2015年8月 初ポルトガル＆ちょっとだけマドリード　(3)　シントラ～ロカ岬

2015/08/20 - 2015/08/26

いつもの旅仲間の先輩が、急きょ夏休みがとれそうとのことで海外旅を計画。1週間使えるのでせっかくだしヨーロッパ＆二人とも行ったことのない国、ということでポルトガルに決定。乗り継ぎのマドリードでの観光もくっつけて、いつもの二人旅らしく、それぞれの行きたいところのつぎはぎ＆移動が多い旅でしたが、すがすがしい夏空の下、見どころいっぱい＆おいしいものいっぱいの旅でした。

エリア シントラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

8/22(土)
リスボン2日目。まずはホテルで朝ごはん。広い朝食会場で種類もいっぱいありました。

ホテル ムンディアル ホテル

ホテルからの眺めも風情があっていい感じです。

朝のロシオ広場はとても静か。

ロシオ広場 (ペドロ4世広場) 広場・公園

広場からすぐのロシオ駅へ向かいます。

ロシオ駅 駅

今日はシントラ＆ロカ岬を巡ります。窓口でシントラ方面のバス＆電車の1日乗り放題チケットを購入（15.5ユーロ）。ちなみにチケットは紙のICチップ内蔵カードで、リスボン市内交通の24h乗り放題チケットと同じカードなのでどっちがどっちかわからなくならないように印をつけとく必要があります。

広くてきれいな駅。ヨーロッパには珍しく自動改札がありました。

10時発のシントラ行きに乗車。発車する頃には満席に。早めに乗って席をキープすることをオススメします。

40分ほどでシントラ駅に到着。

シントラ駅 駅

シントラ駅舎。かわいい。

駅舎に向かって左端のほうにバス停があります。

まずはペーナ宮殿へ向かいます。434番のバスに乗車。他にもいろいろな路線があるようです。

ペーナ宮殿到着。チケット売り場が混んでる〜

ペーナ宮殿 城・宮殿

チケット売り場の看板に他のお城の情報も載っていたので、このあと行く予定の王宮のチケットも買えるか聞いてみたら購入できました。しかも同時購入割引でそれぞれ5％引きでした（ペーナ宮殿チケット13.3ユーロ ＊5%割引き価格）。でもwebで事前購入できて、割引もあったみたいなので事前にwebで買っとけばよかったな〜

宮殿はチケット売り場から山を登ったところにあり、宮殿の入り口まで行くミニバスがあったので乗車（往復3ユーロ）。

山の上に宮殿が見えてきました〜

宮殿に到着。いろんな様式がミックスされてなんかすごいことになってます。。

フェルナンド2世により1836年に建てられたそう。フェルナンド2世はドイツのノイシュバンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世のいとこだそうですが、ノイシュバンシュタイン城は内部がカオスだったのに対してこちらのお城は外観がカオスな感じです。

いろんな色と形の建物ががっちゃんがっちゃん繋がれてる感じ。

まずは宮殿の外周の通路へ。宮殿はこんな感じで山の上の崖に建っています。

テラスもあります。天気がよかったらものすごく気持ちよさそう!!

ムーア人の城壁がよく見えます。素晴らしい眺め！わ〜ドラクエっぽい(笑)

教会もあります。

内部はこんな感じで素敵です。

トリトンの門。

こちらがトリトンだそうです。なんかちょっと笑える…

門の内側にはこんなボコボコした立体的なタイルが。

こちらがこのお城を建てたフェルナンド2世。

中庭。

屋根の上のコレは一体…??

内部は変テコではなく普通に素敵です。食堂

書斎

王妃の寝室だったかな？

バスルーム

どの部屋も眺めが素晴らしい！

お花を象った素敵なシャンデリアがありました。

厨房。
内部も見どころたっぷりでした。

宮殿内のレストランでお昼ごはん。カウンターで注文して料理を受け取り、最後に代金を支払う学食みたいな形式です。

いろいろおいしそう〜

デザートもたくさんある〜

サーモンたっぷりのサラダと…

バカリャウのグラタンをチョイス。ビールも頼んで計21ユーロ。安くておいしいし、雰囲気も店員さんの接客もすごくいいので超オススメです!

帰りのミニバスは人がたくさん待っていて乗れなさそうだったので歩いて下り、バス停へ。バスが待機していましたが、運転手さんのお昼休憩だったのか、発車まで20分くらい待ちました。

王宮前で下車し、王宮へ（チケット9.5ユーロ　＊5%割引き価格）。

シントラの王宮 城・宮殿

ペーナ宮殿とは打って変わって、お客さんが少なくてゆったり見れました。

白鳥の広間。

１羽１羽微妙に違うのだとか。

こんな変わった置物も。動物の頭シリーズ。

カササギの間。

ジョアン１世がこの部屋で女官にキスしている浮気現場を王妃に目撃され、女官たちの間でうわさが広がってしまったので、その釈明のために、おしゃべりを意味するカササギと「善意のキス」という言葉をこの天井に描かせたのだとか。。
王様も大変デスネー

こちらは人魚の間。

天井には人魚が描かれてます。珍しい〜！

こちらの広間の天井には

帆船が描かれてます。

素敵なお庭も。

こちらは紋章の間。アズレージョがキレイ〜

天井に描かれているのは１６世紀の王侯貴族の紋章だそうです。

こんな立派な礼拝堂も。

壁一面に描かれているのは鳩かな？

天井も素敵！

出てきたときには団体さんでちょっと混んでましたが、ペーナ宮殿ほどではないかも。
かわいい天井画がいろいろあって楽しいし、個人的には超オススメです！

王宮からの眺め。絵本みたいです。

シントラ名物のお菓子・ケイジャーダのお店「ピリキータ」へ。王宮からすぐのところにあったお店がわからず、奥の路地にある２号店のほうに行ってしまいました。

パステラリア ピリクイータ パン屋

チーズタルトのケイジャーダ（右）と、卵黄のパイ・トラヴェセイロ（左）。どちらもとっても素朴な味でした。オレンジジュースとエスプレッソも頼んで計6ユーロ。

お店の前の路地にはお土産屋さんが並んでいます。

王宮前からバスでシントラ駅へ戻ります。この町にもかわいい柄のトゥクトゥクが。

シントラ駅前の434番と同じバス停から今度は403番のバスに乗車。ロカ岬へ向かいます。

40分ほどでロカ岬に到着。

十字架の塔。ここがヨーロッパ大陸の最西端です。

ロカ岬 海岸・海

塔には詩人カモンイスによる「ここに地終わり、海始まる」という一節が刻まれています。

大西洋には、絵にかいたような帆船が浮かんでいました。

崖が連なっています。
晴れてたらきっともっときれいだったんだろうな〜

バス停のすぐ近くにある観光案内書では最西端到達証明書を発行してます。昔は大小2サイズあったのが今は大きいサイズしかないとのこと。すぐシワになってしまいそうだったので断念。ちなみに駐車場のほうに小さいお土産屋さん＆カフェもありました。

ロカ岬には30分ほど滞在し、403番のバスのカスカイス行きに乗車。時刻表では30分に1本でしたが到着が15分ほど遅れ、だいぶ待ちました。

カスカイスに到着。

大きなショッピングセンターが目の前にあります。

カスカイスの街をぶらついてみます。

小さなビーチがありました。雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気で人もまばら。

路地の奥には小さな教会が。

教会の前に屋上テラスがあるカフェを発見して入ってみました。

階段がオシャレ。

フレッシュジュースも売ってます。フルーツてんこ盛り。1Fにはギャラリーもあったりして、とてもオシャレなお店。

屋上テラス。海が見えるかと思ったけどほんのちょびっとしか見えない〜。。お店の看板には確かに「Ocean View」って書いてあったような気がしたんだけどな〜。ま、ウソではないけど(笑)。
でもなんだか雰囲気がよくてビールを飲みながらまったりしちゃいました。

街歩き再開。ビーチリゾートらしくヤシの木が。

ちいさな広場にはメリーゴーランドが。

あれ？馬じゃなくてロバとニワトリとブタが。。

こちらはライオンとトラと猿。その向こうにはキリンも。こんなメリーゴーランド初めて見ました(笑)。ちなみに普通に馬もありますが、ちびっこには馬じゃない動物のほうが人気でした。

そろそろリスボンへ戻ります。カスカイスの駅。こじんまりした駅舎です。

カスカイス駅 駅

自動改札があります。ここからリスボンへもシントラ乗り放題チケットが使えます。

マックのラッピング車両でした。かわいいなー

1時間ほどでカイス・ド・ソレ駅に到着。トラムに乗り換え、コメルシオ広場へ。すっかり日が暮れました。

コメルシオ広場近くのレストラン「マルティーニョ・ダ・アルカーダ」で夜ごはん。ポルトガルを代表する詩人、フェルナンド・ペアソが贔屓にした店だそうです。エビのスープ。濃厚です。

マルティーニョ・ダ・アルカーダ 地元の料理

豚とあさりの炒め物。コリアンダーが効いてます。かなりのボリューム！

タコのアヒーリョ。全体的にちょっと塩多めの味付けでしたがおいしかったです。キャベツスープ、ビールも頼んで55ユーロ。

23時近いですが、リスボン発祥のポルトガルの大衆民謡・ファドが聴けるファドレストラン「クルブ・デ・ファド」へ。薄暗くて狭い通りにあったので迷ってしまいました。

クルベ デ ファド 地元の料理

ポルトガル名物のポートワインをオーダー。あまくておいしい〜。食後酒にぴったりです。

しばらくたつと店内のライティングが赤くなり、ミュージシャンが登場。

こちらがこのお店のオーナーのギタリスト、マリオ・パシェーコさんだそうです。

朗々と歌い上げます。

女性歌手も登場。ちなみにファドの衣装は黒と決まっているそうです。

お客さんも少なくなってきた0時半頃に、私たちのいる部屋をクローズするとのことで別の部屋に移動。こちらが食事もする人を通すメインの部屋のようです。

照明が赤くなり、また別の歌手さんが登場。美人さんですがなかなかシブい表情で歌い上げます。いろんな歌手が登場していろんな曲を演奏してくれるのでついつい長居してしまいました。サングリアなども数杯頼んでショーチャージ2名分も含めて計55ユーロ。

お酒もおいしかったし素敵なお店だった！ロビーもこんな感じで素敵です。

出演した歌手のCDも売っていました。

ミニギターも売ってます。ちゃんとしたケースもついてる！かわいい〜。ほんとに弾けるのかな？？

もう深夜1時半過ぎ。タクシーを呼んでもらいホテルへ。帰り道で通りかかったカテドラルをパチリ。
今日もてんこ盛りの一日でした！明日はポルトへ向かいます！



→(4)　リスボン〜ポルト
http://4travel.jp/travelogue/11066147

←(2) オビドス
http://4travel.jp/travelogue/11064390