スペインの街角を楽しむ旅（マドリード／出発～市内散策編）　－地図を片手にマドリード市街を歩く－

2015/08/17 - 2015/08/29

　スペイン／プラド／ベラスケス。生きている内に見てみたい本物の「ラス・メニーナス」。
　今回はマドリードをゲートウェイに、アンダルシア地方まで現地１０泊の日程で、ゆったりと街々を巡る旅の計画を立てました。
　旅の友はいつものようにカメラ１台の一人旅。時間と懐が許す限り、見たいものにたっぷりと時間を掛けたわがままな旅となりました。

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　今回は関西空港からエミレーツでマドリードへ向かいます。まずは難波駅よりラピードに乗り空港へと向かいます。
　駅に着くとなにやら見慣れぬ色の電車が入っています。
　ピーチパッケージのラピードです。

　荷物を押しながら指定された車両へ向かいます。

　ディスプレイにチェックインカウンターの番号が表示されました。

　荷物をベルトに載せ１分も経たないうちにボーディングパスが発券されました。事前にマドリードまでの座席指定をＷＥＢで済ませておいたため手続きは簡単です。

　出国し高価なショップ群は素通りして、搭乗カウンターでしばらく待ちます。それにしても出国後のお茶のペットボトルが１本２２０円とは、足元を見ていますね。セントレアではこのようなあこぎなことはしていなかったと思います。

　ボイングＢ７７７−３００。これからこの飛行機でドバイに向かいます。

　座席モニタのコントローラに座席番号が表示されています。ドバイまで夜行になりますので、何かと便利な通路側の席の予約をしておきました。

　メニューが配られました。深夜便ですが、夕食が出るため、空港までの車内の夕食は軽くしておきました。メニューには夜食としてカップ麺も書いてあります。中には眠らない人もいるかもしれませんね。

　軽食という名の夕食が配られました。結構量があり、食べ過ぎになりますのでパンとケーキを残しました。若い頃なら平気で食べていましたが、今では体が拒否します。

　アテンダントさんに起こされ朝食です。いつの間にか眠っていました。
　スズキの焼き魚（煮魚？）です。日本時の時間的には朝食ですが、まだ体が起きていません。それでも今回は完食です。

　ドバイに到着しました。早速乗り継ぎの確認をします。マドリード行きはＡ１２ゲートです。

　乗り継ぎ時間がありますので、空港ビルの中を散歩します。相変わらず派手ですね。

　とにかくドバイ空港は巨大な空港に進化しています。

　空港ビルの中をマドリード行きの搭乗口へ向かって歩いていきます。

　見つけました。今もやっているのですね。１３９ＵＳ＄のくじを引くと１／２３００の確率で、この車が当たります。

　搭乗口に着きました。ここからマドリードまではエアバスの大型機Ａ３８０です。

　到着したときはまだ暗かったのですが、いつの間にか外は明るくなっています。いよいよマドリードに向けて出発です。
　滑走路から見るターミナルビル面白いデザインですが、それにしても大きいですね。

　ドバイ空港を離陸しました。ここからマドリードまでは窓側の席を予約しておきました。

　眼下にドバイの街が見えます。まさに砂漠の中の人口都市ですね。

　海岸に出たらこのような人工島？らしいものが、また何かを造っている？

　本日２回目の朝食です。さすがに今回は軽めですね。砂漠の国の飛行機でこれだけ野菜が出されることがうれしいことです。

　ランチタイムになりました。クスクスがつきました。アラブの料理の登場です。食感は極細のパスタを細切れにしたものです。

　モニタで飛行経路を見るとシチリア島の近くを飛んでいます。しばらく外を見ていると、この春の旅でついに姿を現さなかったエトナ山を運良く窓から眺めることができました。

　スペイン内陸部に入ってきました。雲は湧いていますが大地はかなり乾燥をしているように見受けられます。
　

　マドリード・バラハス空港に到着しました。首都に近いにもかかわらず周辺の風景は乾いた大地です。

　ターミナルビルに入り、入国審査に向かいます。
　前回と今回の旅でＡ３８０に乗ってきましたが、バス移動はなく全てターミナルビルに直接入ることができました。これは偶然でしょうか？２階建ての大型機故の事情でしょうか？

　委託荷物を受け取ります。案内が分かりやすいですね。
　ここよりＲＥＮＦＥ近郊線でアトーチャ駅へ向かいます。

　セルカニアス（近郊線）アトーチャ駅からホテルまで１０分ほど。タクシーに乗るまでもなく歩いて移動です。１０分の大半は駅から外に出る時間でした。
　事前にGoogleStreetViewで確認しておいた経路を迷うことなく歩きます。

ラディソン レッド マドリード ホテル

　荷物をホテルに置き、身軽になって早速街に出ます。
　今日の予定はティッセン・ボルネッサ美術館です。残念なことに美術館では、撮影禁止。見覚えのある絵が何点も並んでいます。
　外に出たら、まだかなり日が高いので、ついでにプエルタ・デル・ソル(太陽門)まで歩いてみることに。
　ここも簡単に着いてしまいました。この辺りのメトロは駅間が短いので、下手にメトロに乗るよりも歩いて行く方が簡単なようです。

　海外の旅番組でも登場する０キロメートルポストです。日本でいえば東京日本橋。観光客が写真撮影の順番待ちをしています。広い広場ですが、小さな場所に人だかりができていましたので、すぐに分かりました。

　プエルタ・デル・ソル。人はいっぱいいますが、０キロメートルポストとクマの像以外あまり見るものもなく、さらに先に進むことに。
　次はマヨール広場です。ここはなかなかきれいな広場ですね。

マヨール広場 広場・公園

　中央にはフェリペ３世の像がそびえています。

　この建物は、他とは違いますね。スペイン王室の紋章と”ＰＬＡＺＡ　ＭＡＹＯＲ”の名が入ったプレートが付いています。

　帰路はヘロナ通りを抜けてホテルへの最短コースを歩きます。初めての街でもタブレットによる電子地図とＧＰＳのおかげで最適なコースを選ぶことができます。

　ホテルに帰ってきました。部屋で一休みした後、今夜のディナーを考えます。まだ時差に慣れていないマドリード初日に、あまり英語が通じるのか分からないレストランへ入っていくだけの気力はありません。

　マドリードの初日ですが、プエルタ・デル・ソル近くにある日本料理店に行くことにしました。
　この店の開店時刻が２０：３０ですので、この時刻に間に合うタイミングで、今回は最短コースを通り行くことにしました。それにしても、スペインのディナータイムの始まりがこんな時刻とは・・・・。
　トンカツ定食と日本茶で１０．５ユーロ也。量は現地向けに多めです。日本の方が作っているので、食べ慣れた味をしています。店内はすべて日本語です。おいしく頂きました。

　お腹も膨らみ、ホテルまでブラブラ歩いて、今夜はゆっくり眠ることにします。
　マドリード１日目が終わります。

　一晩ぐっすり寝て、朝食を摂りにレストランへ。フルーツがたくさん並んでいます。

　ハム類も結構ありますね。左はスペイン風オムレツ。それにしてもこのサイズは大きいですね。

　結局選択したものはこれだけになりました。折角スペインに来たのですから、朝からケーキにトライすることに。

　ホテルをチェックアウトし、荷物をレセプションに預けてプラド美術館に向かいます。
　少しだけアトーチャ駅方面に戻り、プラド通りをプラド美術館方面に向け歩いて行きます。

　プラド美術館に到着しました。なかなか大きな美術館ですね。

プラド美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　昨日ティッセン・ボルネッサ美術館で、３館共通入場券(PASEO DEL ARTE)を購入しておきましてので、今日はチケットオフィスに寄らすに直接中へ入ります。

　自然な流れで、２階から入ったのは正解でした。まだ人が少ない状態で目的のベラスケスの部屋に入ることができました。
　内部は撮影禁止です。残念ながら写真記録は残せませんが、絵画全体がよく見られるように絵から離れても、誰も前に立つことはありません。残念なのは、この部屋はいすに座ってじっくりと絵を楽しむことができないことです。
　ゆったりと館内を歩き、昼食をどうしようかと迷いましたが、少しだけ食べることに。館内のバルでスペイン風オムレツを一つだけ注文しました。ジャガイモ入りのオムレツのようです。どうも朝食を食べ過ぎたようです。
　

　５時間、中にいたことになります。日本であればこの１点で美術館の目玉になるような絵画が次から次へと現れます。
　帰り間際にもう一度ベラスケスの部屋に寄りました。個人的にベラスケスの絵が好きだということだけで、プラド美術館の時間を長く取りましたが、彼の絵がこれほどまでに一国の中心にあるとは思いもよりませんでした。

　プラド美術館を出て、ホテルに戻り荷物をピックアップして次はコルドバへ向かいます。充実した一日でした。