2015/06/06 - 2015/06/13
175位(同エリア699件中)
ミツキさん
2015年の夏季休暇。今年もパリにし行こうかどうしようかと紆余曲折、色々悩みましたが、イタリア・フィレンツェへ行くことにしました。
休暇の日程を決め、色々しらべてみると、現地到着日の翌日、つまり観光1日目にあたる第1日曜日は、フィレンツェの国立博物館の入館が無料であることが判明。…きっと大混雑してるよねえ、と、日曜日は日帰りでピサにいくことにしました。
メインはフィレンツェ滞在ですので、利用ホテル等の情報等は、フィレンツェ観光のスタートとなる、夏季休暇3日目以降の旅行記に、詳細を書きます。
まずは、移動日となった夏季休暇1日目と、主にピサ観光の2日目まで。
フェレンツェまではKLMでオランダ・アムステルダムのスキポール空港乗り継ぎです。
2015.6.6 KL0868 KIX 10:25発 AMS 15:10着
KL1645 AMS 20:50発 FLR 22:45着
2015.6.7 ピサ観光
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
いきなりですが、関空の免税売場にユニクロ発見。入ってませんが、結構スペースも広そうなカンジ。
きっとここでも最後の爆買いがあるんだろうなあ、と思いながら通り過ぎました。 -
さて、今回選んだ航空会社はKLM。初めての航空会社です。
さて、どんな感じかな〜と、期待半分不安半分で乗り込みました。
機内食は和食を選択。鶏そぼろごはんでした。ご飯はちょっと加熱しすぎて硬くなったところもあったけど、デザートにあんみつまであって、機内食にしてはなかなかではないでしょうか。 -
多分、ロシアの上空あたりの写真。
遥か下方に、凍った大地と雪と氷に覆われた河が見えます。
機内エンターテイメントの映画も、日本語プログラムも結構ありました。
「バンクーバーの朝日」を観ようかなと思いつつ、寝不足だったのとしんみりしちゃいそうだったので、気楽に観れるディズニーの実写版「シンデレラ」を鑑賞。
…継母役のケイト・ブランシェットが上手い。シンデレラが、王子様に迎えに来られて家を出るシーン、別れ際に彼女が継母に告げる一言、なんだか重い…と感じたのはあたしだけでしょうか…。
1度目の機内食の後は、機内の照明を落として暗くするのが一般的だと思ってたんだけど、今回は行きも帰りも、あまり暗くならなくて…。照明を落としてはいるんだけど、それほど暗くない。おまけに窓を閉めるようにとのアナウンスも見回りもないものだから、結構明るくて、寝不足の目には眩しい。現地到着時間の関係もあるのかな?でもやっぱり、暗くしてもらえる方が落ち着くなと思いました。 -
途中でリフレッシュメントとして、小さめのジャイアントコーン的なアイスが配られます(あたしはチョコを食べないのでパス)。起きてる人だけに配られる模様。寝てたら、起きた後でCAさんに言ったらもらえるのかな。
2度目の機内食。
これは、選択の余地はなかったと思います。ピラフとサラダとカットフルーツ+パン。
実は関空からの出発が30分ほど遅れ、オランダのスキポール空港への到着も15分ほど遅れました。そのため、「この時間より前の出発の便には乗継できません」ともアナウンスが。 -
スキポール到着。
さすがにKLMのブルーの機体がずらっと並んでいます。
この空港、KLMのハブ空港だけあって、広い。ターミナル移動でもちょっと距離があったので、確かにこれでは乗継時間がタイトだと危ないかも…。
途中で手荷物と身体検査のゲートを通ったのですが、この身体検査、よくある長方形の枠型のゲートをくぐりぬけるのではなく、透明の球体カプセルに入るように促されます。で、その中で、ちょっと足を開いて立ち、バンザイのポーズをしながら2〜3秒静止。おお〜、何だか変わってる!これが最新型の身体検査?
ここでEU圏内に入ることになるので入国審査を受けますが、これがまた混んでいる!乗継時間まで間がない人や、KLMの上級会員だと、ファストレーンを使えますが、これって専用の審査ブースがあるわけではなく、審査ブースにたどり着く前の行列をカットできるだけ。つまりそれぞれの審査ブース前にすでに並んでる人がいれば、その後ろに並ぶわけです。ということは、このブース前の行列の待ち時間は必至。この列がサクサク進めばいいけど、そうじゃなかったら…。
実際にあたしが並んだブースは、やたら時間がかかっていました。この空港の入国審査って、見ていると全体的にほかの国よりも時間がかかってる(質問とかしてる)ようだけど、このブースの女性係員はすごい。1人の審査してる間に、隣は5人通ってました。たまたまちょっと怪しい(?)入国者だから、多く質問してっていうことはあると思うけど、10人以上それが続くって、ある?
あたしはこの空港で約6時間の乗継待ち時間があったから、おとなしく並んでましたが、列の前にいた人は「時間がないから入れてくれ」と、隣の列に入れてもらってました。スキポール空港 (AMS) 空港
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あたしの審査時間は、ほかの人よりも早かったとはいえ(やはり日本のパスポートの威力?)、「どこいくの?」「目的は?」「何日滞在?」等の質問あり。いい加減、待ち時間にうんざりしてたけど、ここで愛想悪くして悪印象で時間かかるのも嫌だから、ぐっとこらえて素直に片言英語で回答。で、やっと無事に入国審査を通過。
ここで時間をかけたため、乗継までつぶさなきゃいけない待ち時間が、6時間から5時間弱に。ある意味感謝すべき?
乗継便のターミナルには、無料のインターネットスポットがあり、充電用のコンセントもあり。あたしが使ったこのスポットのコンセントは、変換用プラグなしでも日本のコンセントもそのまま使える差し口がありました(でも帰国の際のインターネットスポットにはなかったので、やはり変換用プラグはあった方がいいです)。空港の無料WIFIも使えます。
友達にラインやホテルに到着時間のメール送ったり、翌日のフィレンツェ〜ピサ間の電車の時刻表を調べたり。2時間ほど時間ほど過ごして、少しターミナル内を探検。
空港にチューリップの切り花や球根を売っていたり(このまま海外に持ち出せる)、さすがオランダだな〜と。ミッフィーグッズも売っていました。フードコートもあったけど、ネットしながら関空で買っていたおにぎり食べちゃったから、あまりお腹も空いてない…。
しょうがないから、スタバでカフェオレ買って、2時間まえには出発ゲート前で、ちょっと前に流行った(新聞の書評欄で好評だった)文庫本、谷 瑞恵「思い出のとき修理します」を読みながら待機。スキポール空港 (AMS) 空港
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フィレンツェ行きの飛行機は沖止めだったので、搭乗口からバス移動。
多分、定刻通りに離陸しました。
2時間弱のフライトなんで、機内エンターテイメントなどはもちろんナシ。
サンドイッチと飲み物、クラッカーが配られました。
定刻通りにフィレンツェに到着。
外はもう真っ暗。そして機体から降りた途端に感じる、むっとした暑さ…。
またもや機体は沖止めで、空港内までバス移動。預け荷物もさほど待たずに出てきたので、早々にタクシーでホテルへ。アメリーゴ ヴェスプッチ空港 (フィレンツェ ペレトラ空港) (FLR) 空港
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夏季休暇2日目。
予定通り、ピサに日帰り観光です。
まずは、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅へ。やはり中央駅だけあって、人が多い…。
有人の切手販売所は並んでいて時間がかかると口コミがあったので、券売機に向かいます。購入の仕方は、あらかじめ口コミなどで予習済み。タッチパネル方式で英語表記を選んで進めていけば、なんとかなります。構内に入ると何か所か券売機はあるので、行列の少ないところに行けばいいです。基本的に券売機は3台づつ並んでいて、その前に並んでる人もいるんだけど、実は券売機は背中合わせにももう3台あるのに気付かず待ってる人も多いです。
券売機は支払いがカードのみと、現金・カード両方対応可のものとあります。
あたしは現金で買おうとしてのですが、最後の支払いの段階でお札を入れても受け付けずに返ってくる。購入をやり直しても同じ。しょうがないので、背中合わせの券売機に廻って改めて機械操作して支払すると、今回は無事にお札が入りました。
ここで結構時間をかけてしまい、余裕のはずだった時間がわりとギリギリに…。 -
やっとのことで切符を買って、忘れないようにまず刻印して、さてホームはどこだ…と電光掲示板を見ても、乗りたい時間のピサ行列車が表記されない…。何故?もう時間的に案内されてもいいはずなのに!何故?と軽くパニックになりつつ、駅構内を右往左往。そこで「そういえば、ピサ行列車のホームは向かって左奥の、ちょっとわかりにくいところにあるって誰かの口コミにあったっけ…」と思いだし、慌てて走る。
と、ようやくそれらしきホーム発見。…ホントにわかりにくいです。
多分この列車だろう、と乗り込んで、車内にいた乗員のオジサマにチケット見せて確認。「Si!」の返事をもらって、ようやく安心して席に座ります。 -
やっとの思いで切符を買って、これまたやっと列車に乗って。
こういう時には一人でよかったな〜って思う。友達とか、ましてや両親とか一緒だと、気を使って走れないから。自分一人だと、失敗しても迷惑被るのは自分だけだから、そういう意味では一人旅は気楽です。
写真は購入した切符。普通列車だけど、まるで特急券みたいな大きさです。忘れちゃいけないのが、列車に乗る前に必ず刻印をしておくこと。改札もなく、そのまま電車に乗れちゃうのですが、検札が来た時に刻印がないと罰金です。刻印する機械はホームのあちこちにある、黄色い四角い小型の箱型のもの。これ、まったく予備知識がないと、なんだかわかんないです、きっと。
適当な座席を見つけてガイドブックを見ていると、前に座った人から「あれ、日本の方ですか?」と日本語で声をかけられる。
顔をあげると、黒目黒髪の女性、Yさん。話してみると、もう1年半も日本に帰っておらずに世界一周の旅をしてるとのこと。これまでの旅とか、旅に出る経緯とか聞いていると面白い!ピサまでの1時間以上があっという間に過ぎました。 -
Yさんもピサ観光というので、一緒にピサの斜塔のあるドォーモ広場まで行くことに。
ガイドブックによると、ピサ中央駅から広場まで歩いても30〜40分ほどらしいけど、この日は雲一つない、いわゆる真夏日。ということでバスを選択。駅前広場からのバスROSSA(赤)で10分ほど。バスチケットを買おうと、広間近くのカフェやら聞いたけど売っておらず、車内で買うことに。でも車内で買うと、チケット1.2ユーロが2ユーロになってしまうのです。
ドォーモ広場前につくバス停は、近づいても斜塔は見えませんが、ほかの観光客もたくさん降りるし、広場を囲う城壁っぽい石造りの門の側に止まります。
広場に行くと、やはり観光客が多い〜。アジア系の顔した観光客もたくさんいたけど、日本語は全く聞かず、中国語ばかりでした。そういえば、あたし、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅で、中国語で話しかけられたんだよね〜。
ここではまず、Yさんと遠近法を利用した斜塔を支えるポーズで写真を撮りあったり。
斜塔の手前の建物は、ピサのドォーモです。ドゥオーモ広場 (ピサ) 広場・公園
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手前の半円の屋根を持つ建物は洗礼堂。
ここは音響効果が素晴らしく、内部中央で手を打ったり歌ったりすると、それはそれはキレイに響く…らしいです。入場料が必要で、結局あたしはここには入らずでした。ドゥオーモ広場 (ピサ) 広場・公園
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日本でからインターネットで、事前にピサの斜塔に上る入場券を予約していたあたし。確か入場料18ユーロに予約手数料が2ユーロ。観光シーズンの日曜日だし、予約した方がいいよねと思ったのですが、当日切符売り場に行ってみても、あたしが予約した時間(14:00)でも、定員40人のところ、まだ半分くらい余裕はありました。
口コミでは、予約のバウチャーと予約時に?を入力したパスポートを持っていかねばならない、とあったのですが、係員に聞いたら、バウチャーだけ持って予約時間の少し前に、斜塔入口であっていればいいとのことでした。
それまではYさんとは斜塔で写真を撮ったり、持ってきたバナナやリンゴでおやつを食べたり過ごしました。
写真は斜塔を真下から撮ったもの。下から撮ると、傾いてるってわかりませんよね(って当然か)。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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斜塔には上らずにフィレンツェに戻るというYさんとは、晩ごはんを一緒に食べる約束をして一旦別れます。
斜塔に行く前に、切符売り場の隣にあるロッカーに荷物を預けます。斜塔には、カメラ以外は荷物は持ち込めません。このロッカーには受付の係員もいて、預り証代わりのカードも渡され、ロッカーにもしっかりロックされるので安心できます。受付で斜塔に上るバウチャーや切符を見せたら案内されました。料金は無料です。
斜塔前で待っていると、天気がいいので日差しが強い…。帽子はロッカーに入れずに被っておくのがいいかも(上るときは邪魔だけど)。やばい、日焼けする…と焦りましたが、予約時間の10分前に入場が始まったので助かりました。
まず入場すると、壁に沿って円形に並んだベンチで少し待つように指示されます。座って見上げると、塔内部は吹き抜けになっているのがわかります。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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ベンチに座わると正面には案内板が。ある程度入場者が揃ったら、係員が簡単にピサの斜塔について解説します(多分、イタリア語のみの案内です)。
いつから建設が始まって〜とか、傾きの角度は〜とか、言ってたんだと思います…。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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解説が終わったら、らせん状になった石造りの階段を上ります。
大きい円柱の内部に、一回り小さい円柱があり、その大小の円柱の隙間に階段がくるくると巻き付いている、という感じ。上りも下りも同じ階段を使います。
さすが年代物。階段の真ん中がすり減ってます。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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階段の途中には、柵付ですがガラスのない小窓があったり、ちょっと立ち止まって後ろの人に先に行ってもらえるような、小さな踊り場があったり。螺旋階段を上るのって、普通の階段よりもしんどいかも。
ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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階段終わった!と思ったら、テラスに到着。
他に背の高い建物はなく、見晴しはいいです。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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ドォーモと洗礼堂。強い日差しが反射して、目に痛いくらい…!
ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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階段終わった!と思ってたのに、さらに小さい螺旋階段が。
今までのより明るいんだけど、階段のすり減り具合が激しすぎる。
この螺旋階段、下りの方がしんどいです。ただでさえ、くるくる回って降りるのって感覚がちょっとおかしくなりそうなんだけど、加えて斜塔たる由縁の傾きがそれに拍車をかけます。とどめがこの階段のすり減り。クラクラしてるアタマで、足を置いたことろがすり減って斜めでバランス崩すと、足首捻挫しそうで、ひいては階段落ちそうで、怖かったです…。この斜塔、ヒールで上るのは危険です!!ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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これでホントに階段終わった!
写真に写ってる一番上の手すりの所は行けないようなんで、ホントに観光客が上れるのはここまでみたい。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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塔の一番上には、たくさんの鐘が。
解説版があるものもあったけど、よくわからない…。
でもすべて異なる意匠でした。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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一番上からの、ドォーモと洗礼堂。
ピサスタジアムも見えたりして、ホントに見晴しはいい。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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このシマシマの石の意匠。フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会や、以前に行ったシエナの教会と同じだな〜と思いつつ。
こういったシマシマの建物って、見る度に、ヴァニラとココアで色分けされて一枚になったボックスクッキーを連想してしまう…。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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斜塔を降りたら荷物を取りに行き、次はドゥーモを見学と思ったら、入り口が閉まっている。入場口には係員がいて、どうやら一定時間で入れ替え制をとっているらしい。
ちなみにここの入場は無料ですが、切符売り場で入場チケット発行がいるようです。ただし、斜塔やほかの建物の入場券があれば(たぶん2人までは)それを提示すれば入れます。
さっきバナナを食べたものの、お腹が空いてきたので、広場入り口のフードトラックでトマト・モッツァレラチーズ・レタスのパニーノ(3ユーロ)と、缶コーラ(2ユーロ)を購入。洗礼堂横の段差で腰かけて、食べながらドォーモが開くのを待ってたんだけど…今思うと、缶コーラ300円弱って、高い!でもヨーロッパって、スーパー以外で飲み物買うと、ホントにお高いんです。
炎天下で飲む冷えたコーラは本当においしくって、パニーノは、うーん、普通のお味でした。ドゥオーモ広場 (ピサ) 広場・公園
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やっと開いたドォーモの内部に滑り込むと、撮影禁止。しかも内部は奥には入れないよう、入り口付近から10メートルもないくらいでロープが張って、祭壇には近づけない。
しょうがないから、ガイドブックの解説読みながら天井やら見える範囲で目を凝らしてると、「…あたし、ここ以前にも入ったことあるな。」と気づく。
10年ほど前に従妹とイタリアに行ったとき(これは旅行会社主催のツアーに参加)、ピサにも来て斜塔も上ってるんだけど、その時もここ、入ってる。天井から吊り下げられた「ガリレオのランプ(これで振り子の法則を発見したと言われてたけど、実際は違うらしい)」やメディチ家の紋章をうまく写真に撮ろうとして(当時は撮影可だった)、必死になってたんだっけ。
斜塔はともかく、このドォーモに入場したこと、すっかり忘れてた!
写真は、ドォーモの出口の扉の間から見える洗礼堂。ドゥオーモ (ピサ) 城・宮殿
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ドォーモの扉も、細かく装飾されています。
「キリストの生涯」らしい(?)です。ドゥオーモ (ピサ) 城・宮殿
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以上でピサ観光は終わり。
さてフィレンツェに帰ろうか〜と、まずはピサ中央駅行きのバスROSSA(赤)を待つものの…バスが来ない。時刻表を見ると、あと10分もしないうちに来るよね、と待っていても、来ない!通りの反対側、ROSSOの反対行き(広場に来るのに乗ってきたバス)や、違う路線のバスは来るのに、ピサ中央駅行きのバスだけ来ない。
諦めてタクシーの相乗りで駅に向かう人もいたけど、あたしがそれすると、タクシーに乗ったとたんにバスが来る気がして、ひたすら待つ。
結局30分待ってようやくバスが来る。15分に一本が、30分に一本だったってこと?予定してたフィレンツェ行きの列車に乗れるかな…と、ジリジリしながらバスに乗る。
実際のところ、広場から駅までは15分ほどかかりました。行きよりも少し大回りするコースみたい。
これが夏の暑い季節じゃなかったら、のんびり歩いて広場と駅を往復するのもありだと思います。地図をみてたら、途中にガレー船造船所跡に古代船博物館、旧王宮博物館やカヴァリエーリ宮殿など、入場しないまでも外観は見ていたいなあって思う建物の名前がありました。バスからも何だか可愛らしい外見の教会(?)も見えたし。
写真はやっと着いたピサ中央駅。バス停から駅までダッシュして、券売機に向かいます。ピサ中央駅 駅
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目当ての列車の発車時刻まで10分切ってる!
日本の駅なら余裕の時間だけど、ピサの駅はホームもよくわからないから、とにかく急がないと!
急いで切符を買って(無事一発で現金にて購入)刻印して、列車のホームを確認して、これまた走る。
ぜいぜい言いながらなんとか間に合って列車に乗ると、窓全開で冷房がついてない!
行きの列車でYさんが、乗り込んだら冷房なかったから車両移ってきたの、って言ってたけど…。どうやらこの列車は見たことろ、全車両の窓が開いていて…ということは全車両、冷房がついてないってこと。
あたし、どっちかっていうと冷え性であんまり冷房つけないけど、この暑さは普通つけるよね…とがっくりくるけど、ないものはしょうがない。窓全開にして、しかし直接窓からの風があまり当たらないような位置に座る。走る列車の窓から入ってくる風って、直接顔にあたると、息ができませんから。
フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅までは、行きより少し時間がかかって1時間半ほど。明日の観光スケジュールを考えながらガイドブック見たり、持参の文庫本、松井今朝子「吉原手引草」を読んで過ごす。
写真は、フィレンツェに近づいたときにすれ違った列車。赤を使ったデザインなんだけど、全体的に土埃被って、茶色いの。洗車仕立ては、さぞかしカッコいいと思う! -
ようやく帰ってきた、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅。
確か夕方5時は回ってたと思うけど、相変わらず人は多い。 -
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅を正面から出ると、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の真裏が見えます。
イタリアのフィレンツェの教会って、正面と裏で印象が全く違います。つまり、それだけ正面(ファサード)に力を入れてるかってこと?教会を作った出資者の威信を示すってことでしょうか。 -
ホテルに戻って一休み。
部屋に着いた途端、途中で買ったガス入りの水をぐびぐび飲んでしまうほどの暑さでした…。
Yさんとは、ホテルの前にあるIndipendenza広場で待ち合わせ。この明るさでも夜8時です。 -
無事にYさんと合流して、さてどこで食事しようか?と少し街をウロウロ。結局、Yさんが2日前にも来たというバーでアペリティーボすることに。
アペリティーボっていうのは、要するにハッピーアワーで、飲み物一杯とブッフェのお料理合わせての料金になってるってもの。このお店は、アルコールもソフトドリンクも含めて、飲み物1杯頼めば、全部で10ユーロでオッケー。 -
とりあえずは最初に取ってきた料理。お皿もカトラリーも、プラスチックで雰囲気はないけど、お料理の種類は充分。
サラダにパスタや焼き野菜、お肉料理にお魚、カナッペとたくさんあって全種類制覇は無理!
デザートにマチェドニア(フルーツカクテル)があったんだけど、取りに行こうとしたらなくなってて、「残念ー!」って言ってたら、お店の人が後で「プチケーキならあるわよ」と声かけてくれました。
食事しながら、主にYさんの旅ばなしを聞かせてもらう。もう次の日はヴェネツィアに移動、それからミラノに行ってオーストリアかな〜。旅を終えるのは、まだちょっと先って話してました。
一人旅って失敗しても一人だから気楽なんだけど、ご飯のときはちょっとさみしいかなと思うときもあったり。今回は思いもかけずにYさんと知り合ってご飯食べて。こういうのもあるから、一人旅もいいかも。
気づけばもう11時近くで、久しぶりにビールを飲んだものだから、ちょっと眠くなりつつお店を出る。Yさんと「お互い気を付けてね〜、おやすみー!」と声を掛け合って別れてホテルへ戻って、この日は終了。
実は、あたしはこの日が誕生日。なかなかいい一日でした!
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