2015/08/01 - 2015/08/03
422位(同エリア2109件中)
myaoさん
北アルプスへ!
そしてジャンダルムへ!!
3年前奥穂高岳に登った時に初めて見たジャンダルム。その時は、あのてっぺんに立つことなど夢にも思っていませんでした。と言うか、存在を意識していませんでした。
西穂高岳~奥穂高岳の間は一般の登山ルートの中では最も難しいコースの一つらしい。
実際、高度感のあるところや浮石の多いところなど、注意が必要な箇所がたくさん。でも、慎重に歩いたお陰で意外と楽しかった!
このコースで一番注意が必要なのは、他人の起こす落石!
幸い、今回、事故はありませんでしたが、人が落石を起こした現場を何度か目撃しました。いずれも、人の頭大以上の大きさの石。石屑と一緒に乾いた音を立てながら落ちていく様子は・・・。
万一のことを想像すると背筋が凍る思いです。自分は落石を起こさないよう、慎重に歩きました。
今回は、上高地から西穂山荘に向かい、そこから奥穂高へ。
逆のルート(奥穂高岳→西穂高岳)のほうが難易度が高いそうです。
第1日目(8月1日)
上高地~西穂山荘(宿泊)
第2日目(8月2日)
西穂山荘~西穂高岳~奥穂高岳~穂高岳山荘(宿泊)
第3日目(8月3日)
穂高岳山荘~涸沢~横尾~上高地
危険なコースではありますが、天気に恵まれたおかげで、楽しい山歩きになりました。
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朝7時、上高地の河童橋です。
ここから見える穂高の山々はまさに絶景。何度見ても飽きません。
このあと、田代橋近くの登山口から西穂山荘に向かいます。河童橋 名所・史跡
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梓川の水は本当に澄んでいます。
上高地梓川の清流 自然・景勝地
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登山道入り口!
こういう登山道の入り口も珍しい。
ここからは、焼岳への道もでています。 -
途中の水場「宝水」
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空が青くてうれしい。
昨年の「槍ヶ岳」、一昨年の「剱岳」と、雨に悩まされたので、今年の天気は不安でした。
でも、まさに雲一つない晴天。
翌日は雷雨の予報もありましたが、結局歩いている時間は、3日間とも天気が崩れることはありませんでした。 -
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西穂山荘に到着!
登山口から2時間半程度で到着してしまいました。
予定では、お昼ごろのはずでしたが、10時少し前に着いてしまいました。
あまりに早く着きすぎたので、下見を兼ねて西穂独標へ行くことに。 -
西穂独標へのなだらかな道の左手には、絶えず「笠ヶ岳」が。
長大な稜線がとてもきれい。
登るととても時間がかかる山らしい。
いつか行ってみたい山の一つです。 -
後ろを振り返ると焼岳が。
少し先には乗鞍岳も。
乗鞍岳の奥には御嶽山があります。 -
西穂独標の手前の西穂丸山のピーク
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西穂独標までは、ハイマツの間を縫うようにして歩いていきます。
終始眺めがよく、気持ちの良い道。 -
西穂独標に到着!(約1時間)
山頂は人でごった返しており、思うように身動きが取れませんでした。
危ないし、また明日来るし…。
早めに下山しました。
西穂独標は、とても景色の良いピークで、明日歩く奥穂高への道の一部も眺めることができました。
ここまでは特に危険ということはなく、誰でも来ることができると思います。西穂高岳 自然・景勝地
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明日歩くコースを眺めます。
いくつものピークを越えて、ジャンダルムを経て、奥穂高岳を目指します。 -
西穂山荘に戻ってビールを!
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翌日、いよいよ西穂高岳〜奥穂高岳に挑戦!
地図では、西穂山荘から約10時間の行程です。
天気予報では、午後から雨または雷雨とのことだったので、朝4時に西穂山荘を出発!昨日独標まで登っていたので、気持ち的にも楽に独標まで登ってきました。
ここから未知のコースに挑戦です! -
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西穂独標の次のピークから西穂独標をパチリ!
砲台型の山頂に人が見えます。 -
ピラミッドピーク
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焼岳、乗鞍岳方面です。
とてもキレイ! -
西穂高岳頂上
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西穂高山頂を降りたところ。
こうやって見るとどこを降りてきたか分からないしかなり急ですが、何とかなりました。
ただ、高いところが極端に苦手な人はダメかも。 -
次のピーク(?)から西穂山頂(多分)を。
何人かいます。 -
西穂高岳の次は間ノ岳!
この山は、見るからに脆い岩の集まりのよう。
実際、1件、落石を目撃しました。
浮き石が多く、歩くのに神経を使いました。 -
間ノ岳の頂上には標柱はなし。岩に直接書いてあります。
あらかじめ他の方のブログか何かで見たのであえて探して撮影しましたが、それがなければ見落としていたと思います。 -
間ノ岳の次は天狗岳を目指します。
天狗岳は、逆層スラブの登りが有名な山。
雨が降ったらおそらく危険極まりない登り。足を滑らしたら、どこまで落ちていくか分かりません。
でも、この日はコンディションに恵まれ、無事に登ることができました。
写真左側に人が小さく写っています。
かなり急な斜面を登っているように見えますが、実際歩いてみると、それほど傾斜を感じませでした。 -
天狗岳頂上に到着!
これまでの道を振り返ると・・・、 -
間ノ岳が見えます。
その奥に、焼岳と乗鞍岳が。 -
天狗のコルに到着!
西穂高岳山頂から奥穂高岳のコースのほぼ中間と言われる地点です。
ここまで危ないところは多々ありましたが、意外に楽しく歩けました。
ただ、アップダウンが激しく、しかもどこも登りが長くて急なので、「またこんなところ登るの?」という思いが強くなって・・・。 -
天狗のコルですれ違った方を撮影。この方は、これから天狗岳頂上を目指して登っていきます。
この鎖、私は降りてきたのですが、多少難儀しました。と言うのも、虻だか蜂だか分かりませんが、手を置こうと思う岩に沢山虫がたかっているんです。手を置く場所を躊躇していると、一瞬の迷いが命取りになる可能性が!
実は今回、3日間ともこの虫には悩まされました。
3年前も昨年もこの槍、穂高エリアを歩きましたが、こんなに虫に悩まされたのは初めてです。いつもこんななんでしょうか? -
コブの頭というピークを越えると、ジャンダルムが目の前に。(コブの頭までの登りが、正直ウンザリです。長いし、急だし・・・。)
ジャンダルムは西穂高岳側からだと、穏やかなピークに見えます。
ただ、先行する方が落石を起こすのを目撃!
近くに人がいたのでヒヤッとしました。 -
ジャンダルムの頂上へ到着!
素晴らしい景色です。
友人に誘われるまま、成り行きで来てしまいましたが、感動です!
到着は、9時半頃、西穂山荘を出てから約5時間半。
予定より大分早く着きました。それもこれもコンディションに恵まれたお陰です。 -
ジャンダルムから奥穂高岳山頂方面を!
奥穂高岳山頂からは我々の勇姿が見えているはず!などと、ほとんど自意識過剰なテンションになってます!
それにしても天気がよく、素晴らしい眺め! -
次は槍ヶ岳方面を!
槍ヶ岳は絵になります! -
もう一枚!
やっぱり絵になる。 -
ジャンダルムを後にしました。
私は西穂高岳側から登りましたが、強者の中にはこの奥穂高岳側から登る人もいるそうです。
一体どうやって登るのか? -
ロバの耳を越えました。
ロバの耳は、長いトラバースや垂直の登下降等、スリル満点!
神経を集中して歩きました。 -
馬の背
有名なナイフリッジです。
右上から人が降りてきます。両側が切れていて狭いためすれ違いができない場所。
15分ほど待ちました。 -
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奥穂高岳山頂に到着!12時過ぎです。
ジャンダルムの上でかなりゆっくりしましたが、予定より大分早く、しかも無事にたどり着くことができました。 -
奥穂高岳山頂から、槍ヶ岳を。
この後、穂高岳山荘に入り、ゆっくりしました。
この日のコースは緊張もしましたが、意外に楽しく歩くことができました。
ただ、何しろアップダウンがきつい。自分でもよく頑張ったと思います。 -
翌朝、穂高岳山荘前の奥穂高岳への道
3日目も天気に恵まれました。 -
穂高岳山荘を出発!
涸沢まで、ザイテングラートを下りていきます。このエリアには数回来ていますが、ザイテングラートを利用するのは初めてです。 -
涸沢カールが、美しい!
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空が青くて緑が眩しい。
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駆け出したくなるような景色です。
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涸沢小屋まで降りてきました。
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今回は天気に恵まれて本当にラッキーでした。
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横尾に到着!
ここから河童橋まで10km以上歩きます。長い! -
河童橋に戻りました。
穂高岳山荘から7時間ほど。
横尾から上高地が長かった・・・。
今回は危ないと言われるコースに挑戦しましたが、コンディションに恵まれたお陰で、何とか無事に帰ってくることができました。
また、山歩きを教えてくれた友人のリードがなければココを歩くことはなかったと思います。友人に感謝です。
今回は本当に楽しかったな!
でも、次は少しおとなしいところに行こう。何処にしようかな。
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