2014/05/06 - 2014/05/10
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ナオさん
五月の新緑の美しい季節に伊豆半島のドライブ旅を計画、GWをはずして出かけました。
車窓に富士山を見てから長泉沼津ICで新東名高速道路を降り、伊豆縦貫道、伊豆中央道、修善寺道路、国道136号線、国道414号線と走り、まず浄蓮の滝へ向かいました。それから「道の駅 天城越え」、旧天城トンネル、天城峠、河津七滝、稲取と訪ねました。
今回はその後の南伊豆の旅をまとめたもので、下田から国道136号線で伊豆半島最南端の石廊崎、奥石廊、野生猿の生息地・波勝崎などを巡った旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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五月の新緑の美しい季節に伊豆半島のドライブ旅を計画、GWをはずして出かけました。
沼津ICから伊豆縦貫道、伊豆中央道、修善寺道路、国道136号線、国道414号線と走り、河津から稲取、下田へとやって来ました。
ここは「道の駅 開国下田みなと」です。道の駅 開国下田みなと 道の駅
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「道の駅 開国下田みなと」には観光案内所などがあり、下田の色々な情報を入手することができます。
また漁港の直売所やJAの直売センター、食事ができる所もあります。道の駅 開国下田みなと 道の駅
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「道の駅 開国下田みなと」を出た私たちは、国道135号線で稲生沢川に架かる新下田橋(人魚橋)を渡ります。
今、伊豆急行の終点、伊豆急下田駅付近を通過中です。
この後、私たちは国道136号線に沿って左に大きくカーブし、その先から下田公園へと向かいます。
車の車窓からは寝姿山ロープウエイ(下田ロープウエイ)が見えています。寝姿山 自然・景勝地
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観光案内の標識を頼りに国道136号線からそれ、了仙寺方面に左折、下田公園にやって来ました。
下田公園は「道の駅 開国下田みなと」からは、下田湾をぐるりと回った対岸にあたるところにあります。
ここには下田公園の石碑と並んで、下田城址(別名 鵜島城址)の大きな石柱も建っています。下田公園となっているこの山には、1588年(天正16年)に北条氏によって築かれた山城がありました。1590年、豊臣秀吉の小田原攻めのおり、この城も攻め滅ばされています。下田公園 公園・植物園
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港を見下ろす丘の上にある下田公園は、桜やツバキも見事だそうですが、特にアジサイが美しく、約15万株も植えられています。
私たちが訪れたのはアジサイには少し早い5月ですが、それでも一部の花は咲き始めていました。 -
見えているのは下田港です。
私たちは下田公園の駐車場に車を止め、「道の駅 開国下田みなと」で入手した下田のガイドマップを手に、歩き出します。下田港 グルメ・レストラン
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下田公園から歩いて、まずやってきたのは、ペリー艦隊来航記念碑の所です。
下田は日本最初の開港地です。江戸時代、日本は長い鎖国の時代が続いていましたが、そんな日本に開国を迫って、ここ下田にペリー艦隊の黒船を差し向けたのがアメリカです。それにより、嘉永7年(1854年)日米和親条約付録下田条約が結ばれ、下田港は即時開港となったのです。
今、ペリー艦隊来航記念碑が建つここが、ペリー艦隊が日本へ初めて上陸した地です。ペリー上陸記念碑 名所・史跡
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これもペリー艦隊来航記念碑です。このペリー提督の胸像は、下田が開国のまちである証なのだそうです。
ペリー上陸記念碑 名所・史跡
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下田では、マンホールも黒船です
ペリーロード 名所・史跡
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ペリー艦隊が下田に上陸、了仙寺まで歩いた約700mの通りはペリーロードと呼ばれていますが、もともとは了仙寺の参道です。
私たちもペリーロードを歩いて、了仙寺へと向かいます。ペリーロード 名所・史跡
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ペリーロードを散策中に見かけた大砲です。「1829年製 30ポンド カロネード」で、江戸時代に使われていたもののようです。
ペリーロード 名所・史跡
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ここはペリーロードにある無料休憩所の「旧澤村邸」です。「旧澤村邸」は大正時代に建てられた古民家だそうですが、なまこ壁が美しいです。
観光交流拠点として無料休憩スペースと蔵を改造したギャラリーを備えています。旧澤村邸 名所・史跡
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イチオシ
ここはペリーロードの一角です。
ペリー艦隊が下田に上陸して了仙寺まで歩いた700mの通りは、「ペリーロード」と呼ばれていますが、とても風情のある通りです。
石造りの蔵と平滑川の風景は、一瞬小樽運河を思い出させます。ペリーロード 名所・史跡
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ここもペリー艦隊が下田に上陸して、了仙寺まで歩いたペリーロードの一角です。
見えている川は平滑川です。柳の並木もきれいです。ペリーロード 名所・史跡
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ここはペリーロードの一角で、寺小路橋の所です。古民家やなまこ壁の家を上手に利用した店が並び、味があって楽しいです。
ペリーロード 名所・史跡
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下田港から了仙寺までのペリーロードです。ここは歴史的な建造物も残り、とても風情のある通りです。
ペリーロードの平滑川添いの柳並木は、やわらかで素敵です。ペリーロード 名所・史跡
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ここがペリーと日本全権が日米和親条約付録下田条約を結んだ国指定史跡の了仙寺です。
了仙寺 寺・神社・教会
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了仙寺の山門で、私をにらんでいる獅子と目が合いました。
了仙寺 寺・神社・教会
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国指定史跡の了仙寺は正式名を法願山了仙寺といい、日蓮宗のお寺で、第2代下田奉行今村伝四郎正長によって寛永12年(1635年)に開基創建されています。開山は身延山久遠寺11世行学院日朝上人です。
ここが了仙寺の本堂です。了仙寺の本堂で、安政元年(1854年)、ペリー米国全権と林大学頭日本全権との間で日米下田条約13ケ条が締結されました。了仙寺 寺・神社・教会
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ここも了仙寺の本堂です。
見えているのは、黒船従軍画家ハイネによる「ペリー提督黒船陸戦隊調練の図」です。了仙寺 寺・神社・教会
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これは了仙寺境内にあるお吉塚です。
お吉は日本最初のアメリカ領事館が開設された下田に置いて、時代の波に翻弄された女性として小説などにも取り上げられています。
お吉の御墓は玉泉寺にあるそうですが、了仙寺には塚があります。変わった形の塚ですが、なんでもアワビ貝の形なのだそうです。了仙寺 寺・神社・教会
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ここは了仙寺の宝物館・黒船美術館です。ここには3000点を超える黒船・開国関係の資料が保管展示されています。
了仙寺の宝物館・黒船美術館の周りに植えられているのはアメリカジャスミンです。了仙寺では境内に約1000本のアメリカジャスミンが植えられており、5月中旬から下旬にかけて香りの花まつりが開かれます。MoBS黒船ミュージアム 美術館・博物館
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私たちも了仙寺の宝物館・黒船美術館に入ります。入館料は大人1人500円です。
入口に見える小さな紫の花がアメリカジャスミンです。
私たちはこの後下田公園まで引き返し、伊豆半島最南端の石廊崎に向かいます。 下田ではまだまだ見たい所もあったのですが、この日の行程は長いので、一番みたい所だけに絞って、先を急ぎます。MoBS黒船ミュージアム 美術館・博物館
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伊豆半島最南端の石廊崎にやって来ました。ここには売店と大きな有料駐車場があり、車はここから先は通行できないことになっており、みんな歩かなければなりません。私たちも、ここから岬の先端へと歩きます。
石廊崎 自然・景勝地
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私たちが訪ねたいのは、伊豆半島最南端の地で、石廊崎の先端に建つ石廊崎灯台と石室神社です。
石廊崎 自然・景勝地
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駐車場のそばに遊覧船乗り場がありました。ここからは伊豆クルーズの船が出ています。
私たちは遊覧船乗り場を上から見て、石廊崎の先端へと歩きます。石廊崎岬めぐり 乗り物
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途中、石廊崎特別地域気象観測所がありました。
石廊崎 自然・景勝地
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石室神社の鳥居の所にやって来ました。
石室神社 寺・神社・教会
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続いて石廊崎灯台の所へやって来ました。ここは北緯34度36分10秒、東経138度50分43秒のところです。
灯台の横は石室神社の参道です。私たちは灯台を覗き見てから、石室神社の参道を進みます。石廊埼灯台 名所・史跡
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イチオシ
石廊崎灯台(旧名称・石室崎灯台)は明治4年(1871年)、イギリス人のブラントによって建設されています。当時の灯台は木造八角形の建物だったそうですが、暴風により大破し、昭和8年に現在の形に改築されたのだそうです。外壁がタイル張りになったのは平成5年だそうです。
灯台の高さは約11・4m、水面から灯火までは約59・5mです。石廊埼灯台 名所・史跡
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景色が開けてきました。石廊崎から見る伊豆半島最南端の海です。
石廊崎 自然・景勝地
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石廊崎の磯で釣りを楽しむ人が見えます。
石廊崎 自然・景勝地
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石室神社にやって来ました。
石室神社 寺・神社・教会
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イチオシ
石室神社は、石廊崎の断崖絶壁の大きな岩の窪みに、はまり込むように建っています。この神社の基礎となって建物を支えているのは千石船の帆柱です。
石室神社 寺・神社・教会
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ここは石室神社の中です。私たちもお参りしていきます。
石室神社 寺・神社・教会
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石室神社には役行者像が奉納されています。
石室神社 寺・神社・教会
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石室神社から望んだ石廊崎の先端で、そこには石室神社の奥ノ院があります。
石廊崎 自然・景勝地
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これが石廊崎先端にある石室神社の奥ノ院です。そして、バックに見えているのが石室神社の本殿です。
石室神社 寺・神社・教会
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見えているのは石廊崎の海と磯です。
石廊崎 自然・景勝地
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石廊崎から海を見ていると、色鮮やかな遊覧船が見えてきました。
石廊崎岬めぐり 乗り物
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伊豆クルーズの遊覧船は、穏やかな5月の海を滑るように走って行きます。
この後、私たちは車の所まで引き返し、石廊崎を後に、国道136号線を走ります。石廊崎岬めぐり 乗り物
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次に私たちが立ち寄ったのは、奥石廊崎のあいあい岬にある南伊豆町ジオパークビジターセンターです。
南伊豆町ジオパークビジターセンター 名所・史跡
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奥石廊崎のあいあい岬にある南伊豆町ジオパークビジターセンターの前からの展望も素敵ですが、少し歩くと見えている小高い所に立てます。
奥石廊崎(あいあい岬) ビーチ
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イチオシ
あいあい岬からの奥石廊崎の海岸線は絵画のようです。
奥石廊崎(あいあい岬) ビーチ
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伊豆半島の南端をぐるりと巡り南伊豆町から松崎町へと続く国道136号線は、南伊豆道路(別名マーガレットライン)とも呼ばれています。
マーガレットラインを走ってきた私たちは、波勝崎の標識を目にし国道136号線から外れ、南伊豆の波勝崎へと入り込みます。
ここには波勝崎苑という野猿の楽園があります。ここでは入園料1人700円を支払い、マイクロバスで下の浜まで下りていくようになっています。波勝崎モンキーベイ 名所・史跡
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波勝崎苑では、この坂をマイクロバスで下った所に野猿の楽園があります。そこでは猿に餌をやることもできます。
が、私たちはここに来る途中でたくさんの猿に出くわしたのと、時間が気になっていたので、波勝崎苑に行くのを省いてしまいました。 -
私たちは行き帰りに、道路上に出てきた野生のサルたちを見かけました。猿たちは全く人も車も恐れる様子はなく、のんびりと過ごしていました。
波勝崎モンキーベイ 名所・史跡
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イチオシ
波勝崎で見かけた野生の猿です。これは赤ちゃんを抱いたお母さん猿です。猿は3月から5月ごろに赤ちゃんを産むそうです。赤ちゃん、かわいいですね!
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この猿を見てください。左手にしっかりと花か木の実を持っています。人の通りですね!この後、持っているものはどうするのでしょうね。気になります。
猿が気にはなりましたが、この日の泊まりが長岡温泉で、時間に追われている私たち。
次は西伊豆の松崎へ向かいます。ここから先は伊豆半島ドライブ旅(西伊豆編)でまた紹介します。
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