2015/07/31 - 2015/08/05
309位(同エリア9829件中)
コージ☆さん
当初は,ストーンヘンジ,シャーロック・ホームズ,大英博物館がお目当てでしたが,ガイドブックを見てたら,「あっちにも行きたい,こっちも見たい!」…と欲が出て,結局,15分刻みのスケジュールで駆け回ることに…
ヨーロッパには,若いころ半年滞在したりバック・パッカーをしたことがあったんですが,なぜかイギリスには興味が持てず未踏の地でした
今になって急に,行ってみようという気になり,「どうせ行くなら,陰鬱な天候の季節じゃなくて,天気が良さそうな真夏に行ってみよう!」と,飛んできました
結論,「やっぱり大英帝国は,歴史と伝統の重みが違うね~,参りましたっ!」
【行程と旅行記】
↓今回の旅行記
★1日目★ 羽田発11:25JAL43便→ヒースロー着15:27,ホテルにチェックインして大英博物館(1/3回目)
http://4travel.jp/travelogue/11038792
☆2日目☆ ロンドン塔,ウェストミンスター寺院,王立裁判所,テンプル・チャーチ,セント・ポール大聖堂,大英博物館(2/3回目),パブ,フリーメイソンズ・ホールなど
http://4travel.jp/travelogue/11045860
☆3日目☆ セント・パンクラス駅,キングスクロス駅,ウォータールー駅,ビッグ・ベン(国会議事堂),バッキンガム宮殿,ピカデリー・サーカス,トラファルガー広場,タワー・ブリッジ, ナショナル・ギャラリー(1/2回目),シャーロックホームズ・パブ,ハンガーフォード橋など
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆4日目☆ バース(ローマ浴場と街並み)&ストーンヘンジ1日ツアー
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆5日目☆ シティ(イングランド銀行,ギルドホールなど),シャーロック・ホームズ博物館,アビーロード,ナショナル・ギャラリー(2/2回目),大英博物館(3/3回目),ヒースロー発19:18JAL44便
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆6日目☆ 羽田着14:46
【旅行記;特別編】
☆『ヒースロー・エクスプレス』のチケット購入方法と乗り方☆
http://4travel.jp/travelogue/11048465
☆『オイスターカード』の買い方・使い方☆
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆『大英博物館』の歩き方☆
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆『ナショナル・ギャラリー』の歩き方☆
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆『シャーロック・ホームズ』ゆかりの地
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆夏目漱石『倫敦塔』を旅する☆
http://4travel.jp/travelogue/作成中
☆ビートルズ・ファンの聖地~アビー・ロードへの行き方☆
http://4travel.jp/travelogue/11046103
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
まだJAPANです
これから出発,その前に,羽田をブラつく
ヨーロッパに行くというのに,“和”の雰囲気ってギャップが…
羽田の国際線ターミナルには,「江戸小路」というショップ街があります -
ブランチしにラウンジへ
そのために,出発3時間前に羽田に行きました -
ラウンジに入った瞬間から「雰囲気サイコー!」で,テンション上がる〜
JALの表現を借りると,「モダンジャパニーズ=洗練された和」だそうで,全体の感じから,ディテールまでセンスの良さを感じました
※写真を載せきれないので,詳しくは,JALのHPで
https://www.jal.co.jp/inter/lounge/hnd_first -
墨で描いた世界地図
なかなか,いい味出してる〜 -
とりあえず,ラウンジ内をブラつく
広〜くて,いろんなタイプ(5種類以上かな)の部屋がぜいたくに配置されてます
ここは,ダイニング・エリア -
お酒が飲み放題!
のんべいには,たまらないでしょ -
お腹減ったので,ブランチ
ふだんの朝食はパンなんで,たまには和食にしよう
日の丸にしたのは,「オレは,JAPANを代表して渡欧するんだー!」って気概はー毛頭なくて,たんにフザけてみたかっただけ… -
ここは,くつろぐためのエリア
くつろぎ過ぎちゃって,ヒコーキ乗り遅れちゃうかも? -
ラウンジの一番奥が,RED Suite(レッドスイート)というエリア
とにかく落ち着いたオトナのための空間ってな感じで,圧倒されたー
「Yクラスに乗る階級が,Fクラスのこんな部屋に入っちゃっていいの?」と思いつつ,そろ〜り進入
ここは「ライブラリールーム」
ちなみに,写真右端に映ってる方が,靴磨きをしてくれます -
「バー」
スタッフに「シャンパンいかがですか?」とすすめられたので,試飲程度にしておきました… -
ライブラリールームの隣は「ギャラリールーム」
うまく表現できないので,JALの言葉を借りると「世界各地の旅や文化を題材にした書籍と共にJALのアーカイブスに囲まれ,おくつろぎいただける知的な雰囲気漂う空間」
まさに,そんな感じで,一発で気にりました! -
古い旅行カバン,地球儀,ヒコーキの模型,タイプライターやパイロットの帽子,本棚には内外の書籍などなど,どれもこれもオシャレにディスプレイされてて,「この部屋が丸ごと欲し〜い」と思ってしまう始末…
-
「プレイルーム」
サッカーゲームやチェスができる部屋
壁一面の「世界の航路図」が,またいいねー -
ダイニングエリアに戻ってくると,「鉄板ダイニング」で「JALオリジナル ライ麦ガレット」を焼いてるー
さっき,ブランチは済ませたけど,焼くのを見てたら美味しそうだったので,注文しちゃいました!
ちなみに,夜の鉄板ダイニングのメニューは,「黒毛和牛&黒豚のハンバーグ」だそうで,それも食べてみたい! -
中身は,ハムにとろーりたまごとチーズ
これは,美味しい!3つくらい食べたかったけど,出発前から食べ過ぎ〜
そろそろ出発なので,これで終了
結局,ラウンジには2時間近く居ました…
こんなに素敵な空間なら,一日居てもいいねー -
満腹になったところで,ご搭乗〜
定刻11:20
ボーイング777-300で出発
ロンドンまで直行で12時間半なので,けっこう楽かな -
離陸後1時間半ほどでシベリア(沿海州)上空に入る
雄大な平原に感動して,途中下車したくなってしまう…
緑の大地に蛇行する川,夏のシベリアはさぞかし美しいんだろう… -
ランチ!
出されたからには食べる!
機中,ロンドン街歩き作戦を練らなきゃいけないのに,食っちゃ寝〜食っちゃ寝〜たまに映画…
トム・クルーズの「カクテル」なんぞ観てしまう… -
離陸して9時間後,スウェーデン上空での出来事
袋に入った物体とカード(写真右)が配られる
な,なに?Air MOSって? -
カードを開くと,モスバーガーの作り方が書いてある〜
要は,未完成のモスバーガーを,自分でトマト乗せたりソースかけたりして完成させなさい!って企画でした
「シートを取ってマヨネーズかけてオニオン乗せてって,ったく,面倒だなぁ〜」と思いつつも,妙に真剣になってしまった…
高度1万メートルを音速で飛びながら,乗客みんなで“モスバーガー作り”に精を出してる光景を想像してみましょう -
出来上がり〜
ヘンな達成感があって,なんだかんだ面白かった!
それにしても,JALさんMOSさん,面白い企画やるね〜
MOSだから中途半端なサンドイッチよりは美味しいけど,ちょっと冷めてたのが残念…
食べ物ばかりでm(__)m -
離陸して11時間半「まもなく,ロンドン・ヒースロー空港に着陸しま〜す」のアナウンス
下を見ると,な・なんと!ロンドン中心部の上空を飛んでるじゃないか〜
うぉ〜!これは見事な光景だ〜っと,興奮してシャッターを切る
テムズ川にタワーブリッジ(写真下の方)その右がロンドン塔
川の真ん中に浮かんでる船は,退役軍艦のHMSベルファスト号 -
ロンドン・アイ,ビッグ・ベン,ウェストミンスター橋,バッキンガム宮殿などなど…
見どころを全部,空から見せてくれるなんてー,てっきりJALの新サービスかと思った(そんなわけない!) -
いよいよヒースローに降下・進入
おー,怪鳥コンコルド!生きていたのかーっ!
これは,ラッキーな見物
「さぁ着陸だー」と思った,次の瞬間,ヒコーキはグヮーってエンジンふかして再浮上,ヒースローを飛び立ってしまった… -
ヒースローが混んでたようで,着陸待ちのため上空でグルグル旋回してたみたい
ま,予定より早く飛んでるし,遊覧飛行も悪くないね〜 -
着陸リベンジ
今度は,ホントに着陸
エアバスA380が3機も見える〜(写真左下)
2機並んで止まってるのは,さすが!エミレーツ -
到着〜
午後3時半,定刻より早く,12時間のフライト
ベタな写真だけど,「イギリスに来たーっ!」って気分に
食っちゃ寝してたんで,まったく疲れてなくて,アドレナリン出すぎ -
到着が定刻より30分以上早かったし,入国審査も意外にスムーズで(2・3質問されたけど),到着から空港の外に出るまで30分で済んだので,順調な旅の始まり
それでも先を急ぐ!なにしろ,さっさとホテルにチェックインして,大英博物館を見学するというスケジュールを組んでたので…
ヒースロー空港からロンドン中心部(パディントン駅)へは,ヒースロー・エクスプレスに乗る
※「ヒースロー・エクスプレスの乗車方法」について,詳しくは下の旅行記で!
http://4travel.jp/travelogue/11048465 -
日本でチケットをゲットできるし,中心部までノンストップで15分という速さが気に入った!
ま,日本のNEXとかSkylinerのようなもので,快適そのものでした
ただ,座席は反転しません… -
初めてのイギリスなので,車窓風景を夢中で見てたら…
おー!「この〜木なんの木,気になる木〜」のHITAHCIさんじゃないですかー
これは,車庫?整備工場?
HITAHCIさん,イギリスの新幹線に進出してるし,この中にmade in JAPANの新幹線が停まってるのかなぁ?
もしやヒースロー・エクスプレスも作ってるのかと,後で調べたら,これはスペインのメーカーだそう -
居眠りするヒマもなく,あっという間にパディントン駅に到着
さぁ,今度は地下鉄だー!急げ〜パディントン駅 駅
-
イチオシ
急ぎ過ぎると,こんなことになりまーす…
-
急がなきゃいけないのに,「アートだね〜」と,イギリスで初めてのターミナルに感心するしー
それよりも,シャーロック・ホームズの『銀星号事件(Silver Blaze)』で,ホームズとワトソンは,この駅から列車に乗って事件現場へ行ったので,「その駅に,オレは立ってるんだー」って,もう感慨ひとしお!
※「シャーロック・ホームズゆかりの地」について,詳しくは下の旅行記で!
http://4travel.jp/travelogue/作成中
ちなみに,この駅は『くまのパディントン』発祥の地で,彼の銅像もあるそうですが,男子的には興味ないのでパス… -
地下へ潜って,地下鉄路線図をゲットして,oysterオイスターカードという,美味しそうな名前のカードを購入
このカードを持っていても牡蠣は食べられません!
これは,suicaやpasmoみたいな地下鉄・バスなどのプリペイドカードで,ロンドン観光には欠かせません
※「オイスターカードの購入・利用方法」について,詳しくは下の旅行記で!
http://4travel.jp/travelogue/作成中パディントン駅 (メトロ) 駅
-
パディントン駅から,初めてのロンドン地下鉄に乗車
パディントン駅からホテルがあるユーストン・スクエア駅まで地下鉄で4駅10分のところ,ロンドン地下鉄に軽いジャブをくらわされたーパディントン駅 (メトロ) 駅
-
地下鉄「Circle」ライン(環状線)に乗ったはいいけど,パディントンから一つ目のエッジウェア・ロードで終点となってしまった(環状線なら,山手線みたいにグルグル回ってるんだろうと思ってました)
その時,訳が分かってないJAPANESE中年に,一人のジェントルマンが,「ここは終点ですよー どこに行かれるんですか?」と声をかけてくれて,親切に教えてくれたので事なきをえました
おーイングリッシュ・ジェントルマン!very kindねー!
路線図を見れば分かりますが,Circleといっても完全な“円”じゃなくて,“の”の字をしていて,“の”の字の始まりのところがエッジウェア・ロードだったんです -
無事ユーストン・スクエアに着いて,問題なくオイスターカードをタッチして改札通過〜
だいたい,外国の機械なんて信用してないので,なんてことないことに感動しちゃうんです… -
ユーストン・スクエア駅からガワーストリートを真っすぐに進む
-
のっけから,レンガ造りの立派な建物に圧倒される
これは,ロンドン大学(の一部) -
ロンドン名物2階立てバスだー!
それに,黒いロンドン・タクシー!
なんてことない光景にも,テンション上がりっぱなしー!
たぶん,誰でもそうなるかも? -
この建物の一部(右端から窓6個分まで)が,4泊お世話になるArosfa Hotel
築200年近い建物で,玄関から地下室へ降りる階段があって,いかにもイメージどおりのイギリス風テラスハウスという外観が気に入って,ホテル選びの際に,一発で決めました
Gower Street(ガワー・ストリート)83番,最寄りの地下鉄駅は3駅あって5分程度,大英博物館まで10分という立地も気に入りました
ちなみに,この写真に映ってる建物はテラスハウス(要は4階建ての長屋)で,いくつものホテルが入ってました -
自分が泊まるホテルよりも重要だと思ってたのが,Arosfa Hotelのはす向かいにあるGower Street(ガワー・ストリート)76番(右の青い扉)のテラスハウスなんです
18世紀末に建てられて,むかしはB&Bのような簡易ホテルだったそうです
注目すべきは,ここに,あの!夏目漱石が泊まっていたこと!
明治33年(西暦1900年),ロンドン留学に来た漱石の最初の宿が,この建物でした
それをロンドン到着早々に見られて,もう感激〜!
実は,ロンドンに来る1か月前に熊本を訪れた際,漱石がロンドン留学直前に住んでいたという家を見学したことがあったのですが,その時は,自分が泊まるホテルの目の前に漱石が泊まっていたとは,知りませんでしたので,すごい偶然だと驚いたことも,今回の感激につながったみたい…
(ちなみに,わたしはそんなに漱石ファンでもないです…) -
Gower Street(ガワー・ストリート)76番
漱石は,明治33年(西暦1900年)の10月28日から2週間,ここに滞在しました
当時のオーナーの名前で『エヴァ・スタンリー・ホテル』と言ったそうで,宿泊代が法外に高かったので,早々に出て行ったそうです
わたしが泊まるホテルも,1泊16,000円って高〜い!
※漱石のロンドン留学時代について興味ある方は,以下の本がオススメです
『漱石のロンドン風景』(出口保夫,A・ワット編著,中公文庫)
当時の写真が多く載せられていて,1世紀以上前に漱石が居たころのロンドン事情がよく分かります -
「115年前に漱石も,この辺を歩いて,わたしが泊まるこの建物も見てたんだろうなぁ」と,感慨にふけりながら,いよいよホテルへ
-
これが入口(っていうか玄関)
ちょっと,ドキドキっ -
「ハロー!」って入ると,ラフな格好したおっちゃんとおばちゃんが迎えてくれて,この応接間?に通され「荷物はそこに置いといて,とりあえず座れ」と言われるまま…(ロビーなんてありません 玄関→廊下→すぐ応接間)
この部屋の雰囲気に圧倒されるし,おばちゃんの早口のイングリッシュにもついていけず…「北の国から」の純クンみたいに,「あ,はい…」しか言えず…
クレジットカードを提示して,書類にサインしただけでチェックイン完了って…
パスポートを用意してたら,「いらない」だって…
で,連絡事項などをおばちゃんの早口機関銃イングリッシュで聞かされ,部屋へ上がることに
イギリスって,お上品というか堅苦しいというか,かしこまったイメージがあったけど,おっちゃんおばちゃんの“おもてなし”ぶりで,そんなイメージは吹っ飛びました…
「なんか民宿っぽいし,ま,気を遣わなくてよさそうだし,これでいいっかぁ」という気分 -
ミシミシいう狭い階段を上がる
4階なのに,エレベーターはありません
築200年近いんだから当然ですが… -
マイ・ルーム
一番上の階のちょっと屋根裏っぽい部屋で,細長い
暖炉は塞がれてました(右の白いところ)
それにしても,狭い!
自分の家の部屋より狭い! -
古い建物だけどヘップバーンって,最初は違和感を覚えたけど,モノクロ写真がかえっておしゃれかも?
-
ギリシア神話の一場面??題名も作者も分からない版画
毎日見てたら(トイレのドアの目の前にある),「こういうのも1枚,我が家にあってもいいなぁ」と思うように… -
ただのテーブルだと思ったら,ライティング・デスクでした
この部屋は,ちょっとしたところで,さりげなく歴史と伝統を感じさせてくれます
って,部屋の写真撮ってる場合じゃなかった!
大英博物館に行かなきゃいけないんだったー -
階下に降りて行って,さっきはゆっくり鑑賞できなかった応接間を拝見
シャンデリア,壁紙,肖像画(誰だか分からないけど),イス,バーに
どこかのお金持ちの家に来たみたい(って,小学生レベルの感想だけど…) -
廊下に出たら目にとまったので,ちょっと読んでみると
びっくり!
なんと,ラファエル前派のジョン・エヴァレット・ミレイが,この家に住んでいたそうな!
で,おっちゃんに「あのオフィーリアを描いたミレイが住んでたって,ホントなの?」と聞くと,「そうだよー,オフィーリアの絵も上の階に飾ってあるよ」だって
むかし,日本で『テート・ギャラリー展』を観に行って,ミレイのオフィーリアに感動してポスターまで買ったので,そんなお方がこのお家に住んでたと知って大感激!
おっちゃんは,わたしが興奮してワケの分からないイングリッシュを連発してても,特段驚く様子もなく,「ステキな夜を!楽しんできてねー」だって -
ホントだー
後で上階に行ってみると,廊下の隅に,オフィーリアが眠ってました… -
興奮したままホテルを出て,歩くこと10分
来ましたー大英博物館!
今回の大目的の一つ
ま,外観は,欧米ならそこらじゅうにあるギリシア様式だけど…
ホントに,欧米はギリシアが好きですね〜
いつもは5時半に閉まるけど,金曜日は8時半までオープンなので,それをねらってスケジュールを組んだのでした
今は,6時半だから,2時間は見学できる
ロンドンに滞在中に,大英博物館には3回足を運び,見学時間は合計5時間半でしたが,それでも通り過ぎただけの部屋も多かったです
※「大英博物館の見学方法」について,詳しくは下の旅行記で!
http://4travel.jp/travelogue/作成中大英博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
グレートコートという,四角い建物に囲まれた空間
空はまだ明るいです
四角い空間に楕円形の建物があって,この中が,かの有名なリーディングルーム(閲覧室)なんですが,見学できると思ったら,現在閉鎖中で,がっかりでした
あのマルクスや南方熊楠が入り浸ってた部屋を見たかったのにー
初日は,1階にあるエジプト・アッシリア・ギリシアの展示室を見学
その他は,翌日と最終日に行きました -
まずは,1階の入口から見て左側のルーム4(エジプト室)へ
ルームの入口正面に,ベタですが,ロゼッタストーン
やっぱり人だかりができてました
あまりにも有名で,メディアに出すぎなので感動はなかったです…
個人的には,ミロのヴィーナスとかモナリザとかも同様で,今回のロゼッタストーンは「誰でも知ってる人類の宝なのに,感動しなかったものベスト?5」に初登場ランクイン! -
オモテに感動しなかったから,ウラに回ってみると「ウラはこうなってるのかー,けっこうワイルドな岩肌」と,有名な石の裏面を見られたことが嬉しかった!
-
う〜ん,オシャレなニャンコ
って,ただのニャンコじゃなくて,女神を表象してるんです -
棺全面に刻まれたヒエログリフが美しい(読めないけど)
むかし,本場のエジプトでたくさん見てきたつもりだけど,あらためて実物を見ると,「やっぱりエジプトは,スゴーい!」
大英帝国も,スゴーい!
こういうのが,たくさんあって,「よくまーこれだけ,エジプトから運んできたもんだねー」と感心するやら呆れるやら… -
お墓の入口
彩色とヒエログリフが,ホントにお見事!
「世界中の国々からから貴重な文化財持ってきたー」と非難する人もいるかもしれませんが,考えようによっては,ここで大切に保管されているから,もともとあった国で粗末に扱われることなく,貴重な文化財が保護されて世界中の人々が見学できるんでしょう
実際,現在の中東地域は政情不安定で文化財が破壊されたり,保存もままならない状態ですし… -
ルーム4は南北に細長い形をしてますが,この一部屋だけでも,かなり広くて,展示物も,世界の宝的なものばかり
大英博物館で最初の部屋から「参りました!」状態で,興奮しっぱなしー -
ルーム4の南側に連続してルーム6から始まるアッシリアがあります
アッシリアが,大英博物館で一番見たかった文明なので,エジプトに引き続き大興奮!
巨大な人面有翼のライオンで,宮殿を魔物から守るために置かれていたそうな
形は異様な感じがするけど,コンセプトは,日本の狛犬とかシーサーと同じかも?
今から3000年近く前のものが,キレイに残ってます -
このライオンもスゴイ描写力
3000年前にこれを作った人がいいたなんてー
人類ってのも大したもんだー -
カラダには,くさび形文字がびっしりで,耳なし芳一のごとし
-
アッシリア王の石碑
いまのイラクあたりで,こんな文明が栄えたなんてーフシギ…
エジプトでもマヤでも,王様って自分の碑を建てたがるものなんだねー -
「はー!」とか「へぇ〜」とか「ほーっ」と,うなってばかり…
大英博物館では,ハ行の感嘆符が多くなります
同じくらいに,「おー!」「えーっ?」「うーん」など,ア行
ホント見事な石彫り
エジプトもそうですが,動物のアタマをした神様って発想が,現代人の想像を超えてると思いました -
なんだか分からないけど,アッシリアは全ての石像・石碑が強烈なインパクトを持ってて面白くて見入ってしまう(これじゃ,大英博物館は,何時間見ても足りないワケだー)
Protective spiritって訳すと守護霊とかかな?
とにかく,このProtective spiritの石碑が多いです
こういうの見ると,我々とは違う星から来た人たちの文明って感じが… -
戦闘シーンも見事な描写
こういうレリーフは,神様や守護霊より,人間味があって親近感がある
ここまでで,アッシリアは終わり
アッシリアは,エジプトやギリシアほど馴染みがないし観られるチャンスが少ないので,期待どおり(それ以上)の展示物で大満足!
ホントは,この何倍もの展示があるけど,キリがないのでやめます… -
この日の最後は,ギリシア
これ,絶句…
人間の遺体の一部を展示してるようで…
ギリシア室には,パルテノン神殿にあった彫刻が,ずらーっと並んでて圧巻
でも,ギリシアには,あまり興味ないので,さーっと観て終わり -
トルコから持ってきた墓廟だそうで
「よくも,こんなもの持ってきたねー」
ギリシア室は,展示のスケールが壮大で,驚きをとおり越しちゃいます -
初日は,エジプトとアッシリアに満足して終わり
おみやげコーナーへ
ロゼッタストーンのグッズが山ほど
Tシャツからバッグからマウスパッドから,写真のようなワケの分からないものまで
これ,何に使うんだ??大英博物館 ミュージアムショップ お土産店
-
金曜日の大英博物館は8時半閉館で.追い出されてましたが,到着後の中途半端な時間を有意義に過ごせてよかったー
心が満足したら,腹が減る!
で,やってきたのが,偶然目にした,「Japanese Canteen」という日本食のファストフード店
丼ぶりもの,ラーメン,カレー,焼きうどんや弁当などがメニューは豊富です -
日本食が恋しいとかじゃなくて,「どんなものが出てくるんだろう?お味は?」って興味本位で入ってみました
けっこう,ロンドンっ子も入ってダベッてました
どれも面白そうだったんですが,「豆腐&野菜ラーメン」にしてみました
お味は話しにならない(カップヌードルの方がよっぽど美味しい)けど,突っ込みどころ満載のラーメンで,面白かった
もやしとメンマはいいとして,トーフにニンジンのスライスって!
出汁が効いてないし,麺は変な固さだし…
これで1200円も!するけど,まあ,旅の想い出にはよしとするかぁ〜
というわけで,ロンドンの旅は,感動と興奮で幕が開けて,あまりにも色んなものを見たり聞いたりして頭の中が整理できてないけど,充実感に包まれて眠りにつきました
翌朝は,早起きだーっ!
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この旅行記へのコメント (10)
-
- 前日光さん 2015/08/27 23:26:28
- 漱石も眺めたかもしれないホテル?!(^^)!
- コージさん、こんばんは〜
イギリス!
もう10年以上行ってないけど。。。
私はスコットランドの漱石が泊まった宿に泊まりましたよ。
たしか2004年だったと思う。
その時の旅行記です。
↓
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10101749/
ホームズの博物館にも行きました。
それは2度目のイギリスの時かな?
イギリスには4回行きました。
国内だったら、出雲のように毎年行っちゃうと思うくらい、イギリスが好きです。
次女がホームズにハマっていたので、私は漱石先生の方に行きたかったのに、ホームズの博物館に行くことになってしまいました(確か2001年の時だったと思う)
もちろんホームズの博物館もおもしろかったですが。
ホームズって、架空の人物なのに、博物館まで出来ちゃうって所がおもしろいですよね!
まぁ、日本もフーテンの寅さんの銅像ができちゃうくらいですからね!
銅像と言えば、パディントン駅にわざわざ行った理由は、やはり次女がパディントンの銅像が見たい!って主張して止まなかったからなのですが、行ってみたら、その銅像は既に今はもう取り壊されてない!って言われたのです!
また復活したのかな?
その時は私たちは仕方なく、パディントンのグッズを売ってるお店があったので、そこでいろいろパディントン関連のグッズを買って諦めたのですが。
ああ、懐かしくて思わず長々と書いてしまいました。
この後もイギリス旅行記、楽しみにしています(^_^)v
前日光
- コージ☆さん からの返信 2015/08/31 23:27:27
- うらやましいー!
- 前日光さん こんばんは〜
あ〜何から書いたら,いいのやら〜(笑)
前日光さんは,イギリス学派!?だったんですね〜
なんとなく分かる気が…
山陰・北陸・悲しみ本線日本海…
霧のロンドン,「嵐が丘」の荒涼とした丘陵地帯…
わたしは,むかしからドイツ学派!?だったんで,今までイギリスに興味なかったんですが,今回から,ちょっとイギリスびいきになりましたよ
スコットランドの漱石が泊まった宿いいですねー!
本では読んでいたんですが,実物見ると行きたくなりますね〜
いや,わたしも行く(宣言!)
わたしも,シャーロキアンまでいかないですが,ホームズ・ファンなんで,
ロンドンだけじゃなくて,イギリス中の事件の舞台になった場所に行ってみたいと思ってるので,イギリス詣でにハマりそうな予感…
クマのパディントンは,今も居るか分かりませんが,キングスクロス駅にハリーポッターの仕掛けがありました(詳しくは,旅行記vol.3で)
硬派な?男子一人旅なんで,オシャレなものは一切ないですが,続編も見ていただけたら幸いです(vol.5まで書く予定です)
あ,そうそう,特別編として漱石の『倫敦塔』も旅行記にする予定です
コージ☆
-
- mireiraさん 2015/08/27 22:12:35
- 参考になりました。
- 来月身内で、イギリスにいきます。
参考になりました。
治安の方はどうでしたか?
モスバーガー、美味しそうでした。
笑いながら読ませてもらいました。
- コージ☆さん からの返信 2015/08/31 23:01:27
- RE: 参考になりました。
- mireiraさん こんにちはー
メッセージありがとうございます!
つたない旅行記ですが,何かの参考になれば…
ロンドンは,基本的には治安はいい方だと思いますが,油断はできないと思います
昼間のメジャーな観光地は,暴力的な犯罪は少ないでしょうが,スリが多いと聞いてますし,夜はやっぱり慎重になった方がよろしいかと…
わたしも,もう1回はロンドンへ行きたいと思ってます
楽しんできてくださ〜い!
コージ
-
- 川岸 町子さん 2015/08/26 08:47:12
- わくわく
- コージさん、おはようございます!
ワクワクしながら拝見しました〜(^^♪
さすがコージさん、こちらまで楽しませてもらいました。
一枚一枚から、お気持ちが伝わってくるようです!
vol.2のビートルズゆかりの横断歩道も、皆さんの嬉しさが伝わってきました。
きれいに撮れている街の様子を見て、またいつか行けたらいいなぁと思いました。
私が初めて行った街は、ロンドンです。
二十歳で、ドキドキしながら降り、若かったなぁ(笑)
それが今では、図太いおばちゃんですからねー(笑)
vol.3を楽しみにしています(*^▽^*)
町子
- コージ☆さん からの返信 2015/08/26 23:26:14
- RE: わくわく
- 川岸町子さん こんにちはー
メッセージありがとうございます!
勝手に一人で興奮してるだけの旅行記なんですが,ワクワクしていただいて光栄です!
町子さんの青春の思い出の地を,断りもなくぶらぶらしちゃいました(笑)
最初の外国の街って思い入れありますよねー
なるべく,町子さんの思い出をぶち壊さないように,格調高い旅行記にしたいと思ってます(ムリかな?)
なにしろ,ロンドンは,初ヨーロッパでもないのに,感動と興奮の連続でしたので…
ロンドンは,大都会なのに,そう感じさせない落ち着きというか重みのようなものがあって,とても気に入ったので,わたしも再訪を決めました!
次回作は,1ケ月後くらいになるかもしれませんけど,また遊びにいらしてください
コージ☆
-
- たらよろさん 2015/08/22 22:30:22
- 飛行機の中でハンバーガー
- こんばんは、コージ様
私もあまりイギリスに興味を持ってなかったんですが、
人間の趣味嗜好って年代とともに、、、、経験とともに、変わっていくんですね〜って最近思います。
私も、007になぜか今更興味を持ってしまい、
結果、イギリスに行ってみたいとそんな思いになってます(笑)
ところで、飛行機の中でハンバーガーを作るなんて、、、、
確かに面白い機内食ですね。
私も一度試してみたいかも。。。
大英博物館の展示物、
本当に見ごたえがあって、こちらの博物館も1日中いても見尽くせない、
そんな素晴らしいものばかり・・・
やはり、エジプトの展示物に興味があるかな〜〜
続きも楽しみにしています
たらよろ
- コージ☆さん からの返信 2015/08/23 21:55:32
- RE: 飛行機の中でハンバーガー
- たらよろさん こんばんは〜
メッセージありがとうございます!
イギリスとかロンドンって,何か興味があるものがあれば,とっても楽しめるところだと思いますよー
サッカー,ロック,ビートルズ,シェイクスピア,お酒,アフタヌーンティー,ハリーポッター,ピーターラビット,ガーデン…なんでもありますね
たらよろさんは,007ですかー
たぶん,現地へ行ったら映画の舞台になったところがいっぱいなので,興奮して鼻血だすかも(笑)
わたしは,“なんちゃってシャーロキアン”なんで,シャーロック・ホームズゆかりの場所では,興奮してアタマがパニックでした(鼻血はガマンしました)
『Air MOS』は面白かったですね〜
わたしの中では,大韓航空のビビンバと並んで印象深かった機内食です
で,とっても残念なお知らせですが,『モスバーガー』は,この8月いっぱいで終わりだそうで…
でも,4年前からモスとJALのコラボ企画をやってるそうで,新作が出るかも?
ま,おっさんの一人旅なんで,オシャレとかエレガントだとか一切ないですが,よろしかったら続編も見て笑って?やってくださ〜い!
(女子なら必ず行きそうなハロッズも車窓から見ただけです…)
コージ☆
-
- 旅するうさぎさん 2015/08/21 20:32:34
- ミレーが住んでいた所なのですね。
- コージさん、こんにちは。
この夏はロンドンへ行ってきたのですか。
タイトルにまず反応してしまいました。
ジョン・エヴァレット・ミレーが住んでいた所に
偶然泊まったのですか。 凄〜い。
というか、コージさんも1998年に東京都美術館で開催された
テート・ギャラリー展を見に行ったんですね!
私も見に行きましたヨ。
今、手元に、当時の展覧会のチラシがあるのですが
(我ながら物持ちがいい)、チラシの表紙はもちろん
ミレーの「オフェーリア」です。
私も「オフェーリア」の絵葉書を買って帰りました。
20代の頃からラファエル前派が好きなので
結構画集も持っているのですが、
この時、初めて本物の「オフェーリア」を見ました。
何度も戻って見た覚えがあります。
でもロセッティの方がもっと好きなので、
「プロセルピナ」の前で、うっとりしました。
あと、提灯持った女の子の幻想的な絵(サージェントの
「カーネーション、ユリ、ユリ、バラ」)も来てたよね〜。
ターナーも良かったな。
ロンドンではラファエル前派の絵は見なかったのですか?
私、いつかロンドンにラファエル前派の絵を見に行きたいと
思っているんです。
続きも楽しみにしています。
旅するうさぎ
- コージ☆さん からの返信 2015/08/23 22:32:12
- 大興奮でしたよー!
- 旅するうさぎさん こんばんはー
そうなんですよ
ミレイが住んでたなんて,まったく知りませんでした
チェックインの時,ホテルのおっちゃんらは何も言わないんですよー
それに加えて,漱石がご近所に住んでいたってのも興奮
(これは,出国1週間前に,たまたま読んでいた本で知ったんです)
テート・ギャラリー展,旅するうさぎさんも行ったんですかー!
どこかですれ違ってるかもしれませんね〜
いつ?どこで?の美術展か忘れてましたんで,情報ありがとうございます!
先ほど,部屋の中をひっくり返してみたら,出品リスト(会場に置いてある1枚紙)と,絵葉書を10枚ほど発掘しました(笑)
『プロセルピナ』や『ノラム城,日の出』や提灯とユリの絵葉書も買ってました
旅するうさぎさんは,20代の頃からラファエル前派がお好きだったんですかー
わたしは,テート・ギャラリー展で初めて知ったんです…
というか,なんで見に行こうと思ったのか覚えてないんですが,チラシとか新聞紙上の紹介欄で,ミレイやロセッティの絵に惹かれたのかも?
その年は,『英国祭98』だったようで,『英国ロマン派展』にも行ってました
これは,図録を買ったので,今見てみると,ロセッティなどラファエル前派がいっぱいですね
『英国ロマン派展』はBunkamuraでやってて,もしかして,旅するうさぎさんも行かれたかも?
実は〜,ロンドンではラファエル前派の絵は1枚も見てないんです…
ホントはテートにも行きたかったんですが,大英博物館とナショナル・ギャラリーで目いっぱいで,「日本で2つの美術展を見て十分堪能したし,今回はあきらめよう」ということになりました
ロンドンには,まだまだ未練(詳細は3日目の旅行記で)がありますので,必ずもう1回は行こうと思ってます
ではでは
コージ☆
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