2015/06/06 - 2015/06/13
1724位(同エリア3770件中)
ミツキさん
夏季休暇4日目。
歩きすぎて、そろそろ足腰が痛いです…。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
この日の朝食。
これまで出てこなかった、メロンやアメリカンチェリー、プルーンのコンポートが登場。
パンの横の丸いのは、お肉のパテのようなもの。パンにつけて食べてみたけど、あたし的にはイマイチ。サラミや普通のハムの方がおいしいく感じました。
飲み物はティーバックの紅茶でミルクティ。コーヒーも飲んでみたけど、どうもイタリアのコーヒーは、元々紅茶派のあたしには濃すぎました。 -
急いで朝食を済ませて、出かけます。
昨日も行った、洗礼堂の前を通り…。
(さすがにまだ観光客も少なくて人気も少なかったので、天国の門をアップでパチリ。) -
カルツァイウォーリ通りを南下します。
オルサンミケーレ教会も通り過ぎ…。 -
この時間は、附近のお店の搬入用なのか、軽トラックやバンがよく停まっています。
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シニョーリア広場に来ると、どーんと見えるのがヴェッキオ宮殿。
この時間は、広場にいる人出も比較的まばらです。シニョリーア広場 広場・公園
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着いたのはウッフィツィ美術館。
オープンは8時15分からと、結構早いです。
あたしが着いたのはオープンを少し過ぎた時間でしたが、入り口には行列が…。
一般入場口ではなく、予約・フィレンツェカード専用の表示がある入り口に並びます。一般入場の列よりも短かったけど、それでも15分ほど並びました。
セキュリティを通り、入り口でフィレンツェカードのバーコードを読み取ってもらって入場したけれど…あれ、オーディオガイドの貸出カウンターがない。
入り口の係員に聞くと、「あそこよ」と、すでに通り過ぎた、セキュリティと入り口の間にカウンターがありました。結構目立つカウンターなのに、すっかりスルーしてた…。
「借りてきていいわよ」と係員が示してくれたので、入り口の横をすり抜けてカウンターへ。パスポートを預けて6ユーロ払って、日本語対応の一人用オーディオガイドを借りました。
入り口に戻り、さっきの係員に合図してやっと入場。
早速ガイドを聞きながら、まずは3階に上がります。
館内はやはり人が多い〜。まだ朝の9時にもならないのに、団体の観光客も多いです。
写真は「ウルビーノ公夫妻の肖像」。美術の教科書でかな?よく見る絵画です。ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ウルビーノ公夫妻の肖像」の裏側。
裏側のある絵画って、珍しくない?
出産後に亡くなった妻への追悼文が書かれているそうです。 -
フィリッポ・リッピの「聖母子と二人の天使」。
修道士だった彼は、修道女と駆け落ち。この絵のモデルは、その修道女だそう。
駆け落ちって、当時でも大変なことだったんじゃないだろうか…(しかも修道士と修道女)。
でもこんなに「清楚で清らか」と言われる画風で宗教画を描き続けられのだから、それだけ彼の絵を支持する人も多かったんでしょうね。 -
誰の作品か失念…。
聖母マリアの静かな表情が美しいと思います。 -
ボッティチェッリの「春/プリマヴェーラ」。
言わずと知れた有名な絵画。
今回の旅行の前に見たテレビ番組で知ったのは、一番右の青黒い色で描かれた風の神ゼフュロスが、薄物をまとった妖精クロリスを追っていますが、その彼女と結婚して花を咲かせる力を与えて、彼女は右から3番目の人物、春の女神フローラになったという…。つまり、2番目の人物が姿を変えて3番目の女神になりました、ということだそうで。
これまでは中央のヴィーナスと、その右の手を取って踊る三美神にばかり目が行ってなかったから、知らなかった…。
改めてガイドブックをよく読むと、そういうことも書いてあったりします。
やっぱり行く前に予習する・しないでは、実際に観て感じることも全然違うよね、と思いました。 -
同じくボッティチェッリの作品「ヴィーナス誕生」。
中央がヴィーナス、彼女に衣をかけようとしてるのが、「春」にも描かれた春の女神フローラね〜と思ってたら。
旅行記書くためにガイドブック見返したら、それは時の女神ホーラとありました!
ええ〜、着ているドレスが「春」のフローラと同じじゃないの(よーく見ると違う)?
解説によると、左上に描かれた、ヴィーナスに風を吹きかける二人が、風の神ゼフュロスと春の神フローラだと。
…旅行記書かなかったら、間違いに気づいてなかった。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」。
左側から写真を撮ったけど、ホントはこの絵、右下から鑑賞することを前提として描かれているそう。 -
もう、いろいろ名画がありすぎて。
廊下も天井はキレイ彩色はあるし、肖像画も彫刻も。 -
アルノ川沿いの廊下の窓からは、ヴェッキオ橋が見えます。
-
「マリア・サルヴィアーティ」の肖像画。
メディチ家に嫁いだ彼女のことを知ったのは、塩野七生著「銀色のフィレンツェ メディチ家殺人事件」で。
文庫本には、彼女の肖像画も載っていて、前回のフィレンツェ旅行でここに来たとき、偶然この肖像画を見つけて、思いもよらなかっただけに感動したのです。 -
フィレンツェにある唯一のミケランジェロの絵画「聖家族」。
額装も当時のままで、これも彼がデザインしたそうです。 -
廊下に「ラオコーン像」が。
あれ、ラオコーンってフィレンツェにあるんだっけ?でもなんだか小さくない?って思ったら、バチカン美術館の縮小コピーだそう。 -
おなじく廊下に見覚えのあるイノシシ像が。
ロッジアの新市場にはこのイノシシ像のコピーがブロンズで置かれています。
このブロンズの方のイノシシの鼻は、触ると幸せになれるということからピカピカに光ってるんです。
後でブロンズのイノシシにも会いに行こう〜。 -
ラファエロの「ひわの聖母」。
「ひわ」って何?って思ってたら、「鶸」、つまり小鳥のこと。
左の聖ヨハネの手の中にいる小鳥のヒワを、右のキリストが手を伸ばしていることからそう呼ばれるそうです。 -
ラファエロの自画像。
20代(?)の若いころらしいけど、若いといっても彼は37歳で亡くなっているんですよね。 -
パルミジャニーノ「長い首の聖母」。
確かにちょっと首のバランスがおかしい気がするけど、それが優雅な身体のラインとなるように見える。 -
ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」。
ウルビーノ公爵が妻に「お手本」を示すために依頼した作品だそうです。
ティツィアーノって、個人的にはこの時代の美人画を代表する絵描きだと思う。 -
カラヴァッジョの「バッカス」。
タイトル通りの大振りワイングラスに、赤くなった丸顔…。
泊まっているホテルにも、その名を示すがごとく、部屋には彼の作品が飾ってありました(もちろんレプリカでしょうが)。
3時間ほど館内を廻ったけど…もうアタマが色々見すぎて飽和状態。
オーディオガイドを返却してパスポートを返してもらいます。
オーディオガイドのカウンター奥から階段を下りた地下に(結構遠い)お手洗いがありますが、ここよりも3階のカフェ近くのお手洗いの方がキレイです。
3階のカフェはテラスにも出られますので、一息入れるのにはいいんだけど、ベンチがなかったから深呼吸するくらいで長居はできないかも。 -
ウッフィツィ美術館をでて、ランチの前に向かったのはここ。
グッチの私設美術館です。
ヴェッキオ宮殿のすぐそば、シニョーリア広場にあります。グッチ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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入場料7ユーロ。結構高い…しかも残念なことに撮影禁止。
美術館の横は、グッチの店舗があり、もちろん販売も。
ここに「GUCCI MUSEO」とロゴの入った、おそらくここでしか買えないであろうトートバックも売ってたけど、ランチボックス用トートバックくらいのサイズなのに、あまりの立派なお値段に驚き。あまりの驚きで、値段が記憶からすっぽ抜けるほど…。
グッチカフェも併設されてるので、優雅にお茶もいいんだろうけど。
お手洗いだけお借りしました。 -
せめて階段横のライオン像を撮る…。
階段には、オードリー・ヘップバーンら有名人がグッチの小物を着用したスナップが飾られていました。
内部は3階まであり、1階にはグッチのカスタマイズされた車の展示も。
2〜3階には世界的映画祭などで有名女優が着用したドレスが、その映像とともに展示されたり、バッグや小物類がデザインの変遷とともに並べてあったり。 -
美術館の入場券。
リーフレットを2冊もらいました。 -
以下の写真3枚はリーフレットより。
このグッチ仕様の車がすごかった。
実際には間近で見れるのですが、車の外装の後ろ半分はロゴ入りの革シートで覆われてるし、もちろん座席シートも同じく全面。
…絶対飲食禁止、しかも土足禁止よね。 -
ドレスも触れるくらいに近くで見られます。
っていうか、囲いとかなかったし(カメラでの監視はされてるだろうけど)、監視員の常駐もなし。 -
グッチ仕様の自転車なんて、どこで乗るんだ?と帰国して友達とラインでやりとりしてたら、「セレブが家屋敷の敷地内での移動用」という結論に。
外で乗ったら、駐輪したとたんに盗られそうだもんね。 -
グッチを出て、さあランチだ!と目星をつけてたシニョーリア広場近くのトラットリアに行ったんだけど(プリモやお肉料理がそれぞれ数種類ずつの味見セットがあるらしい)、オープン時間に行ったものの、「まだだよ、12時半に来て」と言われて…今12時半だけど?と思いつつ、お店を出される。うう〜ん、聞き間違いかな〜でも確かにお店には店員以外、人気がない。
じゃまあ、いっか、次にアタリつけてたお店に行こう、と、アルノ川にかかるグラツィエ橋を渡る。アルノ川沿いをそのまま西に進んで、トスカーナ名物キアーナ牛料理が食べられるお店の前まで行くと…ガーン!閉まってる!!お店の前の閉められた門に今週の営業時間の張り紙があり、ディナーのみの営業になってる。マジですか…。
ここまできたら、適当にお店に入りたくない!
次に向かうはサンタ・マリア・ノヴェッラ駅エリアのトラットリア。有名音楽家にも愛された家庭料理のお店、ってことで、ひたすら歩く。
途中でもう一度アルノ川を渡り、ヴェッキオ橋の写真を撮ったりしつつ、15分くらい歩いてお店に着くも…店内を覗いても、お客さんがいない?営業はしてるようなんだけど、一人も料理を食べてる人の姿が見えない。今ってランチタイムだよね。なのに一人もお客さんいないって…。あたしがお店を覗いたタイミングがたまたまそうだったのかも知れないけど、ここまで誰もいないと入る勇気がない。
うう〜ん、と悩みながらお店の前を通り過ぎる。…だめだ、お腹がかなり空いてきてる。
え〜い、もう最後の候補だ!と向かったのが駅前のルイージ・アラマンニ通り。 -
やっとたどり着いた、「Osteria dall' Oste」
http://4travel.jp/overseas/area/europe/italy/firenze/restaurant/10496700/#contents_inner
駅前の大通り沿いで、赤いテントが張りだしたお店。Trattoria dall' Oste イタリアン
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ショーウインドーにも、お肉が並んでいます。
目立つから近くまで行ったらすぐわかると思います。 -
入店したのは1時を回っていましたが、8割くらいテーブルは埋まっていました。
地元客と観光客、半々くらいかな。 -
お目当ては、一人用のビステッカ。
普通、ビステッカはキロ単位でオーダーするらしく、一人じゃあ食べれないけど、このお店は一人用のメニューがあります。
一人で来店している人もチラホラいてました。
ただ、平日の12時から18時までの限定メニューのようです。
ちなみにこのお店、フリーのWifiありました。 -
ビステッカとローストポテト、パンとお水かワインで19.5ユーロ、と思ってたら、お水とワイン、でした…。
(写真を見返したら、メニューにはミックスサラダ付いてると書いてたけど、付いてないな…。)
オーダーする頃にはさすがに歩き疲れていて、適当に答えてたら(多分、焼き加減は?とかワインは赤?白?とか聞かれてたんだろうけど)、おまかせで持ってきてくれたみたい。
一人用だけど、完食は無理でした。あまりアルコールも強くないから、せっかくのワインも1/3も飲めず。
お腹も一杯、口の中も油っぽくなったから、コーヒーを頼んだつもりが会計の伝票を持ってこられてしまった。
まあいっか、十分休憩したし、あまり長居したらジョットの鐘楼に上る時間が無くなっちゃう。 -
着きました、ジョットの鐘楼です。
昨日、「共通券」を使いだしたのが15時15分だったから、それまでにジョットの鐘楼に入場しておかないと。
入り口には案の定、行列が。入場制限をしているようです。とはいえ、行列は20メートルくらいかな。ドォーモのクーポラの行列より短いです。
ここでもフィレンツェカードが威力を発揮。
共通券とフィレンツェカードを両方、入り口の係員に見せると、行列の先頭の右横で待ってて、と。
5分ほどで入場再開しましたが、一番に入れてもらいました。ジョットの鐘楼 建造物
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階段の始めは、「螺旋」ではなかったです。
でもやはり狭い。
人ふたりがすれ違うのがやっとの幅です。 -
途中で何か所か、テラスというか踊り場というか、ちょっと一息つける階があります。
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金網越しに、外の景色。
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ドォーモのファサードの裏側。ファサードの一番上って、階段状になってるから、上れるようになってるんですね。
写真真ん中ちょっと左に見える丸屋根は、位置的にはメディチ家礼拝堂かな。 -
鐘楼だからでしょうか、鐘が置かれてました。
昔はこの鐘が鳴っていたのでしょうか。 -
上部に行くと、階段はカクカクっとした螺旋(?)階段に。
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ここを上がれば、一番上です。
外は炎天下!ぐるっと展望スペースを一周した後、またここに降りてちょっと休憩して、また外を見に行く、ということを何回か繰り返しました。このスペースはちょっとゆっくりできるのです。 -
やっと階段終わった…。
クーポラに比べると、若干高さは低いそうですが、それでも疲労度は変わりません。
写真でわかるかな〜。丸屋根の上部のクーポラの展望台に、たくさんの人がいます。
昨日はあたしもあそこにいたのでした。 -
ジョットの鐘楼からの景色。
このアングル、昨日のクーポラかも写真撮りましたね。
サンタ・クローチェ教会が見えます。 -
これは、ヴェッキオ宮殿方面。
この展望スペースには係員の人がいて、多分主に人数の管理を入場口の係員と無線でやり取りしたりしてるんだろうけど、この人が結構親切で。
あたしの肩にかけたバッグを見て、「ここは高いところだから、バッグを下に落とさないようにね。」との会話(注意?)から始まり、
「食事に入ったお店で置き引きに合わないように、しっかりバッグは持っておくんだよ。」
「次はサン・ロレンツォ教会に行くの?だったらあの薬局のある道をまっすぐ行ったら近いよ。」
(ここで横にいたおばさまから「あの薬局はとっても素晴らしいわよー!」と口コミが入る…)
「サン・ロレンツォ教会に行く前に、洗礼堂に行くといいよ。一面金色の世界で、とってもキレイだからね!」
(昨日行ったけど、少ない語彙でそう伝えることができず…。心の中で、うんうん、キレイだったよ!と…。)
ついでに写真を撮ってもらったり、ありがたかったです。 -
ジョットの鐘楼をでると、またも馬車が。
これはお客さんが乗ってるんだろうけど、走ってることろはやはり見ないんだよね。 -
教えてもらった薬局の横の道を真っ直ぐ進み、サン・ロレンツォ教会へ。
入場券の発行がいるのかなあと思って、まずファサード左にあるチケットカウンターに行ったけど、フィレンツェカードはそのまま教会入口へ行くように指示されます。
教会入口で、フィレンツェカードをバーコード通してもらって入場。サン ロレンツォ教会 寺院・教会
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ファサードが未完のままで、外観はなんだか地味な印象の教会ですが、内部はさすが、メディチ家とのつながりが強いだけあって、立派なもの。
サンタ・クローチェ教会やサンタ・マリア・ノヴェッラ教会とも違う、スッキリしてるけど、壮麗というか…。 -
中央礼拝堂も、なんだかスッキリ。
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サン・ロレンツォ教会の回廊です。ここは教会内部からでなく、チケット売り場の奥にあります。
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チケット売り場の奥、回廊の横を通ってまた奥に進むと、宝物館の入り口があります。ここも、入り口に立つ係員にフィレンツェ・カードを示して入場。
宝物館は地下にあるので、階段を下りて入ります。 -
ドナテッロの墓地、というか、墓碑がありました。
(ご本人はここで眠ってらっしゃらないってこと。) -
ロレンツォ・デ・メディチの祖父コジモ ( Cosimo il Vecchio )のお墓が、この金格子の向こうにあります。
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これです!
近づいては見れません。金格子の間から、カメラを持つ手を伸ばして撮りました。 -
さて、続いてやって来たのは、アカデミア美術館。
この時点で午後3時半を回ったころですが…行列がすごい。
一般入場口はグエルファ通りまで並んでたけど、予約者入場口は、まだその半分くらいの行列の長さ。
フィレンツェカード持参だと、予約入場口へ並びます。15分くらい並んだかな。
ここでケンカしてる日本人カップルと遭遇。
彼女が「ホントにこの列に並ぶの?ちゃんと予約してるって言ったの?もう知らないっ!」と、彼氏に怒って一人でスタスタ歩いて行っちゃった…。溜息ついて、後を追う彼氏。
観光で街を回るにも、日差しはキツイし暑いし観光客は多いわで、イライラしちゃう彼女の気持ちもわかるけど…。
仲直りできたかな〜。アカデミア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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セキュリティを通って、入場します。
…生ハムを食べながら手荷物のX線検査画像を見る女性検査員が。
さすがに列に並ぶ観光客もびっくり。お水やコーヒー飲みながらとか、サンドイッチ食べながら仕事してるのは見たことあったけど、生ハムだけ食べながらってのは初めて見ました。
入ってすぐに、ミケランジェロの作品が。 -
「奴隷像」が4体。未完のままの作品ですが、それが却って、石の中から彼らが出てくる様子として目に映ります。
大理石の中に、彼らが元々埋まってて、まるで砂を払ったら出てくるかのように姿を現わしてくるカンジ。 -
これはたしか、「パレストリ−ナのピエタ」。
ミケランジェロの真作か、弟子によるコピーかで、説が割れてるそうです。
美術館を入ってすぐは、両脇にこれらの作品が並んでますが、実は一番に目に飛び込んでくるのは、次の写真の作品。 -
ダヴィデ像です!!
初めて彼と会ったのは、初めてのフィレンツェを一人で訪れた10年ほど前。
ヴェッキオ宮殿前にある彼のレプリカを見たときは「これが有名な作品か〜」くらいの感想だったのだけど、実物にあったときは、まさに衝撃でした。
引き締まった筋肉、肌に浮き出た血管・筋が本当にリアルに見て取れて。
「彫刻って、本当に芸術なんだ」と初めて実感したのでした。 -
やはり、彼の周囲にはたくさんの人がいます。
前回は観光のオフシーズンだったので、ゆっくりできたのだけれど。 -
360度ぐるっと回って、後姿もしっかり堪能します。
-
どの角度から見ても、ほんとうにキレイな肉体美。
-
ミケランジェロは男色家だったって説があるのもわかる気がします。
男性のカラダがこんなにも美しいということを知っていたから、これほどまでに美しく作品として表すことができたのかな、と思ってしまう。 -
彼のカラダで、あたしが一番にキレイだと思うのは、この右手。
影になっててわかりづらいけど、手の甲にも筋や血管が本当にリアルに見て取れます(我ながら、リアルリアルとしつこいと思うけど)。
ホントに、彼が動き出さないのが不思議なくらい!!
この美術館は、もちろん他にもたくさん、ミケランジェロ以外の作品があり、2階にも展示室があるんだけど…。
あたしの、ここに来た目的は「ダヴィデ像」に会うことだったので、これでアカデミア美術館は終了。 -
アカデミア美術館を出て、まだ入場の行列の続くリカーソリ通りを避け、カヴール通りを南に下っていると、トスカーナ産のパスタやオリーブオイルの並ぶお店が。思わず足を止めると、日本人の女性店員が声かけてくれました。店内にもたくさんの商品が並んで、小さなビンに入ったオイル・小分けされた塩など、お土産に良さそうなものばかり。真空パックもしてくれるそうです。
店舗はここのほか、中央市場内にもあるとのこと。
慣れない言葉で悩みながら買い物するのがストレスになったら、ここで日本語で相談しながらお土産調達もいいと思います。
この店舗には大体夕方以降、日本人の女性店員がいるそうです。
この日はまだ寄るところがあったので買い物はせず、後日、オリーブオイルなど購入しました。 -
寄りたかったのはここ、メディチ・リッカルディ宮。
コジモ・デ・メディチが依頼しミケロッツォが設計。後年ミケランジェロの手も入り、のちリッカルッディ家の所有になったそう。
昔はホントにメディチ家の人々が暮らしたのですね〜。メディチ リッカルディ宮 城・宮殿
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入り口を入って、お土産物売り場のようなチケットオフィスでフィレンツェカードを示し、バーコードを読み取らせて入場。
中庭の様子は、通りから見た外見と印象が違います。
さすが、メディチ家が暮らした家、優雅です。 -
2階に上がると、当時の部屋が見学できます。
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ボケてますが、小さな礼拝堂。
何だか女性的な印象の小部屋。 -
これはフレスコ画「ベツレヘムに向かう東方の三賢王」の一部。
ロレンツォなど、メディチの人々も描かれているそうです。 -
天井の装飾が豪華な、シャンデリアの並ぶ修復中の部屋があったり。
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煌々と輝くシャンデリアの部屋があったり。
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眩い照明の部屋があったり。
部屋というより、ホールですね。 -
明かりがキラキラしいから鏡かと思ったけど、絵画が並んでました。
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入ったときに見た中庭は、お庭に続いています。
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こじんまりとした庭。
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見上げると、先ほど見学した部屋の窓が見えます。
このメディチ・リッカルディ宮の開館時間は比較的長くて、夜7時まで。
ということで、本日の最終にここの見学を持ってきました。
観光3日目、今日もよく歩いたよね…。
これでこの日の観光は最後、帰り道にスーパーによってお水を購入してホテルに戻りました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- TSUNEさん 2015/08/20 15:54:43
- ゆっくりで羨ましいです。
- ミツキさん、こんにちは。
私も一ヶ月前にフィレンツェへ行ってきました。
しかし、2日半の間にピサ日帰り旅行も入っていますので、見たかったところで
かなり見落としがありました。
ミツキさんの旅行記を拝見して懐かしくなると同時に、
行けなかった場所があると、また行きたいという思いが強くなりますね。
歩き回ったり塔に登ったり、フィレンツェは疲れますね。
私もドオーモや鐘楼に登りましたからわかります(笑)
TSUNE
- ミツキさん からの返信 2015/08/20 23:02:47
- RE: ゆっくりで羨ましいです。
- TSUNEさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね、フィレンツェ、結構疲れます…。頑張れば歩いて行ける範囲の街だから、頑張っちゃうんですよね。
塔に3日連続で上った日には、ホントに足腰がツライ…。
フィレンツェ観光、残り2日残ってます。
早く旅行記を完成できるように、頑張ります!
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