2015/09/09 - 2015/09/14
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beanbagさん
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3日目はソロ市内観光の後、チュト寺院、スクー寺院、ブンガワンソロをめぐり、ボロブドゥールのマノハラホテルに向かいます。移動距離260km、移動時間約7時間の長距離ドライブです。どうしてもチュトに行きたかったので、定番の世界遺産サンギラン初期人類遺跡は諦めました。
ハードな行程となることはわかっていたので、出発前にネットでチャータージョグジャの日本語ガイド付き乗用車をチャーター。10時間、15,500円、現地で日本円払いです。
インドネシアを理解する上でも、足を伸ばして良かったと思います。
〈旅程〉
1日目(2015年9月9日)NRT→SIN (SQ011) 機内泊
2日目(9月10日)SIN→JOG (MI152)、プランバナン周辺遺跡群観光、Hyatt Regency Yogyakarta泊
3日目(9月11日)ソロ市内、チュト寺院、スクー寺院、ブンガワンソロ観光、Hotel Manohara泊
4日目(9月12日)ボロブドゥール朝日見物、パオン寺院、ムンドゥ寺院、クラトン、タマン・サリ、マリオボロ通り観光、Hyatt Regency Yogyakarta泊
5・6日目(9月13,14日)ゴルフ、JOG→SIN (MI153)、SIN→NRT(SQ638)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝食はハイアットのケマンギ・ビストロで。オープンの朝6時に降りていったらすでに何組かの宿泊客が食事中。観光地の朝は早い。無料宿泊には朝食が付いていないのでビュッフェで106,800ルピア(900円)。
ハイアット リージェンシー ジョグジャカルタ ホテル
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メニューは多彩。インドネシア料理を中心に少量ずつ多種類をいただく。
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果物も豊富だが、カットされているものだけをチョイス。
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いったんチェックアウトするが、翌日にはハイアットに戻ってくるので大きい荷物はホテルに預け、1泊分の荷物だけデイバックに詰めて出発。
手配しておいたガイドと車が、7時前には迎えに来ている。ガイドはマルヨノさん、アラフォー男性。日本に行ったことはなく言葉はやや怪しい。車はトヨタ・イノーバ(現地生産車)。運転手の名前は忘れたが、『1日に何百台追い越すか』がテーマの飛ばし屋。接近戦にも強く、腕は確か。おかげでスケジュール通り行程をこなすことができた。
日本でやると危険運転だが、私自身はインドや中国でこうした運転に慣れているので、途中何度か居眠りをしていた。 -
インドネシアはイスラム教徒が大多数を占める。村々にモスクがあるが、これはその中でも立派なモスク。
人々は温厚で優しく、当然のことながらISなど原理主義者を快く思っていない。 -
約1時間半でソロ市内に入る。
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高層マンションも建ち始めた。
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カート・コバーン(ニルヴァーナ)のファンかな?
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まず案内されたのが、ラジャ・プスタカ博物館。
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小規模だが、インドネシアに来て初めて触れる現地の文物に興味が尽きない。
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インドネシアのクリス刀とその鞘。ぐにゃぐにゃの方はいかにも痛そう。
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ガムランの楽器。
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ワヤン・クリ(影絵芝居)の操り人形。水牛の革でできている。
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いかにもインドネシアな絵画。ラーマーヤナの場面を描いたものだと思うが、よく分からない。
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ナポレオン・ボナパルトからソロ王朝に贈られた壺。
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これは日本から贈られた有田焼。
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次の観光スポットに移動。写真でははっきり見えないが道路の右側に路面鉄道の線路がある。観光用の蒸気機関車が走るらしい。
ジョグジャが京都とすれば(実際に姉妹都市)、ソロは奈良にあたると。 -
マンクヌガラン王宮のチケット売り場。もちろんこの入場料もツアー代金に含まれている。
マンクヌガラン王宮 城・宮殿
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内部は専属ガイドでないと案内できないので、日本語ガイドを呼んでもらってロビーで待つ。チップは個人負担、30,000ルピア(250円)とマルヨノさんが教えてくれる。
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彼女たちも専属ガイドの卵。
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翌日訪れるジョグジャの王宮に比べても立派な施設。
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狛犬ならぬライオンの像。
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シャンデリアがいくつもぶら下がり、床はイタリアから輸入した大理石。靴を脱いで上がる。
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その奥にある第2王宮。
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大理石の床の一部が茶色に変色している。これは過去に洪水が王宮まで押し寄せ、泥水に浸かった名残りだという。
この洪水は、過去の共産党政権がブンガワンソロの上流にあったダムを破壊したため惹き起こされたのものらしい。現在は、ダムは再建されている。 -
第2王宮の柱。美しい。
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その奥にある東洋人の像。1対ある。
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さらにその奥に西洋人の像も1対。
第2王宮、その奥の第3王宮内部は撮影禁止。
宮廷舞踊に使う仮面や金のアクセサリーなど多数展示。なかでも興味深いのは黄金の男女の貞操帯。王様が外出するときは残された者が着けさせられたらしいが、いかにも痛そう。 -
王宮の女性たちがくつろぐスペース。心地よい風が吹き抜ける。
インドネシアは赤道直下だが、日本の夏より涼しく、湿気も多くない感じ。 -
王様の接見の間。
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ガムランの様子を描いたステンドグラス。
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こちらはお米の神様。触ると良いことが起きるという。
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案内してくれた日本語ガイドさんとここでお別れ。名前は忘れた。
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次はトリウィンドゥ市場。アンティーク雑貨の商店街。
トリウィンドゥ市場 市場
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何も買う気がないので見るだけ。
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骨董品の照明器具など。
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金の装身具。
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同じく。南アジアの人たちはこうした物が大好き。
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お米の神様も。
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お面やお皿。欧米人はこうした物を買い込んで、上手くインテリアなどに活用しているが私には無理。
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レアもののマニアグッズ。お茶の缶?
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宝石の指輪。私より運転手やガイドのマルヨノさんの方が興味津々、買いたそう。1個3,500円くらいだという。
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名前は分からないが、独立戦争で活躍した空軍大佐?の銅像。
インドネシア人は銅像が好きなようで、街中のあちこちにいろいろな像を見かける。 -
チュトに向かう途上で見かけた可愛らしい蒸気機関車のモニュメント。この辺りは製糖業が主要産業で工場がいくつかあり、昔はサトウキビを蒸気機関車で運んでいた。今はもちろんトラック。サトウキビを満載したトラックが何台も通り過ぎる。
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チュト寺院は、ソロ市内から48km、標高約1,500mの高さにある。急な山道をどんどん登っていくと両側に一面の茶畑が広がる。オランダ植民地時代に開発され、現在は政府が所有しているらしい。有名なジャワ・ティーの原料。
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チュトはヒンドゥー教寺院、入り口の割れ門。イスラム教の浸透に伴い、ヒンドゥー教はどんどん東に追いやられ、最後はバリ島まで落ち延びる。なのでこの遺跡はバリ島の寺院に似ているらしい(行ったことがないので‥)。
標高が高いので別荘地のように涼しい。チュト寺院 寺院・教会
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円空仏を彷彿とさせる幼稚な彫像。なんでも優秀な石工はプランバナンなどに駆り出され、チュト寺院やスクー寺院は、あとに残った木彫師が彫ったためこのような像になったらしい(マルヨノさんの日本語が怪しいので、説明内容まで「ほんまかいな」と聞いてしまう)。
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チュト寺院の境内。他所では見ない光景に期待が高まる。
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有名なリンガ。アンコールでもよく見かけるが、ことの外大きい。
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薄い霧も立ち込めて、割れ門が続く神秘的な世界。ソロからも遠いので観光客は少ないが、意外に現地の若いカップルが多い。バイクに二人乗りでやってくるデートスポットのよう。ひょっとして縁結びの神様か?
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どんどん奥の院まで登っていく。
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これが本殿。小ぶりだが、マヤのピラミッドに似た形。
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ここにもリンガが。インドネシアの人口は世界4位。その理由がわかる気がする。
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斜めから見るとよりマヤ遺跡に似てくる。
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振り返ると割れ門の連続。美しい。
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先ほどの石組みもナスカの地上絵のように見えてくる。
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10kmほど戻って今度はスクー寺院。標高も300mくらい下る。
スクー寺院 寺院・教会
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入口の門もマヤ遺跡風。
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門の中に安置されたリンガとヨニ。これまた有名。
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ガルーダ像。
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魔除けのカーラ?稚拙さが可愛い。
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スクーは本殿が修復中、マヤのピラミッドはお預け。
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その様子。外壁の石が取り除かれ、土台となる石組みが見えている。
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これがその土台。
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取り除いた外壁は周辺に整理して積まれている。耐震補強もして元の形に積み上がるのは数年後か?
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レリーフも外に整理されている。
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象のレリーフ。
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スクー寺院で一番有名な彫像。なんの像かわかりますよね。
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これも代表的なレリーフらしい。
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門前の土産物屋も閑古鳥。でも気にしないでにこやかに笑っている。
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ソロへの帰途見かけたゴム農園。350年に及んだオランダ植民地時代の置き土産。
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帰りに立ち寄ったブンガワンソロ。ブンガワンとは大きな河の意味らしい。今は乾季の終わりで水が少ない。
川沿いの木にはインドネシアン・チェリーの実がなっており、マルヨノさんが取ってくれる。優しい甘さで美味しい。これに限らず、いたるところに色々な果物がいくらでも実っており、食べ物の心配のない幸せな国。 -
反対側には今渡った橋が見える。
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ソロ市内に戻り、昼食はダイアモンドという名の中華料理店。
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なかなか立派なお店。
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これが一人前、デザートにアイスクリームのてんぷらもついている。昼食代はツアー料金に含まれており、個人負担はビンタンビール大瓶1本54,450ルピア(470円)のみ。
味もよく、満たされた気分になる。 -
帰途、現地ツアーおきまりのコピ・ルアク(ジャコウネコ・コーヒー)の店に案内される。
植民地時代、コーヒー農園の労働者は、樹になっているコーヒー豆を持ち帰ることは許されず、ジャコウネコの糞に残された豆を洗って淹れてみたところ、本来のコーヒーより美味しかったので人に知られるようになったらしい。
これがその糞。 -
それを洗って、
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天日干ししたもの。
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普通のコーヒーは皮ごと焙煎するが、コピ・ルアクは杵でついて皮を取り除く。これで味がまろやかになり、カフェインも少なくなるらしい。
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ジャコウネコと言うがネコ科ではなく、マングースの一種らしい。
さかんに購入を勧められたが、100g、25杯分で4,000円(1杯160円)と高く、味も私には今ひとつに感じられたので固辞した。Amazonで買えば1杯20円で美味しいドリップコーヒーが飲める。
マルヨノさんからは銀細工の工房見学も勧められたが、興味ないのでパス。 -
ジョグジャに戻ってきた。立派なショッピングセンターも建設中。
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1台のバイクに赤ちゃんを含め4人乗り。家族であれば警察も大目に見てくれるらしい。
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夕方5時過ぎにマノハラ・ホテルに到着。ジョグジャからは35km、約1時間。ここでマルヨノさんと運転手君とはさようなら。長時間の運転と、ガイドは危うかったが美味しい昼食に感謝して、二人にチップを渡す。細かいルピアが切れたので、マルヨノさんには千円札。
本当は初日にマノハラ泊、ハイアット2連泊にしたかったが、マノハラが当日満室で取れなかった。この日もホテル予約サイトは満室だったが、ホテルに直接メールしたので予約を入れることができた。英文メールのやり取りなんてこんな時しかないので良い練習になる。マノハラ リゾート ホテル
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廊下はオープンエア、コテッジ風。
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使う機会がなかったが、ラナイもある。庭からすぐ入れるので戸締りはしっかりと。
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ツインベッドに一人。
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簡素だが安っぽくはない。
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水回り。大好きなタイ式ウォシュレットもある。ただし、ホースが硬めで取り回しに苦労した。
洗面台はスペースが狭く使いにくい。 -
シャワーはお湯がたっぷり出る。
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クロゼット下にセーフティボックス、東南アジアでは良く遭遇する扉の後ろのリセットボタンを押す苦手なタイプ。案の定、1回目は良かったが2回目からはうまく閉まらず、スタッフを呼ぶのも面倒なので、貴重品はウエストポーチに入れて持ち歩くことにした。
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5時半頃。まだ陽が残っているのでホテルの周りを散策。
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ホテル玄関とは別にビジターセンターの入り口。他のホテルからのサンライズツアー参加者はおそらくここに集合するのだろう。
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宿泊者は視聴覚室でボロブドゥールの解説映画を見ることができる。1回30分くらい。他にすることもないので、日本語版を予約して、その前の客がリクエストしたドイツ語版から2回続けてみる。
でも、映画で紹介されたレリーフを実際に現地で見つけることができなかった。本当にあるの? -
レストラン横で静かにガムランが奏でられて良い雰囲気。
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ホテルのレストランでナシゴレンとビール。85,000ルピア(730円)。味はウーン?、近所のモンスーンカフェの方が美味しいような。
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