会津を訪ねて④　柳津から湯野上温泉へ只見線と会津鉄道

2015/07/31 - 2015/07/31

只見線に乗るのは楽しみの一つでした。できれば、柳津の後、会津川口か代行バスを乗り継いで只見あたりまで行き、山間部の宿に泊まり、会津田島に抜け、野岩鉄道、東武鉄道で帰るルートをたどりたいと思いました。

まず、只見線の時刻表をみて挫け、さらに山越え会津田島方向に抜ける公共交通、バスがほとんどないことに唖然とし、諦めたのでした。

結局、柳津から西若松に戻り、会津鉄道で湯野上温泉に移動して泊まることにしました。湯野上温泉は大内宿への入り口の駅で、隣は塔のへつり駅があり、観光の起点にするには好都合です。

エリア 湯野上温泉(福島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。

夫が、朝風呂に行く気配で目が覚めました。

まだ、5時前でした。

霧の立ち込める只見川！

川べりを歩いてみたい・・と散策に出発。

昨日昼間見たときは、ずいぶん派手な赤い橋がいくつもかかっていると思いました。

朝霧の中では、この赤い橋がとても素敵です。

昨日、ウグイが集まってきた場所を、対岸の別の橋から眺めます。

虚空蔵菩薩円蔵寺様も対岸から見ると、きりっとそそり立つ感じ。

お散歩を終えて、朝ご飯は7時から。

体を動かした後ですし、時間もゆとりがあるので、ついいつもより食が進みます。

温泉卵がおいしかったな。

今日は朝のスタートもゆっくり。

乗る予定の列車は9時45分。

9時少しすぎに、町民センターを後にします。

大清水でペットボトルに給水し、温泉町の風情を楽しみながら・・・。

昨日からおいしそう！と目をつけていた円蔵寺ご用達のお店「香月堂」さんであわ饅頭80円と、カフェオレまんじゅう120円を買いました。

あわ饅頭は日持ちがしないようなので、とりあえず今日のおやつ分だけ。

昨日お詣りした円蔵寺さんの脇を通り過ぎ・・・・

寄り道しながら20分で駅に到着。

切符をかわないと・・・。

機関車が展示されているけれど切符売り場がないよ！

あいづや、ないづ・・
ひらがなで見るとおもしろい語感だなあ」

会津若松まで670円。わたくしが下りる手前の西若松までは580円。

それで、切符はどこで？自販機もない？

一日の本数は少なくても、住んでいる人にとっては大事な足。

9時45分の列車にも、高校生がずいぶん乗ってきました。

花火大会は有名なようで、この日は臨時運行するみたい。

ようこその看板さんさようなら！

柳津は、温泉もよいお湯で、川もきれいで、虚空蔵尊も重みがあって、ソースかつ丼もおいしくて、来てよかった町でした。

あれえ、無人駅のため切符が買えないまま、電車が来てしまいました。

隣でスマフォいじっていた高校生のお兄さんに聞くと「列車の中で車掌さんから買えますよ。」と教えてくれました。

本数が少ない分、それなりに乗客が乗っています。

時間を合わせればいいのだものね。昨夏のモスタルーサラエボ間の列車（1日2往復）のことを思い出しました。

塔寺駅。

昨日の立木観音・恵隆寺の最寄り駅です。

塔寺駅の待合室。
クマに注意の張り紙。

ここで、1時間も列車を待つようだと怖い思いをしたかも。

新鶴駅。

根岸駅。

昔、京浜東北・根岸線の根岸駅の近くに住んでいたことがあります。
硬い切符を買うと、必ず根岸（岸）と書いてあり不思議に思っていました。

こちらの只見線の根岸駅と区別するための（岸）だと知ったのは、だいぶ後のこと。いつかもう一つの根岸駅で降りてみたいなあと思っていました。

念願かなってもう一つの根岸駅とのご対面です。

ここで降りてしまうと、次の列車は午後になるから、駅名をカメラに収めてがまんがまん。

ちなみに、昨日訪ねた中田観音の最寄り駅です。

下車予定の西若松が近づいた頃、やっと車掌さんから切符が買えました。

首都圏の電車もSUICAが普及する前は、よく車内で精算してもらったものです。

路線図の入った印刷された長い紙に。精算した区間をパチンとはさみをいれてもらって・・。昭和生まれならではの体験かなあ。

10時26分。西若松駅到着。

駅名表示板に緑とオレンジのラインが描いてあるように、只見線と会津鉄道の分岐駅です。

いったん改札を出てから、買わなければならないものがあります。

買わなければならないもの・・・それは、大内宿に行くバスと、西若松ー会津田島間の会津鉄道がセットになった大内宿共通割引切符1900円です。

2日間有効で西若松ー会津田島間の途中下車可能の乗車券、（しかも湯野上温泉ー塔のへつり間は何度でも乗り降り自由のフリー区間）大内宿にいく猿游号の乗車券がセットになり、少々お得です。

もっとも、出発の数日前に、帰りの東武鉄道スペーシア特急券を買うとき、湯野上温泉ー新越谷までの乗車券も併せて購入してしまい、湯野上温泉ー会津田島分が重複してちょっともったいなかったかな。

それでも、500円分くらいは得したようです。

「八重の桜」で、ずいぶん観光客が来たようですが、八重効果も少しずつうすれてきているような・・・。」

10時55分発の会津田島行会津鉄道の列車がやってきました。

会津を旅していて、すっかり見慣れたべこのマーク

会津鉄道会津線は西若松から会津高原尾瀬口まで21駅全長57.4km。

無人駅も多いので、切符（料金）は車掌さんに渡すようです。」

11時24分湯野上温泉駅に着きました。