2015/08/29 - 2015/08/29
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たびたびさん
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気が付くと、福島県のふるさと宿泊券の使用期限が8月末じゃありませんか。まあ、期限切れでもそんなにたいしたことではないんですが、気が付いてしまった以上はどこかにいかなければ。。ということで、一番手軽な白河を計画してみました。
ただ、その前に、宇都宮の観光を組み合わせて、かねて気になっていた大谷資料館も行ってみましょうか。そして、訪ねた資料館は、地下に残る大谷石の採掘跡をそのまま見学コースにして、迫力満点。地下神殿のような巨大な空間はいつまでいても飽きることがありません。ちょっとひんやりしたような空気と赤や緑にライトアップされた演出も雰囲気を盛り上げるのには一役買って最適だし、なるほど一見の価値ありの施設だと思います。
そして、その後は宇都宮の街歩き。宇都宮は餃子だけではない。B級グルメの意外な名店にも出会うこととなりました。
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宇都宮駅からバスで30分ほど。まずは、大谷寺大谷観音に到着です。
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料金を払って奥に進むと凝灰岩の山の陰に隠れるようにお堂が建っていて、まずはこの景色でちょっと驚きます。
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イチオシ
そして、お堂の中に入るとここの主役である磨崖仏の千手観音像。弘仁元年(810)弘法大師の作と伝えられていて、これがこの寺の本尊ですね。さらに進むと、伝釈迦三尊像、伝薬師三尊像、伝阿弥陀三尊像が続きます。
ちなみに、大分県の臼杵磨崖仏と並ぶ位置づけのようですが、正直言えば、ちょっとバランスが悪かったり、荒さが気になったりで、美しさという点ではちょっと劣るかなあという感じです。 -
敷地内には庭園もちょこっとあって、それも確認して終了。
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続いて、すぐそばにある大谷公園へ。ここは、たぶん大谷石の採石場の跡を整備して公園にしたもの。平和観音やカエル岩、天狗の投げ石といった奇岩もあるのですが、平和観音脇のゲートのようになったこの岩の通路が、この先何があるんだろうといった期待感で一番ドキドキしたように思います。
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イチオシ
これが一番の見どころ大谷平和観音。
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公園の中にそびえるように立つ高さ26.93mの石造りの立像。昭和23〜29年にかけて、太平洋戦争の戦死者を追悼するために造られました。
ただ、大きさだけが強烈な印象で、ありがたいなあという気持ちまでにはなかなか至らないかもしれません。 -
天狗の投石は、さらに進んだ場所。
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岩山のてっぺんにぐらぐらしそうな感じの不安定な感じで岩が乗っています。岩も風化が進むし、安全のためにワイヤーが掛けてあるようですが、見応えとしては少し興ざめ。まあ、安全のためだから仕方ありません。
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そして、いよいよ大谷資料館へ向かいます。途中にも、こんな岩の崖。この辺りは、本当に大谷石だらけといった感じですね。
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ここが資料館の入口です。
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入ってすぐに展示室があって、石を切り出した道具類などがありました。
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これは、石で作った瓦。結局は重すぎて、その後も定着することはなかったようです。
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そして、ここが地下への入口。
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階段を下って行くと
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ほどなく、見えてきましたよ〜
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石を切り出してできた巨大な空間。
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階段を降りて、空間の底に立ちますと
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奥に向かって、順路が続きます。
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巨大神殿の回廊は一本だけじゃなくて、左右にも延びていて、かなりのもの。空気もひんやりしているし、服をもう一枚重ね着してちょうどいい。
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振り返るとこんな感じ。奥に見えている壁際の階段を降りてきたんです。
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イチオシ
空間は巨大なのですが、その大きさを実感するのは、この太い柱。
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人と比べるとその大きさが分かると思います。
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赤や青のライトアップも
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イチオシ
演出効果抜群。きれいに切り取られて整った空間は、建物と同じにしか見えません。これまで炭鉱とか鉱山もいろいろ見てきましたが、こんな景色はそれらとは全く異質のものでしょう。
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イチオシ
一角には、こんなオブジェ。
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無機質な空間の美しさを損なうことなく、ちょっとした潤いも与えています。
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よく見ると、周囲には機械で石を切り取った跡も残っていて、激しい格闘のあったことも窺えます。
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天井から地上につながる通風孔。掘り進めている位置の確認のためでもあったようです。
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これだけ個性のある空間ですから、ここで映画などの撮影も行われたようです。
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そして、空間を使った創作活動なども。
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逆にそうした取り組みの記録を写真展として、紹介していました。大谷石を切り出す歴史は終わっても、跡は違う形で活用されて、新しい命が吹き込まれているんですね。私も、ここでなんだか不思議な体験をしたような気持ちになりました。
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今日の目的はこれでほぼ達成。後は、いつものように宇都宮の街歩きといきましょう。
那須パンの有名店といえば、ペニーレイン。遠くてとても行けそうにないと思ったら、調べると宇都宮の市内にもお店があるじゃないですか。中心部からはちょっと外れてますが、本店よりもずっと行きやすそうなので、訪ねてみました。 -
すると、これはなんですかあ。
お店はまさにパン屋の王様といった堂々たる構え。 -
イチオシ
高級ホテルのような店内は一角に買ったパンをゆっくり食べるテーブル(ソファー?)席もあるし、ちょっと夢心地。
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リンゴパイをいただきましたが、
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これもリンゴの香りが強烈で豪華な味わい。
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味もいいけど、この店内の雰囲気を合わせると、まさに想像を超える素晴らしさです。またまた、元気が出てきましたよ〜
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大和屋麹店は、なんでしょう。味噌教室といった看板も目に止まりましたが、
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最近、地方地方の味噌を買ってきて味わうのが趣味になっていて、ここの味噌もお土産にすることにしました。ちょっと水分が多いネッチョリした仕上がり。味噌の味がはっきりして、しゃきっとした味わいの味噌だと思います。
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さて、ペニーレインに続いてやってきたのは、8010。これは、「パレット」と読みます。
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宇都宮で、さっきのペニーレインよりも評判が良いようですが、ちょっと信じられないような気持ちです。。
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さて、ここの名物は、フルーツサンド。
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イチオシ
薄めの甘さの生クリームがたっぷり。その中に、オレンジやリンゴの塊り。分厚い生クリームに包まれているので、けっこう大きな塊りなんですが、サクサクと程よい歯ごたえがたまりません。これまで食べてきたサンドイッチって何だったんだろうと思うような別次元のおいしさでした。佐世保バーガーに初めて出会った時の感動を思い出しました。
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セットなので、パスタと
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紅茶もいただきましたが、フルーツサンドのインパクトが大きすぎて、どんなだったかあとは記憶にありません。
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市内中心部に戻る途中。これも有名なパン屋さんの一つ、パネッテリア ヴィヴォです。
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ショーケースに並んだパンを注文すると、奥の店員さんがそれをトレーにとってくれるシステム。
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自分でトレーに取る楽しさはないのですが、確かにこっちの方が清潔かもしれませんね。
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いただいたのは、生チョココロネ。ふかふかのパン生地は秀逸ですが、ちょっと生チョコは重たいかなあ。
やっぱり、コロネだと私のナンバーワンは、浅草のテラサワ・ケーキ・パンショップが不動です。 -
宇都宮の中心部に戻ってきて。
蒲生神社は、栃木県庁の裏の方。仙台藩の林子平、上野国の高山彦九郎と並び、「寛政の三奇人」の一人に数えられる蒲生君平を祀っています。境内はよく整備されていて、今では学問の神様として、崇敬を集めています。 -
ちなみに、蒲生君平は、江戸時代後期の儒学者であり、尊王論者であり海防論者でもある。尊王論者として、すべての天皇陵を調べるために歴代天皇陵を旅したり、海防論者としては、ロシア軍艦の出現に刺激を受けて陸奥への旅に出る。
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思想や信条に基づいて、実際に具体的な行動をするという姿勢が当時には珍しいことだったのではないかと思います。
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これは初代横綱 明石志賀之助碑。ただ、蒲生君平とは関係ありません。
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イチオシ
続いてやってきた栃木県庁は、入口を入ってすぐの大ホールが素晴らしい。大谷資料館を見てきた後だったこともあって、その地下大神殿を彷彿とさせるような景観です。
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そこから展望室い上がって見ると、これも悠々としたスペース。
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周囲の景色が一望出来て痛快です。
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栃木の焼き物だと益子焼きですね。
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浜田庄司を生んだ名門なんですが、
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以前伺った時にはそこに胡坐をかいているような気がちょっとしました。気のせいだといいんですが。。
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一周しようと思って回ったら、
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これは工芸品の展示場。
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ここでも益子焼に、
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玩具の類や
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武者のぼりに
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結城紬。結城はまだ行ったことがなくて、私の中では課題になっている街です。
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こちらは日光彫ですが、個性的な作品。ダイナミックな鯛と波の構図は、浮世絵のような感じです。
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県庁を後にして。宇都宮駅に向かって歩きます。
この慈光寺の見どころは、何んといっても赤い楼門。 -
元々は江戸時代中期に枝源五郎という人物が資金を集めて建てたものですが、
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現在の門は太平洋戦争で焼失した後、平成20年に復興されたもの。しかし、その堂々とした雄姿は今も健在です。
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これは本堂ですが、ちょっと尻すぼみになってしまったようです。
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濱田屋本店は、白い暖簾がかかった和菓子屋さん。
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店内に入ると
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奥のショーケースに牡丹の工芸菓子が飾られていたり、
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イチオシ
かわいらしい落雁もとても美しくて、これは本格的。
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で、選んだのは麩饅頭。「冷凍なので、しばらくしてから食べてください。流水で解凍した方がいいんですが、自然解凍だともしかしたら笹の葉にくっつくかもしれません。」と丁寧な説明もいただきましたが、まったく問題なし。
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もっちりした皮に、伸びやかな甘さの餡子の組み合わせは、印象通りの格調の高さがあるように感じました。名店だと思います。
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続いての能延寺は、鉄筋コンクリート二階建ての本堂があって、都会的な寺ですね。
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宇都宮城の鬼門の方角に創建された古い歴史を持つようですが、戊辰戦争や宇都宮空襲で被害を受けてしまったようです。
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生福寺は、永享十年(1438年)宇都宮等網の開基、清原高盛の祈願所として創建されたのが始まり。
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関東八十八か所第24番霊場でもあり、鉄筋コンクリートではありますが本堂も立派です。
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参道に与謝蕪村の句碑があって、蕪村はこの地で俳諧師としての道を歩み始めたという内容の説明がありました。あまり知られていない事実でしょう。
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妙金寺は、日蓮宗の寺。寺町は700年あまりの歴史があるようですが、戦災で焼けてしまって今の建物は戦後に復興されたものがほとんどです。
この寺も、そんな感じ。鉄筋コンクリートだと思いますが、戦災とかを経て、被害に備える気持ちが表れているような姿だと思いました。 -
この池田屋は、池田屋というよりも宮乃餅といった方が分かりやすいかも。宇都宮の寺町の中にビルを構えたお菓子屋さん。
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宇都宮ではそこそこ有名なようですが、宮乃餅の宮は宇都宮の宮なんだそうで、なるほどという感じ。求肥のお菓子なんですが、その求肥であることを積極的にアピールしていました。求肥はどちらかといえば、お餅に対するまがい物のイメージもないことはないのですが、このもっちりふわふわの加減は確かに絶妙。アピールするのは当然かもしれません。
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もう、宇都宮駅も近くなってきましたね。
宇都宮市街の散策スポットだと、このおよりの鐘は定番中の定番です。宇都宮駅から続く目抜き通り沿いにあって、すぐにそれと分かります。宇都宮に時を告げる鐘として夕暮れ時に鳴らされた鐘。なぜ、「およりの鐘」と言われたのかは諸説あるようですが、悲しい話とはではないので、ご安心を。 -
せっかくの宇都宮なので、やっぱり餃子も食べておきましょうか。
餃天堂は、宇都宮駅を出てすぐ。 -
餃子を注文すると、
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マヨネーズに一味を掛けて、それを付けて食べるとおいしいですとのアドバイス。なるほど、濃厚で豊かな味わいが楽しめます。ただ、皮はちょっと厚めのヘビータイプ。軽い感じで食べたい方には不向きかもしれません。
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最後に宇都宮のシンボル餃子像です。
一度壊されたようなことも聞きましたが、ちゃんと健在でした。宇都宮駅の二階出口を出てすぐの広場の一角。近頃は、浜松に餃子日本一の座を奪われたとかどうとかも話題になっていますが、浜松の餃子屋さんは駅から遠い不便な場所にしかない。観光客にとっての利便性では圧倒的に宇都宮に軍配が上がりますので、ご安心ください。
これで、宇都宮は終了。予定通り、白河に向かいます。 -
ただ、せっかくなので、黒磯で途中下車。
那須高原案内所は、黒磯駅の構内。小さな案内所ですが、ここのスタッフはとても優秀です。黒磯は那須塩原への玄関口なので黒磯市街地の街歩きの情報なんかあまり持ち合わせていないだろうと思ったら、そんなことはない。期待していなかったのに、とても要領よく説明してもらって、ちょっと感動しました。 -
黒磯駅は、那須塩原駅ができるまでは、天皇もこの駅を利用したのだとか。
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こうした立派な扉も残っていて、これも当時は皇室が利用された名残りの一つです。
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街に向かって、歩きます。
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黒磯の商店街に入ってすぐにあるレトロな構えの立派なお店は、明治屋さん。温泉まんじゅうの看板もいい感じです。
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先ほども案内所で効いてはいたんですが、改めて、黒磯駅は那須塩原ができる前は、昭和天皇もここを利用された由緒ある駅なんですとか、黒磯の歴史に誇りを持ったような話も聞けたりして、ちょっと心地よい時間を過ごしました。
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で、温泉まんじゅうの方は、自然で素直な味わい。これも年季が入ってます。
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黒磯駅の周辺の観光スポットだと、ややマイナーですが黒磯神社くらいでしょう。
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黒磯地区の総鎮守という神社なのですが、そもそも、黒磯は新幹線の那須塩原駅ができる前は、ここが那須塩原の玄関口だった場所。
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交通の要衝として賑わった場所なので四脚門が建っていたり、きちんとしています。
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山崎屋菓子店は、黒石駅前商店街の一番奥の方。
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雑貨屋さんみたいな感じなのですが、ここの大福がうまいという観光情報があって、一ついただいてみました。
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手作り感がしっかりあって、餡子の存在感もほどよい。これはちゃんといけてる大福です。
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これで黒磯駅の方に引き返します。
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カワッタ家は、黒磯駅前商店街の中ほどに最近出来た観光案内所兼休憩所。レンタサイクルもやっているようなので、一体どんなところを回るんだろう。那須なんかは遠いし、坂も多いし。。と思って、話を聞いたのですが、イマイチ要領を得ない。スタッフは若い人が複数いるんですが、まだ、こなれていないように思います。がんばってくださ〜い。
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黒磯駅前商店街の入口まで帰ってきて、最後は愛月堂本舗。
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那須五峰餅をいただきました。求肥餅にきな粉と黒蜜をかけて食べるのは信玄餅と同じでしょう。旅の途中で食べるのは面倒くさいという感じもしなくはないのですが、素材を重ね合わせることでしか出せないおいしさであることも確かです。
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今日の宿泊は、このホテルサンルート白河。
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いわゆるシティホテルですね。
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で、今回の目的は、ここの和食処 和でいただく福島牛ステーキ御膳。これが、ふるさと宿泊券で使えたんです。
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イチオシ
さて、福島牛ってどのクラスなのかは知りませんが、国産牛らしいうまみのある肉でけっこう満足。一方で、宣伝用の写真はあんまりうまく撮れていませんねえ。ちょっと損をしているように思いました。
これで、一日目は無事終了。明日は、白河の街歩きの予定です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ごまさん 2016/01/03 23:10:34
- とても内容の濃い旅行記ですね。
- たびたびさんへ
新年明けましておめでとうございます。
早々に私の旅行記へ訪問と投票を頂きまして有難うございます。
とても分かりやすい栃木の旅行記ですね。
なるほどと関心して読ませて頂きました。
県民なのに県庁は40年も行ってないので、新鮮な驚きでした。
大谷資料館は通過しただけなので、見学すれば良かったと後悔しました。
寂れてしまった黒磯駅の歴史にも触れて頂いて嬉しいです。
そうなのです〜昔は昭和天皇皇后さまが御用邸にお越しになられて、駅前は人が溢れかえって旗を振りました。当時は車もゆっくりと20〜30?のスピードで走りお二人が窓から手を振って下さっていました。
何年たってもあの優しいお顔が忘れられませんね。
黒磯がとても活気が有って良かった時代を、久しぶりに思い出しました。
素敵な旅行記を有難うございます。
これからも宜しくお願いいたします。
ごま
- たびたびさん からの返信 2016/01/04 14:02:25
- RE: とても内容の濃い旅行記ですね。
- なるほど。実感のこもったコメントありがとうございます。わずかな体験ですが、また少しリアルになって行くような気がします。
たまにあるこうした地元の方からの情報が一番うれしいですね。ありがとうございました。
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