2015/10/17 - 2015/10/17
15位(同エリア188件中)
たびたびさん
- たびたびさんTOP
- 旅行記845冊
- クチコミ41216件
- Q&A回答431件
- 6,854,818アクセス
- フォロワー687人
鳥海国定公園は、出羽富士と呼ばれる鳥海山を中心とする国定公園。鳥海山は、酒田市からもよく見えて、その美しさは印象に残っていましたが、今回、周辺も含めて回って見ると豊かな水系とそれに育まれたブナ林などの自然環境が素晴らしいことがよくわかりました。中島台獅子ヶ鼻湿原や元滝伏流水、にかほ高原も是非訪れたいポイントですね。
特に、中島台レクリエーションの森はJALの機内誌にも載っていて、今回は、そこのスターであるブナの大木、あがりこ大王に出会うのも大きな楽しみの一つでした。
森の入口から長いトレッキングコースを進むこと1時間以上。けっこう歩きましたが、その間も美しいブナ林はいろんな変化があって飽きることはありません。そして、あがりこ大王は。。幹は低い位置ですぐにいくつもに分かれていますが、分かれた幹がそれぞれ思い切り高く伸びていて、たくさんの葉を付けている。期待通り、力強い生命力を感じる巨木でした。鳥海山に登るのに自信がなかったせいもありますが、こちらを選んだのは正解だったと思います。
-
象潟は、鳥海山の活動により隆起するまでは松島と比較されるほどの島々が多くあった場所で、今でもその面影が残ります。一方で、象潟海岸は今でも日本の渚百選に選ばれます。
-
イチオシ
蕉風荘に泊まった翌朝、その前の海岸端にけっこう風情があって、私もこれならちょっと絵になる景色だなあと感じました。
-
今日はレンタカーを借りるのですが、まだ時間が早いのでその前に例によって歩ける範囲の散策で蚶満寺へ。
。 -
ここは、芭蕉が奥の細道で訪ねたことで有名な寺ですが、今回が二回目。
踏切を渡って、 -
参道すぐには芭蕉の像。そばには、「象潟や雨に西施がねぶの花」の西施像もあるのですが、西施はイメージの世界で楽しむもの。写真を載せる野暮なことは避けたいと思います。
-
イチオシ
周囲の景色は海が隆起する前のかつての姿を十分に想像させるもの。松島と並ぶ景色だったことは想像に難くありません。
-
山門を通って奥へ。
-
前回はできませんでしたが、今回は時間もあるので、お寺の方に少しお話を聞くことにしました。
-
それによると、ここは芭蕉だけの寺ではなくて、ほかにも神功皇后の伝説もあるし、
-
隠居をした後の北条時頼が訪れて寄進を行った縁があって、その紋(写真)を使うことが許されていると言った話もありました。
神功皇后は、九州や瀬戸内海だとゆかりの地がそこかしこにあるんですが、こんなところで神功皇后の話を聞くことになろうとはびっくりです。それも神功皇后が三韓征伐の帰路、大シケに遭って象潟に漂着したのですが、その時、皇后は臨月を迎えていて、皇子(のちの応神天皇)を産んだという伝承です。朝鮮半島と象潟なんか全然方向違いのようなイメージなんですが、古代、神功皇后に限らず、朝鮮の船がこんなところまで流されてきたりした事実があったのかもしれません。
改めて、いろんな歴史を持っている寺だということが分かりました。 -
通常なら、これが見どころの史跡庭園。ここからが有料エリアとなります。
-
舟つなぎの石はかつてここが海だった時代の名残り。
-
芭蕉の句碑に、
-
親鸞聖人腰掛の石。
ただ、親鸞がここに来たのではなく、肥前島原のある寺にあった親鸞が腰掛けたとされる石が、争乱を避けて蝦夷地に輸送する途中、ここで時化(しけ)にあい、こに納めたものということです。 -
北条時頼の躑躅は、七不思議「咲かずのツツジ」です。
さて、これくらいで切り上げましょうか。 -
JSレンタカーサービスは、象潟駅の周辺でここしかレンタカー屋さんがなかったので利用しました。しかし、自動車の修理かなにかが本業だと思いますが、ちょっと怪しげな感じもしなくはない。
8時から開いているはずなのに遅れて開くし、おばちゃんから前の日に予約を確認する電話があったのに、この始末かあとかまあちょっと不満もあったんですが、結果としては鳥海山に行くにはバスよりレンタカーが圧倒的に便利だったので、良しとしましょう。 -
レンタカーでまず向かったのは、奈曽白滝。金峰神社の境内を通って行くことになります。
-
神社の宝物殿という小さなお堂があって、
-
古ぼっけた木造の仏様とか伎楽のお面とかが収められていました。かつては、鳥海修験の中心地の一つとして信仰を集めた神社のようでした。
-
神社の境内を抜けて、谷底の方に石段をけっこう下って行くと、
-
イチオシ
その先にひっそりと、しかしダイナミックな滝が現れました。ごうごうと流れ落ちる滝の姿は厳かな雰囲気もあるし、これほどのものとは思いませんでした。どうかすると浄蓮の滝に似た感じもして、期待以上の見応え。一見の価値ありの滝だと思います。
-
ただ、鳥海山はまだまだ先ですよ〜
-
上りはじめると、紅葉が真っ盛りじゃないですか。青い空に紅葉がよく映えています。
-
かなり上ってきたと思いますが、道は立派で走りやすいし、これなら初めてでも不安はありません。
-
鳥海山の山すその先は日本海。ススキも揺れて秋本番といったところです。
-
山頂は、もうちょっと先ですね。快調に進みます。
-
もう山頂間近といった場所。再び、車を止めて、景色を眺めます。
-
他の人も、気づいて、ポツポツ車が止まります。これだけの天気ですから、先に進むだけが能じゃありませんよね。
-
これは、奈曽渓谷ですね。
-
そして、その先が鳥海山の山頂。
-
うっすらと雪が積もっているのがわかります。とうとうやってきましたかって、感じですね。
-
そして改めて、日本海の方。酒田とかから眺めていた鳥海山でも、山すそのなだらかな広がりが印象的でしたが、上から見るとさらになだらかさが際立っているように思います。自分の足でもひょいひょいと海まで駆けて行けそうですよね。
-
鉾立の駐車場に車を止めて、そのまま登山道に入ります。
-
登山をするつもりはないのですが、登山客につられて、少し登ってみることにした次第。
-
これはあくまで流れです。さっきの駐車場がもうあんな下の方に見えてます。
-
奈曽渓谷の先っちょの方が見えています。
-
山頂もちょっと近づきましたね。
-
そして、日本海側。さらになだらかさがよく分かるような感じです。
-
さて、駐車場から登山道を登りはじめて、20分くらいでしょうか。鉾立展望台というのがありました。
-
イチオシ
そういえば、なんかそういうのありましたね。
展望台は少し広めの平地です。 -
そして、ここからだと奈曽渓谷は正面。
-
イチオシ
山頂の雪渓もはっきり確認できますよ〜
-
奈曽渓谷の右側には馬の背のように山頂に続く登山道が続いていて、ここから二時間くらいで行けるんだそうですが、私にはそれは無理。眺めるのと歩くのではまったく事情は違うでしょう。
この眺めを見れただけで十分です。 -
まだ先の予定はあるし、ここで退散。
で、帰りは紅葉をチェックしましょうか。 -
輝くような黄葉のブナに
-
白い木肌のダケカンバ。
-
ナナカマドは、
-
イチオシ
赤い実が見事です。
こんなに美しい姿が見れるのも、やっぱり晴れている日の特権です。ありがたいですねえ。 -
駐車場まで帰ると、その脇にも展望台がありました。では、ここも確認してみます。
-
小さい子供連れの家族。ここなら簡単ですよね。
-
奈曽渓谷は、鳥海山の頂上付近から切れ込んだ深い谷は、さっきの鉾立展望台まで行かなくても、この展望所からもよく見えるじゃないですか。
-
谷の深さを感じるなら、むしろこっちの方がいいかもしれません。
-
谷から山すそへの感じもよく分かります。どっちもどっちっていうくらいでしょう。
-
そばにあるのは鳥海鉾立ビジターセンター。鉾立の駐車場の端っこです。
-
鳥海山の自然や形成の歴史などを総合的に紹介しています。ただ、見所は鳥海山の四季を記録した写真パネル。豊かな自然の美しさを捉えていて、鳥海山の魅力がいっそうよく分かると思います。
-
鉾立の中心施設となるのは、この倉山荘。
-
私は最後になりましたが、普通なら広い駐車場に車を止めると、その脇に建つ建物なので、まずはここに入って落ち着くということでしょう。
-
入口すぐにカレーパンがあって、それをいただきましたが、予想外のうまさ。これって、もっと積極的に宣伝してもいいんじゃないかと思います。是非、お勧めです。
-
さて、次の目的地があるのでこの辺りで山を降ります。
-
途中の紅葉も見事ですねえ。
-
山が燃えるっていうのは、こういうのを言うんでしょう。
-
時々、車を止めて、景色を眺めます。
-
空いっぱいに枝を広げた樹木は、日に輝いてキラキラ。美しいですね〜
-
しばらく下って、今度は元滝伏流水へ。
こちらも、鳥海山の見どころの一つとして、よく紹介されている人気スポットです。 -
脇道に入って山道を進んだ先に駐車場があって、そこからちょっと歩いたところ。
-
渓流の脇の広い範囲から鳥海山の伏流水がわき出ていて、その恵みで繁茂した濃い苔も美しいです。
-
ただ、この流れの様を写真に収めるにはちょっと技術が必要でしょう。
-
イチオシ
多分、露出時間を長くしないと流れる水の迫力は表現できないような。ポスターのような生き生きとした写真を撮ろうと思ってもこれでは限界がありますね。
-
三脚を使っている人がうらやましく感じました。
がんばっても、ここまでですが、豊かな水系の恵み、伝わりますか〜 -
そこからまた少し移動して、今度はいよいよあがりこ大王の中島台獅子ヶ鼻湿原です。
-
中島台レクリエーションの森の駐車場に車を置いて、湿原はトレッキングコースをさらに1時間くらい行った先にあります。
-
手前の公園でも、モミジが色づいていますね。
-
さて、ここからがブナ林。
-
これなら安全で、歩きやすいです。
-
フィトンチッドが充満しているような森の中。
-
上を見上げるとブナの美しい黄葉がキラキラ輝いています。
-
鉾立もよかったけど、こっちもいい。ブナ林に包まれた感じって、本当に気持ちがいいですよね。
-
いい感じの黄葉だし、
-
イチオシ
もう気分は最高です。
-
ブナ林には少し紅葉も入っているんですが、ほどよい変化といったところでしょう。
-
けっこう進んだところで、ややや。まだ、あがりこ大王は先のはずなんですが。。
-
これもなかなか見事なブナの大木で、ろうそくを立てる台に見立てた「燭台ブナ」と呼ばれる木だそうです。自然の厳しさと戦って、こういう形になるんでしょう。
我々観光客は気持ちがいいとか言っていても、四季を通じれば、そういう時ばかりじゃあないはずです。 -
さらに進んで、これがあがりこ大王ですかあ。やっと到着です。
-
なるほど。
-
イチオシ
なるほど〜
思ったほど太い木ではないのですが、節くれだった幹の姿は確かに長い歴史を感じます。 -
根元でいくつもに分かれた幹は、それぞれが高く高く空に向かって伸びています。そして、目いっぱい葉を付けて、たくましい。むしろ、若々しいといってもいいかもしれません。こうして長い間森を守ってきたし、また逆に守られてきたんでしょう。そよそよと揺れる枝先にもけっこう感動です。
-
その全体を撮りたいんですが、これがギリギリですね。
-
と、誰かが気が付いたんですが、幹が分かれる中心部にあるこの不思議な形。
鉄棒かブランコで遊ぶ小さな子供のように見えませんか。これもちょっと感動的な、あがりこ大王に棲む森の妖精です。いいもの見せてもらいました。 -
で、散策道はまだまだ広範囲。シダの群生地といわれるエリアも抜けて実はここから先もかなり長いコースが続きます。
-
ただ、その間にも色とりどりの黄葉が見れるので、
-
写真を撮りながら行くと
-
とっても楽しい。
-
ちなみに、黄葉って、枯れて行く直前の姿なんですが、その枯れて行く前にもう一度だけ輝きを増す。老害なんて言葉もありますが、人間もできればこうありたいものですね。
-
また開けた場所に出てくると、水の豊富なブナ林の中に勢いよく湧水が流れていて、
-
ここもすごいじゃないですか。
-
鳥海山まりもという珍しい緑の水苔があるというのは、
-
これですね。
-
緑が濃くて、枯れ葉の下で水苔の方は活発に光合成をしているのでしょうね。まりもという感じはしませんが、これも豊かな水系の恵みです。
-
中島台レクリエーションの森を終えて、ノッテきたところで、このまま仁賀保高原にも行ってみます。
-
と、あれれ。鳥海山をはるかに望んで風力発電の風車がいっぱい。
-
そして、北海道みたいに丘を貫く道路が続いて、
-
鳥海山とは全く違った景色です。
-
イチオシ
まったく予想していなかった景色ですが、今度のあれはなんでしょう。
仁賀保高原展望台という、ひばり荘に併設された施設のようです。高原の一番高い場所にあるので、周囲をぐるりと見渡せるのがウリなんでしょうが、むしろ高原の真ん中に建つこのとんがり屋根の建物の姿の方がメルヘンチックで絵になるのではないかと思います。 -
で、取りあえず目指していた土田牧場に到着。
-
畜舎とかがあるのかなあと思ったら、それはなくて清潔そうな施設です。
-
周囲は牧場なんですが、牛とかはみえません。
-
まあ、それはそれとしてお目当てはなにかおいしいもの。なにかないかなあ。
-
ということで、目についたのは、土田牧場 ミルクハウスの一番人気という、チーズトーストセット。
-
これって、チーズの芳醇なうまさとさわやかな牛乳の組み合わせがたまりませんねえ。雰囲気のいいにかほ高原で食べているという理由もあるかもしれませんが、けっこうな満足感です。
-
ほか、乳製品やそれを使ったお菓子類なども豊富にあって、少し試食しましたが、このレアチーズも抜群のうまさ。けっこうテンション上がります。
にかほ高原どうかと思いましたが、やっぱり来たのは正解でした。とっても満足です。
さて、帰りの時間が気になってきました。レンタカーを返さないといけないし、ここらで帰りましょう。一路、象潟を目指します。 -
象潟の道の駅まで帰ってきました。これでひとまず安心です。
ところで、道の駅ではたいていの場合、産直の特産物が楽しみになるのですが、 -
象潟ねむの丘は本館の方にはなくて敷地内の別棟の方だそう。
-
ちょっと変だなあと思って行ってみると、あることはあるんですが、業者の人がやっているお店。農家の人が持ち込んだ店ではないので、これは期待外れ。残念でした。
-
晩飯は、これも近くのとりみへ。国道沿いにある海鮮中心の食堂ですが、漁師さんがやっているということ。新鮮な海の幸を食べさせるのがコンセプトです。
-
今回、秋田の味がだんだんわかって来て、それはちょっと濃い味付け。秋田の魚は脂がよく乗っているので、そうなるんだと思いますが、ここも同じでやっぱりちょっと濃いことは濃い。県外の人だと少しそれを感じる人もいるかもしれません。でも、それが秋田(秋田は県南、県北、中央と分かれますが、味が濃いのは中央と県北)の味。よろしくお願いします。
さて、これで今日のレンタカーの旅はおしまい。そして、明日は大石田のそば街道。これから今夜の宿の新庄に向かいます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- とらいもんさん 2016/04/22 12:21:24
- 鳥海山
- 拝見させて頂きました。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
PR
1
115