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7月1日(水)は当初、シェ−ンビール・ヒュッテへ行く予定でテレキャビンに乗り込んだが、急遽予定を変更して新しく建て替えられたヘルンリ・ヒュッテ(Hoernlihuette、3260m)に行くことにした。もともと、ヘルンリ・ヒュッテのオープンは7月中旬だと思っていたので、今夏のプランには入っていなかった。<br />アパートでネットを調べたら7月1日にオープンとあるのを見つけた。ツェルマット滞在は7月3日までなので、明日(7/2)か明後日(7/3)に行こうと考えていた。ところが、テレキャビンから景色を見ているうちに、その素晴らしい快晴に釣られてこちらのヒュッテへと変更した。どちらのヒュッテもシュヴァルツゼー(Schwarzsee、2588m)からスタートするので、このような急な変更が可能となった。

スイス・ハイキングの旅 2015夏(7) ヘルンリ・ヒュッテ再び

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2015/07/01 - 2015/07/01

443位(同エリア1981件中)

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ロク69

ロク69さん

7月1日(水)は当初、シェ−ンビール・ヒュッテへ行く予定でテレキャビンに乗り込んだが、急遽予定を変更して新しく建て替えられたヘルンリ・ヒュッテ(Hoernlihuette、3260m)に行くことにした。もともと、ヘルンリ・ヒュッテのオープンは7月中旬だと思っていたので、今夏のプランには入っていなかった。
アパートでネットを調べたら7月1日にオープンとあるのを見つけた。ツェルマット滞在は7月3日までなので、明日(7/2)か明後日(7/3)に行こうと考えていた。ところが、テレキャビンから景色を見ているうちに、その素晴らしい快晴に釣られてこちらのヒュッテへと変更した。どちらのヒュッテもシュヴァルツゼー(Schwarzsee、2588m)からスタートするので、このような急な変更が可能となった。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • ツェルマットのテレキャビン乗り場は、村の最深部にあるのでアパートから歩いて15分くらい掛かる。8:30の始発に乗るために8時過ぎに乗り場に着くと、既に大勢のスキーを持った人々が並んでいて大混雑だ。クラインマッターホルン(Klein Matterhorn、3883m)まで行って夏スキーをする人たちだ。フーリ(Furi、1867m)から分岐するトロッケナーシュテク(Trockenersteg、2939m)行きのロープウェイが来週からの運転なので、全員がフーリを通過してシュヴァルツゼー方面に行く。我が家はシュヴァルツゼーで降りるが、大半はそのままテレキャビンでトロッケナーシュテクへ向かう。<br />シュヴァルツゼーはその名のとおり、黒っぽい湖面を見せて前方にはコースが見えている。8時55分に歩き始める。

    ツェルマットのテレキャビン乗り場は、村の最深部にあるのでアパートから歩いて15分くらい掛かる。8:30の始発に乗るために8時過ぎに乗り場に着くと、既に大勢のスキーを持った人々が並んでいて大混雑だ。クラインマッターホルン(Klein Matterhorn、3883m)まで行って夏スキーをする人たちだ。フーリ(Furi、1867m)から分岐するトロッケナーシュテク(Trockenersteg、2939m)行きのロープウェイが来週からの運転なので、全員がフーリを通過してシュヴァルツゼー方面に行く。我が家はシュヴァルツゼーで降りるが、大半はそのままテレキャビンでトロッケナーシュテクへ向かう。
    シュヴァルツゼーはその名のとおり、黒っぽい湖面を見せて前方にはコースが見えている。8時55分に歩き始める。

  • ダン・ブランシュの堂々とした偉容が素晴らしい。

    ダン・ブランシュの堂々とした偉容が素晴らしい。

  • ミシャベル方面は逆光ながらくっきりと見える。左からアラリンホルン、リンプフィッシュホルン、シュトラールホルンと4000m峰が並び、右端の尖がりはアドラーホルンだ。

    ミシャベル方面は逆光ながらくっきりと見える。左からアラリンホルン、リンプフィッシュホルン、シュトラールホルンと4000m峰が並び、右端の尖がりはアドラーホルンだ。

  • ルートの入り口にある案内板。2015/7月まで小屋は閉鎖中だが、2014/7〜9月は、2880m地点に50名収容の宿泊所とレストランがオープンすると書いてある。

    ルートの入り口にある案内板。2015/7月まで小屋は閉鎖中だが、2014/7〜9月は、2880m地点に50名収容の宿泊所とレストランがオープンすると書いてある。

  • コース右下にはシュヴァルツゼーが美しい。ダン・ブランシュ、オーバーガーベルホルン、ヴェーレンクッペと秀峰が並ぶ。

    コース右下にはシュヴァルツゼーが美しい。ダン・ブランシュ、オーバーガーベルホルン、ヴェーレンクッペと秀峰が並ぶ。

  • さらに右方向のワイスホルンまで見ることができる。

    さらに右方向のワイスホルンまで見ることができる。

  • 湖面のズームアップ、山を映す水面は静かなようだ。礼拝堂も静かにたたずむようだ。

    湖面のズームアップ、山を映す水面は静かなようだ。礼拝堂も静かにたたずむようだ。

  • 少し登ってミシャベル方面を眺める。手前の建物はスタートしたテレキャビンの駅舎と横のレストランだ。

    少し登ってミシャベル方面を眺める。手前の建物はスタートしたテレキャビンの駅舎と横のレストランだ。

  • 左下のゴルナー氷河の上方にはモンテローザ、ついでリスカム、ブライトホルン連峰と続くパノラマだ。双子のカストールとポルックスは隠れて見えない。

    左下のゴルナー氷河の上方にはモンテローザ、ついでリスカム、ブライトホルン連峰と続くパノラマだ。双子のカストールとポルックスは隠れて見えない。

  • 今までほとんど見えなかったチナールロートホルンがガーベルホルン連峰の後に頭を出している。

    今までほとんど見えなかったチナールロートホルンがガーベルホルン連峰の後に頭を出している。

  • ツェルマットの村とミシャベル連峰のドム、テーシュホルンが見える。約2900mの高度差が身近に感じられる瞬間だ。

    ツェルマットの村とミシャベル連峰のドム、テーシュホルンが見える。約2900mの高度差が身近に感じられる瞬間だ。

  • 大きな岩稜を回り込んでコースは続く。空は一点の雲もない快晴で、進む足取りも軽い。

    大きな岩稜を回り込んでコースは続く。空は一点の雲もない快晴で、進む足取りも軽い。

  • 最初に現れる鉄の階段、それほど危なく感じないが下を見ると数10メートルは何もない絶壁の上だ。

    最初に現れる鉄の階段、それほど危なく感じないが下を見ると数10メートルは何もない絶壁の上だ。

  • モンテローザの拡大。ごつごつした起伏のある岩壁、しっかりと雪の付いた尾根筋、天を突く2つのピークの鋭さなどこの山塊のスケールの大きさを改めて感じる。

    モンテローザの拡大。ごつごつした起伏のある岩壁、しっかりと雪の付いた尾根筋、天を突く2つのピークの鋭さなどこの山塊のスケールの大きさを改めて感じる。

  • モンテローザから右方向の連なりも変化に富んだアルプスの凄さを実感させる。右端の黒い三角ピークはクラインマッターホルンだ。

    モンテローザから右方向の連なりも変化に富んだアルプスの凄さを実感させる。右端の黒い三角ピークはクラインマッターホルンだ。

  • スタートから45分歩いた地点。切り立った岩の向こうに見えるマッターホルンが凛凛しく、尊厳も感じさせる雰囲気がある。

    スタートから45分歩いた地点。切り立った岩の向こうに見えるマッターホルンが凛凛しく、尊厳も感じさせる雰囲気がある。

  • 出発から1時間くらい歩いた地点。最初の岩稜地帯を過ぎるとやや平坦な道が続く。

    出発から1時間くらい歩いた地点。最初の岩稜地帯を過ぎるとやや平坦な道が続く。

  • 登ってきたコースを振り返えると、手前の黒い岩場の向こうにミシャベル連峰がきれいに並ぶのが見える。

    登ってきたコースを振り返えると、手前の黒い岩場の向こうにミシャベル連峰がきれいに並ぶのが見える。

  • 同じくミシャベル連峰とすぐ目の前の黒い岩稜の対比。このあたりは登る斜度もきつくなって来ている。

    同じくミシャベル連峰とすぐ目の前の黒い岩稜の対比。このあたりは登る斜度もきつくなって来ている。

  • 黒い岩稜の反対側はモンテローザとの対比が興味深い。

    黒い岩稜の反対側はモンテローザとの対比が興味深い。

  • 高度が上がって、ガーベルホルン、ロートホルン、ワイスホルンもその姿を大きく見せている。

    高度が上がって、ガーベルホルン、ロートホルン、ワイスホルンもその姿を大きく見せている。

  • ヘルンリ・ヒュッテには、10時55分に到着した、出発からちょうど2時間だった。すでに20名程度の人たちがテラスでゆったりと寛いでいる。営業初日とあってか、登山者も多いような気がする。

    ヘルンリ・ヒュッテには、10時55分に到着した、出発からちょうど2時間だった。すでに20名程度の人たちがテラスでゆったりと寛いでいる。営業初日とあってか、登山者も多いような気がする。

  • テラスからの大展望。ミシャベル連峰の連なりがとても美しい、主峰ドムを<br />中心に4000m峰が集中する山並みは見ごたえがある。

    テラスからの大展望。ミシャベル連峰の連なりがとても美しい、主峰ドムを
    中心に4000m峰が集中する山並みは見ごたえがある。

  • 右側は、中央のフィンデル氷河と後方のアラリンホルン、リンプフィッシュホルン、シュトラールホルンなどの高峰が素晴らしい。手前にはゴルナーグラートへ向かう鉄道の線路も明瞭だ。

    右側は、中央のフィンデル氷河と後方のアラリンホルン、リンプフィッシュホルン、シュトラールホルンなどの高峰が素晴らしい。手前にはゴルナーグラートへ向かう鉄道の線路も明瞭だ。

  • さらに右側は、モンテローザから連なる4000峰の山並みと手前の斑な斜面、真っ白な雪原の対比がきれいだ。

    さらに右側は、モンテローザから連なる4000峰の山並みと手前の斑な斜面、真っ白な雪原の対比がきれいだ。

  • テラスから見上げるマッターホルン。至近距離で見るためか、この山の素顔が分かるようだ。

    テラスから見上げるマッターホルン。至近距離で見るためか、この山の素顔が分かるようだ。

  • 建物の中に入ってビール、赤ワインとスープを注文する。新人スタッフたちにレジの打ち方などを指導する光景も見られた。

    建物の中に入ってビール、赤ワインとスープを注文する。新人スタッフたちにレジの打ち方などを指導する光景も見られた。

  • ついでスープも遅れてデリバリーされる。コンソメ味で風味豊かな美味しいスープだった。持参のおにぎりと一緒に昼食とする。

    ついでスープも遅れてデリバリーされる。コンソメ味で風味豊かな美味しいスープだった。持参のおにぎりと一緒に昼食とする。

  • 日差しが明るいテラスでは、まっさらの木のテーブルと椅子が心地よい。

    日差しが明るいテラスでは、まっさらの木のテーブルと椅子が心地よい。

  • 素晴らしい山々を見ながら、明るい木のテラスでの休息は至福の時間だった。

    素晴らしい山々を見ながら、明るい木のテラスでの休息は至福の時間だった。

  • ヒュッテの中の様子。こちらも真新しいテーブル類で快適な数館だ。

    ヒュッテの中の様子。こちらも真新しいテーブル類で快適な数館だ。

  • 窓が大きく取られているので展望も良く楽しい食事ができそうだ。

    窓が大きく取られているので展望も良く楽しい食事ができそうだ。

  • 35分の休憩、食事で下山開始(11:30)。ヒュッテのすぐ下から山と小屋を眺めておこう。

    35分の休憩、食事で下山開始(11:30)。ヒュッテのすぐ下から山と小屋を眺めておこう。

  • もう1枚、ヒュッテとマッターホルン。建物の壁には何の文字もまだ書かれていない。帰国してから気付いたことだがヘルンリ・ヒュッテのHPにはちゃんと小屋の名前が書かれた写真が載っている。<br />http://www.hoernlihuette.ch/reservation_46.html

    もう1枚、ヒュッテとマッターホルン。建物の壁には何の文字もまだ書かれていない。帰国してから気付いたことだがヘルンリ・ヒュッテのHPにはちゃんと小屋の名前が書かれた写真が載っている。
    http://www.hoernlihuette.ch/reservation_46.html

  • なんども振り返りながら降りていく。時間的にこれから登ってくる人がとても多く、日本人のハイカーとも15名程度下山中に挨拶した。数ヶ所では渋滞している場面もあった。

    なんども振り返りながら降りていく。時間的にこれから登ってくる人がとても多く、日本人のハイカーとも15名程度下山中に挨拶した。数ヶ所では渋滞している場面もあった。

  • 小屋直前の登りは一番苦しい、斜度もあるが雪の付いた場所もあって息があがる所も多い。<br />

    小屋直前の登りは一番苦しい、斜度もあるが雪の付いた場所もあって息があがる所も多い。

  • 大きな2枚の岩の横を通ると、向こうにはミシャベルのテーシュホルン(左)ほかが望まれる。

    大きな2枚の岩の横を通ると、向こうにはミシャベルのテーシュホルン(左)ほかが望まれる。

  • パートナーの勇姿。登りは結構強いが降りは苦手だ。特にザレた降りは手こずっているようだ。

    パートナーの勇姿。登りは結構強いが降りは苦手だ。特にザレた降りは手こずっているようだ。

  • 下山開始して45分の地点。やや北壁よりになっているので山の形も少し変わっている。

    下山開始して45分の地点。やや北壁よりになっているので山の形も少し変わっている。

  • 大分降ってくると茶色の岩稜地帯を通過する。

    大分降ってくると茶色の岩稜地帯を通過する。

  • 十字架とマッターホルン。何となく絵になる光景だと感じた。

    十字架とマッターホルン。何となく絵になる光景だと感じた。

  • 13:00にシュヴァルツゼーに戻ってきた。朝は湖面まで降りなかったので帰りは下ま降ってみる。風が少しあるので湖面はやや波立っているが、美しい景色を映してくれている。<br />下山に要した時間は1時間30分だった。<br />

    13:00にシュヴァルツゼーに戻ってきた。朝は湖面まで降りなかったので帰りは下ま降ってみる。風が少しあるので湖面はやや波立っているが、美しい景色を映してくれている。
    下山に要した時間は1時間30分だった。

  • ダン・ブランシュが見える場所まで移動する。写真のまとまりとしては前の写真のほうが優れているだろうか。

    ダン・ブランシュが見える場所まで移動する。写真のまとまりとしては前の写真のほうが優れているだろうか。

  • 時間もまだ早いのでとなりのレストランで休憩とする。ビールと赤ワインで山々をながめつつゆっくりと寛ぐ。しばらくしてギターとヴォーカルのデュオ・ライヴがあって楽しめた。

    時間もまだ早いのでとなりのレストランで休憩とする。ビールと赤ワインで山々をながめつつゆっくりと寛ぐ。しばらくしてギターとヴォーカルのデュオ・ライヴがあって楽しめた。

  • 休憩のあとは、テレキャビンでツェルマットまで下る。2時30分過ぎにはアパートに帰ることができた。<br />本日の全行動時間4時間5分、うち休憩35分、実動3時間30分、登り680m、下り700mだった。今日もまたまた快晴に恵まれて、新ヒュッテまで往復できたことに感謝する。<br />夕食は、キノコ、ズッキーニ、エビのパスタ、ナスの煮物、トマトサラダ、赤ワインだった。<br />ちなみに、2009年に初めてヘルンリ・ヒュッテに行ったときの記録は以下のとおりです。<br />https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10360554/

    休憩のあとは、テレキャビンでツェルマットまで下る。2時30分過ぎにはアパートに帰ることができた。
    本日の全行動時間4時間5分、うち休憩35分、実動3時間30分、登り680m、下り700mだった。今日もまたまた快晴に恵まれて、新ヒュッテまで往復できたことに感謝する。
    夕食は、キノコ、ズッキーニ、エビのパスタ、ナスの煮物、トマトサラダ、赤ワインだった。
    ちなみに、2009年に初めてヘルンリ・ヒュッテに行ったときの記録は以下のとおりです。
    https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10360554/

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