コトル旅行記(ブログ) 一覧に戻る
アドリア海から続くコトル湾の一番奥にある城塞都市「コトル」。<br />背後は山、前は海の自然の地形を生かした城壁に囲まれた街です。<br />入り組んだ路地と教会がある中世の姿が見られます。<br /><br />紀元前のローマ時代から人が住み始め、535年には最初の要塞が築かれました。<br />その後はブルガリアの占領下になったりセルビア傘下になったり。<br />15世紀~18世紀までは16世紀と17世紀の一時期にオスマントルコ支配下にあった時を除いてヴェネツィア共和国の一部になっています。<br />この時期オスマントルコの脅威に備えて城壁が整備されました。<br />そしてラグーサ共和国(ドブロブニク)と競い合う商業国家となり、その貿易によってもたらされた富で築かれた館や教会が今でも残っています。<br />その後はオーストリア、フランス、イタリア、ロシアの順に支配下になります。そして1918年、ユーゴスラビアの属国となります。<br />2006年6月3日に独立。今に至ります。<br /><br />教会はちょうど東と西の境界のようで、モンテネグロ正教会とカトリックが小さな街の中で混在しています。<br />面白かったです。<br /><br />私たちはドブロブニクの観光案内所でモンテネグロへの日帰りバスツアー(英語)にエントリー。<br />日本人は私たち2人。<br />あとはほとんどがユーロ圏の方々。<br />ユーロの方々はクロアチアからモンテネグロへの出入りが簡単でした。<br />16名のツァーで楽しく廻ることができました。

9日間でぐるっとクロアチアを廻ってきました。⑩隣国モンテネグロの城塞都市コトルへ。

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2015/07/10 - 2015/07/18

43位(同エリア329件中)

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nichi

nichiさん

アドリア海から続くコトル湾の一番奥にある城塞都市「コトル」。
背後は山、前は海の自然の地形を生かした城壁に囲まれた街です。
入り組んだ路地と教会がある中世の姿が見られます。

紀元前のローマ時代から人が住み始め、535年には最初の要塞が築かれました。
その後はブルガリアの占領下になったりセルビア傘下になったり。
15世紀~18世紀までは16世紀と17世紀の一時期にオスマントルコ支配下にあった時を除いてヴェネツィア共和国の一部になっています。
この時期オスマントルコの脅威に備えて城壁が整備されました。
そしてラグーサ共和国(ドブロブニク)と競い合う商業国家となり、その貿易によってもたらされた富で築かれた館や教会が今でも残っています。
その後はオーストリア、フランス、イタリア、ロシアの順に支配下になります。そして1918年、ユーゴスラビアの属国となります。
2006年6月3日に独立。今に至ります。

教会はちょうど東と西の境界のようで、モンテネグロ正教会とカトリックが小さな街の中で混在しています。
面白かったです。

私たちはドブロブニクの観光案内所でモンテネグロへの日帰りバスツアー(英語)にエントリー。
日本人は私たち2人。
あとはほとんどがユーロ圏の方々。
ユーロの方々はクロアチアからモンテネグロへの出入りが簡単でした。
16名のツァーで楽しく廻ることができました。

旅行の満足度
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 昨夕、ドブロブニク旧市街の観光案内所で申し込んだ隣国モスタルへの日帰り英語ツアーに参加します。<br />ホテルにツアーバスが迎えに来ました。<br />日本人は私たちだけ。

    昨夕、ドブロブニク旧市街の観光案内所で申し込んだ隣国モスタルへの日帰り英語ツアーに参加します。
    ホテルにツアーバスが迎えに来ました。
    日本人は私たちだけ。

  • 東に向かう途中、ツアーバスからドブロブニク旧市街を東側から見ることができました。

    東に向かう途中、ツアーバスからドブロブニク旧市街を東側から見ることができました。

  • ドブロブニクがどんどん離れていきます。

    ドブロブニクがどんどん離れていきます。

  • 美しいアドリア海です。

    美しいアドリア海です。

  • 英語ツアーの車内はこんな感じ。<br />16名のツアーです。<br />ドイツ語、フランス語、イタリア語が飛び交っています。<br />ガイドさんは、英語とイタリア語でいろいろ解説してくれました。

    英語ツアーの車内はこんな感じ。
    16名のツアーです。
    ドイツ語、フランス語、イタリア語が飛び交っています。
    ガイドさんは、英語とイタリア語でいろいろ解説してくれました。

  • クロアチア出国

    クロアチア出国

  • モンテネグロ入国

    モンテネグロ入国

  • 国境を越えてクロアチアからモンテネグロに入るとすぐに休憩!

    国境を越えてクロアチアからモンテネグロに入るとすぐに休憩!

  • モンテネグロへのツアーバスです。

    モンテネグロへのツアーバスです。

  • 冷たいものでも。。。

    冷たいものでも。。。

  • なんだか判らない柑橘系のソフトドリンクを購入。<br />この国の通過はユーロです。

    なんだか判らない柑橘系のソフトドリンクを購入。
    この国の通過はユーロです。

  • 次の休憩所。<br />コトル湾を見渡せる絶景ポイントです。

    次の休憩所。
    コトル湾を見渡せる絶景ポイントです。

  • 岩礁のマリア教会です。

    岩礁のマリア教会です。

  • 岩や船を沈めて人口の陸地をつくり、そこに教会を建てました。島の名前は聖母マリア島。船で渡れます。今回は行けません。

    岩や船を沈めて人口の陸地をつくり、そこに教会を建てました。島の名前は聖母マリア島。船で渡れます。今回は行けません。

  • 聖ジョルジェ島です。石垣で囲まれた島です。ここには聖職者しか渡れません。

    聖ジョルジェ島です。石垣で囲まれた島です。ここには聖職者しか渡れません。

  • まるで湖のような静かなコトル湾です。

    まるで湖のような静かなコトル湾です。

  • 入り組んだコトル湾です。

    入り組んだコトル湾です。

  • アドリア海の綺麗な海です。

    アドリア海の綺麗な海です。

  • ドブロブニクを出て約3時間でコトルに到着。<br />後の山は旧市街の背後にあるロプチェン山。

    ドブロブニクを出て約3時間でコトルに到着。
    後の山は旧市街の背後にあるロプチェン山。

  • コトルの街は周りを城壁が巡っています。<br />でもこのシャークは何だ??

    コトルの街は周りを城壁が巡っています。
    でもこのシャークは何だ??

  • ここがコトル湾に面した街の正面入り口です。

    ここがコトル湾に面した街の正面入り口です。

  • ここから旧市街に入ります。<br />西門です。

    ここから旧市街に入ります。
    西門です。

  • いよいよ旧市街に入ります。

    いよいよ旧市街に入ります。

  • 城壁のトンネルをくぐると広場があり時計台前広場になっています。<br />オルジャ広場と言います。<br />ここで解散。<br />2時間15分のフリータイム。<br />時計塔は1602年に創建。<br />その下にある四角い柱は「恥の柱」と呼ばれる罪人の晒し台です。<br />この広場は公開裁判の場でした。<br />怖いですねぇ。<br />でもヨーロッパではよくあることで。。<br />時計の時間は合ってます。午前10時30分です。凄い!

    城壁のトンネルをくぐると広場があり時計台前広場になっています。
    オルジャ広場と言います。
    ここで解散。
    2時間15分のフリータイム。
    時計塔は1602年に創建。
    その下にある四角い柱は「恥の柱」と呼ばれる罪人の晒し台です。
    この広場は公開裁判の場でした。
    怖いですねぇ。
    でもヨーロッパではよくあることで。。
    時計の時間は合ってます。午前10時30分です。凄い!

  • 北側からくるっとコトルの街を巡ってみます。

    北側からくるっとコトルの街を巡ってみます。

  • 路地はこんな感じ。

    路地はこんな感じ。

  • 路地を東に進みます。

    路地を東に進みます。

  • 狭い路地を抜けると広場に出ました。<br />ルカ広場です。<br />聖ルカ教会があります。<br />1199年に建設された小さな小さな教会です。<br />1657年まではカトリックでしたが、今はモンテネグロ聖教です。<br />

    狭い路地を抜けると広場に出ました。
    ルカ広場です。
    聖ルカ教会があります。
    1199年に建設された小さな小さな教会です。
    1657年まではカトリックでしたが、今はモンテネグロ聖教です。

  • 入ってみます。

    入ってみます。

  • 創建時の古い壁画が残っています。<br />フレスコ画です。

    創建時の古い壁画が残っています。
    フレスコ画です。

  • イコノスタシスのイコン

    イコノスタシスのイコン

  • 聖堂のさらに奥には聖スピリドン礼拝所があります。<br />少し神秘的。

    聖堂のさらに奥には聖スピリドン礼拝所があります。
    少し神秘的。

  • 同じルカ広場にある聖ニコラ教会。

    同じルカ広場にある聖ニコラ教会。

  • スラブ系聖教会で見られる八端十字架が立っています。

    スラブ系聖教会で見られる八端十字架が立っています。

  • セルビア正教の教会です。<br />1909年創建です。

    セルビア正教の教会です。
    1909年創建です。

  • 豪華なイコンです。

    豪華なイコンです。

  • ルカ広場を後にします。

    ルカ広場を後にします。

  • 再び路地を東に進みます。

    再び路地を東に進みます。

  • 聖母マリア教会です。<br />コトル最古の教会です。<br />6世紀の教会跡地に建てられました。<br />完成は1221年。<br />ロマネスク様式です。

    聖母マリア教会です。
    コトル最古の教会です。
    6世紀の教会跡地に建てられました。
    完成は1221年。
    ロマネスク様式です。

  • 聖オザナの生涯が入口の左右のドアにレリーフになっています。

    聖オザナの生涯が入口の左右のドアにレリーフになっています。

  • でも聖オザナって誰?<br />調べてもよく判りません。

    でも聖オザナって誰?
    調べてもよく判りません。

  • 祭壇

    祭壇

  • フレスコ画の一部が残っています。<br />14世紀のものです。

    フレスコ画の一部が残っています。
    14世紀のものです。

  • こちらにも。

    こちらにも。

  • パパ様です。

    パパ様です。

  • こちらのフレスコ画は随分残っています。

    こちらのフレスコ画は随分残っています。

  • 聖マリア教会を出て再び散策。

    聖マリア教会を出て再び散策。

  • ここから先は街を巡っている城壁巡りの入口です。<br />かなり急な山登りの入口です。

    ここから先は街を巡っている城壁巡りの入口です。
    かなり急な山登りの入口です。

  • 街の北側から旧市街から外に出てみました。<br />街の外から見る城壁です。<br />堀のように見える水はコトル湾にそそぐシュクルダ川です。

    街の北側から旧市街から外に出てみました。
    街の外から見る城壁です。
    堀のように見える水はコトル湾にそそぐシュクルダ川です。

  • 水の中は澄んでいて綺麗です。

    水の中は澄んでいて綺麗です。

  • 東側にそびえるロプチェン山に巡る城壁です。<br />この城壁の高さは最高で20m。長さは4.5km。<br />中腹には15世紀の救世聖女教会があります。

    東側にそびえるロプチェン山に巡る城壁です。
    この城壁の高さは最高で20m。長さは4.5km。
    中腹には15世紀の救世聖女教会があります。

  • 急斜面に城壁が続いています。<br />山を巡っています。

    急斜面に城壁が続いています。
    山を巡っています。

  • 家内も撮影中。<br />この城壁は海から山へと続き、ぐるっと街を囲んでいます。

    家内も撮影中。
    この城壁は海から山へと続き、ぐるっと街を囲んでいます。

  • 旧市街に戻りました。

    旧市街に戻りました。

  • 聖トリフォン大聖堂です。

    聖トリフォン大聖堂です。

  • トリフォン教会の鐘楼の右側を見ると、、、

    トリフォン教会の鐘楼の右側を見ると、、、

  • 山の中腹にある救世聖女教会が見えます。

    山の中腹にある救世聖女教会が見えます。

  • コトルの守護聖人トリフォンの教会です。

    コトルの守護聖人トリフォンの教会です。

  • 入ってみます。

    入ってみます。

  • 守護聖人トリンプの左手にはコトルの街の模型が。。<br />山も含めてですからスケールが大きいです。

    守護聖人トリンプの左手にはコトルの街の模型が。。
    山も含めてですからスケールが大きいです。

  • この教会はカトリックです。

    この教会はカトリックです。

  • 2階に上がってみます。

    2階に上がってみます。

  • ロビーがありました。

    ロビーがありました。

  • 聖トリフォン広場が見下ろせます。

    聖トリフォン広場が見下ろせます。

  • この旧市街にも人々の生活があります。

    この旧市街にも人々の生活があります。

  • そろそろ昼食にします。

    そろそろ昼食にします。

  • コーラを頼んでから汗をこのサラサラシートで拭います。<br />この酷暑ではこのシートが大活躍です。

    コーラを頼んでから汗をこのサラサラシートで拭います。
    この酷暑ではこのシートが大活躍です。

  • ほうれん草のペンネ。

    ほうれん草のペンネ。

  • こらは生ハムのリゾットです。<br /><br />コーラ×2<br />ほうれん草のペンネ<br />生ハムのリゾット<br />で28ユーロ(モンテネグロはユーロです)

    こらは生ハムのリゾットです。

    コーラ×2
    ほうれん草のペンネ
    生ハムのリゾット
    で28ユーロ(モンテネグロはユーロです)

  • そろそろ集合時間です。

    そろそろ集合時間です。

  • ここから旧市街を出ます。<br />集合場所に向かいます。<br />

    ここから旧市街を出ます。
    集合場所に向かいます。

  • 集合場所に到着。<br />バスはモンテネグロの次の街、「ブドゥバ」に向かいます。

    集合場所に到着。
    バスはモンテネグロの次の街、「ブドゥバ」に向かいます。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • salsaladyさん 2015/12/03 19:30:17
    素晴らしく探究心のにじみ出たリポートに感激!!
    ☆2年前の秋(寒そうですね!)これだけの知識を持ってKOTORを訪れた日本人に敬意を表します。

    我々は、クルーズの最後の訪問地として、貴重な東欧の一部に上陸できたのに、写真を撮ったり城壁を登っただけで満足してしまいました。

    ☆文化財への冒涜ですね。確か聖ルカ広場辺のカフェ(Evergreen)で憩い?

    聖ルカ又は聖ニコラの内部を歩いたのですが。。。隅に座ったおばあ様から入場料を請求される訳でもなく、イコンの素晴らしさよりキリストの痛々しさに目を背けてしまって。。。≪何故キリスト教はいつまでもあのむごい姿を象徴にするのだろう?≫などと〜

    此方を訪問させていただいて、新たにMontenegroへの愛着が生まれました。

    又、覗かせて下さいね〜私の能天気なクルーズ便りも見て下さって有難うございました。〜感謝です〜

    nichi

    nichiさん からの返信 2015/12/05 09:02:51
    RE: 素晴らしく探究心のにじみ出たリポートに感激!!
    ご訪問頂きありがとうございます。
    今年の夏のコトルは38度と酷暑でした(笑)
  • salsaladyさん 2015/12/03 19:30:17
    素晴らしく探究心のにじみ出たリポートに感激!!
    ☆2年前の秋(寒そうですね!)これだけの知識を持ってKOTORを訪れた日本人に敬意を表します。

    我々は、クルーズの最後の訪問地として、貴重な東欧の一部に上陸できたのに、写真を撮ったり城壁を登っただけで満足してしまいました。

    ☆文化財への冒涜ですね。確か聖ルカ広場辺のカフェ(Evergreen)で憩い?

    聖ルカ又は聖ニコラの内部を歩いたのですが。。。隅に座ったおばあ様から入場料を請求される訳でもなく、イコンの素晴らしさよりキリストの痛々しさに目を背けてしまって。。。≪何故キリスト教はいつまでもあのむごい姿を象徴にするのだろう?≫などと〜

    此方を訪問させていただいて、新たにMontenegroへの愛着が生まれました。

    又、覗かせて下さいね〜私の能天気なクルーズ便りも見て下さって有難うございました。〜感謝です〜

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