2015/07/10 - 2015/07/11
3位(同エリア687件中)
morisukeさん
- morisukeさんTOP
- 旅行記169冊
- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 864,127アクセス
- フォロワー444人
オッサンネコです。
タイの東北部ウドンタニにあるプープラバート歴史公園に1泊2日で行って来ました。
プープラバート歴史公園は雨風によって浸食された多くの奇岩群で有名ですが、
その中には遥か2000年以上前の先史時代の営みが描かれた壁画や、
9-11世紀の仏教の密やかな祭事跡が残されており、
独特の自然景観と歴史文化が織成す複合遺産として、世界遺産登録を目指しています。
交通の便が決して良くないので、まだまだ観光地としての位置付けは低いですが、
タイの人にとっては聖地として捉えられており、その風景を楽しんできました。
今回行った場所はこちら
・プープラバート歴史公園
・ワットプラタート・プラプッタバートブラボック。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回の移動手段は寝台車です。
前日の20:00バンコク発で翌朝着なので、LCCより安く早い時間に着くことができます。
ウドンタニ駅には朝7:10に到着。
本来は5:53到着予定だったので1時間以上の遅れが発生しています。
昨夜発車の時点で既に30分以上遅れていたので、まぁ予想通りの到着時間です。
降りる駅は車掌さんにアピールしておけば、着く前にしっかり教えてくれます。 -
昨夜に撮った2等寝台客車の中。
気になるお値段は下段で739バーツ(3,000円くらい)。
上段は窓がないのと上り下りに苦労するので、料金は少し高いですが下段をお勧めします。
途中の駅からも結構乗車があり、バンコク郊外を抜ける頃にはほぼ満席でした。
週末は当日のチケット入手が厳しいかもです。 -
下段は最初座席になっていますが、車掌さんがすぐにベッドメイキングしてくれます。
通路側には光除けのカーテンも付けてくれるので、お陰様でぐっすり眠ることができました。
隣にいたタイ人と仲良くなり情報の交換をしました。
彼はロードバイクでタイのストーンヘンジと言われるサイトーン国立公園に行くとの事。
画像も見せてもらいましたがこれまた凄い景勝地!!
また新たな旅への意欲が湧いてきました。 -
ウドンタニ駅を少し散策。
ウドンタニならではというモニュメントを発見しました。
世界遺産にも登録されているバンチアン考古学遺跡の土器がお出迎えです。
バンチアン考古学遺跡は相当マニアックな世界遺産だとは聞いていますが、
ここウドンタニからは50km位の距離で、バイクであれば1時間ほどで済むとの事。
いつかは行ってみたいですなぁ。 -
ウドンタニの駅から真っ直ぐ進むと、セントラルプラザと言うデパートがあるんですが、
そのちょうどひとつ前の通りにファランが好きそうなバービア通りがあります。
こういった通りに必ずあるのが、レンタバイクのお店。
お目当てのプープラバート歴史公園は同ウドンタニ県内にあるのですが。
市内からは片道約65kmあるため、レンタバイクが一番手っ取り早いのです。
良さそうなお店をロックオンして1日200バーツで商談成立。
デポジット1,000バーツかかりますが、パスポートの預けは不要なので好印象です。 -
レンタバイクでウドンタニから国道2012号線をひたすらまっすぐ進みます。
畑とか荒野を横目に見ながら、まずは経過地点であるバンプーの街を目指します。
幸せだなぁ。 -
走る事1時間ちょい。バンプーの小さな街並み。
特に何もない、タイのどこにでも見られる田舎町です。
ここバンプーからプープラバート歴史公園まであと10km程度。
行き先は標識があちこちにあるので迷う事はないかと思います。 -
プープラバート歴史公園まであと少し。
ラストスパートは日本の山道にそっくりなクネクネした道を快適に進みます。 -
プープラバート歴史公園に到着です。
料金100バーツをゲートで支払います。
プー(山)、プラバート(仏足跡)。やっぱ意味合いは聖なる山ですね。
到着が9:30だったので、ウドンタニからはバイクで2時間弱かかった計算になります。
土曜日だったからか売店は開いており、トイレなどもすべて完備されています。
受付のお姉さんと話したら、まともに1周すると3から4時間はかかるとか。
山ノボラーのオッサンには望むところでございますよ。 -
公園内を進んで行くと至る所に大小様々な奇岩を見る事ができます。
もっとカラカラの大地を想像していたのですが、常に林の中を歩いていく様な印象です。 -
そして、出ました。巨石がお出迎えです。
周囲にはリンガと思われる結界石が立っているので、
この中心の岩の下で仏教の祭事が行われたものとされています。
当時の人たちの岩を掘る技術も然ることながら、その情熱には感嘆のため息が出てきます。 -
巨石を下から。
わずかな接点で巨石が支えられているので、下に入ると崩れないかヒヤヒヤします。
イメージはキノコというか、テーブルというか。 -
さらに公園内を進んでいくと林の中にまたドーンと巨石が現れます。
Tham Poojaeという名前が付いてますが説明の碑がなく、何を示しているのかは不明でした。 -
写真では伝わり難いですが、バカでかい岩が頭上に迫ってくる光景は正に圧巻です。
岩の下は人工的に彫られた跡であり、隠者が瞑想を行う場所だったと言われています。
実際にここで生活していた跡が残されており、岩の下が集団の居住空間にもなったそうです。
日本にも山籠もりの風習がありますが、まぁオッサンには真似できない事ですね。 -
今回のハイライトに到着です。
Tham Woau 岩の下に牛(動物)の壁画を見る事ができます。
こうやって親切にも壁画のデザインを看板に書き込んでくれています。 -
ちょっと分かり辛いですが、確かに牛の絵が描かれています。
描かれたのは今から2000から3000年前、壁画は水牛ではなく牛(Woau)を表しているので、
当時から牛を飼っていたことが良く分かります。
他の動物は… うーん、ちょっと分かりませんね。残念。 -
続きましてTham Khon 人の壁画ですね。
こちらも親切に看板で図解付きです。
こちらも岩の下に住んでいた先史時代の人が描いたもの。
タイ東北部の雨が少ない気候と、雨風で浸食されない岩の下だったのが幸いに、
3000年も前の壁画が色鮮やかに残っております。 -
イチオシ
「人」の壁画がこれ。
手で触れるほど近くで壁画を見ることが出来ます。(触っちゃダメですよ…)
何を意味しているのかは分かりませんが、その絵からは力強さのようなものを感じます。
こんなに近くで見れるなんて… 感激。 -
公園内をさらに進んでいきます。道はよく整備されていますね。
こんな巨石の間を縫って散策路が設けられています。 -
しばらく登り詰めると、視界がぷわっと広がります。
Pha Sadet のクリフ(崖)
標高はそんなにですが、この公園内で唯一展望が開けるスポットです。 -
ここにも神話の様な言い伝えがありまして、
神様が来る場所として、この崖の下から神秘の光が昇る光景が見られるようなんです。
有名なバラエティ番組のイッテQでも紹介されましたが、
この地方はバンファイ・パナヤーク(龍神の火の玉)という現象が未だに起こる場所であり、
真偽はともかくこういう伝承が育みやすい土地なのかもしれまへん。 -
Chang Khao Nai Pharn 別名、狩猟者の家。
こちらも元々浸食された岩を掘って居住空間にしたもの。
中でコメを食べていた形跡があったので、狩猟者がここで獲物を待ち伏せしたと言われています。 -
Kou Nang U-sa
これもすごいですね。
風化した岩の周囲に結界石が取り囲んでいるので、神聖な場所だったのがよく分かります。 -
イチオシ
Hor Nang U-sa 別名、ウサの塔。
この岩の起源は1000年前、当時の修験者が元々あった奇岩をこれまた自分達の手で掘り続け、
岩の中部に仏教祭事や瞑想をする部屋を作ったそうです。
このウサの塔はプープラバート公園でも最も有名な景観であり、公園の象徴にもなっています。 -
このウサの塔にはUsaの言い伝えがあります。
簡単にまとめると、
昔々、この辺の豪族PhayaにUsaという娘がいました。
Usaが物心つくと、PhayaはUsaを外界から閉ざされた森の塔(こいつ)にUsaを閉じ込めます。
周囲と隔離されたUsaは寂しさの余り自分の思いを笹舟に込めてを川に流します。
笹舟はメコンまで流れ着き、Tao Barosという若者がその笹舟を拾いました。
Tao Barosは早速Usaの救出に向かいます。
焦ったPhayaはTao Barosに首をかけてある勝負を持ちかけます。
日が昇り沈むまでに塔をつくり、完成させた方が勝ち。
この勝負はTao Barosに勝って欲しいUsaが不正を働き、結局Tao Barosが勝利します。
でもUsaには悪い噂が付き纏ってしまい、結局Usaは元の塔に逃げ帰り命を絶ってしまいます。
後を追いかけたTao Baros。でも時はすでに遅し。
Usaが絶命している事を知ると、自分もその命を絶ってしまうという悲しいお話。
あくまでも言い伝えで、実際にそんな事実はないそうですよ。 -
岩の下にはこうやって古い仏像が祀られています。
9から11世紀、ここは仏教徒の祭事場であり、仏教の聖地であったとされています。
タイで仏教が本格的に保護されて行ったのはスコータイ王朝以降なので、
何か密教に近い雰囲気を醸し出しています。 -
公園内を歩いていると20cmくらいのとかげをよく見かけます。
そーっと近づいてお写真を撮らせて頂きました。
中々凛々しい横顔ですな。 -
Wat Louk Khoei
こちらは巨石の下に素焼きの煉瓦を積み上げてお堂にしたもの。
これも良く作ったなーと感心です。
古くはモン族のドバラバティー王国の時代に初めて使用された仏教祭壇であり、
その後ラオスのランサーン王朝に引き継がれていくのですが、
建立時期は9-19世紀と幅広く、詳細はまだわかっていないそうです。 -
お堂の中の仏像。
全体的に朽ち果てている事から諸行無常の響きを感じますね。
お堂の中は獣臭(蝙蝠臭)とカビ臭が激しくて、とてもじゃないけど中に入れませんでした。 -
この丘を越えれば公園のゲートまであと少しです。
12:00に帰ってきたので、都合2時間半は散策していた事になります。
中々良い運動になりましたよ。
売店で水分補給をした後に、次なる目的地に向かいます♪ -
プープラバート国立公園すぐ脇にあるかなり有名な寺院
ワットプラタート・プラプッタバートブラボック。
長い名前ですなぁ。
世界遺産候補の構成要素にも入っていたかと思います。
山のひっそりした中に突如ドーンと現れるので、中々荘厳な景観です。
タイの人にとっては非常に高名な寺院であり、
山深くの立地なのに多くの参拝客が熱心にお参りしておりました。 -
この仏塔は外観がくすんでいますが、ピンク色の基調が非常に目を引きます。
周りの装飾も幾何学を豊富に使った様は、タイには珍しい独特の様式の様な気がします。
いや、これはホントにすごいですよ。 -
中には仏足石があったのですが、信仰心のないオッサンには有難味があまり伝わりません。
入り口には仏像2体。
何故か片っぽは肥満型。片っぽは痩せ型。これ何か意味があるのでしょうか… -
寺院の敷地内にあった仏塔。
白い色と煌びやかな装飾が一際目を引きます。 -
仏塔の隣に立っている、何故か半笑いの鬼神ヤックです。
表情は大分デフォルメされていますね。 -
華やかなお堂があります。
この寺院は山の奥にひっそりとあるので、何かこの旗がネパールの寺院を彷彿させます。
参拝者はこの階段の前で靴を脱いで上がっていくので真似してみましたが、
あまりにも熱過ぎて途中で断念です。
タイの人は裸足で平気で歩いてますが、足の裏が熱さに慣れていくのでしょうか。
不思議です。 -
ここのナーガは少々リアルです。
ナーガは神話上ウミヘビともされていて、ある意味表情は忠実に再現されているのかもです。 -
さてバイクでまたウドンタニまで戻ってきました。
レンタルバイクを返却して、次なる目的地ノンカーイに向かうとします。
ウドンタニはバイタクが少なく、この原付を改造したサムロー(3輪車)がほとんどです。
おそらく米軍駐屯地があった名残から欧米人の逗留が今でも多く、
バイクタクシーでは彼らの身の丈に合わなかったんじゃないかと個人的に思っています。 -
ウドンタニの情報の発信地、セントラルプラザになります。
駅からは歩いて10分もかかりません。
ここだけハイソな雰囲気で、その辺にいるオヤジどもとは明らかに客層が違います(笑)
スタバもあるし大戸屋もある、こんな所でもサバの塩焼きが食えると思うと嬉しくなります。 -
バスターミナルはセントラブプラザから3分ほど歩いたそばにあります。
ここでノンカーイまでのチケットを40バーツで購入。安いっす。
運が良くチケットを買ったと同時にバスの発車時間になりました。
ノーンカイまでは北に1時間ほど。
バイクの移動に疲れたので、しばし車内でお昼寝タイムです。
ノーンカイ編に続きます。
それではまた。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
40