2015/08/04 - 2015/08/04
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norisukeさん
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〔旅のテーマ〕
○横浜・関内地区の近代建築を巡る。
※参考文献
『かながわの近代建築』(河合正一著、神奈川合同出版)
『都市の記憶‐横浜の近代建築(?)』(横浜市歴史的資産調査会発行)
『神奈川県の歴史散歩(上)』(県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会編、山川出版社)
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- JRローカル 私鉄 徒歩
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炎天下、「暑い」「休憩したい」「体調が悪い」「帰りたい」などと不平不満を口にするであろう妻(苦笑)を残し、10時ごろ自宅を出発。横浜駅で根岸線に乗り、桜木町駅で下車。まずは、同駅から徒歩約10分の県立歴史博物館=写真=へ。
■県立歴史博物館(旧横浜正金銀行本店) 住所:中区南仲通5-60
1904(明治37)年、国内唯一の貿易金融・外国為替を専門とする横浜正金銀行本店として竣工。設計は数多くの官庁建築を手がけ、明治時代の官庁営繕組織を確立した妻木頼黄。戦後、GHQによって同行は解体されて東京銀行となり、旧本店の建物は同横浜支店として使用された。その後、県が買い取り、関東大震災で消失したドームなどを復元し、67(昭和42)年に県立歴史博物館としてオープン。69年(同44)年に重要文化財、95年(平成7)年に史跡として国から指定を受けた。神奈川県立歴史博物館 美術館・博物館
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■日本興亜馬車道ビル(旧川崎銀行横浜支店) 住所:中区南仲通5-60
1922(大正11)年に川崎銀行(現三菱UFJ信託銀行)横浜支店として竣工。87(平成元)年に正面の外壁などを保存・復元した上で、新しいオフィスビルに建て替えられた。当時、歴史的建築物の保存・再生の一手法を提示した先駆的作品とされ、国内の優秀な建築作品に贈られるBCS賞などを受賞。横浜市の歴史的建造物認定の第1号となった。損保ジャパン日本興亜馬車道ビル[旧川崎銀行横浜支店] 名所・史跡
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■馬車道大津ビル(旧東京海上保険横浜ビル)=写真右= 住所:中区南仲通4-43
■東京芸大大学院映像研究科馬車道校舎(旧安田銀行横浜支店)=写真左= 住所:中区本町4-44
馬車道ビルは、1936(昭和11)年に東京海上保険横浜ビルとして竣工。芸大馬車道校舎は、1929(昭和4)年に安田銀行(現みずほ銀)横浜支店として竣工。大正末から昭和初期にかけて各地に建てられた同行の支店としては最大規模で、希少な現存例でもある。ルスティカ積みの外壁が特徴。2005(平成17)年から東京芸大大学院映像研究科が馬車道校舎として使用している。馬車道大津ビル (旧東京海上火災保険ビル) 名所・史跡
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■横浜指路教会 住所:中区尾上町6-85
プロテスタント教会の一派・長老派に属する横浜指路協会は、幕末に来日した宣教医のヘボン博士(1815-1911、ヘボン式ローマ字などで有名)らによって、1874(明治7)年に開設。現在の建物は関東大震災後の1926(大正15)年に再建された。横浜指路教会 寺・神社・教会
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■横浜アイランドタワー(低層部・旧第一銀行横浜支店) 住所:中区本町6-50-1
1929(昭和4)年、第一銀行(現みずほ銀)横浜支店として竣工。その後、日本債券信用銀行(現あおぞら銀)横浜支店や横浜銀行本店別館として使われ、2003(平成15)年に建物先端のバルコニー部分を保存した上で、都市再生機構の本社などが入る横浜アイランドタワーの低層部として再建された。横浜アイランドタワー 名所・史跡
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■横浜第二合同庁舎(旧農林省生糸検査所) 住所:中区北仲通5-57
かつて「キーケン」の愛称で市民から親しまれた農林省生糸検査所として、1926(大正15)年に竣工。設計は横浜ゆかりの建築家である遠藤於菟。31(昭和6)年に増築され、「H型プラン」をもつ県下最大の建築物(当時)となった。93(平成5)年に、外観復元された低層棟と、23階建ての高層棟からなり、関東運輸局や第三管区海上保安本部などが入る横浜第二合同庁舎として再建された。建物正面の外壁上部には生糸にちなんで、蛾や蚕、桑、菊の紋などでデザインされたレリーフが掲げられている。横浜第2合同庁舎[旧生糸検査所] 名所・史跡
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■北仲BRICK(旧生糸検査所倉庫事務所、帝蚕倉庫本社) 住所:中区北仲通5-57-2
1926(大正15)年に生糸検査所の倉庫事務所として竣工(遠藤於菟設計)。その後は、昭和初期の生糸恐慌時に国策会社として設立された帝国蚕糸倉庫(現帝蚕倉庫)の本社として長く使用され、現在は北仲通地区の再開発を手掛ける森ビルが所有している。2005(平成17)年からは「北仲BRICK」という名称になり、芸術家や建築家らの事務所などが入居している。 -
■旧帝蚕倉庫(旧生糸検査所倉庫) ※北仲BRICKに隣接
輸出前の生糸などを保管する生糸検査所の倉庫として1926(大正15)年に竣工(遠藤於菟設計)。ヨコハマ経済新聞によると、今後いったん解体し、隣の棟があった位置に、部材を活用した忠実な復元を予定しており、内部は歴史性を生かした文化施設などとしての利用を検討しているとのこと。 -
■横浜郵船ビル(日本郵船歴史博物館) 住所:中区海岸通3-9
1936(昭和11)年に日本郵船横浜支店として竣工。ギリシャ神殿のような、建物正面の16本のコリント式円柱列が最大の特徴。2003(平成15)年に近代日本の海運資料などを展示する「日本郵船歴史博物館」が建物内にオープンした。横浜郵船ビル 名所・史跡
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■県警本部 住所:中区海岸通2-4
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■横浜税関 住所:中区海岸通1-1
1934(昭和9)年竣工。クイーンの塔の愛称で市民に親しまれている港のシンボル。横浜三塔(キング・県庁、クイーン・税関、ジャック・開港記念館)の中で一番高く、海に最も近いため、海上からよく目立ったという。イスラム寺院風のエキゾチックな塔のドームが最大の特徴。設計は大蔵省営繕管財局で、担当は旧首相官邸で名高い下元連。2003(平成15)年に保存改修が行われ、一部が増築された。横浜税関本関庁舎 名所・史跡
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■横浜海洋会館(旧大倉商事横浜事務所)=写真左= 住所:中区海岸通1
■横浜貿易会館=写真右= 住所:中区海岸通1
両館ともに1929(昭和4)年竣工。当時流行のスクラッチタイルが特徴。横浜海洋会館 (旧大倉商事横浜出張所) 名所・史跡
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昼食は「さくら水産関内北口店」で日替わり定食(500円)。ご飯と生卵、お新香などがおかわり自由。
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■横浜市庁 住所:中区港町1-1
横浜開港100年記念事業のひとつとして1959(昭和34)年に建設。老朽化などにより、北仲通南地区に移転することが、昨年決まった。総工費は749億円で、2020年に完成予定とのこと。 -
■三井住友銀行横浜支店(旧三井銀行横浜支店) 住所:中区本町2-20
三井銀行(現三井住友銀行)横浜支店として1931(昭和6)年に竣工。設計は当時、アメリカの名門事務所といわれたトロウブリッジ&リヴィングストン建築事務所。東京・日本橋の三井本館(29年竣工)設計直後の作品で、”三井本館の縮小版”と呼ばれている。三井住友銀行横浜支店(旧三井銀行横浜支店) 名所・史跡
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■横浜銀行協会(旧横浜銀行集会所) 住所:中区本町3-28
関東大震災で損壊した横浜銀行集会所(現横浜銀行協会)の二代目の建物として1936(昭和11)年に竣工。設計は横浜高等工業学校(現横浜国立大理工学部)の教授だった林豪蔵。65(同40)年に4階が増築(現在、横浜手形交換所が入居)されたが、林の意を体して、銅板葺(ぶき)の庇(ひさし)面とともに、創建時のままかと思われるほど巧みにまとめ上げている。横浜銀行協会(旧横浜銀行集会所) 名所・史跡
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■横浜開港資料館(旧イギリス領事館) 住所:中区日本大通3
1931(昭和6)年、イギリス領事館として竣工。72(同47)年に同館は閉鎖。79(同54)年に市が買い取り、81(同56)年に横浜開港資料館としてオープンした。横浜開港資料館 美術館・博物館
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■県庁本庁舎 住所:中区日本大通1
1928(昭和3)年竣工。設計は小尾嘉郎。帝冠様式と呼ばれる日本的意匠を加味した公共建築の先駆けになったもので、その建築史的位置は甚だ大きいとのこと。横浜三塔のひとつで「キング」の愛称で市民から親しまれている。★登録有形文化財神奈川県庁本庁舎 名所・史跡
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■横浜情報文化センター(旧横浜商工奨励館) 住所:中区日本大通11
1929(昭和4)年竣工。関東大震災後の復興事業の一つとして建設され、商品陳列所や商工会議所などが入居していた。2000(平成12)年、旧奨励館と隣接する旧横浜市外電話局(1929年竣工)を低層階に外観復元し、「横浜情報文化センター」として建て替えられた。同センターには、日本新聞博物館や放送ライブラリー、情報通信系の企業、レストランなどが入居している。横浜情報文化センター(旧横浜商工奨励館) 美術館・博物館
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■横浜地裁 住所:中区日本大通9
1929(昭和4)年竣工。左右対称の堂々とした外観とクラッチタイルが特徴。2001(平成13)年、低層階に旧建物を復元して建て替えられた。占領時、BC級裁判の舞台になった陪審法廷(特号法廷)は、再建時、桐蔭横浜大に移設された。横浜地方 簡易裁判所(旧横浜地方裁判所) 名所・史跡
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■KN日本大通ビル(旧三井物産横浜ビル) 住所:中区日本大通14
三井物産横浜支店として1911(明治44)年に竣工(遠藤於菟設計)。日本で初めて鉄筋コンクリートでつくられたオフィスビルとして有名。構造的にも意匠的にも当時の最先端を歩んだ作品であり、わが国の建築史上はなはだ重要な位置を占めるモニュメントであるとのこと。27(昭和2)年、南側部分などが増築。ビルに隣接し、三井物産の生糸倉庫だった建物(1910年竣工・遠藤於菟設計)は、建築家や市民から保存を求める意見が多く寄せられる中、2015(平成27)年に解体された。KN日本大通ビル 名所・史跡
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■ラ・バンク・ド・ロア(旧露亜銀行横浜支店) 住所:中区山下町280
露亜銀行横浜支店として1921(大正10)年ごろ竣工。その後、ドイツ領事館、警友病院別館などとして使用され、2011(平成23)年に結婚式場に生まれ変わった。ラ バンク ド ロア (旧露亜銀行横浜支店) 名所・史跡
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■シルクセンター国際貿易観光会館 住所:中区山下町1
生糸貿易の復興などの目指す県が主導し、1959(昭和34)年に建設。設計はフランスの建築家、ル・コルビュジェに師事した坂倉準三。完成当時は、横浜生糸取引所(現東京商品取引所)や生糸関係団体や企業のほか、博物館、ホテル、ブラジル、アルゼンチンなどの外国公館が入居し、活況を呈していたとのこと。しかしその後、生糸貿易の衰退やホテルの閉館、取引所の合併による撤退などにより、現在、往時のにぎわいは影を潜めている。98(平成10)年からは、旧ホテルの客室などを利用したSOHO事業が行われており好評とのこと。シルク博物館 美術館・博物館
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■ホテルニューグランド本館 住所:中区山下町10
1927(昭和2)年竣工。設計は上野の国立博物館や日比谷の第一生命館などの大作を手がけた渡辺仁。上陸直後、GHQ最高司令官のダグラス・マッカーサーが滞在したことはあまりにも有名。ホテルニューグランド 宿・ホテル
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本館2階のロビーは、天井の吊灯篭(つりどうろう)など、外国人宿泊客を意識した日本風デザインがほどこされ、重厚かつ豪華な雰囲気でいっぱい。この後、帰宅の途につく。
【旅の感想】
炎天下、体力の消耗が思いのほか激しく、山手地区の探訪は断念せざるを得なかった。そのせいか、横浜三塔のひとつであるジャック(横浜開港記念館・国指定重文)や新港地区の赤レンガ倉庫を撮り忘れてしまった。それにしても、街に風格を与える近代建築が、今なお多く残る横浜って素敵だなぁ、カッコいいなぁと再認識することができた。そのことをハマっ子のひとりとして誇りにしたいと思う。ありがとうございました。
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