京劇だけが目的の北京 3日目

2015/07/23 - 2015/07/28

梅蘭芳大劇院の舞台裏を訪ね、夜は孫悟空の芝居を鑑賞。

エリア 北京(中国)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩

3日目の起床時刻は5時半。
なぜ毎日こんなに早く目覚めてしまうのか......。

この日もホテルでガッツリ朝食。

その後、梅蘭芳劇場へ。

楊子栄の衣装が無造作に置いてあった。

どこの京劇劇場の舞台裏にも神様が祀られている。

主要な役以外を務める人たちのメイク室。

歌舞伎同様、メイクは役者自身でする。

いろいろな能力を有していないと、よい役者にはなれない。

画像はメイク落としのクリーム。

夕刻になり、夜の芝居の前にスタバで軽食。

サンドイッチとキャラメルマキアートで合計62元。

台北のスタバより高い。

そのスタバの隣にセブンイレブン。

北京にも進出したのか......。

ちなみに北京駅近くの商業ビル内でローソンも見かけた。

でも、コンビニ数は上海に遥かに及ばない。

この日の夜は北京音楽庁で孫悟空の芝居を鑑賞。
演じるのは北京風雷京劇団。
予想していた通り、会場内には子供がたくさんいた。

左隣に座っていた親子の会話
父（70代？）：今日は子供ばかりだな。
子（30代？）：「子供ばかり」じゃなくて、「子供が多い」だけだろ。
　　　　　　　 どんな芝居だっては子供の観客はいるんだ。

揚げ足を取らなくてもいいとは思ったが、老父に付き合って芝居に一緒に来るだけ、自分より親孝行だと思った。歌舞伎が好きだった父に、一度でもいいから京劇を見せてあげたかった。

客席数1024の北京音楽庁。もともと音楽ホールがあった場所に1980年代に再建され、2004年に内装整備がなされて、同年12月31日にリオープン。

建物内に入場する際に荷物チェックを受け、ホールに入る際には手荷物はロッカーに預けなければいけない。

いい会場だとは思うけど、武場（中国伝統打楽器）がけたたましく鳴り響き過ぎ、京劇公演にはふさわしくない。

にぎやかな芝居だから、気にならなかったけど、子供の話し声は始終収まることはなかった。

孫悟空の芝居は一度観ると、それ以降の感動レベルはグッと下がる（役者によっては新たな感動を得ることもある）。

前日、前々日ほどの感動はなく、淡々とホテルへ戻り就寝。