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著者注)<br />本紀行は、写真撮影記に私の妄想が入り、過去の人物などが出る事があります。入江:入江泰吉 土門:土門拳 佐藤:佐藤義清<br />奈良 唐招提寺 苔を見る2より続く。<br /><br />入江先生と唐招提寺のバス停に行く。とぼとぼ雨の中を歩く。<br />入江「もう雨を上がらせよう」<br />私「おかげさまでずぶぬれです」<br />入江「ふん」<br />私「バスでたとこですやん。後40分もここで・・・・待つんですか」<br />入江「仕方がない」<br />なんとラッキーなことにバスが遅れてやってきた。これで奈良市役所まで寝れる。疲れた体で居眠りしながらバスに乗る。至福のひと時。<br /> バスに揺られ、うとうとしていた。眼が覚めるとJR奈良駅。往年の思いが流れる。小学生時代よく機関車を写しに来たものだ。<br />かつてここは奈良運転所といい、大きな扇形機関区があった。蒸気機関車が屯し、関西本線の蒸気の中心であったことを思い出した。今は昔、こぎれいな建物が並んでいる。あの石炭臭い旅情はどこにもない。<br />さて県庁東で降りる。<br /> 雨が上がっている。<br />入江<br />「さあ、これで傘を気にせず写真が撮れる」<br />私 「おそろしい。天気も左右するんですか」<br />かつて黄色くなっていた苔がどうなっているか楽しみである。<br /><br />吉城園<br /><br />名勝依水園西南にあり、万葉集にも詠まれた宣寸川(吉城川)に隣接している庭園です。当園の日本庭園は自然の起伏、曲線を巧みに取り入れて作庭されています。茶室東側は、杉苔でおおわれた閑静なつくりで、周囲には紅葉が植えられ、春は新緑、秋は紅葉が彩りを添えています。<br /><br />

奈良 吉城園 苔を見る3 梅雨には梅雨の楽しみ方がある

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2015/07/04 - 2015/07/04

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2

67

bakaneko

bakanekoさん

著者注)
本紀行は、写真撮影記に私の妄想が入り、過去の人物などが出る事があります。入江:入江泰吉 土門:土門拳 佐藤:佐藤義清
奈良 唐招提寺 苔を見る2より続く。

入江先生と唐招提寺のバス停に行く。とぼとぼ雨の中を歩く。
入江「もう雨を上がらせよう」
私「おかげさまでずぶぬれです」
入江「ふん」
私「バスでたとこですやん。後40分もここで・・・・待つんですか」
入江「仕方がない」
なんとラッキーなことにバスが遅れてやってきた。これで奈良市役所まで寝れる。疲れた体で居眠りしながらバスに乗る。至福のひと時。
 バスに揺られ、うとうとしていた。眼が覚めるとJR奈良駅。往年の思いが流れる。小学生時代よく機関車を写しに来たものだ。
かつてここは奈良運転所といい、大きな扇形機関区があった。蒸気機関車が屯し、関西本線の蒸気の中心であったことを思い出した。今は昔、こぎれいな建物が並んでいる。あの石炭臭い旅情はどこにもない。
さて県庁東で降りる。
 雨が上がっている。
入江
「さあ、これで傘を気にせず写真が撮れる」
私 「おそろしい。天気も左右するんですか」
かつて黄色くなっていた苔がどうなっているか楽しみである。

吉城園

名勝依水園西南にあり、万葉集にも詠まれた宣寸川(吉城川)に隣接している庭園です。当園の日本庭園は自然の起伏、曲線を巧みに取り入れて作庭されています。茶室東側は、杉苔でおおわれた閑静なつくりで、周囲には紅葉が植えられ、春は新緑、秋は紅葉が彩りを添えています。

旅行の満足度
4.5

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  • 吉城園入口 ここに入らず左に5分ほど歩くと入江先生の自宅である。<br /><br />

    吉城園入口 ここに入らず左に5分ほど歩くと入江先生の自宅である。

  • 入口で「日本の方ですか?」<br />かつて北京でおまえは上海人であるといわれた名残か・・・

    入口で「日本の方ですか?」
    かつて北京でおまえは上海人であるといわれた名残か・・・

  • ああついに来た、梅雨の吉城園

    ああついに来た、梅雨の吉城園

  • しっとりしている

    しっとりしている

  • ここは定番。

    ここは定番。

  • 入江「静かで落ち着いた庭だ」

    入江「静かで落ち着いた庭だ」

  • 私「土門先生ならどう撮るでしょうかね」<br />入江「土門君にわびサビが・・・・・」<br />私「でてきますよ」

    私「土門先生ならどう撮るでしょうかね」
    入江「土門君にわびサビが・・・・・」
    私「でてきますよ」

  • ああ雨の日はこれだからたまらない。この光景。

    ああ雨の日はこれだからたまらない。この光景。

  • 石がぬれるとええ感じになります。

    石がぬれるとええ感じになります。

  • 苔が復活している。

    苔が復活している。

  • うひゃーええ感じです

    うひゃーええ感じです

  • これです。この光景です。前は苔が枯れて黄色になっていましたが今日は違います。

    これです。この光景です。前は苔が枯れて黄色になっていましたが今日は違います。

  • 入江「もう少し遠景でもいいが」

    入江「もう少し遠景でもいいが」

  • 縦が好きですねえ。このみちのRがなんとも

    縦が好きですねえ。このみちのRがなんとも

  • 入江「日の丸だ・・・」

    入江「日の丸だ・・・」

  • 解説が邪魔臭いのでしばらく苔をお楽しみください。

    解説が邪魔臭いのでしばらく苔をお楽しみください。

  • しかし今回つくづく思いましたが、梅雨時は梅雨時で見るものが多い。外に出ないだけでしょうか。

    しかし今回つくづく思いましたが、梅雨時は梅雨時で見るものが多い。外に出ないだけでしょうか。

  • この庭をあちこち見て見ます

    この庭をあちこち見て見ます

  • 奈良にもあまり知られていないスポットがあります。ここは観光ポイントになっていないので中国人の団体はありません。白人がぽつぽつ来ているだけで、日本人もすくなかったです。

    奈良にもあまり知られていないスポットがあります。ここは観光ポイントになっていないので中国人の団体はありません。白人がぽつぽつ来ているだけで、日本人もすくなかったです。

  • 入江「あとここに霧があれば」<br />私「贅沢ですよ」

    入江「あとここに霧があれば」
    私「贅沢ですよ」

  • アップはきれいに撮れません

    アップはきれいに撮れません

  • この塔の礎石は本物だろうか。どこのものだろうか

    この塔の礎石は本物だろうか。どこのものだろうか

  • ここは、入場料が安くいいところです

    ここは、入場料が安くいいところです

  • 雨に光る石がいい

    雨に光る石がいい

  • 前もここが御気に入であった

    前もここが御気に入であった

  • 波打った手作りのガラス。

    波打った手作りのガラス。

  • さてそろそろ帰ろうと思います<br />入江「雨の中ご苦労さん。早くわしの家のアップ頼むよ」<br />私「2月のお水取りのときですね・・・」

    さてそろそろ帰ろうと思います
    入江「雨の中ご苦労さん。早くわしの家のアップ頼むよ」
    私「2月のお水取りのときですね・・・」

  • 入江「大阪のほうは雨停めておくから。じゃ失敬する」

    入江「大阪のほうは雨停めておくから。じゃ失敬する」

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この旅行記へのコメント (2)

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  • shinさん 2015/08/24 07:48:41
    奈良 入江泰吉。
    いつもありがとうございます。

    わたし奈良は特別な思いがあります、入江さんの写真も見ています。
    昭和の時代ですが、個展にも行き購入した写真集にサインを頂きました。
    bakanekoさんの投稿を機会に再度見てみようかという気になりました。

    京都の寺院における美術芸術の品々は途方も無く素晴らしい気がしますが、
    奈良は一つの品というより、周りの風景一体を含めた雰囲気が好きです。
    感動しながら写すのですが、写真には感動が思ったほど写っていないので、奈良の写真は苦手に思っていました。うまく写らないのです。下手な事はこの際無視してください。

    この投稿写真いいですね、匂いがするというか、鼻を近づけてしまいました。

    bakaneko

    bakanekoさん からの返信 2015/08/24 23:33:09
    RE: 奈良 入江泰吉。
    こんばんわ。ご投稿いただきありがとうございます。奈良は京都と違い朽ち果てる途中にある姿が美しいのかもしれません。唐招提寺の崩れかけた土塀など作られた緑ではなく自然に任していると言う感じはぬぐえません。大雪の室生寺や紅葉の正暦寺など素晴しいと思います。中京にお住まいと思いますが、来年春はぜひ感動の梅林 いなべ農業公園
    http://4travel.jp/travelogue/10872613
    などはいかがでしょうか。大阪から行った甲斐がありましたです。残暑厳しい折、ご自愛ください。

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