ポルトガルとスペインには時差がある＠リスボン散策

2015/05/08 - 2015/05/08

スペインでは、フランス、ドイツなどと同じヨーロッパ中央時間を、
ポルトガルは、イギリスと同じ西ヨーロッパ時間（グリニッジ標準時間）を使っているので、２国の間には１時間の時差があります。

でも、ここで言いたいのはそういうことではありません。

ポルトガルのレストラン、昼食は12時にオープン（混むのは１３時頃から）から、夕食は18時開店で22時半閉店というのが標準的なんですよっ？
(スペインの場合、昼食は13時過ぎ（混むのは14時過ぎから）、夕食は20時（混むのは21時から）オープンというのが「常識」です。）

おまけに観光施設も中休み（お昼休み）なしで１８時半閉館（入場は１８時まで？？）
・・・ちなみに、マドリードのレイナ・ソフィア美術館は２１時、プラド美術館２０時閉館です。

この「時差」がなかなか「曲者」!
夕方、のこのこ、町に出て行った場合には、もう、どの観光施設にも入れません。

今は日没が２０時半（暗くなるのは２１時過ぎ）なので、まだ、夕刻にもならない時点でオール・アウト。

リスボン観光はほとんど出来きず、宿題が沢山残りました〜〜。

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ロッシオ広場のシンボル、ペドロ４世の銅像がのった円柱。
この日、広場には沢山のテントが出ていて、簡易なステージも設置されていた。
人出も多い。

ロッシオ広場に面した老舗カフェ・スイッサ。１９２２年の創業。
あの道を入るとフィゲイラ広場なんだな。

あっ、サンタ・ジュスタのエレベーターが見える。

１９０２年に造られたエレベータ。ぜひ乗ってみたい。
（Viva viagem の２４時間券で乗車できる。）

フィゲイラ広場はバスやトラムの発着場所になっている。
奥はアルファマ地区。

フィゲイラ広場に建つこの銅像は・・・

ジョアン１世。カッコいいね。

まず、サンタ・ジュスタのエレベーターに乗って、市内を俯瞰してみよう！！

・・・と、思ったんだけど、沢山の人が並んでいる。
列の後ろに付いてみたが、全く進まないので、後回しにする。

ショッピング・ストリートのアウグスタ通り。
歩行者専用の路にはテーブルが出て賑やかだ。

お菓子屋さんのショーウインドウ。
下の段の左のものが、カステラの原型と言われるパン・デ・ロー。

ポルトガルの有名菓子、エッグ・タルト。（パステル・デ・ナタ。）
６個で５．５０ユーロと手ごろな価格。

賑わっているお店があった。

可愛い店員さんが作り方のパフォーマンスを見せている。

でも、販売しているのは普通のおばちゃん。

売っているのは、チーズ入り鱈のケーキ（コロッケ）。美味しそうな写真。
通りにはテーブルと椅子が出されており、ビールと一緒に食べている人たちがいた。

勝利のアーチまで、１ブロック。

トラム（チンチン電車）がフィゲイラ広場方面に曲がっていった。

勝利のアーチの先はコメルシオ広場。
その先はテージョ川だ。

コメルシオ広場。
１７５５年のリスボン大震災の前にはマヌエル１世の宮殿があった場所。

広場の中央には、ジョゼ１世の銅像がある。

コメルシオ広場は、爽やかな川風が渡る広大な広場だった。
ここからスタートするセグウエイのツアーをみかける。

広い広いテージョ川。
この川も水源はスペイン。アラゴン州テルエル県のアルバラシン山地がその始まり。
スペインではタホ川と呼ばれている。

そう、あの有名なトレドの周囲を流れているタホ川だ。
イベリア半島で１番長い河川、全長1,008kmだそうだ。
ここから河口まではおよそ16ｋｍ。長い水の旅も終点まじか。

テージョ川に沿ってボードウオークが設置されている。
気持ちの良い散歩道だ。

川沿いでくつろぐのも良いなぁ。

４月２５日橋。２２７６ｍの長さでテージョ川を越えている。
ヨーロッパ一の長さのつり橋だとか。

カラフルで妙なベンチが置かれていた。
ちょっと座ってみようかな。

カイス・ド・ソドレ駅に到着。

タイミングよく１５番のトラムがやって来たので乗り込む。２両編成の綺麗な車両だった。
トラムも２４時間券が使えてる。（Viva viagem２４時間券は6.50ユーロと安くて便利だった。）

ベレンで下車。
「ベレン駅」に近い停留所だったので、本来はもう少し乗っている方がよかったようだ。

公園を歩いて・・・

ジェロニモス修道院を右手に見て・・・

地下道で線路を潜って、発見のモニュメントに到着。
１９時をまわっているので、モニュメントの中に入ることはできないが、・・・

この大理石の世界地図が見たかった。

日本。１５４１年に「発見」された。

アフリカ大陸。西へ向かったスペインに対抗し、ポルトガルはアフリカ大陸を南下し、東へ向かった。
喜望峰１４８８年。

モザンビーク１４９８年。マダガスカル１５００年。
そしてアラビア、インドへと進んでいく。

こちらは南米大陸。
１４９３年に設定された教皇子午線により、ブラジルがポルトガルの植民地として確定した。
（教皇子午線は、翌年のトルデシリャス条約で、西側に置き換えられている。）

大航海時代。海には魔物も住んでいた時代。

ポルトガル・スペインの黄金期。
先住民にしてみれば「発見」とはとんでもない話だが、大航海時代の「冒険」はロマンがあったなと思う。

このテージョの河口から、未知の海に漕ぎ出して行った。

先頭はカラベラ船を持つエンリケ航海王子。
その背中を西日が押しているようだ。

モニュメントの西側には地球儀（？）があった。

ベレンの塔が見える。
入場は１８時まで（閉館１８時半）と、やはり早いクローズ。
ポルトガルはスペインとはずいぶん違う。

発見のモニュメント素晴らしかった。
夜景も見てみたかったけれど、まだまだ、その時刻は先になる。
バスでセントロへ戻ろうか。

夜になっても人が並んでいるサンタ・ジュスタのエレベータ。
どうしても乗りたいので、もう一度、並んでみるか。

・・・う〜ん、進まない。明日、朝一番で乗りに来ることにしよう。

そうしたら夕食にしようか。ポルトガルは夕食の時間もスペインより早い。
既にレストランは賑わっているが、まだ、２１時前だ。

JOAO DO　GRAO。外のテラス席にもお客さんがいっぱい。
私は店内を希望し、大きなテーブルの隅に通してもらった。
各国語のメニューが用意されている。（日本語なし）

飲み物は決まっている。
ビールを頼んだら、CANA　か　JARRA　かと聞かれた。
MEDIANA　をお願いしたら、ちょうどいいサイズ！

１皿目は魚介類のスープ。
テーブルでサーブしてくれる。

大きなお皿にたっぷり〜。
もう十分だよと言ったのに、笑いながら追加される。

スープは魚臭い。日本の漁港の側の民宿で食べる魚の味噌汁みたい。
・・・いやぁ、美味しいんですよ。（少なくとも私は好きな味。）

メインは鰯の塩焼き。
大きな鰯が４匹！　ジャガイモと野菜を従えて登場した。
（この写真は取り皿にサーブされた状態。）
ナイフ・フォークでは食べにくい。しまったな。箸を宿においてきてしまった。
ビール＋スープ＋イワシで１６・３０ユーロ（チップ別）。

ロッシオ広場のカフェ・スイッサで、食後のカフェと何か南蛮菓子を食べようと思っていたが、閉店時間間近のようで、片付けが始まっていたので断念。
途中の小さいお菓子屋でパステル・デ・ナタを買って、宿に戻ってきた。

部屋からのロッシオ駅方面の眺め。
金曜の夜だからか、バイロ・アルト地区へ上る道の両側ののBARは人であふれている。

右に目をやれば、ロッシオ広場方面。
きらきら綺麗だな。素敵な眺望に満足。

明日は最終日。
空港へ向かう時間まで、どこへ行こうか。

この旅行記へのコメント （4）

• すずかさん 2015/09/13 10:26:24

  なるほどーーー

  れいろんさん、こんちはー。
  
  ポルトガルの旅行記の続きにお邪魔させて頂きました。
  
  言われてみれば確かに・・・
  スペインとポルトガルって時差があるんですねぇ。
  スペインもポルトガルも1回しか行ったことがないので、ふる〜〜い記憶を呼び起こすと、確かにスペインは「遅くまでやってるなぁ」と思った記憶がありますもん。
  スペインのタブラオは24時〜とかもあったりしたけど、ポルトガルのファド聞きに行こうと思ったら結構早い時間がステージだったり。
  ポルトガルの方がJapan Timeに近いので、スペインがすべてが遅い時間に感じてましたけど・・・
  
  あの大理石の地図、日本も「発見」になってるんですね。
  確かに先住民から見たら、発見って何さと思いますけど、あの大航海時代ってロマンありましたよねぇ。
  もしかして今も発見されていない大陸があるかも・・・って無いか(^^;
  
  トルコ航空のCクラス、会社の同僚が乗って「すげーよ、シェフでてくるんだよー」って言ってたんですが、ああいう感じで登場なんすね！
  しっかし、トルコ航空のCクラスすげーっす。
  
  ほんでは、またお邪魔させてくださいね〜〜〜
  
  すずか

  れいろんさん からの返信 2015/09/13 21:20:49

  RE: なるほどーーー

  すずかさん、書き込みありがとうございます。
  
  すずかさんのおっしゃる通り、ポルトガルの方が日本の時間帯に近い感じですよね。
  でも、私、マドリードに着いた時点で「スペイン時間」に切り替わっちゃっているので、ポルトガルでは、まごまごしちゃいました。
  
  トルコ航空のフライングシェフ、路線によってサービス内容が違うのかな？
  以前、インチョンから乗った時は、ウエルカム・チョコレートを配りにきたりしました。
  
  kanaさんが搭乗した時は、シェフがサラダを取り分けて、すごーく配膳に時間がかかったと言っていましたよ。
  
  もうすぐSWですね。すずか家はどこへお出かけですか？
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん
  
  

• ガブリエラさん 2015/09/03 13:55:43

  水辺でほっこりしてみたいです♪

  れいろんさん☆
  
  こんにちは♪
  
  え！ポルトガルとスペインで、時差があるんですね！！！
  知らなかったです\(◎o◎)／！
  
  しかも、ポルトガルには、シエスタの習慣が無さそうなんですね。
  
  ポルトガルに行った人たちが皆、街が綺麗でいいよ〜♪って言ってましたが、本当に美しいですね！
  街歩きも楽しそうだけど、水辺でほっこりするのも、癒されそうですね(*^_^*)
  
  もうすぐ、スペインですね！
  あの方と、奇岩地帯をハイキングされるんですよね！！！
  お写真楽しみにしてますよー♪（岩マニアより・笑）
  素敵な旅になりますように(^_-)-☆
  
  ガブ(^_^)v

  れいろんさん からの返信 2015/09/04 21:11:03

  RE: 水辺でほっこりしてみたいです♪

  ガブちゃん、こんばんは！
  
  最近、旅行記アップしていないけど、元気〜〜？
  
  え！　パリとロンドンでも時差があるの知ってるよね？
  フランスとスペインが一緒で、英国とポルトガルが一緒なのでした。
  
  ポルトガルはスペインより全般に「おっとり」している感じです。
  BARじゃなくてCAFEが多いのも、甘いお菓子が基本的にミルクと卵の味で優しいのも、ガブちゃん向きだと思いました。
  
  リスボンは大きなテージョ川の河口部分にあって、川沿いに癒やしスポットがいろいろありました。
  川辺でほっこり・・・、私だったら川風に吹かれながらビールかな。
  
  SWはあの方と、一泊一緒に泊まります。
  で、翌日、ハイキング予定。好天だと良いなぁ。エールありがとう。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん