ラ・マンチャの街々を訪ねる旅（トレド編）　−古都の街歩きを楽しむ−

2015/08/17 - 2015/08/29

　マドリードから行けるラ・マンチャ地方といえばまずトレドです。トレドはマドリードからのアクセスもよく、日帰りも可能ですが、古都はゆったりと街歩きを楽しみたいもの。トレドは風車の街コンスエグラへのゲートウェイにもなるため、今回はトレドで２泊し、ゆとりのある日程で街歩きを楽しむことにしました。

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　今日はトレドへ向かいます。ホテルのレストランで今日一日のエネルギーを充電します。
　果物も野菜代わりに食べていますが、毎日このような朝食を食べていると、つくづく自分は日本人だなと思います。煮た野菜が食べたい！

　トレドへは、鉄道で行く方法と、バスで行く方法があります。
　本当は鉄道で行きたいのですが、予約が必要，時間が拘束される，適当な時間が無い，そして高いと残念ながら条件が揃わず、少し時間がかかるものの、高速バスで行くことにしました。まずは、メトロでトレド方面のバスが出ているプラザ・エリプティカ駅へ向かいます。
　アトーチャ駅からメトロＬ１に乗り、パシフィコで環状線のＬ６に乗り換えます。
　メトロは新しい線ほど荷物をもっての移動がしやすくなっています。

　Ｌ６の案内図です。５駅目がバスターミナルのあるプラザ・エリプティカ駅です。

　プラザ・エリプティカ駅に到着し、案内に従ってバスターミナルに来ました。トレド行き各停と直行便の案内が出ています。

　乗車口に着いたところ、そこには２〜３人しかいません。この便は空いているなと判断し、近くのベンチに移動し、Wifiに接続してメールを送り、１０分程で戻ってきたら長蛇の列。
　どうにか乗車定員内に収まり座ることができました。
　隣の席は韓国からのお嬢さん。家族旅行で、今日はマドリードから日帰りとのこと。
　

　ノンストップで無事トレドのバスターミナルに到着。今日のホテルは旧市街とは反対側にあります。荷物を持っての移動は大変です。荷物を運ぶついでに我が身も運んで頂こうと、短い距離ですがタクシーで移動します。

　ホテルに到着。バスターミナルから１?程度ですが、ホテル前にバスが通っていないため、途中の坂道を考えるとタクシーの移動が妥当な手段かと思います。５．７５ユーロ也。

ユーロスターズ ホテル ホテル

　チェックインを済ませ、旧市街へ向かいます。ホテル前の緩い坂道を下っていきます。

　途中の円形状の建物。闘牛場のようです。

旧市街の入口にあるビサグラ門です。ここを通り旧市街へと進みます。

　ビサグラ門を抜けたら上り坂になりました。急ではありませんがひたすら上りが続きます。

　前方からおもしろいものが坂を下ってきました。これに乗ると対岸からトレドの街を眺めることができます。

　だいぶ坂を登ってきました。結構登り甲斐があります。

　坂の上から新市街を見下ろしたところです。右端にバスターミナルが見えます。(茶色の建物)

　坂道を登っていくと自然にソコドベル広場に出ます。

　お腹が空いてきたので近くのバルで昼食を摂ります。一皿目は冷製スープ。

　二皿目はチキンにしました。１２ユーロ也。坂下のバルはプレート料理が８ユーロでしたのでやや観光地価格？ですね。

　先程のおもしろい乗り物（ソコトレン）に乗り対岸を目指します。歩いても行けないことはないですが、結構距離がありここは文明の力を借りることにします。

　橋を渡り対岸にでました。

　テージョ川に沿って進んで行きます。

　下からの眺めもなかなかのものです。しかし意外とこの乗り物振動が多い。よく観光地で前から見かけてはいましたが、乗るのは今回が初めてです。

　ここがよく写真でみるトレドの風景ですね。確かに絶景です。
　写真を撮っているとバスターミルでお別れした韓国からの嬢さんが声を掛けてきました。今まで気がつかなかったのですが、同じソコトレンに乗っていたようです。

　再び橋を渡り旧市街へ戻ります。

　アルカサルへやってきました。入口がよく分かりません。

　周囲をぐるりと回りますが、建物が大きく坂の街のため歩くだけでも結構体力を消耗します。

　どうも逆方向に回ったようです。反対に回ればすぐに入口がありました。

　ようやく中に入れました。
　それにしてもなぜこんなところに鎧甲が？

　面白い展示方法です。ガラスケースに入っているより分かりやすいですね。

　屋上に出るとここがトレドと思えないほど平らで広い空間があります。

　ソコドベル広場を見下ろしています。

　アルカサルの基礎部分です。かつての要塞の基礎が分かりやすく展示されています。

　次はカテドラルへ向かいます。

　このカテドラルも入口にたどり着くまでずいぶん歩きました。

　入口に近づいてきました。建物は見えていてもなかなか中には入れません。

　ようやく正面入口に到着です。チケットを購入し中に入ります。

　カテドラルの巨大さからいかにこの街が富んでいたか分かりますね。

　ドーム上部からの光がとてもきれいです。

　本日の街歩きを終了し、ホテルへ戻ります。下りは先程購入したトレドのバスカードを使います。８回で５ユーロ也。

　客室に戻ってきました。ここでディナーまで一休みです。ダブルルームをシングル使用していますが、部屋は十分広く快適です。

　ウェルカムスイーツ？
　小さなお菓子ひとつでもうれしいですね。

　２０時を過ぎましたので、ホテルレストランでのディナータイムです。
　このホテルもハーフボード付きで予約を入れておきました。
　英語のメニューはありませんが、ウェイターさんが本日のメニューを英語で説明してくれます。
　本日の一皿目、料理名は分かりませんが「美味！」皿の形も面白いですね。
　コースにワインまたはミネラルウォーターがついてきます。

　本日の二皿目。牛肉とジャガイモ煮物のようですが、これも「美味！」。
　今回の旅は食べ物に恵まれています。

　デザートはヨーグルトです。

　部屋に戻り外を見ると旧市街地が夕暮れで赤く染まっています。
　明日のコンスエグラ行きに備え、今日はこれで休むことにします。
　今回の旅は、計画段階で十分なゆとりを持たせているため、毎日たっぷりと眠る時間、そしてゆったりと食事を摂る時間が確保できました。

　トレド２日目です。コンスエグラから戻り、午後をトレドの街歩きで楽しみます。

　土産物屋をのぞきながら街の中をきままに歩きます。

"Hola"と声を掛けて店に入っていきます。
　黙ったまま店に入り、商品に勝手に手を触れて、黙って出て来ては、気味が悪いですからね。

　ホテルに戻ってきました。朝レセプションに、部屋の入口の錠の調子が悪いと伝えておきましたが、直っていません。
　再度レセプションで、朝このように言っておいたが、直っていないと話すと、ようやく修理の者が現れしばらく格闘した後に、修理不能との結論になりました。
　ホテルから部屋を変えるということで、ワンランク上の部屋へ。さらに広くて快適な部屋ですが、一人ではもったいないような部屋です。
　

　新しい部屋からは正面に旧市街が見えます。街の家々の壁が赤く染まり始めました。

　そろそろディナータイムです。ホテルレストランへ向かいます。
　今日も隣の席はフランス人家族でした。英語で挨拶をすると父親が英語で返してくれました。残念なことに英語は苦手とのこと。
　今日の一皿目はサラダを選びました。これ一皿で十分満足できる量です。

　二皿目はイベリコ豚のグリルです。これが豚肉と思えないほどの美味しさです。
　夜になって外に食事に行くのが面倒で、ハーフボード付きの予約をしたのですが、こんなに美味しい料理に出会えるとは夢にも思っていませんでした。

　デザートは、カットフルーツです。これもしっかりと量がありますね。
　ディナーを楽しみ、今夜はゆっくり寝て明日はマドリードへ戻ります。