2015/05/31 - 2015/06/08
1229位(同エリア4199件中)
ポポポさん
旅行3日目、前回に引き続きベネチア観光です。ドゥカーレ宮殿の観光の後、サンマルコ寺院、サンマルコ広場など定番の観光地を巡りました。
32年ぶりのベネチアは以前と変わらない姿を見せていましたが、色々な部分で観光客に対する対応が変わっていました。
まず以前より異常に観光客が増えていました。32年前も同じ6月に観光しましたが、その時より東洋人の観光客が多くなっていますね。当時はC国もK国も観光客はいませんでした。ましてや日本人も少なかったのです。
他国からの観光客も少なかったです。サン・マルコ寺院を観光するのに並ぶ必要は無く、何度も出這入りできていました。
ドゥカーレ宮殿も同様です。すぐに入場できました。そして、どちらも写真撮影は自由でした。
当時サン・マルコ寺院の床は大きく波打っていました。当時は毎年建物が沈下していて、杭を打った岩盤と杭の状況の差によって沈下する速度に差が出て床が歪んでいたのです。世界中の建築や地質学、潮流の専門家が集まり、ベネチアの沈下を止めるべく努力を続けていました。
しかし、カナルグランデ沿いの建物は1階の中ほどまで水に浸かっていて、10年以内には沈むのではないかと言われていました。
ですから、沈む前に見ておこうと観光客がふえたのでしょうか?
真相はわかりませんが、世界中の観光客が集まる町に変貌していました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 船 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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謁見の間。
ティントレットの「サン・マルコ広場で聖マリアにかしづく総督アンドレア・グリッティ」です。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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謁見の間。
ヴェロネーゼと弟子の板絵がはめ込まれた天井です。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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ここは謁見控えの間です。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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控えの間の天井です。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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控えの間の壁を飾る絵です。
ここもティントレットの絵があるそうですが、どれが彼の絵か分かりません。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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元老院の間です。
この広間も素晴らしい絵で飾られています。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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人を写さないようにするとこんな感じです。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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天井画はティントレットの「ヴェネツィア称揚」。
素晴らしいですね。この宮殿はテントレット、ティツィアーノ、ヴェロネーゼなどヴェネツィア派の絵画で埋め尽くされています。
宮殿というよりヴェネツィア派の絵画を集めている美術館のような印象です。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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イチオシ
このティントレットの絵、気に行って写真を何枚も撮っていました。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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十人委員会の間。
重大な国家機密を決定した場所です。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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十人委員会の間。
天井の中心の丸い絵はヴェロネーゼの絵ですがコピーです。本物はナポレオンに接取されて、現在ルーブル美術館にあります。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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十人委員会の間。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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同じく十人委員会の間です。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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十人委員会の間。
天井のすぐ下の壁面にはベネチアにまつわる出来事が描かれています。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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羅針盤の間。
ヴェロネーゼの天井画です。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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次が武器庫です。
当時使用した様々な武器や防具が展示してありました。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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剣、盾、兜です。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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ここに展示してある剣は恐ろしく太くて長い大太刀です。これを使いこなした人が本当にいるんでしょうか。よほどの巨漢でないとまず無理でしょう。いや、巨漢でも無理かも。
これは礼装用かもしれません。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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3階大評議の間に来ました。
ここには有名なティントレットの「天国」があります。ここは大評議会の会場として使用されていました。
32年前にもここへ来ました。一番この広間が印象に残っています。両壁に書かれたベネチアの栄光を物語る絵画は今もその当時と変わりません。
この宮殿の絵画の数々を妻に見せたくて、あえてサンマルコ寺院の堂内観光を捨ててまでこちらを優先させたのですが、妻は始めてみる絵画や宮殿の豪華さに圧倒されていました。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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世界一大きいと言われるティントレットの「天国」です。
この大作の大部分は、ティントレットの息子が工房の弟子と伴に手掛けたものです。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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天井画ヴェロネーゼ作「ヴェネツィアの勝利」です。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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イチオシ
運河に面しているため壁面の絵画は逆光になりますが、フラッシュが炊けないため見辛くなってしまいました。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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入り口から奥を見ています。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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このように横の壁には多くの絵が掲げてあります。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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反対側の壁は逆光で見難いです。
大評議の間の正面左奥が出口でここを出て進んで行くと1階にある牢獄に辿り着きます。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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ここは1階にある牢獄です。このような頑丈な鉄格子が施されていました。
逃げられそうもありません。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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牢獄内の通路です。この左右に牢獄があります。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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このような牢獄が続きます。薄暗い牢獄もありました。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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これは牢獄の内部です。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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ここも牢獄内の通路です。出入り口は木の扉で閉じられ鍵を掛けるようになっています。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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牢獄の通路を抜けて所に小さな広場に出ました。
中央に井戸があります。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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ここは何に使われたのか分かりません。
ここを抜けるとため息橋です。罪人はその橋を通ってこの宮殿の隣にある新獄舎へ入れられました。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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イチオシ
ため息橋からサン・マルコ運河、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島、写真を撮る人で溢れるバリア橋を眺めています。
橋の下を抜けてゴンドラがやってきました。パリャ橋 建造物
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ため息橋のこんな枠の間から上の風景を見ていたのです。宮殿の裁判所で判決を受け牢獄に入れられる罪人もこのような景色を見て、もう見れないと嘆きため息をついたんでしょうね。
ため息橋 建造物
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ゴンドラがため息橋の下を通って行きます。
私ならため息橋に伝わるもう一つの言い伝えの方が好きです。映画「リトルロマンス」の物語で語られた「ゴンドラに乗ってため息橋の下でキスをすれば、永遠の愛が約束される」です。
叶うことなら私も時計の針を逆に戻して20代前半に若返り、もう一つの言い伝えを是非実行してみたいものです。これはお相手がいる事が前提になりますが、時間の流れを遡っても私の場合永遠の愛を誓える人がいないかもしれませんね。(笑)パリャ橋 建造物
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海側の写真ばかり撮ってました。罪人はどちらの景色を見て嘆いたのでしょうか?
海側でしょうか?町側でしょうか?ため息橋 建造物
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再び鐘楼の写真です。
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サン・マルコ寺院です。
もうこの時間は観光客が多くてとても並ぶ気になりません。サン・マルコ広場はごった返していました。
今、サン・マルコ寺院の内部は写真撮影ができないそうですが、32年前は撮り放題でした。観光客もこんなに多くありませんでした。いつからこんなに増加したんでしょうか?
聖堂内の、金色のモザイク画と波打った床は、今もはっきりと記憶に残っています。サン マルコ寺院 寺院・教会
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正面の5つのモザイク画は以前見たものよりも鮮やかに感じました。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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サン・マルコ広場です。
右が旧政庁。正面右にコッレール博物館があります。ドゥカーレ宮殿との共通券で入れます。サン マルコ広場 広場・公園
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正面はナポレオンの翼壁です。
ナポレオンのベネチア支配時に造られました。そして左が新政庁です。行政長官府 旧市街・古い町並み
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時計塔です。屋上にはブロンズのムーア人がいて、長い金槌で鐘を打って時を告げます。
サン マルコ時計塔 博物館・美術館・ギャラリー
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昼食で利用したレストランです。メニューはイカ墨パスタでした。
時計塔の裏通り沿いにありました。 -
サン・マルコ運河沿いの通り(スキアヴォーニ河岸)を歩いています。ローマ広場行きの船に乗るため桟橋を目指しているところです。
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この通り(スキアヴォーニ河岸)には沢山の出店がありました。多くは土産物店でした。
カーニバルで有名な仮面専門の店もありました。 -
このあたりの店はTシャツなどの衣料品の店が多いです。
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仮面の店です。観光客相手なのでそれなりの造りでしょう。値段はそんなに高くありませんでした。
結構グロテスクなのが多く趣味ではありません。 -
ゴンドラとゴンドラ用の船着き場です。
サンマルコ運河 滝・河川・湖
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通りにあった立派な銅像です。写真を撮っただけでプレートを見ていないので、だれの銅像か不明です。
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ここからはサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が真横に見えます。
サンマルコ運河 滝・河川・湖
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運河通りに映える白亜の塔です。教会の鐘楼でしょうか。
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イチオシ
振り返ると鐘楼とベネチアの街並みが見えます。
ベネチアって本当に絵になる町ですね。鐘楼 建造物
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船着き場は船の到着を待つ多くの人で溢れていました。
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サン・マルコ運河からジューデッカ運河に入りローマ広場前に着岸します。
これからは運河からベネチアの風景を楽しみたいと思います。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会の裏側を運河から見る事ができました。
サンタ マリア デッラ サルーテ教会 寺院・教会
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運河沿いに立派な建物が続いています。
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イチオシ
ドゥカーレ宮殿、鐘楼、マルチャーナ図書館、サン・マルコ寺院の屋根が見えるこの景色がベネチアらしい風景ですね。
サンマルコ運河 滝・河川・湖
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運河沿いの美しい教会です。
ガイドブックには載っていません。地図で調べると、サンタ・マリア・ロザリオ教会でした。
建物はバロック様式です。聖堂内の天井画はティエポロ「ロザリオの制定」、祭壇画は同じくティエポロの「聖母子と三聖女」だそうです。
ガイドブック「地球の○き方」は本当に役にたちません。スペインに行った時はある建物の開場時間の標記が間違ってて入れないことがありました。
ある方は標記の間違いが随所にあるので訂正を求めたが、訂正しないと私に連絡してこられました。
ガイドブックは信用できません。実際行かれた皆さんの口コミが一番正しいのですから。聖マリアロザリオ教会 (ジェズアーティ聖堂) 寺院・教会
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同じ教会ですが、この方向の方が綺麗ですね。
聖マリアロザリオ教会 (ジェズアーティ聖堂) 寺院・教会
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停泊中の豪華客船。後ろは造船所です。
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この後ローマ広場に着岸し、バスに乗り換えてプラトーへ向かいホテルに到着しました、
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