2015/08/01 - 2015/08/01
253位(同エリア9830件中)
コージ☆さん
ロンドン2日目は,本格的に名所めぐり開始!
ベタな名所をメインに,時にマニアックな場所へも行きました
とにかく,名所はもちろんですが,街の至る所でこの国の歴史と伝統の重みを感じて,圧倒されっぱなしでした
早くも,「大英帝国参りましたっ!」って気分
☆1日目☆ 羽田発11:25JAL43便→ヒースロー着15:27,ホテルにチェックインして大英博物館(1/3回目)
http://4travel.jp/travelogue/11038792
↓今回の旅行記
★2日目★ ロンドン塔,ウェストミンスター寺院,王立裁判所,テンプル・チャーチ,セント・ポール大聖堂,大英博物館(2/3回目),パブ,フリーメイソンズ・ホールなど
http://4travel.jp/travelogue/11045860
☆3日目☆ セント・パンクラス駅,キングスクロス駅,ウォータールー駅,ビッグ・ベン(国会議事堂),バッキンガム宮殿,ピカデリー・サーカス,トラファルガー広場,タワー・ブリッジ, ナショナル・ギャラリー(1/2回目),シャーロックホームズ・パブ,ハンガーフォード橋など
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆4日目☆ バース(ローマ浴場と街並み)&ストーンヘンジ1日ツアー
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☆5日目☆ シティ(イングランド銀行,ギルドホールなど),シャーロック・ホームズ博物館,アビーロード,ナショナル・ギャラリー(2/2回目),大英博物館(3/3回目),ヒースロー発19:18JAL44便
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☆6日目☆ 羽田着14:46
【旅行記;特別編】
☆『ヒースロー・エクスプレス』のチケット購入方法と乗り方☆
http://4travel.jp/travelogue/11048465
☆『オイスターカード』の買い方・使い方☆
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆『大英博物館』の歩き方☆
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆『ナショナル・ギャラリー』の歩き方☆
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆『シャーロック・ホームズ』ゆかりの地
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆夏目漱石『倫敦塔』を旅する☆
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆ビートルズ・ファンの聖地~アビー・ロードへの行き方☆
http://4travel.jp/travelogue/11046103
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝の空気は少しひんやりしてて,気持ちいい!
ベタな例えですが,夏の軽井沢や上高地って感じ
朝8時前にユーストン・スクエア駅から地下鉄に乗ってロンドン塔の最寄駅Tower Hillへ
今日は土曜日,まだ駅は静か -
Tower Hillの駅を降りると…
この像と壁を見て「あれ? オレって,ローマに来てたんだっけ?」
この方は,ローマのトラヤヌス帝で,壁はシティ・ウォールといってローマ帝国時代のものだそう
大英帝国もすごいけど,ローマ帝国は,もっとすごかったんだね〜
ところで,この辺は,囚人の処刑場だったそうで…
夜に来たらコワいかも!?タワーヒル駅 駅
-
駅を出たら,向こうにロンドン塔が見えてきて「いよいよかー」って高鳴る胸!?
というか,無数の飛行機雲に「うわー,なんなんだ〜!」
昨日,ロンドン到着前に中心部がよく見えた意味が分かりました
この辺は,飛行機の通り道だったんだね〜 -
開門は9時ですが,混雑が予想される名所なので,早く行こうと思ったら8時半には着いてしまったんで,テムズ川までブラブラ
なんだか,いろんなものが目に飛び込んできたー
右の高層ビルのシャードは,高さが310mで,展望台は西ヨーロッパで一番の高さだそう
ロンドンにそういう高層ビルがあるって意外な感じでした
その前が,倉庫を改造したヘイズ・ギャレリア,戦艦HMSベルファスト号に,左がロンドン市庁舎
あっちにも行ってみたかったけど,今回の旅行では,向こう岸はほとんど寄ってる時間がなかったから,眺めるだけザ シャード (シャード展望台) 現代・近代建築
-
ここから入場
この塔を見た夏目漱石は,「石油タンクみたいでに,巨人の門柱みたいに屹立してる」という趣旨の文章を『倫敦塔』に書いてます
漱石にしては発想が子供っぽいと思いましたが,ま,日本にはない様式なんで仕方ないんでしょう
ちなみに,わたしは「でっかいドラム缶を並べたような感じで,なんか面白〜い!」です…
写真手前の野獣のオブジェを見て,「なんでこんなものがあるんだー?天下のロンドン塔も大衆迎合で地に堕ちたかぁ?」って思ったんですが,それなりの訳があると,後で分かりました…ロンドン塔 建造物
-
入口前に,ビーフィーター(正式名称ヨーマン・ウォーダー)!
「いよいよ,大英帝国っぽいところに入るぞー」
この方,チケットをもぎるワケでもなく,手荷物検査するワケでもなく,腕組んで立ってるだけでした…
もちろん,一緒に写真撮影とかしてくれます
わたしもお願いしようかと思いましたが,「おっさんとおっさんが並んでも絵にならないし〜」と,やめときました…
世界中のテーマパークに色んな格好をしたスタッフが居ますが,その起源はこんなところにあるのかも? -
チケットを買うと,このマップがもらえます
せっかく分かりやすい絵図なのに,建物などの名称が書いてないという中途半端さ…
チケットはネットで買ってバウチャーをプリントしてきたんですが,引き換え窓口が開いたのは開場の5分前でした…
「観光客でごった返すって分かってるんだから,チケット売場くらいもっと早く開けろー!江戸っ子は気が短けーんだー」って,初日から文句言いたくなりましたが,「ま,そういうお国柄なんだねー」と思うしかないね…
その後,いろんな出来事を経験して,ほどなく「大英帝国は,時間も規則もキッチリしてて,折り目正しいお国柄だ」っていうわたしの勝手なイメージが,音を立てて崩れて行きましたとさ… -
「ウォール・ウォーク」からスタート
要は,城内の中心部じゃなくて,周りを取り囲む城壁の上を歩くってもの
上のマップで分かるように,城壁の要所にはタワーがあって,その中も見学できます
セント・トマス・タワー(後で出てくるトレイターズ・ゲイト逆賊門の上にある)などは,中世(13世紀)の宮殿だったところで,当時の様子が再現されてました
城壁の上が宮殿だったとは!全く知らなかったし,不思議な感じ
時代が全然違うけど,ヴェルサイユやシェーンブルンなんかと違って,質素な感じが好感持てるけど,当時の民衆の生活レベルと比べたら贅沢なんでしょうねー -
こういうのに歴史を感じる〜
木の枠組みにレンガが詰め込まれてる -
城壁めぐりは,細い通路や狭い螺旋階段などを登ったり下ったりで楽しいです!
-
ステンドグラスがきれいなチャペルもあります
-
こんな感じで,城壁の上をお散歩♪
この時期は,さわやか〜 -
おーこれねっ!
城壁の上からは,タワーブリッジがよく見える
日程の関係上,翌日に登りました
午前中は逆光になるから,午後の方がキレイな写真が撮れるでしょう
ただ,午後は観光客で大混雑が予想されますけど…タワーブリッジ 建造物
-
ぐるっと城壁を周って下へ降りてきました
ジュエル・ハウスの前で衛兵さん発見!
初めて,生で「おもちゃの兵隊さん」見たけど,なんかカワイイ! -
スリムな黒人とメタボ系
ちょっと,わたしのイメージと違う気がする… -
ジュエル・ハウス
「見たかー大英帝国のグレートさを!」ってな感じで,これでもかーっと王冠や王笏や指輪など王室の宝物が展示してあります
ダイヤモンドの煌めきに目がやられます(ウソ)
ホントにあきれんばかりの豪華なものばかりで,「1個くらい,おみやげに欲しいなぁ」ってマジで思いました…
当初は,「宝石なんて見なくてもいいやー」と思ったんですが,結果的に「見てよかった!」 -
残念ながら,ジュエル・ハウス内は写真撮影禁止なので,記念に写真集を買いました(日本語版1200円くらい,写真がキレイで解説が詳しいです)
写真左は,戴冠式や議会の開会式などでも使用される「帝国王冠」
写真右は,その王冠をかぶってる戴冠式直後のエリザベス?世 -
城内に,サルが出たーっ!
そうそう,ロンドン塔は,動物園だったこともあったとは!
ライオン・ゾウ・白クマ・ヒョウ・鳥類などなど,色んな動物が国王にプレゼントされて飼ってたそう
入口の写真(この旅行記の始めの方)にライオンが映ってますが,あの辺りが動物園だったそう -
美しいメモリアルが設置されてますが,ここは処刑場跡
ヘンリー8世の王妃や女王など10人が処刑されたそう
処刑された人々の霊は,向こうのチャペルで弔われているそう
ヘンリー8世の餌食になった王妃が気の毒でしようがない
ここは,それと知らずにいたら,ほんとに美しい庭なのに… -
この場所に,絵のように処刑台が設置されて,斧で処刑が行われました…
だいたい16世紀頃の話しです
大英帝国の歴史にも陰の部分ってあるなぁと思ったけど,考えたら,同様の血なまぐさく恐ろしいことが古今東西の地域で行われてたんだよねー -
城内には,様々な拷問用具が展示されてます
ロンドン塔を訪れる前のわたしのイメージは,こういう牢獄と処刑というどす黒い歴史ばかりでしたが,宮殿あり,動物園あり,宝物館あり,きれいな芝生あり…,様々な表情があると分かりました
夏目漱石『倫敦塔』には,「倫敦塔の歴史は英国の歴史を煎じ詰めたものである」と書いてありますが,イギリスの歴史を知っていれば,ますますロンドン塔の見学は興味深いものになったんでしょうねー(これからお勉強しようっと!) -
こんなカワイイお家が城内に!
なんか,場違いな感じもするし,ホッとする気も…
ヨーマン・ウォーダーたちのお家のようです
「よくロンドン塔の中に住めるよなぁ,幽霊の一人や二人,いやもっとか?うろついてるかもいれないのに」と,わたしなんか,夜に一人でトイレに行くことを想像しただけで,チビっちゃいます…
実際,ヨーマン・ウォーダーの一人は,幽霊を見ているそう(日本語版公式ガイドブックに書いてあります) -
やっぱり,おっさんにはお嬢ちゃんが似合うね〜
あ,おっさんだなんて言っちゃいましたが,ヨーマン・ウォーダーは実はエラい方々なんです
軍隊で22年以上勤務して,年齢がどうの階級がどうの,メダルを授与されてるだの…色んな条件をクリアしないと任命されないそうです(日本語版公式ガイドブックより) -
ロンドン塔で一番見たかったTraitors' Gate逆賊門
いやぁ,恐ろしい〜
ここが処刑場への入口だったんだよねー -
テムズ川から見たTraitors' Gate逆賊門は,今は塞がってます
(これは,タワーブリッジの上から撮ったもの)
船に乗せられた囚人たちは,ここから,ロンドン塔内に入るのでした
生きて帰ることはできないと絶望の淵から這い上がる気力も消え失せて…
今は,上部に遊歩道ができて,テムズ川とロンドン塔は直結してません
漱石が『倫敦塔』に書いた頃には,そういう状態だったので,少なくとも百数十年以上前に,閉鎖されたのでしょう -
テムズ川とは直結してませんが,川の水が往時を偲ばせてくれます
ここで,囚人たちは船を降ろされ,牢獄へ…そして… -
城壁の向こうにタワーブリッジ
手前には,カラスのゲージ
なんと,ロンドン塔ではカラスを飼ってるんです!しかも6羽と決まってるそうで…
なんでも,「ロンドン塔から,6羽のカラスが去ると,塔も王国も滅びる」って伝説があるそうで
カラスが大嫌いなわたしは「ヘンなのーっ!」って思いましたが,日本神話にも「八咫烏」って神聖なカラスが登場するし,事情はいろいろあるんでしょう… -
ホワイトタワー
手前に壁は,かなり古そうで,昔はこの辺にも宮殿があったそう -
ホワイトタワーの中に入ろうと階段を上がってきて,入口のスタッフのおネエさんと目が合った瞬間,ニコッとしてくれて,その笑顔が最上級にステキだったんで,撮らせてもらいました
話してみたら,性格もいいし,今回の旅行で出会った人の中で一番想い出に残る方でした(って,「このおっさん,異国の地で何してるんだか!」我ながら呆れる今日この頃…) -
内部は,きらめく甲冑などが所狭しと並んでて圧巻!
日本のお城の中と同様に,武具がいーっぱい
あんまり興味ないので,さーっと観るだけでしたが… -
面白かったのが,日本製の兜・鎧
解説パネルによると,徳川二代将軍秀忠が,ジェイムス?世にプレゼントしたもので,長篠の合戦で武田勝頼が着用してたものを分捕った?ものだそう
夏目漱石の『倫敦塔』には,「モンゴルからチャールズ?世に送られたもの」と,漱石がヨーマン・ウォーダーに説明を受けたと書かれているけど,解説パネルは,モンゴルというのは誤りだという趣旨のことも書いてあって,説明の細かさに感心! -
で,でたっ!
恐ろしいけど,こういうのが見たかった…
木の台の窪みに首を乗せられて,上から斧を振り下ろす… -
これが処刑シーンを描いたもの
残酷無慈悲な絵…
でも,これが歴史だし -
ビーチャム・タワー(ボーシャン塔)へ来ました
ここも,ロンドン塔では見たかった場所
囚人たちは,自分の名前やらメッセージを壁に彫り込んでました
「倫敦塔の歴史はボーシャン塔の歴史であって,ボーシャン塔の歴史は悲酸の歴史である」「こんなものを書く人の心の中はどの様であったろうと想像してみる」と,夏目漱石は『倫敦塔』で,囚人たちの苦痛を想像して描いてます
わたしも囚人だったら,同じことをしたかも? -
この方,電話してるわけじゃなくて,オーディオガイドを聴いてるんです
これが,夏目漱石『倫敦塔』に出てくる『ジョン・ダッドレーの紋章』
「100年以上前に,漱石もここに立って見たんだねー」と感慨深い
ロンドン塔は,まだまだ見どころがあるけど,スケジュールの都合上,ここでタイムアウト!
次は,ウェストミンスター寺院へ向かいます
↓ロンドン塔について,詳しくは旅行記特別編で
☆夏目漱石『倫敦塔』を旅する☆ http://4travel.jp/travelogue/作成中 -
地下鉄の駅を出たら,目の前にビッグ・ベンが!
ベタな名所ですが,感動!
(写真は,地下鉄の駅から少し歩いたところ)ビッグベン 現代・近代建築
-
やってきましたウェストミンスター寺院
チケットをネットで買ったはいいけど,見学開始時間を指定して,その時間に集合しなきゃいけないんで,ロンドン塔の見学時間はお尻が決まってました
翌日は日曜日だからウェストミンスター寺院は見学不可
ということで,隣り合ったロンドン塔とタワーブリッジを同じ日に見学しないという非効率さ…ウェストミンスター寺院 寺院・教会
-
聖人もさることながら,上の紋章が見事
この教会は,戴冠式や王家の結婚式・葬式をすることろ
全然興味なかったんですが,4年前にウィリアム王子の結婚式もここで行われ,世界中に衛星中継されたそうで -
北側の入口(北の翼廊)が集合場所
ここで,チケット代わりのリストバンドを付けて入場
残念ながら,内部撮影禁止なので写真はありませんが,結論から言うと「見事な内陣と墓碑の数々,回廊の美しさ… ロンドンの名所では行った方がいいでしょう』
内陣は,床から壁まで,お墓や墓碑銘であふれてて,ちょっと異様
歴代国王をはじめ,わたしが覚えてるだけで,シェイクスピア,ニュートン,チョーサー,ディケンズ,バイロン,ルイス・キャロルなどなどそうそうたる面々 -
この寺院で一番感動したのが「ヘンリー7世の聖母の礼拝堂」
キリスト教会の中で最も美しい礼拝堂と言われるくらいです
けっこう西欧の教会を見てきたつもりですが,これは文句なしに素晴らしかった!
内部写真はないので,参考にバースの教会の天井の写真を載せます
ウェストミンスターもバースもヴァーチュー兄弟という同一の建設者でチューダー様式ですので,イメージできるかも?もっとも,ウェストミンスターは,このバースの写真よりも数倍美しく優雅です
ゴシック様式の教会で,ウェストミンスターほどの美しい天井は初めて見ましたバース寺院 寺院・教会
-
内陣は撮影禁止だけど,回廊はいいみたい?!
芝のグリーンがきれいで,気持ちのいい回廊
それにしても,天気がいい!
真夏にロンドンを訪れて正解だった! -
イチオシ
回廊で,いいもの発見!
キャプテン・クックやドレークなど海の冒険家たちの記念のプレート
世界地図に帆船に周りにはイルカ・カモメ・貝殻がカワイイ
これ欲しい〜 -
奥の方は,聖職者の住居のようで立入禁止
ポストカードにできるくらいキレイな中庭でした -
ポストにも歴史と伝統が…
ウェストミンスターを後にして,王立裁判所方面へ
この時点で,定刻10分遅れ
ホットドッグを食べながら移動… -
テムズ川沿いのTempleで下車して少し北へ行くと
これ,教会?お城?いやいや,裁判所!
日本のような四角い箱じゃないんです
ま,風土と文化が違うから,簡単に日本と比較はできませんが…王立裁判所 建造物
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壁から時計が飛び出しちゃってるよー
ちょっとユーモラスな感じ -
裁判所の脇の方は赤レンガ
これだけで圧倒される〜
日本にも,古い銀行やミッション系の学校や公共建築にもレンガ造りの建物があるけど,本場のものを見ちゃうと,日本のはお子ちゃま程度にしか見えなくなるねー -
道の真ん中にドラゴン!
生き生きとしてて,ハリーポッターに出てきそう -
裁判所よりも見たかったのがテンプル教会だったんですが,これが分かりにくい場所にあって,しばしウロウロ
裁判所のあるFleet St.から行けるハズなのにテムズ川沿いまで戻って来てしまった(後で分かったけど,Fleet St.からテンプル地区に入る門が閉まってたんです…)
ここには門があるのに,「PRIVATE」って書いてあって入れないし
テンプルという地区は,簡単に言うと,法曹関係者の建物が集中していて,普通の観光客が行くような場所じゃないんです
ロンドン在住8年の方に聞いても,「よく知らな〜い」って言うし…
この写真の方もテンプルに興味あるらしく,紋章の写真を撮ってました -
テンプル地区をぐるっと周って,東側のTemple Ave.を北へ
法曹関係の立派な建物が並んでました
スケジュールどおりじゃなくなって,気持ちははやるけど,仕方ない,花でも愛でよう! -
すると,お!向こうに行けそう!
門らしきところに守衛さんが居たので,恐る恐る「入ってもいい?」って聞いたら「オーケー!」
「なぁんだ,簡単じゃん!」
でも,ここからテンプル教会までウロウロすることに… -
さっきの門を入った瞬間から,空気がガラっと変わったのが分かりました
「何かが違う!あやしい!何かを隠してる!なんか閉鎖的!」
大都会の真ん中,真夏の真昼間だというのに,人に数えるほどしか会わない
でも,あやしい東洋人がウロウロしてても誰にも注意されないし,案外お客さんにはオープンなのかも?
この建物は,ミドル・テンプル・ホール
中庭は,きれいに手入れされてます
建物の中には,PARLIAMENT CHAMBERS,QUEEN'S ROOMやPRINCE'S ROOMといった格式高いものがあるようで,中に入ろうとしたら,「いま工事中だし,入れないよー」と,作業員のおっちゃんに言われ断念
「もしや,そんなこと言って何か隠してるんでしょ?」と思ったけど,材木運んだりしてたんで,おっちゃんを信じることに -
静かで,格調高い建物に囲まれて美しい庭があるし,別世界に飛び込んだような,SF小説の主人公になったような,キツネにつままれたような変な気分でした…
後で分かったんですが,イギリスには4つの法曹院(日本で言えば弁護士会かな?)があって,このテンプル地区には,ミドル・テンプル法曹院とインナー・テンプル法曹院の2つがあるそう
要は,この辺は法律家が仕事したり会合したりする場所だったんです
決して,あやしいことしてるわけじゃなかったんです -
ついに来たーっ!これだー
20分ほどウロウロして,ようやくテンプル教会発見!
ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』に出てきたし,映画のロケも行われた教会
ロマネスクのようなゴシックのような,円形と方形を組み合わせた変わった形の教会テンプル教会 寺院・教会
-
ここに,『テンプル騎士団』の本部が置かれていた名残りで,この地区はテンプルという名前になったそう
テンプル騎士団は,要は十字軍みたいなもので,修道士兼兵士の集まりだったけど,14世紀に異端とみなされ壊滅させらました
『ダ・ヴィンチ・コード』では,神秘的に描かれてて,秘密結社とみなされることもあります
なんだかそういうあやしい雰囲気に惹かれて,テンプル教会までやってきたんです! -
ショック!8月1日から9日までは,CLOSED!
教会も夏休みらしい… 今日が夏休み初日だとは…
内部が見たかったのに〜!
仕方ないから,入口に貼ってあった内部写真でガマンしよう
せっかくたどり着いたのに残念!よーし今度リベンジだー -
一つ一つの建物に名前と紋章が歴史を感じさせる
-
建物の入居者名に,SirとかJudgeとか
この国のエリートなんでしょうねー -
自作の行程表
15分刻みで縦線を引いていて,この線表を見ながら,「あ,予定時間オーバーだ!」などとスケジュール管理?!してました
Google mapという便利なものを使って,地下鉄や徒歩の距離・時間をあらかじめチェックして予定を立てられるって,先進国の大都市くらいでしょうね〜
テンプル地区で,さ迷ったせいで,予定が1時間もオーバー -
テンプル地区から歩いてセント・ポール大聖堂へ
予定時間オーバーで,ここは外観だけで終わり
チャールズ皇太子とダイアナさんの結婚式は,わたしが中学生だったのに覚えてる〜
この後は,大英博物館へセントポール大聖堂 寺院・教会
-
2回目の大英博物館
地下鉄のSt.Paul'sから最寄駅のHolbornまで2駅
予定時間をオーバーすることを見越してスケジュールを組んでいたんで,ここに着いたのは予定時間どおりという不思議さ…
正門前に,兵士のコスプレした人が…大英博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
今日は,2階のエジプト・メソポタミア・ペルシャをメインに見学
なんじゃ,こりゃ?マンガに出てきそうな感じ
古代Levant(地中海の東海岸辺り)からの出土 -
これもワケが分からないけど面白いので撮りました
鳥なのに出べそで,顔は犬?ライオン?
メソポタミア出土 -
メソポタミアの円筒印章
池袋の古代オリエント博物館で初めて見て,技巧と美しさに魅せられました
円筒の表面に絵を彫って,それを粘土の上で転がすと…
あ〜ら不思議,絵の出来上がり〜 -
『ウルのスタンダード』と『やぶの雄羊』
これらは,大英博物館の目玉商品の一つで,皮肉なことに,「ウルのスタンダードは,現在日本に出張中でーす」と書いてありました
展示は,もちレプリカ
これは,9月20日から神戸市立博物館で展示されます
せっかく上野で「大英博物館展」やってたのに,(遊びに)忙しくって行ってないんです…
↓大英博物館展のHP
http://www.history100.jp -
『やぶの雄羊』
今から4600年も!前の作品
なんだか分からないけど,美しい! -
ペルシャ(イラン)ペルセポリスの壁面
以前,わざわざイランまで行って,これと同じものを見たけど,大英博物館の方が保存状態がキレイ!
「もしや,イギリスさんは,キレイなやつだけ剥がしてきて,どーでもいい方は残してきたんじゃないでしょうね〜」と疑われても仕方ないでしょう -
人工のミイラというか,自然にミイラになっちゃった人
ちょっと,これは残酷!
要は,死体を見世物にしてるんでしょ?
いくら古い時代とはいえ,この人の尊厳というものもあるでしょうがー
(って,写真撮ってるけど…) -
ミイラが入っていた棺と並んで,「はい,チーズ!」
美しいけど,要は棺桶でしょ?
棺桶も女性,家族4人も女性,「女だらけの記念撮影大会ー!」 -
呆れるばかりの美しさ
「こんないいもの持ってくるなんてー!」大英帝国にも呆れる〜
『エジプトの死者の書』の一部
同じモチーフのパピルスが,わたしの部屋にも飾ってあるけど,こっちの方が大きいしキレイなんで,これが欲しい〜 -
ニャンコもミイラ!
ウナギのミイラもあるって聞いたんで,探したけど見つからなかった… -
ホントに大英博物館は,品ぞろえがいいものばかりですねー
この絵なんて,本場エジプトでも貴重でしょう
今日もエジプト作品に感動 -
これ,ルイス島のチェス駒
12世紀のノルウェー製と推定
表情がカワイイので,これも大英博物館の人気者の一つ
今日の大英博物館は,係員に追い出される閉館ギリギリまで1時間半かけました
タダ!なんで,また来るけど… -
それから,パブ・デビュー!
大英博物館の正門前にある,MUSEUM TAVERNミュージアム・タバーンに入る
このパブには,絶対行こうと思ってました
というのは,このパブは,シャーロック・ホームズの『The Blue Carbuncle(邦題は,訳者によって異なり,「青い紅玉」「青いガーネット」など)』に,「アルファ」という名前で登場するからなんです! -
パブに入ると,カウターの端の小さな丸テーブルに案内されました(イスが2つあって,一人には十分な大きさ)
「これが,パブってやつねー,いい雰囲気だー,一晩中居てもいいねー!」と,キョロキョロ店内を見まわす -
Bitterビターを注文
これぞ,イギリスのビールってヤツで,「独特のにおいと味で,日本じゃ飲み慣れてないけど,ま,こういうものなんだね〜」
個人的には,気に入りました
で,後学のために店員さんに「これ,なんていう銘柄なの?」って聞いたら,わざわざ銘柄が書いてあるプレートを持ってきてくれました -
おつまみ?には,定番のフィッシュ&チップスを注文
で,でっかい!けっこうなボリュームで,満腹にはなったけど…
結論はー「二度とF&Cなんぞ,食べるかーっ!」でした…
マズイんじゃなくて,くどい!飽きる!サカナとイモを揚げただけのものを大量に黙々と食べるって…
「日本男児たるもの,出されたものを残すなんて,大英帝国に失礼だ」と思って食べてたけど,最後に「これは罰ゲームかぁ」と思うまでに…
「サカナとイモには悪いけど,ただの揚げモノで,なんのひねりも隠し味もない!これが天下の大英帝国の国民的フードなの?食べ物だけなら,大日本帝国の方が,何十倍も偉大だーっ!」
ホントは,F&Cに期待して,滞在中は3回は食べようと,お店までリストアップしてたのに,のっけから期待を裏切られたんで,我ながらちょっと悪態ついてしまった…
もしかしたら,他のお店だったら美味しいのかも??
それもどうかなぁ??とにかく,今度ロンドンへ行っても,F&Cは食べない!と誓いましたとさ… -
ちょっとしたインテリアに味わいがあっていいねぇ
F&Cには,うんざりだけど,ビールと雰囲気に酔いしれる〜 -
ロンドンに飛ぶ前に,シャーロック・ホームズの『The Blue Carbuncle』のビデオを見てきたけど,ビデオではこんなにこぎれいじゃなかった!
ホームズの時代は,もう少し薄汚れてたかも?
「日本にも,こういう雰囲気のいいパブがいっぱいあればなぁ」と,満足して店を出る -
パブを出たら,今日のスケジュールは全て消化したし,日が暮れてないので,ちょっと街ブラへ
威容を誇るけど,あんまり美しさを感じさせない建物が見えてきた -
このシンボルを見てピンときた人は…
壁面には,このほか普通の(特に特徴がない)シンボルが,たくさんありました -
ここは,あの!フリーメイソンの会館だったんです
ロンドンの地図を見ていたら,表示されていたので,行ってみたかった!
けっこうワクワクしながら外部だけ見てまわりました
フリーメイソンは,秘密結社だとか,陰謀説がささやかれたりとか一般人(特に日本人)にはよく分からない組織ですが,ロンドンでは正々堂々と存在してました
こういう“結社”だとかに興味があって,学者が書いた本などを読んだりしましたが,いまいちピンときてないです…フリーメイソンズ ホール 建造物
-
ここは,世界のフリーメイソンの総本部的なところで,United Grand Lodge of England(イングランドのグランド・ロッジ)が1717年に創設されたことが隠すことなく公表されてました
上の写真の時計は,イングランドのグランド・ロッジ創設250周年記念に設置されたものと説明されてます -
建物を念入りにチェックしてみたけど,特に“あやしい”点は見つかりませんでした
こういうの見ると“ピンポン・ダッシュ”したくなってしまう(って,アホかぁ!)
ホントは,中にmuseumなどが公開されてるようで,入りたかったけど,もう閉まってるようでした
公式HPも誰でも見られます→http://www.ugle.org.uk -
フリーメイソンにあやかった?名前のパブもありました
ロンドン市内では,写真のような自転車タクシー!?(名前を知りませんが)をけっこう見かけて,乗ってみたいけど,料金交渉が面倒なのでやめときましたフリーメイソンズ アームズ バー
-
これはお見事!
携帯の時代だっていうのに,ずらり並んでる〜
でも,味があるので,こういうのは残しておいてほしいなぁ -
ロイヤル・オペラ・ハウス
残念ながらオフ・シーズンでしたロイヤル オペラ ハウス 劇場・ホール・ショー
-
でも,扉が開いてたんで,勝手に入ってみる
オペラの衣装が展示されてました -
オペラ座の前で
日本の女の子じゃマネできないお洋服ですこと! -
ヘップバーンの『My Fair Lady』でお馴染みコヴェント・ガーデンにやってきました
週末の夜だからにぎわってます
空がこんなに明るいけど,実は,夜8時!
ヘップバーンの映画の舞台を訪ねる旅ってのもいねー
わたしは,ファンじゃないけど,ヘップバーンの映画は好き(って,女子かっ!)
左の建物は,交通博物館で,時間がないから結局行けなかった(次回リベンジ!)ロンドン交通博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
イチオシ
フレッドペリーのショップの隣で
なぜに大阪城???
しかも,ロンドン随一にぎやかな場所に…
可笑しいのは,大阪と日本の間に,“本州”って!コヴェント ガーデン 広場・公園
-
ロンドンに来て初めて,若者がいっぱいいるシーンを見た
もっと,この辺を街ブラしたかったけど,時間がないので次回来たらリベンジ!
この時点で,夜8時半
明日も早起きなんで,おっさんは帰って寝ることにしよう!
今日は(も),色んな体験ができていい一日だった〜
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 前日光さん 2015/09/14 10:25:57
- ほとんど眺めただけだったなぁ〜(-_-)
- コージさん、こんにちは。
夏のロンドン、私が行ったのもいずれも8月のイギリス、スコットランドなので(っていうか、その頃は働いていたので夏休みの時しか行けなかったし)同じ8月でも、日本と違い、かなり爽やかなのも分かりますよ〜
でも、何度目かのイギリスでは、とても暑い8月に遭遇し、イギリスのホテルもエアコンがないとキツイんじゃないの?って思ったことがあります。
最近はエアコンついてるんですか?
コージさんが回ったベタなロンドン、実は私は外から見ただけっていうのが多いです。
ロンドン塔、ウエストミンスター寺院、セントポール寺院等々、中に入っていません。
バッキンガム宮殿の衛兵交代は見ましたが。
初めてビッグベンを目の当たりにしたときは、しみじみと、あ〜、イギリスにいるんだなぁと実感しました。
イギリスと言えば、必ずあのビッグベンですからねぇ〜
それからフィッシュ&チップスに激怒されていますが、私は他のサンドイッチなんかも食べてみて、ああ、フィッシュ&チップスの方がまだマシじゃない?って思いましたよ。
コージさん、かつての大英帝国が世界を征服できたのは、英国人がどこに行って何を食べてもおいしいと思えるからだという説を聞いたことがありますよ。
私は、とてもよく納得できましたが(^_-)
真夏のロンドン、満喫されている様子が実によく伝わってきました(^_^)v
前日光
- コージ☆さん からの返信 2015/09/14 21:48:31
- 大英帝国にも弱点はありますね〜
- 前日光さん こんばんはー
早速のご訪問とメッセージありがとうございます!
写真とコメントが多すぎて,フィッシュ&チップスなみにうんざりだったのでは(笑)
自分で,旅行記作ってても,うんざりしたくらいですから
わたしが行った時期は,ラッキーだったかも?毎日晴れで湿気もなくて快適な気温で
その後は,雨が降ったり,冷えたりしてたようですが
今年は,7月にかなり暑い日があったそうです
泊まったホテルにエアコンはありませんでしたよー
窓を開けてるとひんやりした空気が入ってきたんで,寝る時は窓を閉めてました
前日光さんのように何度も訪れると,色んな気候が体験できるんですねー
前日光さんは,ロンドン塔やウエストミンスター寺院に入ってないって意外ですねー
ホントにベタな観光地ですけど,よかったですよー
ま,ロンドンは,人によって色んな楽しみ方があるみたいだし
わたしの周りには,ロンドンに行ったことがある人がけっこういて,パブで飲んでばかりいたとか,ロンドンに留学してたのに衛兵交代見てないとか,観光地に行かずにカフェでまったりしてたとか…個性が出ますねー
ビッグ・ベンには感動でしたねー
ディテールまで見ると,けっこう見事な芸術品ですねー
なんだかんだ,ロンドンの象徴ですね
前日光さんは,サンドイッチのイメージ悪いんですかぁ?
わたしは,その辺のスーパー?のようなところのサンドイッチをけっこう食べたんですが,日本のコンビニのものより美味しいと思いました
グルメじゃないわたしの評価なんて,あてにならないでしょうけど…
今週末は海外へ飛びますので,ロンドン旅行記vol.3は,忘れられた頃にアップするでしょう(笑)
ではでは
コージ☆
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