エディルネのセリミエモスク・建築家ミマール・シナン

2015/10/04 - 2015/10/04

世界遺産エディルネはイスタンブールから西へ高速道路を２３０ｋｍ、約３時間の所にあります。すぐギリシャ国境でヨーロッパからの玄関口でもあります。エディルネはマケドニアからローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国の首都でしたので歴史的な建築物が多く残っています。セリミエモスクはオスマン帝国時代に建設されたモスクの1つです。建築家ミマール・シナンが1568年から1574年に建設しました。ミマール・シナンが建てた建築物の中で最高傑作と言われています。シナンはこのモスクで、８本の柱を八角形に配置し、ドームを支えるシステムを考え出しました。部屋の四隅にはその柱と柱を結ぶアーチを配し、そこに半ドームがあり、アーチの組み合わせで大ドーム（球形で直径31.25m）を支える工法を考えました。1913年にブルガリアがエディルネに攻めて来た時、このモスクのドームにブルガリア軍の砲弾が当りましたがビクともしなかったそうです。ミナッレトの数はブルーモスクの６本に次ぐ４本を持っています。

エリア エディルネ(トルコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

イスタンブールを7:30にバスで出発。ツアーバスは48人乗りに24人でゆったりです。

トルコのヨーロッパ側のエディルネへ向かいます。２３０ｋｍで３時間程の距離です。エディルネはギリシャ、ブルガリアの国境に近い所です。

途中ドライブインでトイレ休憩です。

チャイは何処でも２ＴＬ（８０円）、お砂糖を１ヶ入れます。

チョコレートも売ってます。

高速道路、エディルネと書いてあります。

車は空いています。

途中検問があります。現在シリア難民が多いのでバスの乗客もパスポートの検札があります。シリア難民はトルコからギリシャ、ブルガリアを経てドイツを目指します。現在トルコ国内に２００万人のシリア難民がいて、トルコ政府が住居、食料を負担しています。ＥＵに難民の引き取りと、トルコに対する金銭援助を求めています。ドイツが多くの難民を引き取っている様に報道されていますが１万人でトルコの比ではありません。

エディルネのセリミエモスクに到着。尖塔（ミナレット）の数で格が解ります。イスタンブールのブルーモスクが６本、でセリミエが４本、地方の大きなモスクが２本、小さなモスクが１本です。

此方で身を清めます。手、足を洗う場所です。

中へ入るとブルーのタイルが見えます。

白い大理石の入口。

角々にもブルーのタイル。

集団礼拝の際に説教を 行う階段状の説教壇

大ドーム（球形で直径31.25ｍ）

８本の太い柱で八角形を造っています。

チューリップが逆さまに彫ってあります。

四角い部屋。

四隅の半ドーム。

中央の噴水

中央の台

アーチで柱と柱を結び強度を出すシナンの技術です。

明かり窓。

ステンドグラス。

セリミエ　モスクの斬新な内部構成が見える。窓が多く明るい。窓は全てアーチ型で窓は多くても強度は充分である。ここから見てもアーチとアーチが組み合わさっているのが解ります。

シナンが長年追い求めた統合された室内空間。

シャンデリアが低いのは煤でドームが汚れるのを防いでいます。

太い８本の柱、人と比べて下さい。

建物の隅々までブルーのタイルで飾られています。

ドーム外側の回廊

此方で手足を洗います。

セミリエ　モスクの入口、ここで靴を脱ぎます。女性はスカーフで頭を覆います。肌を出してはいけません。

外部の天井も美しい。

大きいのでドームとミナレットを一緒に撮れません。

ミナレットはシナンが考えました。

各所のタイルが美しい。

ドームと同じ広さの中庭。

中庭からの景色も美しい。

中庭からの景色も美しい。

中庭からの景色も美しい。ミナレットの上から下まで見える。

中庭からの景色も美しい。

セリミエ　モスクの公衆トイレ。１ＴＬ

この角度から４本のミナレットが見える。

セリミエ　モスクの入口。

世界遺産のマーク。

セリミエ　モスクの構造が解る。シナンの建築技術の高さが解る。

此処からだとミナレットは２本しか見えない。

ドーム外の回廊。

セリミエ　モスクの裏側。

此処からだとミナレットは３本しか見えない。

此処からだとミナレットは３本しか見えない。

駐車場からセミリエ　モスクの全景が見える。