閑静な大人のリゾート　バリ島　ファエモント・サヌール・ビーチ・バリでのんびり　Ｐａｒｔ4

2015/07/24 - 2015/07/29

待ちに待った夏休み。二年前と同じくバリ島での休日。
ウブド、スミニャック、ヌサドゥア、レギャンなど魅力的なリゾートエリアの多い中、今回はバリ島リゾートの原点ともいえるサヌール地区のホテルに宿泊することに。
クタ・レギャンのにぎやかさもスミニャックのようなお洒落さもないけれど、静かな田舎町でのんびりすごす休日も悪くないのでは？

Part4はバリ伝統舞踊の一つ、バロンダンス観賞に向かいます。

エリア バリ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー タクシー 徒歩
• 航空会社: ガルーダインドネシア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

旅行も残すところあと二日。

今日は基本的にホテルでのんびり。

プールでひと泳ぎしたあと、サヌールのビーチと町を散歩する。

すがすがしい青空の下どこまでも続く白い砂。

とはいえ直射日光は強く、日焼け止めは必須。

ビーチ沿いの通りには多くのバーやレストランが点在している。

ローカル料理、西洋料理、インド料理などメニューも多彩でこうした店を冷やかして歩くのも楽しそう。

サヌールの町には日本料理店もある。

サヌールにあるもう一つの高級リゾート、マヤ・サヌール。

伝統的なインドネシア建築と近代建築が合わさった独特の外観でとても目立つ。評判も悪くないようなので、次サヌールに行くとしたら宿泊の検討対象になるかも。

マヤリゾートにはこれまた日本食レストランがある。

ネーミングがこれ。ま、分かりやすいと言えばわかりやすいけどね。

ホテルで一休みした後、ロビーラウンジでアフタヌーンティー。

こんなおしゃれなケースにお菓子やミニバーガーが収まっている。

ケーキやインドネシア風味付けのバーガーは旨かったが、肝心の紅茶がティーバッグというのは、高級ホテルとしてはどうなのよ。

夜は送迎車で近所のホテル・ガンサのインドネシア料理やGongへ行く。

ガンサは町の中心部からは少し離れていて、ヴィラ中心の小規模なホテル。

サラダ、ナシチャンプルーなどをいただく。

サテーは絶品。

フレンドリーなサービスを心がけているようで、スタッフがちょくちょく話しかけてくる。英語が苦手な人にはちょっと辛いかも。

お値段もそこそこリーズナブル。

本当に民家みたいな門構えのザ・ガンサ。夜だと見過ごしてしまいそう。

ヴィラ１１軒のみだそうだが、静かでよさそうなホテル。

サヌールエリアには魅力的なホテルが多い。

さて旅行も最終日。本日はサヌール近郊の劇場へバリ舞踊の一つバロンダンスを見に行く。

チャーターカーで２０〜３０分程度で到着。結構混んでいる。

バロンダンス劇場「チャトール・エカ・ブディ」の看板。

見ての通り獅子舞に似ている。

それもそのはず、バロン神のルーツはライオンと言われ、インドのあたりでおこったものが、中国を経て日本に獅子舞として伝わり、東南アジアには別ルートでバロン神として伝わったのだそう。

劇場の舞台。

全部で１００人以上は入りそう。

ガイドブックには一人８万ルピアと書いてあったが、１０万ルピアに値上げになっていた。

会場は８割くらいの入りで、日本人も何組かいた模様。

本公演の前に、ちょっとした寸劇がある。

料金を払う場所で各国語で印刷したストーリーが置いてあるので、内容を把握しておくとよい。

前半のあらすじは以下の通り。

ある王国で王子が生贄にされてしまうことになった。

母女王や大臣、その部下などが王子を救おうとするが、悪い魔女に呪いをかけられ、逆に王子を捕えて木にしばりつけてしまう。

そこへシヴァ神登場。

シヴァ神は王子を哀れに思い、不死の力を王子に与える。

死神ドゥルガーが現れて王子を殺そうとするが、王子は不死の力を得ているため殺すことができず、死神は自己の敗北を悟る。

敗北を悟った死神は王子に殺してくれと頼む。

王子はこれを聞き入れ、死神は天国へ。

死神の弟子たちも同様に殺してくれと頼むが、王子はこれを聞き入れず、捕えられて拷問を受けた弟子の一人は、最後の力を振り絞り鳥、獣、最後は悪の魔女ランダに変身して王子と闘いを挑む。

ランダは強く、王子もついに正義の神バロン神に変化してこれに対抗。

そして善と悪の闘いは永遠に続く、という物語。

ダンスというよりも、演劇だが、見て損はない。

単純にハッピーエンドで終わらないところがバリの世界観なのだそうだ。

ここ以外でもいろんなところで上演しているようなので、調べてみては。

帰り道サヌール地区にあるル・メイヨール美術館に立ち寄り。

ベルギー人画家のル・メイヨールはバリに魅せられ５０代になってバリに移住。モデルをしていた現地人女性（当時１５歳！）と結婚し、ここに住んでいたそうで、そのまま跡地が美術館になっている。

写真はメイヨール夫妻の像。

とはいえこのオジサン、ただのロリコンでは？

一応日陰にはなっているとはいえ、空調もなく外気そのままのせいか、１９００年代前半の作にしてはずいぶん褪色が進んでいる印象。

このままではいずれ全部だめになってしまうのではないかしら。せっかくよい絵なのだから、もう少し保護に気を使ってはどうかと思うのだが。

ちなみに入館料は２万ルピア。

最後のランチはマッシモで。

シェフマッシモさんいろいろなところに顔を出している模様。

ピザでビール。

安くてうまいっす。

最後のディナーはホテル近くのカフェ・ジェプンで。

ちなみにジェプンとは写真奥の画にある白い花の名前。

ここはインターナショナル料理なのでインドネシア料理、タイ料理、西洋料理となんでもあるが、値段もリーズナブルで味もまずまずだった。

楽しかった休暇もおしまい。

新しく近代的になったデンパサール空港。

２年まえと比べて空港だけでなく、さらにお洒落にきれいになったバリ。

以前は公衆トイレなどあまりきれいでないところも多かったが、今回は行ったところすべてきれいそのものであった。（一部有料だったが）

そういう意味では、ますます快適に、ますます高級リゾートにへと着実に進化しているようだ。（その分お値段も高くなりつつあるが。）

アヤナやヌサドゥアなどの高級リゾートもよいけれど、適度にローカルな田舎町気分が残り、地元食堂を冷やかす楽しみもあるサヌール地区は、のんびり滞在するのにはとてもよいところだと思う。

いつかまたくるぞとの思いを胸に、さらばバリ。

この旅行記へのコメント （2）

• SANTAさん 2015/08/07 17:34:59

  とてもいい旅行記でした。

  goemonpさん へ
  
  はじめまして。
  4部作じっくり読ませていただきました。
  
  久しぶりにいい旅行記を読んだという感じです（笑）
  
  充実した内容の濃いご旅行だったのではないでしょうか。
  
  （なかなかここまでのスケジュールを組めないのではないかと思います）
  
  私は仕事での渡バリなので、ほとんど観光をしたことがないという現状。
  （バロンダンスやブサキ寺院もまだという＾＾；）
  
  来年は少し観光も計画しているので、参考にさせていただきます。
  
  また楽しみにしていますね。
  
  
  
  
  

  goemonpさん からの返信 2015/08/09 14:16:10

  RE: とてもいい旅行記でした。

  ＳＡＮＴＡさま
  
  小生の拙い旅行記をご訪問いただきありがとうございます。
  
  基本的に旅行スケジュールはすべて妻が決め、私はただついていくだけという婦唱夫随の我が家ですが、何かのご参考になれば幸いです。
  
  今度はぜひゆっくり観光もなさってください。では。