2015/05/09 - 2015/05/16
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mika01さん
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王道観光などというと偉そうだけど、私たち二人とも初めて訪れて、次回も(あれば良いけど)定かではない。
超ド級な観光スポットを余すことなく廻りたい!
かつヴェルサイユや美術館めぐりなどお目当てにはじっくり時間をかけたい!
とアンビバレントな願いを両立すべく、練りに練ったプラン。
本当はゆっくりと街歩きもしたかったけど、移動のロスを出来るだけ減らし、これ以上はなかった私たちにとっての「王道」です!
帰国前日のこの日は、まる一日動ける最終日。
前夜にドゥノン翼でビッグスリーを始め、メジャーな作品を堪能し、この日は朝イチで残りのシュリー翼とリシュリュー翼を予定。それからオランジュリーでモネの睡蓮その他。
観光の最後として、オペラ座ー!
そのままラ・ファイエット&プランタンなどで仕上げのお買いものを。
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前夜と同様にルーブルへはバスで向かいます。
この日はキリスト昇天祭という祝日で、道は空いてます。
この旅行中で初めての曇り空で、午後からは雨予報。
そのためこちらに来てから予定を組み替えて、屋内メインの観光にしました。
今ってスマホがあり、ホテルでwifiが利用でき、本当に便利。
ルーブル到着は9時過ぎなので、ほぼ開館と同時。入館もスイスイ。
半地下入口からリシュリュー翼へ。 -
下から上階へ鑑賞しながら登っていきます。
まず、マルリーの中庭。ダイナミックなバロック彫刻が、これまた絶妙な配置で展示されています。 -
リシュリュー翼はナポレオン三世が建造し、実際に住んでいたところ。
フランス式1階にある彼の居室。
豪華絢爛。
このエリアに足を踏み入れた途端「Wow!」と声を上げている団体さんたちあり。
私も声には出さなかったけど、「ひえ〜」と息を飲みました。
だって、ほんの数十年前に贅沢三昧のためギロチン送りになった王族がいたばかりなのに、その記憶も冷めやらぬ間にようこんなにお金(税金)かけたなぁ、、、って。
そういう背景を横に置いといても、非常に洗練された美しい空間です。 -
天井だってこの通り。
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ダイニングだってこの通り。
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あまり人気はないけど(むしろガラガラ)、美術工芸のフロアも素晴らしいです。
これは14世紀の聖母子像。
マリアは右手にマリアのアトリビュートであるユリ(フルール・ド・リス)を持っています。
金メッキのはがれもほとんどなく、大切にされてきたのが分かります。 -
これはマリー・アントワネットのピクニックバスケット!
さり気に展示され、ほとんど誰も気に留めてないけど、ワタクシ一人で大興奮!
あのヴェルサイユの王妃の村里でこれを広げてランチするお姿さえ妄想(笑) -
これもさり気にフェルメールのレースを編む女。
京都市立美術館での、あの並んで時間かけて観た大騒ぎは何だったんでしょう?
こうして再会しても、やっぱり印象は同じです。
小さい、、、細かい、、、そして地味。 -
そこいくと、このルーベンスの連作は迫力あります。
「マリー・ド・メディシスの生涯」
これじゃなかったはずだけど、ルーベンスの絵を前にする時のお約束のセリフをつぶやきます。
「パトラッシュ、僕もう疲れたよ、、、」
冗談はさておき、イタリアのメディチ家からアンリ4世に嫁いできたマリーの生涯を連作で描いていて、特にフランス到着や婚礼の場面などは天使も飛び交って、ゴージャスというかナルシストというか、、、。 -
ルーベンスのこの連作は4年がかり。
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そして個人的に大好きな17世紀オランダの静物画。
17世紀のオランダは植民地があちこちにあり大変リッチだったそうで、王侯貴族だけでなく一般富裕ピープルも絵画を飾って楽しむようになったそう。
それが静物画の発展に繋がったという背景があります。 -
背景が暗い絵が多くて、花や果物やファンシーな持ち物がハイライトされて美しく描かれているにも関わらず、華やぎよりはどこか不穏さを感じさせます。
これはヴァニタス(虚栄)と呼ばれる象徴性の高い絵画だから。
絵全体ではかなさ、虚しさ、虚無感をあわらしていて、各モチーフにも意味があります。
ドクロや懐中時計、地球儀、熟した果実、そして消えゆく音楽を奏でる楽器は、人生や夢の儚さ、時の移ろいやすさの象徴です。
ひいては、どんなにリッチでも死んでしまったらお終い、、、
だから今を楽しみましょうではなくて、お金や物品に執着するのは止めましょうという道徳を潜ませてあります。 -
花の絵にも決まりごとがあり、重なることのない様々な季節の花を同時に描いて、必ずどこかに昆虫が隠されています。
ちょっと不気味…。
これも人の一生が暗示されてて、花の命の短さに引っ掛けてあります。
だから今のうちに遊んでおけじゃなくて、急いで何かを成しなさいってこと。
ルーブルにはひっそりとオランダの静物画が沢山あります。
あまり気に留められてないけど、(私には)眼福なフロアです。 -
シュリー翼にはルノワールなんかも。
ルーブルとオルセーの境目はたしか1848年だったよね(うろ覚えw) -
ラ・トゥールのいかさま師。
ですが、あの一番の傑作の「大工ヨセフ」の感動には到底及びません。
修復中で立ち入れないエリアにあり再会はかないませんでした。
京都で観た時の、ろうそくの灯りでイエスの手のひらの透ける様子は忘れられません。
またいつか、、、。 -
フランソワのプシュケとエロス。
美しい二人の愛のシーンでもって、ルーブル鑑賞を締めくくり。
もっと時間が許せば、古代エジプト美術や古代イラン美術、古代ギリシャ美術も観たかったけど、本当にもう仕方ない、、、。
この日だってこれでもう休憩もはさんで、4時間以上経過してるんですから。 -
表に出てみると、朝よりももっと曇ってて、いまにも降りだしそう。
カルーゼル凱旋門。
あちらのエトワールよりも小さいけど、デザインは洗練されてます。 -
リシュリュー翼を振り返って。
かぶりもののお兄さんがポリスに何やら注意されているようです。
パトカーもトリコロールでお洒落〜。 -
チュイルリー公園からコンコルド広場〜エトワール方向。
ホントに一直線に見通せます。 -
オランジェュリーはハコが小さいせいか、入館に少し並びました。
中もけっこう混雑しています。
圧巻はもちろんモネの睡蓮。
第1室は「朝」「雲」「緑の反映」 -
第2室は「朝」「樹木の投影」「2本の柳」
ここに佇んでいると、「ジヴェルニーも行きたかった!!!」となります。
モネは初めてキャンバスを外に持ち出して、自然な光の下で絵を描いた人。
その発想の転換!まさにパイオニア! -
オランジュリーにもルノワールが何枚も。これはピアノを弾く少女たち。
思えば私が美術館通いを始めた頃は、その取っつきやすさ、分かりやすさ、優美さでルノワールは一番好きな画家でした。 -
マリー・ローランサンの婦人と犬。
ずっと朝からルーブルで17〜19世紀を彷徨っているいたので、20世紀の絵を観ると気分も一緒に現代に戻ってくるようです。 -
同じくローランサンの描くココ・シャネル。
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ユトリロが描くモンマルトル。
このシリーズは何枚か展示されてます。 -
同じく、ノートルダム寺院のファサードを描いたもの。
超大作揃いのルーブルから観てしまったので、その直後のオランジュリーは豪華さには劣りますが、こちらにはエコール・ド・パリの有名作品が揃っていて必見です。
作品数も少ないので、あまりこだわらなければ1時間強くらいで観られます。
外に出たら雨風、、、。
この旅行初めての雨。しかも急に温度が下がって肌寒い。
お天気だったら十分歩ける距離ながら、メトロ8号線を使いコンコルド駅からオペラ駅へ移動。
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