2015年8月 初ポルトガル＆ちょっとだけマドリード　(4)　リスボン～ポルト

2015/08/20 - 2015/08/26

いつもの旅仲間の先輩が、急きょ夏休みがとれそうとのことで海外旅を計画。1週間使えるのでせっかくだしヨーロッパ＆二人とも行ったことのない国、ということでポルトガルに決定。乗り継ぎのマドリードでの観光もくっつけて、いつもの二人旅らしく、それぞれの行きたいところのつぎはぎ＆移動が多い旅でしたが、すがすがしい夏空の下、見どころいっぱい＆おいしいものいっぱいの旅でした。

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩

8/23（日）
今日は夕方の電車でポルトへ向かいます。それまでリスボンの街歩き。まずはベレンの塔へ向かいます。ホテル近くのフィゲイラ広場からトラム15番に乗車。

Largo da Princesa駅で下車。大きい道路をまたぐ歩道橋を渡り川沿いへ。

ありました！世界遺産のベレンの塔！開館から30分ですでに大行列！

ベレンの塔 建造物

30分ほど並んでようやくチケット窓口へ。窓口が1個しかないからこんなに並んじゃうのね。。ジェロニモス修道院とのセットチケットを購入（12ユーロ）。

第1層にあるのは兵器庫。砲台が設置されています。

地下の水牢。政治犯が多数投獄されたのだそうです。時間帯や天気により海水が入ってくるのだとか。水責めというやつですね。。

上下階の移動には細い階段を通ります。階段には時間を区切って登る人　or　降りる人の整理をする信号みたいなものがありますが、いつ行っていいのか今イチ仕組みがわからず、結構みんなアワアワしていましたw

テラスに出てみます。

ベレンの塔はもともとテージョ川を通る船を監視するための見張り塔＆要塞として1519年に建てられたのだとか。
見張り塔なのにとっても華麗ですねー

天気が良くて気持ちがいい！

発見のモニュメントと4月25日橋が見えます。

反対側の対岸は工場地帯になっているようです。

30分ほど見学して12時前に出てきましたが、行列はさらに伸びてました。

テージョ川沿いの道を歩いて発見のモニュメントへ向かいます。ずっと道が続いているのかと思いきや、マリーナがあって途中で途切れています。結構みんな騙されてました(笑)。

ということでマリーナをぐるりと迂回。

お、クラゲ発見。ポルトガルはクラゲまでカワイイのか(笑)！！

マリーナの先でジェラート屋さんを発見。天気が良くて暑かったので迷わず入ります。モヒート味やウィスキークリーム味なんてのがありました。

さらにはRedbull味まで！

リモンチェッロ味にしてみました（2ユーロ）。お酒の感じは全くなく、だいぶケミカルな味でしたがおいしかったです。
これを食べながら発見のモニュメントのほうへ歩いていたら、ベレンの塔のほうへ向かう人たちからすれ違いざまにたくさんの熱視線を浴びました（特におじさまたちがジェラートを凝視していきます）(笑)。きっとこのあとみんなあのジェラート屋へ吸い込まれていったことでしょうw。

やっと発見のモニュメントが近づいてきました。近いように見えて結構距離あったな〜

発見のモニュメント モニュメント・記念碑

エンリケ航海王子を先頭に、いろいろな人物が彫られています。

先頭から3番目にいるのがヴァスコ・ダ・ガマだそうです。

発見のモニュメントの横には「LOVE」。近くでハート型の南京錠を売っていて、このオブジェに鍵をかけるのだそうです。
永遠の愛の印に南京錠をかけるっていうこのしきたり、私の地元のTV塔だけかと思ってたんですが、こんなところにもあるとは。。ソウルタワーにもパリにもありますけど、いったいどこから始まったんでしょうね？？ナゾです。

モニュメントの前には、ポルトガルの到達年を書いた世界地図があります。日本は1541年。ポルトガル船が豊後に漂着した年だそうです。

発見のモニュメントの近くにジェロニモス修道院があります。1983年にベレンの塔とともに世界遺産に登録されたのだそう。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

すごく立派で華麗な建物。

まずは西門から修道院に付属するサンタマリア教会へ。こちらは入場無料のようです。

立派な教会です。

美しい天井〜

ヴァスコ・ダ・ガマの棺があります。
彫刻作品のようですけど中にはやっぱりご本人がいらっしゃるんですよね…？？ なんか不思議です。

王族一族の墓も安置されているそうです。

ちょうどミサが終わったばかりのようで、パイプオルガンを演奏していました。壁にくっついてないパイプオルガン初めて見た！

先ほどベレンの塔で買った共通チケットで中庭へ。ちなみにチケット購入列は大行列！ベレンの塔のほうがいくらかマシかな。両方見学する方はベレンの塔でチケットを買った方がよいかもしれません。

中庭をぐるり囲む回廊があります。1階と2階で違う人が設計したそうです。

よーく見るとちょいちょいオカシな彫刻があります。

バッタ？？

こっちは猫かな？？

美しい回廊。

２階からの眺めも素敵です。

こちらは食堂。かつて修道士たちが使用していたそうです。

黄色いアズレージョがぐるりと貼られています。かわいい！

教会の正門である南門。彫刻が見事！繊細で上品な感じです。

散策再開。こんなかわいいトラム型のカフェがありました。さすがトラムの町ですね。

そしてその先にエッグタルト、パステイス・デ・ナタの超有名店「パステイス・デ・ベレン」が。店の前は大行列。

パステラリア パステイス デ ベレン パン屋

行列はテイクアウトの列のようなので、とりあえず中へ入ってみます。パステイス・デ・ナタ以外にもいろいろと並んでいました。

奥にはガラス張りの工場。すごい量のタルトが並んでる!!

イートインの客席はいくつかのエリアに分かれています。入り口のほうでちょうど帰るお客さんがいたので近くのウェイターさんに声をかけたら、すぐにその空いた席を案内してもらえました。
タルト４個とカフェオレ、エスプレッソを頼んで計6.9ユーロ。安っ！
テーブルにはシナモンと粉砂糖もありますが、そのままで十分。超おいしかった!! 皮はパリッパリで、なめらかで溶けるようなクリームはくどくなくて程よい甘さ。空港で食べたのとぜんっぜん違いました!!　 軽く5個くらいはイケそう(笑)　また食べたーい！

そろそろタイムアウト。トラム15番でフィゲイラ広場に戻ってきました。広場にはトゥクトゥクがいっぱい。

ホテルで荷物をピックアップし、タクシーでサンタアポロニア駅へ（7ユーロくらい）。水色のかわいらしい駅です。

16時発の電車でポルトへ向かいます。チケットは事前にweb購入しました（2500円ちょっと）。ちなみに席番号のふり方が不規則でかなり迷いました。

売店もあります。ちょっとしたサンドイッチなどを売っているようでした。

18:44にポルトに到着。

タクシーで今夜のお宿、パラシオ・ド・フレイショへ（タクシー代7ユーロ）。1742年に建てられたフレイショ宮殿と製粉工場を改装した国営ホテル。と〜っても素敵な建物です。1泊朝食込み24,000円弱。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

チェックインの時にフルーツとミントを入れたウェルカムポルトワインをくれました。ステキ！

宮殿のほうにフロントとレストランがあり、客室は渡り廊下を挟んだ製粉工場のほうになります。ひろーい！そしてキレイ〜！

バスルームも広くて使いやすそう〜！バスタブもあります。うーれし〜！

窓からは宮殿とドウロ川が。素敵すぎる！

素敵なホテルにしばらくきゃっきゃしたあと、タクシーでポルトの中心街へ。

サンベント駅の前で下車（タクシー代7ユーロ）。

サンベント駅の構内。一面アズレージョで覆われています。

サン ベント駅 建造物

素敵だな〜。1930年に制作されたそうで、ポルトガルの歴史を描いているそうです。

サンベント駅のすぐそばにあるコンクレガドス教会。こちらも外壁のアズレージョが見事！

坂を下ってドウロ川のほうへ向かいます。あちこちに青いタイルの貼られた素敵な建物が。

20時半をまわってやっと暗くなってきました。

ドウロ川沿いのカイス・ド・リベイラに出ました。ドン・ルイス1世橋が目の前。夜景が美しい〜

夜ごはんを食べに、リベイラ広場近くの「Jimao Tapas ＆ Vinhos」へ。ネットの口コミで評判が良かったので電話してみたら、予約でいっぱいだけど21時すぎならなんとか空くかも、とのこと。21時ぴったりに行ってみたら運よく1席だけ空いてました。

フェタチーズのサラダ。具だくさん！

バカリャウのサラダとムール貝の冷菜。ちょこっとずついろいろ食べられてウレシイ＆超おいしい！

店員さんのオススメの1品。甘く味付けたワインにソーセージを漬けて焼いたもの、とのこと。初めての味ですが何とも言えずウマイ〜。オススメを聞いてみてよかった! ポルトガル名物のすっきりとした若い微発泡ワイン・ヴィーニョヴェルデとよく合います。
ボトルのワインと食後のカフェもオーダーして計50ユーロ。内装も素敵だし店員さんの対応も丁寧だし、大当たりのお店でした！

24時近くなってしまったので今日はここまで。ホテルに戻ると宮殿がライトアップされていてとってもキレイ〜。
明日は終日ポルト観光です。ちょこっと歩いただけで素敵な景色がいっぱいのポルト、明日が楽しみです！



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http://4travel.jp/travelogue/11064867