会津を訪ねて⑤　猿游号で大内宿、会津鉄道で塔のへつり

2015/07/31 - 2015/07/31

時代劇のセットのような街並みがそのまま残る大内宿、川に断崖が迫り自然の偉大さに驚く塔のへつり、会津鉄道沿線で人気の見どころでしょう。

大内宿は、湯野上温泉駅から広田タクシーが運行する猿游号に乗ると便利です。塔のへつりは湯野上温泉のお隣の駅、森の中のかわいらしい無人駅に降り立ち木立の中を少し歩くと到着です。

エリア 湯野上温泉(福島)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

11時24分湯野上温泉駅着

大内宿への入り口です。

あら、大内宿は演歌にもなっているのですね。

江戸の宿場のたたずまい・・だそうですよ。楽しみだわ。

大内宿へは、タクシーだと1950円ですって。

バスは往復で1人1000円です。4人だとタクシーのほうが少しお得？

わたくしたちは、西若松駅で買った会津鉄道と広田タクシーの猿游号のお得なチケットのありますし、バスでまいりましょう。

いましたいました　猿游号！

ゴールデンウイークや夏休みは猿游号は混雑するから予約しておこう・・なんてガイドブックにあったので、昨日柳津から広田タクシーに電話して11時40分発のを予約したのだけれど・・。

夏休みでも今日は平日だし、7月だからそうでもないのかな？

でも、わたくしたち以外お客さんの姿がありません。

猿游号は1日6便運行。

湯野上温泉と大内宿を往復しますが、13時40分の第5便だけは、湯野上温泉から塔のへつりを周遊して大内宿に行きます。

結局11時40分発の乗客はわたくしたち夫婦と、お仕事で大内宿に行くおじさま一人。

車掌さんと、大内宿までの20分、おしゃべり。

「『しんごろう』を食べるといいわよ」ですって。
しんごろうってどんなものかしら？

道がすいていて、10分少々で到着。繁忙期は一本道なので、渋滞して大変だそうです。

バスはメインストリートの裏手に停まるので、古民家の脇から参ります。

エアコンの室外機がひっそりついています。
かやぶき屋根のお家でも、温暖化しているからエアコン必需品だよね。

まずは、メインストリートを脇目も振らず歩いて、一番奥にある神社の石段を登っていきます。

ここからの風景が絶景だそうで・・・。

これぞ大内宿！という光景が広がります。

では、ゆっくりとメインストリートをそぞろ歩き。

冷やしトマト1つ50円を一つずつ買って、かぶりつきます。

昔のトマトの香りがするわ。

会津名物おまんじゅうのの天ぷら。

2年ほど前、若松市内河東町の親類のお葬式に参列したときに頂いたのがすごくおいしかったので・・・。今回楽しみにしていました。

先ほどの猿游号のガイドさんの話では、おまんじゅうの天ぷらは河東町（強清水の辺り）が有名で、大内宿ではどうだったかしら？とのことでしたが、ありましたありました！！

一つずついただきます。120円。

お面　550円。

外国人観光客が喜びそう！

猿游号のバスガイドさんのお勧めがこの「しんごろう」

ごへいもちを丸くしたといえばいいかしら。

マッチ棒の親分みたいな、マイクみたいな、形です。

1本200円。

エゴマの味噌が塗ってあり食欲をそそります。

こんな風に、メインストリートを行ったり来たりして、お土産にお蕎麦や、柚餅子を買って、予定より1本早い12時50分発のバスに乗りました。

帰りも貸し切り。

のったら、運転手さんがお土産に「大内宿手ぬぐい」は、いかが？と売り込み。

お断りして、その代わり写真撮らせてもらい、旅行記などでPRしておきますとお約束。

500円だそうですから大内宿に行った方、よろしかったら買って差し上げてください。

帰りも道はすいていて10分足らずで湯野上温泉駅到着。

駅員さんはいるけれど、売店のおばさんが委託されて改札出札をしているみたい。

沿線の中でも観光客が多い駅なのでしょう。

荷物を預けるコインロッカーもあります。

塔のへつりに行く会津鉄道までまだ30分以上あります。

駅構内の囲炉裏で休みますか？

無料の足湯が駅の横にありました。ちょっと待ち時間をつぶせそうかしら。

この旅2度目の足湯です。

熱いお湯であまり長いこと入っていられません。

湯野上の源泉が温度が高いことは、のちほど宿に行って身をもって体験いたしました。

駅のそばにあるお店はここが一軒。

食事をとるようなお店は少し歩かないとありません。

大内宿は演歌になりやすい？

小さな駅を探検、観察しているうちに13時36分のあいづマウントエクスプレス号がやってきました。鬼怒川温泉行です。

新しい車輛のようです。

一駅6分しか乗らないけれど、一番前に行ってみましょう！

はい、塔のへつり駅到着。

無人駅ですから、ホームからそのままこの小道を伝って塔のへつりへ歩いていきます。

へつり・・を漢字でかくと山冠に弗です。

アメリカ人観光客がたくさんやってきてドルが山のように落ちている場所？

いいえ、へつりとは会津の方言で川に迫った険しい断崖のこと。

川のほうへ川のほうへと歩いていきます。

あとであの吊り橋まで行ってみましょう。

この木橋は30人までというけれど、後から団体さんがきたらどうしましょう？

夏に来るには涼しく感じていい場所です。

紅葉の頃も素敵でしょうね。

先ほどの対岸から、30人までの制限がある吊橋を渡って降りてきた道を眺めています。

お土産物屋さんが数軒ある先に、展望台があり、そこからも一枚。

お土産物屋さんで、山菜の佃煮など買い足して、駐車場のそばで野菜を売っているおじさんから、小なすやプチトマトを買って、駅に向かいます。

塔のへつり駅に到着。

コインロッカーが小さいながらあります。大4個小8個。

東京方面から、ここに立ち寄って、湯野上、芦牧、若松へ行く方、重い荷物を預けていかれますよ。ただし、数に制限があるから繁忙期は覚悟のほどを。

ホームにいたのはちょっとかわいそうなお化粧のはげたこけしさん。

蝉時雨の中列車を待ちます。

14時44分　塔のへつり駅発の　会津若松行列車がきました。

14時49分に湯野上温泉到着。

さて、本日のお宿にお迎えに来てもらいましょうか。

それにしても、陽の長い夏の旅で、連日、日没前にチェックインするなんてわたくしたちの旅では珍しいこと。