2006/10/01 - 2006/10/02
41位(同エリア130件中)
ショコラさん
9年も前の旅で今さらですが、写真整理のために旅行記として残します。
10月初めに、ドイツ南部の黒い森シュヴァルツヴァルトへ1泊の旅をしました。黄葉が見たいというのもありましたが、1番の目的は黒い森の中にあるホテル・トラウべ・トンバッハに泊まって、ホテル内のレストラン《Schwarzwaldstube》で食事をすることでした。
このホテルのメインレストラン、シュヴァルツヴァルトシュトゥーべは、森の中という辺鄙な場所にありながら、長年ミシュランの3つ星を守り続けている、ドイツでも名の知られたレストランだそう。
3つ星レストランなんて、我が家には敷居が高すぎますが(それに金額的にも〜)、食いしん坊なので一度くらいそういうところで食事をしてみたいという好奇心に駆りたてられ、思い切って行ってきました。
★ホテル・トラウべ・トンバッハ《Hotel Traube Tonbach》
http://www.traube-tonbach.de/en/home
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
けれど一番の目的のレストランが、3か月前でもディナーは満席で予約が取れず……。ランチならまだ空席があるとのことだったので、ランチで予約をすることに。
さて当日、車でホテルへ向かいました。時間の余裕をもって向かったはずなのに、着いたときには、ランチの予約時間ぎりぎりになっていました。
ホテルの玄関に車を停めると、ドアマンが車のドアを開けてくれました。名前を告げると、「ご宿泊ですね。お待ちしておりました。ランチのご予約も承っております。車とお荷物はお預かりしますので、よろしければまっすぐレストランへご案内いたします」とのこと。
あわわ、まさかそんな展開になるとは思わず、夫もわたしもかなりカジュアルな格好で来てしまっていました。ホテルに着いたら着替えてレストランへ行くつもりだったのです。
でも、着替えたいとは言い出せず、スタッフの案内でレストランへ行くことに……。
写真はレストランのこの日のメニューカード。
★ホテルのメインダイニング フレンチレストラン《Schwarzwaldstube シュヴァルツヴァルトシュトゥーベ》
http://www.traube-tonbach.de/en/schwarzwaldstube-restaurant -
こんな格好で浮いてしまわないだろか、みなさんきちんとした服装だったらどうしよう――と不安な気持ちのままレストランへ。
すでにいくつかのテーブルにお客さんが座っていましたが、カジュアルな服装の方もいたので、ちょっとほっとしました。
3つ星レストランは初めてでちょっと緊張していましたが、スタッフのみなさんがフレンドリーで気さくに対応してくださるので、すうっと肩の力が抜けていきました。
メニューカードの下には、ぶどうのデザイン(ホテル名の「Traube」はぶどうの意)がエンボス加工されています。 -
用意されていたメニューカードはドイツ語でしたが、スタッフがお料理内容を英語で説明してくれました。
ランチは5皿のコースと7皿のコースの2種類があり、わたしたちは5皿のコースにしました。それでも我が家にはけっこう勇気のいるお値段。でもパリの3つ星レストランならこの倍はするだろうから、そう思えばコスパはいいのかも。
以下、5皿のコース内容です。
○ロブスターに絹さやを添えた シャンパンマリネサラダ
○カボチャのピュレにヒメジのフィレをのせて ショウガ風味で
○仔牛肉3種の味わい アンズ茸添え トリュフソースで
○チーズ ワゴンサービスで
○洋なしシュナプスの楽しみ グアナハ・チョコレートとタヒチ・バニラアイスクリーム添え
さすがに3つ星レストランで料理の写真を撮る勇気はなく(そんなことをしている人はいなかったし)、残念ながら写真なし。
盛り付けが芸術的な美しさで、食べるのがもったいないくらい。どのお料理もめちゃくちゃおいしくて、食べるたびに顔がゆるんでしまいました。1皿1皿にものすごく手がかけられているのが感じられ、これが3つ星たる所以なのだと思いました。 -
ランチのあと、ホテルのスタッフがホテル内の施設を案内してくださいました。
ホテル内のスパは設備が充実していて、しかもとても優雅な雰囲気。宿泊客の多くが1週間くらい滞在するようで、ここで日頃の疲れを癒し、のんびりと時間を過ごすのでしょうね。毎日いろんなアクティビティ(ハイキングやちょっとしたイベント、エクスカーションなど)が催され、長期滞在者が楽しく過ごせるよう工夫されています。宿泊費を考えると、わたしたちは1泊がやっとだけど……。
写真はホテルのスパが紹介されているポストカード。 -
ホテル内の施設をまわってから、客室に案内されました。
リビングエリアとベッドエリアに分かれていて、広々〜! -
リビングのテーブルにはウェルカムフルーツとミネラルウォーターが用意されていました。
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大きく取られた窓の向こうには森が広がっています。
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バルコニーも広いっ!
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バルコニーから黒い森が見渡せます。
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なんてのどかな風景。
黄葉が見られるかと期待していましたが、森も草原もまだ青々。。。でもこの緑の風景も美しいです。 -
腹ごなしに近くをお散歩することにしました。
周辺にはフットパスが設けられていて、散策が楽しめるようになっています。
フットパスの途中から見た風景。秋とは思えないほど緑が鮮やか。 -
向こうに見える建物の一番奥が、わたしたちが泊まっているホテル。
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イチオシ
黒い森に囲まれた自然いっぱいの風景。
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途中に咲いていた花。
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水音が聞こえると思ったら、小川がありました。
澄みきった水がサワサワと流れています。 -
雰囲気のいい森の散歩道。
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荷台に屋根のついたようなものがあり、
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ヤギさんたちの休憩所になっていました。
よく見ると、荷台の下にもヤギさんが。 -
広々とした草原。
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イチオシ
気持ちいいな〜。
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ホテルにもどり、カフェのテラスでひと休み。
夫はビール、わたしは白ぶどうのジュースを。
白ぶどうジュースは爽やかな酸味でおしい♪ 甘ったるくない大人の味。 -
夕食はホテル内の郷土料理レストラン《Koehlerstube ケーラーシュトゥーベ》にて。テーブルは満席でした。チェックインのときに、フロントのスタッフが予約してくれてよかったな。
写真がないので、今となっては何を食べたのかもう思い出せませんが、しっかりランチを食べていたので、ディナーは前菜とメインの2皿で軽く済ませたような。それでもおなかがはちきれそうになった記憶が。
ちなみに、ホテル内にはもうひとつカジュアルレストラン《Bauernstube バオアーンシュトゥーベ》もあります。ホテルに3つもレストランがあれば、長期滞在のゲストも食事に飽きることはなさそう。森に囲まれた場所だけに、外に食べに出かけるのは大変だからな。
写真はホテルの敷地内や周辺を紹介したポストカード。
★郷土料理レストラン《Koehlerstube》
http://www.traube-tonbach.de/en/koehlerstube-restaurant
ドイツのホテルの朝食は種類が豊富だけれど、このホテルの朝食ブッフェははめちゃくちゃ豪華でびっくり。種類が半端なく、どれもおいしい。で、この日はランチ抜きにするほど、食べてしまったわたしたち。
このホテルでは何日も滞在しているゲストが多いからか、お互い親しくなっているようで、みなさん和気あいあい。隣りのテーブルの品のいいおばさまに話しかけられ、わたしたちも少しおしゃべりしました。ここに何日も泊まれるなんていいな〜。
1泊の滞在はあっという間。いつかまたここに来ることができたら、そのときはせめて2泊できるといいなぁ。 -
チェックアウト後、少し南下して、ドイツ皇帝の居城〈ホーエンツォレルン城〉を訪れました。
山の頂にそびえるあの城がホーエンツォレルン城です。最初に城が築かれたのは11世紀だそうですが、15世紀前半に全壊し、1867年にフリードリヒ・ヴィルヘルム4世によって再建されたとのこと。現在も皇帝の子孫が所有しているそうです。 -
車で山を登っていくと、堂々たる城の姿が見えてきました。
こちらが城の入口。ホーエンツォレルン城 城・宮殿
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立派な城門です。
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城のまわりにはいくつもの塀が巡らされていて、すぐには城館にたどりつけません。
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堅牢な城という雰囲気。
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また門があります。
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この銅像がヴィルヘルム4世のようです。
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場内はガイドツアーで見学します。写真がないので、内部は撮影禁止だったのかな?
ホーエンツォレンル家の人々が代々暮らした部屋や、書斎、図書室、礼拝堂、宝物室などを見学しました。
この城はドイツでもっとも美しい城のひとつと言われていますが、ちょっと綺麗すぎるという感じがしなくもありません。再建されて150年くらいしか経っていないので、年月を経た風格というのがないせいかも。
たしかに立派で美しいけれど、地方領主の館のような生活感のある城のほうがわたしは好みかな。たとえばモーゼル川近くの森に建つエルツ城や、ゾーリンゲンにあるブルク城とか。そういう城に興味のある方は、以下の旅行記にまとめていますので、よろしければご覧ください。
★エルツ城
http://4travel.jp/travelogue/10285330
★ブルク城
http://4travel.jp/travelogue/10511767 -
山の頂上に建つホーエンツォレルン城からの眺めは、さすがに素晴らしかった。
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