

この反対側の上の部分にオルガンがあって、それをショパンが弾いたのかなあと思ったのですが写真がありません。確か逆光でか何か撮れなかった理由があったと思います。

ホテル　ブリストル
立派な建物の、高級そうなホテルです。両親と来るならここに泊まらせてあげたい。

ホテル ブリストル ア ラグジュアリー コレクション ホテル ワルシャワ ホテル

ライトアップすると更にゴージャス感が増すように思いました。

上のホテルブリストルと次の写真、大統領官邸の間の建物の壁にショパンのレリーフがありました。
「24LUTEGO 1818 ROKU 8LETNNI」ポーランド語で全然わかりません。

その、隣の大統領官邸（旧ラジヴィウ宮殿）
8歳のショパンが初めて聴衆の前で演奏したのがこの現大統領官邸、ということなので
上の建物もこのラジヴィウ宮殿の一部で、8歳の時に演奏したことがレリーフにかかれているのかな？と勝手に推測しました。

大統領官邸 (ラジヴィウ宮殿) 城・宮殿

人が2人写り込んでるところまで一緒･･･。

ちょうど大統領官邸の向かい側にあった建物です。これも素敵！と思いましたが空きテナントかがらんとしていた気がします。

クラクフ郊外通り 散歩・街歩き

インフォメーションでもらったパンフレットには2010年にはショパン年を記念してショパン情報センターだったようですが。

アダム・ミツキエヴィッチ像
ポーランドの国民的詩人だそうです。ショパンとも交流がありこの人の詩集に啓発されてショパンが「バラード　ト短調　作品23」を作曲したとガイドブックに書いてあります。

アダム ミツキエヴィッチ像 モニュメント・記念碑

こんな見どころだらけのクラクフ郊外通りをどんどん王宮広場へ向かって、北に歩いていきました。

やっぱり写真を撮りたいと思う場所は昼も夜も一緒ということでしょうか。

いよいよ王宮広場が見えてきました！おお〜すごい！！
写真で見ていたより実際目にした方が、なかなか圧巻な景色に感動しました。

王宮広場 広場・公園

夜ここを通った時には何か人が集まって集会をしていました。

王宮広場から、2012年サッカーヨーロッパ選手権開幕戦（ポーランドvaギリシャ　シュチェスニーがレッドカードもらった試合）が行われたナショナルスタジアムが見えました。

ワルシャワ国立競技場 スタジアム・スポーツ観戦

あんなところにあるんだ〜。もっと郊外にあるのかと思ってました。

旧王宮の周りは残念ながら工事中でしたが、ちょっと入ってみました。

旧王宮 (旧王宮博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

中庭には戦争、争いの歴史のパネルが展示してありました。
日本の、原爆が投下された白黒の写真もありました。

みんな神妙な顔をしてパネルをみてました。

この写真は「プラハの春」ですね。

次は旧市街広場に行こうと歩いていると、遠くからでも目立っていたギザギザの建物
洗礼者ヨハネ大聖堂がありました。
ワルシャワで最も古く、王の戴冠式が行われたこともあるという重要な教会だそうです。

洗礼者ヨハネ大聖堂 寺院・教会

中にも入れたので入ってみました。
意識して行ったわけではないのですが、10時から12時、16時から18時までしか中には入れないようです。
たまたま通りがかったのが入ることができる時間帯でラッキーでした。

隣も教会です。　聖母教会（イエズス会）

教会の前で子供達がシスターの話を聞いていました。どこに行っても子供はほんとかわいい。
後ろの女性の像がついたドアも気になりました。

旧市街広場に到着しました。かわいらしい色の建物で四方をーいえ三方を取り囲んでいます。
この広場を含め旧市街は第二次世界大戦中に粉々に破壊されましたが一から復元されたとのこと。

ドレスデンのフラウエン教会を訪れた時も思いましたがその土地の人々の街や教会に対する思いに頭が下がります。

旧市街広場 旧市街・古い町並み

夜は広場に出ている店の灯りでライトアップされているような雰囲気になっていました。

広場の北側は修復中でした。残念！

建物の後ろから見えている塔は、先ほどのピンク色の教会、聖母教会（イエズス会）です。

夜はあまり塔は目立っていませんでした。

この広場の真ん中に人魚の像があります。
どん欲な商人につかまってしまった人魚が漁師たちに助けられ、助けてもらったお礼に街を見張り続けることを約束した、ということですが
私の人魚のイメージって、剣や盾を持ってる勇ましいイメージではありません。

人魚像 (旧市街広場) モニュメント・記念碑

遠足か校外学習か修学旅行か、旧市街にはたくさんの子供たちの団体がいました。
広場の手動オルゴールのおじさんが子供に大人気でした。

バルバカンの手前に、アンティークショップがありました。ハートのモチーフも、スグラフィートの建物も素敵です。

ラピダリアム 専門店

バルバカン　煉瓦造りの城壁です。15〜16世紀頃の砦ですが第二次世界大戦で破壊され、後に復元されたものとのこと。

バルバカン 史跡・遺跡

そんなバルバカンで何か撮影をしていました。この人はキャスター？

城壁を歩いてみました。

バルバカンから城壁の外を眺めた風景。
右2つがKosciol pw. sw. Jackaの塔、左2つがKosciol Paulinow, sw. Ducha i sw. Pawla Pustelnikaの塔

バルバカンから見えていた旧市街への路地も素敵

バルバカンと新市街の教会の塔
お天気が良くて、歩いていると暑いぐらいでした。

にょきにょき
ここバルバカンでも夜に写真を撮りましたが暗くてここに載せるほどの写真は撮れませんでした。

この後新市街に行きますが、続きは後編で。