2015/08/17 - 2015/08/29
27位(同エリア85件中)
neisanさん
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紺碧の空を背景に聳える風車群。かねてから是非とも見てみたい世界の風景の一つです。今回は一人旅の気楽さもあり、一日行程でラ・マンチャのコンスエグラをのんびりと訪ねることにしました。
コンスエグラへの旅の起点はトレドです。マドリードからの日帰りも可能ですが、朝早く帰りも遅くでは旅の疲れがたまってしまいます。トレドを起点とすることで、片道90分の時間の節約ができ、ホテルで朝食をゆったり取ってから出発することができました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日の一日の行程に備え、レストランへ出向きまずは十分な腹ごしらえをしておきます。
スペインの朝食は菓子パンのオンパレード、しかし、朝からこれは少し辛いですね。もう少し野菜類があればありがたいのですが、このホテルでは生野菜代わりにスイカを頂きます。 -
ホテルより10分ほど歩きトレドのバスターミナルへ。
コンスエグラへはSAMAR社のバスで向かいます。コンスエグラまでのバスの往復切符はマドリッド発のものはWEB(http://samar.es/)で購入可能でしたが、なぜかトレド−コンスエグラ間は夕方のものしか表示されませんでした。やむなくマドリードのバスターミナルで、トレド−コンスエグラ間の切符を買おうとしたところ、トレドで言われ、昨日トレドにバスターミナルに到着したところで、今日の往復切符をSAMAR社の窓口で購入しておきました。これで朝少しゆとりができます。 -
バスターミナルには無料のトイレとバルもあります。下の階がバス乗り場になっており、案内表示の指示に従いバス乗り場で待っているとバスが入ってきました。
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SAMAR社のホームページを見た限りでは、この時刻のバスはマドリードからの経由便と思われました。きちんと予約も済ませておいたところ、なぜかここが始発のようです。そして乗客も10名に満たない数。見晴らし展望のよい最前列の席を一人でゆったりと座ることができました。
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バスターミナルを出発したバスはトレド自動車道に入り南南東へと向かいます。車窓からトレドの旧市街がよく見えます。
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バスは自動車道を快調に飛ばしており、車内もとても快適です。日本の都市間を結ぶ高速バスに似ています。
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車窓から見えた広告塔? ここはドンキホーテの舞台です。
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バスは地方道に出て、小さな街に寄りお客さんを拾っていきます。このバス路線は生活路線のようですね。
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ラ・マンチャの田舎道を次の街へ向かいます。周囲は見渡す限り畑が広がっています。
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このような風景を見ているとラ・マンチャとドンキホーテの関係がよく分かります。
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再び次の街へと入ってきました。幹線道路は街の外を通っており、街に用事のある車のみが入ってきます。これも国土が広い故に可能なことですね。
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遠くの山の上に風車群が見えました。写真を撮ろうとしたところバスのドライバがフロントウィンドウのブラインドを上げてくれました。こちらも、思わず"Gracias!"。田舎路線に乗っている異邦人にいろいろと気遣いをしてくれ感謝の一言です。コンスエグラまでもう一息です。
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前方にたくさんの風車群が見え始め、ドライバも私にコンスエグラと声を掛けてくれました。
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コンスエグラの街の中へと入ってきました。ここも小さな地方の街です。
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バスは街の中をターミナルへと向かいます。
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ターミナルに到着しました。ターミナルの隣がインフォメーション(白い壁の建物)になっています。街の案内図を頂き、風車までの道順を英語で説明して頂けました。インフォメーションの中にはトイレもあります。
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インフォメーションを背に街の中央へ向かいます。この広場の先にコンスエグラの風車群への登り口があります。
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広場への通りには様々なショップやバル等がならんでいます。
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スペイン広場の中へと入ってきました。正面の建物の向こうには風車が見えます。
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坂の途中に教会あったので寄ってみることに。
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内部にはきれいな祭壇があります。
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風車に向け階段を登っていきます。
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階段の周囲は住宅街になっています。
ラ マンチャの風車 (コンスエグラ) 史跡・遺跡
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バスの車窓からずいぶん山が高そうに感じましたが、バスターミナルからは意外と近く簡単にここまで登ってこれました。
ラ マンチャの風車 (コンスエグラ) 史跡・遺跡
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風車からの眺めです。正面やや右に先ほど通ってきたスペイン広場が見え、その先の木立がインフォメーションの辺りです。
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先ほどのインフォメーションで一部の風車が有料であること、風車と城で4ユーロ、別の風車は1.5ユーロであるとの説明があり、早速城とセットの入場券を買って風車の中に入りました。
以前スペインの風車は、風車のついた屋根が外にある棒を使い回せるようになっているとのTV番組を見たことがあり、その仕組みを見ると、確かに屋根が回るようになっています。そしていくつかある小さな窓に顔を近づけると、どの方向から風が吹いてきているのかもよく分かります。 -
コバルトブルーの空と風車。まさにイメージ通りの風景です。
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街の中には風が全くありませんでしたが、ここまで登って来ると快い風が吹き抜けていきます。
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イチオシ
ここにある11の風車には全て名前が付けられており、この風車は"Mochilas"です。
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この風車を見ているとドンキホーテが戦った理由がなんとなく分かるような気がします。
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山頂にある城跡"Castillo de Consuegra"へ向かいます。
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先ほどの風車の半券を見せ城跡に入ります。
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狭い通路ですが塔に向かって登っていきます。ツアーで団体が入ったら渋滞しそうなところです。
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所々修復工事がされていますが、内部の状態がよく保存されています。
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塔の上から見下ろすと先ほどの風車が見えます。
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反対側には広大な大地が広がっています。
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塔を下り中庭へ向かいます。
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中庭からさらに先にある風車群がよく見えました。
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さらに7基の風車が並んでいます。
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ラ・マンチャの空には雲ひとつありません。乾いた大地故の空の青さなのでしょうか。日本では見ることのできない青さです。
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ここの風車は有料で中に入ることができます。1.5ユーロでドリンク付き(ビール・コーラ・水の選択)です。ここも英語の対応ができ、お土産も売っていました。風車のお土産を売っていましたが、箱がないため、持ち帰る途中で壊れてしまいます。商売としてはもう一息ですね。街には土産物屋がありませんでした。
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風車小屋に入り上に登るとビデオ説明がありました。日本語の文字も入っており、さすがに分かりやすい。1.5ユーロドリンク付きでここはお得ですね。
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風車群をたっぷり堪能し、来た道を戻ることに。
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さきほどのドンキホーテです。なかなか愛嬌がありますね。
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街へ戻り、少し小腹が空いてきました。バスターミナルの近く歩いても、軽く食べられるようなバルが見当たりません。
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通りに出ると先ほどの風車群がよく見えます。
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地図によるとバスターミナルに沿って川が流れているはずなのですが、水なし川ですね。
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結局インフォメーションの隣にあったドライブインのようなバルへ入り、ここでランチを食べることにしました。
壁にあった写真を指さしチキンフライのプレートが7ユーロ、これに絞りたてのオレンジジュース2ユーロが昼食になりました。店の青年がたどたどしい英語でオーダーを受け付けてくれました。感謝! -
少しバスの時間があったので、近くの教会へ。ここも街の名所になっています。
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街を代表する教会のようですが、入口は閉じられ中に入ることができません。周囲をぐるりと周り、よくわからないまま終了です。
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バスターミナルに戻り、バスを待つことしばし。少し遅れてよくやくバスが入ってきました。
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半日を楽しんだコンスエグラに別れを告げます。
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動物注意の標識。所変われば・・・ですね。
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トレドへと帰ってきました。
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