2015/05/18 - 2015/05/18
56位(同エリア764件中)
めておら☆さん
- めておら☆さんTOP
- 旅行記171冊
- クチコミ100件
- Q&A回答1件
- 429,532アクセス
- フォロワー111人
人口わずか20人のその町は「Il paese che muore(死にゆく町)」と呼ばれています。断崖の上の、ただでさえ小さな小さな町なのに、雨や風の浸食によってどんどん崩れて行っているから。
でも、そこにはちゃんと生活があり、生きようとしてる煌めきのようなものがあります。
他では見られない、ここだけの景色、ここだけの町の表情。それを見た時、誰もが「生き続ける町であって欲しい」と望むはずです。
絶景のチヴィタ・ディ・バニョレージョへ、まずは1年ぶりのイタリアでのドライブ、ドキドキのスタートです(汗)
1日目 5/15 東京(成田)→ローマ→ナポリ
2日目 5/16 ナポリ→ポッツォーリ→ナポリ
3日目 5/17 ナポリ
★4日目 5/18 ナポリ→フィウミチーノ空港(レンタカー借出)→チヴィタ・ディ・バニョレージョ→オルヴィエート
5日目 5/19 オルヴィエート→ピティリアーノ→ソヴァーナ→ソラーノ→トッレ・アルフィーナ→オルヴィエート
6日目 5/20 オルヴィエート→ボマルツォ→オスティア・アンティーカ→フィウミチーノ空港(レンタカー返却)→ローマ
7日目 5/21 ローマ
8日目 5/22 ローマ
9日目 5/23 ローマ→東京(成田)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
4日目 5/18(月)
4:00起床。昨夜はナポリを去る寂しさか、まだ見ぬ街へ行く興奮か、何度も目が覚めてぐっすり眠れなかった・・・。でもぐずぐずしていられないので、身支度をして5:00にはフロントへ行きチェックアウト、ナポリ中央駅へ向かいます。まだ暗いし、人っ子一人いなかったのでちょっと怖かったけど、そそくさ歩いて駅に到着。 -
日中とは打って変わって静かな駅。今日はナポリを後にし、まずはローマ・テルミニ駅まで向かいます。
-
列車の時間まで朝食でもとって時間をつぶそうと思い、駅中のBarの扉を開けようとしたら閉まってた。中で店員が「6時から!」というジェスチャーをする。その時間じゃもう列車乗らなきゃいけないもん(泣)
あ、ほらほら、また一人獲物が罠にかかりました。ドアひっぱっても開かないよ。で、また店員が指で”6時”ってやってる(笑) -
朝食は諦め、ぼけら〜っとすることに。座ったベンチの目の前に”イタロ(italo)”のオフィス。民間の鉄道会社ヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリ(略NTV)が運行する高速列車で、ナポリ・ローマ・フィレンツェ・ミラノといった主要都市間を最高時速360kmで結びます。最新鋭の技術を搭載した列車で、深紅の車体がトレードマーク。私はまだ乗ったことがないのですが、乗りたくて興味深々。
-
お気に入りの”NIYO&CO.”ここのコスメ、すっごく安いんだけど優秀なんです。発色が良くて。欲しかったんだけどお店閉まってた。あ〜昨日買っておけばよかった(T_T)
-
5:30を過ぎるとだんだん空が明るくなってきました。出発前に、ナポリに最後の挨拶。また来るからね〜(泣)
あのKIMBOマークもまたしばらく見られないんだなぁって思うとすごく悲しくなります・・・ -
ホームに戻ると、私が乗るミラノ行の列車が入って来ました。
-
わーい、大好きなフレッチャ・ロッサ(Freccia Rossa)!”赤い矢”という名前の通り、洗練されたフォルムと赤を基調としたスタイリッシュなデザインが特徴です。カッコイイ☆
-
6:10 赤い矢に乗って出発!ローマ・テルミニ駅を目指します。テルミニからはレオナルド・エクスプレスに乗換えてフィウミチーノ空港まで行きます。
乗車券は事前にTrenitaliaのHPで予約していました(http://www.trenitalia.com/)
ナポリ中央駅〜ローマ・テルミニ駅 19ユーロ
ローマ・テルミニ駅〜フィウミチーノ空港 14ユーロ
計33ユーロ -
7:20 テルミニ駅到着。乗継時間が15分しかなかったので、急ぎ目でレオナルド・エクスプレスが出発する24番ホームへ。
-
7:35 レオナルド・エクスプレス出発。4時起きはさすがに眠い(*_*)うとうとしてたらあっと言う間にフィウミチーノ空港に到着しました。
-
フィウミチーノ空港に来た理由は、ここでレンタカーを借りて次の目的地に移動する為。改札を出たらすぐこの表示があるので、矢印の通りに進みます。
-
ほどなく、今度はこんな表示が。中央の車とカギのマークがレンタカーオフィスを指しています。
-
これこれ、このマーク。これを辿っていくと・・・
-
ありました、各レンタカーオフィスがある棟を指しています。
-
HertzやAVISなどの大手は料金が高いので、私は格安な”auto europa(Sicily by Carのグループ会社)”を利用。インターネットで事前に予約していました。昨年もシチリア旅行の際レンタカーを借りたのですが、その時にレンタカー利用の際の準備についてまとめたのがこちら
↓↓↓
http://4travel.jp/travelogue/10809088
昨年はrentalcars.comというサイトが一番安かったのですが、今年はauto europaの方が安かったので、こちらに決定。 -
auto europaのオフィスです。番号札を取って待ちます。といってもこの時は先客が2人しかいなかったので、すぐ私の番がきました。
予約番号を告げ、日本での免許証と国際免許証、パスポート、決済するカードを提出します。書類の数か所にサインをしたら契約書控えを渡され、数分で手続終了。「車輛はCの駐車場にあるので、そこへ移動してください」と言われ、オフィスを後にします。 -
オフィスを出たらCの文字を頼りに進みます。ちょっと記憶が曖昧ですが、確かオフィスは3階で、車輛が置いてある駐車場は5階なので、エレベーターで移動したと思います。
-
C駐車場の入口です。
-
ここで、オフィスで渡された契約書を見せると鍵を渡されますが、車輛をピックアップしたら、一旦ここに戻ってくるよう言われます。さて、いよいよ旅のお供とご対面・・・
-
やったぁ〜、FIAT500!昨年もこれに乗りたかったんだけど、料金の安いVW UPにしたので、やっと念願がかないました。嬉しい〜〜♪欲を言えば赤に乗りたかったけど、贅沢は禁物。
ちなみにオートマチック車で3日間レンタル、フルカバーの保険を入れて料金は合計で171.61ユーロでした。
※保険は通常のものに”Car Protection Plus”と”PAI Plus”の2つの保険を付加しました。これにより盗難や火災の他、ガラス・タイヤ・屋根・シャーシ下部などの損傷にも補償が付加されます。 -
別の場所で撮った写真ですが、ちょっと車の詳細を。
-
後ろ姿、めちゃ可愛いです☆
-
-
うんうん、小回りがききそうなサイズで、細い道が多いイタリアでは持ってこいだね。
-
運転席はこんな感じ。
-
もぉ、このFIATの文字見ただけでテンション上がります↑
-
ちょっと厄介だったのはこのミッション。通常駐車する時はPに入れるはずなのに、そのマークが無い!じゃどうやって停めとくんだろって、最初は焦りました。とりあえずNに入れてハンドブレーキを引いておいたんだけど、駐車してる時にPに入れてるつもりで誤ってハンドブレーキ下したら、つつつーっと前に進み”コツン”とフェンスにぶつかりました(汗) 幸いキズはつかなかったけど。
後で人に聞いたら、この車種はやはり駐車する時はNに入れてハンドブレーキ引くしかないんだそうな。知らなかった・・・ -
ナビをセットするシガーソケットもちゃんと付いててひと安心。
-
後部シートも思ったより狭くなかった。
-
私のスーツケースは中型で、後部シート倒して入れなきゃいけないのかなと心配していたのですが、なんのなんの、余裕でトランクに収まってくれました。優秀、優秀♪
・・・が、ただ一つ難点が。 -
なんとサンルーフだったんですよ、この車。しかもはめ殺しで開閉不可、おまけに陽射しが強いときの覆いも無いから常に頭は陽に照らされ暑いのなんのって。レンタカー借りてた3日間は30度近くあったので、頭皮焼けました。鏡で見たら分け目だけ真っ黒になってた、最悪(-_-#)
-
とはいえ、やっぱり可愛い旅のお供、チンクェチェントくん♪
9:00 最初の目的地、エトルリア人によって作られた天空の村、”チヴィタ・ディ・バニョレージョ(Civita di Bagnoregio)”へ向けて出発〜! -
そうそう、もう一人の大事なお供、Garminくんもね。よろしく頼んだぞ。変なとこ連れてくなよ(^^;)
-
そうそう、朝食食べてなくてお腹すいてたんだ。途中サービスエリアに立ち寄る。ゆっくりコーヒー飲みながらクロワッサンでも食べたかったけど、時間もったいないのでタラッリと水だけ買って車に戻る。タラッリつまみながら運転再開です。
-
フィウミチーノ空港からチヴィタ・ディ・バニョレージョまでは約1時間50分の道のり。グランデ・ラッコルド・アヌラーレ(Grande Raccordo Anurale)というローマを取り囲む環状線からA1、通称アウトストラーダ・デル・ソーレ(Autostrada del Sole/太陽の高速道路)というミラノとナポリを結ぶ道路をひた走ります。
暑いくらいの天気で、真っ青な空がまぶしい! -
高速を降りるとだんだん緑が多くなってきます。近づいてるな感。
-
恐ろしいのは、こんな片側1車線の山道も、みんな平気で90キロくらい出してる事。トロトロ走ってると煽られますからね、私もそれなりに頑張るけど、でもやっぱりイタリア人の運転テクニックには勝てないわ。
そしてGarminくんは「間もなく目的地周辺に到着します」と告げるのですが・・・ -
え〜っ、チヴィタのすぐそばの駐車場に続く道が、工事中で通行止め!
-
でもそのすぐ脇に広い駐車場があったので、仕方なくそこに停めることに。
-
イタリアの有料駐車場には必ずこんな看板が立っていて、課金される時間帯と料金が記載されています。
-
この場合だと、まず上の十字架は休日を、ハンマーがクロスしてるマークは平日を表すので、休日平日問わず課金対称であることを表しています。
赤で8:00-20:00と書いているのはもちろん課金される時間帯。てことは、これ以外の時間は無料ってことです。TARIFFA ORARIAは時間料金で、最初の1時間2ユーロ、その後は1時間1ユーロの意味。TARIFFA GIORNALIERAは終日料金で6ユーロ、PAGAMENTO MINIMOは最低料金が2ユーロなので、例え30分だとしても2ユーロかかりますよ、という意味です。 -
看板のそばにはこんな券売機があるので、駐車予定時間に合わせてコインを投入すると、チケットが出て来ます。この時は11:00過ぎだったので、お昼を食べて14:00くらいになると想定し、3時間分4ユーロを投入しました。
出て来たチケットは車のダッシュボードの上の外から見える位置に置いておきます。監視の人がそれを見て、時間が過ぎているとペナルティになるようです。ちなみに、券売機が無い場合もあるので、その時は近くのタバコやさんなどに行き、駐車料金を払うのが一般的です。 -
さて、この駐車場からチヴィタまではけっこう歩かなければなりません。それがイヤだからレンタカー借りてすぐ近くの駐車場に停められるように計画したのに・・・(-_-;)ま、旅なんてそんなもんですね。パーフェクトに予定通り行くことなんて、まずありません。問題はそんな時に柔軟に動けるかどうかですね。
さ、柔軟に歩きましょう。ファイト! -
イチオシ
息切れしてきてましたが、目の前にこの景色が見えた時はもうそんなの気にならないくらい高揚しました。何年も前から来てみたかった場所がもうすぐそこです!
-
まずは町の入口に到着♪
-
ここで入場料1.50ユーロを払います。人口が減り、今では20人ほどしか住んでおらず、「Il paese che muore(死にゆく町)」と称されるチヴィタ。きっと、ささやかだけどこのお金が町を維持させる源になるのかな、と思うと全然惜しくありません。
-
さ、ここからが大変!あの坂道を上っていかなければなりません。がんばれ〜、ヒップアップだよぉ〜、と自分に言い聞かせ再び歩き始めます。
チヴィタ ディ バニョレージョ 散歩・街歩き
-
町へ続くたった1本の細く長い橋。この橋の下が・・・
-
実は私が停めようと思っていた駐車場なんです。確かここなら無料だったはず・・・。
-
あれ、でも工事中の看板無視して停めちゃってる人居ますね。イタリア人ってこういうのフツーにやっちゃうからな(笑)
-
橋を歩きながらふと脇を見ると、こんな広大な景色。緑が美しく、これだけでも心が洗われるようです。
-
半分くらい来たかな。でもここからがクライマックス、さらに坂がキツくなります。ぜーぜー言いながら上る。最近めっきり体力落ちたよなぁ・・・(汗)
-
でも、目の前には地元の人らしいオバちゃんが、重そうな袋下げて歩いてる。そうか、ここに住む人達が毎日がこれなんだな。今日だけのことなのに、大変って言ってられないね。
-
もうすぐそこです!あの門が町の入口。
-
着きました〜!サンタ・マリア門(Porta Santa Maria)です。聖母マリアを奉った小さな教会に隣接していることからこの名が付いているそうです。
-
アーチの上部には3つの彫像が施されています。左側は人間の頭を手に持ったライオン。
-
ん〜、右側は何かわからなくなっちゃってるな。
-
真ん中は上が鷹のように見えるし、その下には、これもライオン見たいな顔に見えますね。
-
さて、門をくぐりましたよ。この先に何があるのかワクワクします♪
と言っても、チヴィタ・ディ・バニョレージョは端から端まで歩いても10分ほどの小さな小さな町。著名な観光ポイントがあるわけでもないんです。だけど、私はそんな小さな町にしかない美しさを探しに来ました。いや、私だけじゃなく、ここを訪れる人はみんなそう思ってやって来るんでしょうね。 -
ほ〜ら、早速こんな愛らしい風景。ここは門を入ってすぐのお土産物やさんです。
-
さらに歩を進めると、すぐにこの広場に出ます。鐘楼付きのピンクの建物は町のドゥオモ、”サン・ドナート教会(Chiesa di San Donato)”です。
-
小さくてとても可愛らしい教会。
-
早速中に入ってみます。
-
小さいながらもちゃんと身廊と側廊があります。入った瞬間に人をほっとさせる雰囲気を持っています。
-
主祭壇。薄暗くて重厚な雰囲気のする祭壇が多いですが、ここは背後の窓から差し込む明るい陽射しが心を和ませます。
-
主祭壇上部の天井には花のようなフレスコ画。歴史を感じさせます。
-
左側廊。
-
左側廊の聖母子の絵。これもとても古そうですね。
-
左側廊の祭壇の下にはこの教会の守護聖人、サンタ・ヴィットリアの聖遺物が保管されています。
-
右側廊。美しい絵画が何点か飾ってありました。
こちらの側廊にも光を取り入れる窓がいくつかあり、とても明るい雰囲気。この教会がアットホームな感じがするのは、そのお陰でしょうか。 -
教会を出て、町をじっくり散策してみます。それにしても今日も暑い!山の上だから涼しいかなぁと思ったけど、やっぱり異常気象みたいです。
-
ふと入り込んだ路地の先に、こんな素晴らしい景色が広がる。
-
-
あ、ネコ!しかも奥にもう1匹!
行き交う人々を物ともせず、寝そべったり、ぼけら〜っとしてたり。のん気でカワイイ。 -
イチオシ
この一画、町の中で一番くらい気に入った場所です。
-
イチオシ
ステキ〜☆
-
イチオシ
何枚も撮っちゃった、ステキ過ぎて。
-
あ、またネコ!イタリアって犬もそうだけど、人間近寄っても全然おかまいなしですよね。すっごい近くまで行っても死んだように寝てたり・・・人間も大らかだけど、動物も大らかでヨシ。
-
イタリアでは黒ネコが前を横切ると不吉だ、と言います。お願いだから、歩かないでそのまま寝ててくれ。
-
このジャスミンの花があちこちに咲いていて、とってもいい香りなんですよ〜。
-
道の向こうに覗くのはカランキ(calanchi)と呼ばれる凝灰岩の渓谷です。長い年月をかけて雨風に浸食された跡だとか。
-
歩いていたらこんな看板を発見。古いオリーブオイルの搾油場跡のようです。Belvedere(展望台)もあるようだし、中に入ってみました。入場料1ユーロ。
-
うわぁ〜、なんかわかんないけど、農機具いっぱい!
-
でっかいカマ!
-
これはロバなどに着けた荷鞍のようです。
-
ワインの鋳造も行っていたんでしょうか。樽がありますね。
-
あ、やっぱりそうだ。これ、ワインの圧搾機です。
-
おっ、下に降りる階段だ、面白そ♪
-
丸い樽状のものはオリーブの搾油機、上の棒はオリーブの挽き臼に使ったものらしいです。
-
-
え、寝てたの? ここで?!
-
この壺はオリーブオイル入れてたのかな?後ろのぐるぐるがちょっとわかりません。
-
古代ローマ時代の井戸。
-
Belvedereからの眺め。これも素晴らしかったです。緑の中に白く浮き上がる凝灰岩の渓谷。人間が意図して造りあげられるものじゃないですからね。長〜い長〜い年月をかけて自然が生み出したもの、そこに美しさがあります。
-
ん、鍋?
-
え、食べてたの? ここで?!
-
またもや下に降りる階段!うひょひょ〜♪
-
おいおい、赤いライトなんかつけて、ずいぶん物々しいムードじゃない?
なんかとてつもないもの隠してんだろぉ?? -
樽でした(-_-;)
-
ワインの樽でした・・・見たよ、さっきも(-_-#)
-
オリーブの搾油場、なんだかんだいって面白かった!1ユーロで充実してました。
さて、また町歩きを続けます。 -
開けたところに出て、下を見下ろすと町につづく橋が。わぁ〜、やっぱり結構高いとこまで上るんですね。そりゃ息も上がるわ。
-
イチオシ
ここもとても気に入った一画です。このツタの絡ませ方とか、花の飾り方とか、イタリア人ってホントに趣味がいい!しかも感心するのは、窓辺とか、外から見える場所にすごく気を使って花を飾ってるでしょ。あれって自分たちが見て楽しむんじゃなくて、明らかに通る人の目を楽しませる為なんですよね。そこがスゴイ。日本は縁側の庭とか、室内の生け花とか、自分たちが楽しむ為のものだけどね。
-
それにしても、ホントにどこを切り取ってもステキな町です。
-
キレイ〜☆
-
そしてまたネコ。どんなに頼んでも、決してカメラ目線くれないイケズな方々。
-
-
ドゥオモ広場まで戻ってきて鐘楼の脇に行ってみると、こんなアーチが。くぐり抜けると・・・
-
なんだか雰囲気の良い広場ですよ。
-
ピアッツァ・デル・ヴェスコヴァド、ヴェスコヴァド広場っていうんだ。何から名前ついてるんだろ?
-
なんでもいいけど、すごくいい雰囲気です。
-
イチオシ
オシャレだなぁ〜!
-
気が付くともうすぐ13:00、夢中で写真撮ってたので時を忘れてました。お腹がすいたので、さっき行ったオリーブ搾油場のおぢちゃんに紹介してもらったレストランに来てみました。”ラ・カンティーナ・ディ・アリアンナ(La Cantina di Arianna)”。ドゥオモ広場の近くにあります。
-
ちょうど混む前のタイミングで、すぐ席に案内してもらいました。
-
奥では炉で肉を焼いてます。この辺りはトスカーナも近いので、トスカーナのブランド牛”キアニーナ牛”の料理を出しています。美味しそう♪
でも、今夜はお肉を食べようとたくらんでいたので、ここではパス。でもキアニーナは味わいたいので、キアニーナ牛とトリュフのパスタを注文。それと前菜には、美味しいと評判のチヴィタ産オリーブオイルを使ったブルスケッタを。 -
待っている間、店内をぐるりと見回す。壁に昔の町の写真が飾ってありました。
-
あ、橋はレンガだったんですね。サンタ・マリア門は今と同じだ!でも、なんだかかつての方が岩がゴツゴツしてた感じがするけど・・・。
そう、今もなお雨や風の浸食によって町はどんどん崩れて行っているそうです。人口の問題だけでなく、そのせいもあって”死にゆく町”と言われているとか。こんな美しい町だもん、なんとか残していって欲しいなぁと心から願います。 -
そうしてる間にやってきました、ブルスケッタ!色々種類がありましたが、私はカルチョーフィ(calciofi/アーティチョーク)のものにしました。大好きなんですよね〜このオイル漬け。
これ、絶品でしたよ。ほんっとに上質なオリーブオイル。カルチョーフィの香りもさることながら、オリーブオイルの香りもたまらなくよくって。さらにカリッカリに仕上げたパンに油が染み込んで、味・香り・食感で楽しめる一品でした。 -
そしてこれがキアニーナ牛とトリュフのパスタ。パスタは卵の香りがたまらないフェットチーネです。すっごくモチモチ!トリュフの香りは思ったよりしなかったのがちょっと残念なのですが、キアニーナ牛のコクとチーズの香りも相まって、美味しかったです。
ブルスケッタとパスタ、水で15ユーロ、けっこうボリュームもあったので、安かったです。 -
お腹もいっぱいになったので、もう少し歩きます。でも駐車場の時間もあるので、気を付けなきゃ!
-
ここでこの景色を眺めながら、来てホントによかったなぁ〜ってしみじみ思ったんです。テーマパークも、カラオケボックスも、ファッションビルも、無くたってこの景色で生きてけるよなぁ〜と。
-
もう黙ってただただ美しい街並みを眺めて歩きます。
-
-
-
そしてまたネコ。私、ほんとは犬派なんですけど、ネコ好きになったかも。
-
-
すごくザックリした聖母子、でも温かみがあります。
-
-
Via Madonna della Maesta' 荘厳の聖母通り。行ってみたけど、何もなかったんだよなぁ・・・
-
さぁ、サンタ・マリア門が見えて来ました。そろそろチヴィタともお別れです。
-
ほんっとに美しく可愛らしい町でした。こんなステキな町を”死にゆく町”なんて呼びたくないな。不滅の町でいて欲しいです。
-
門をくぐり抜けます。
-
もう一度振り返って町にあいさつを。楽しい時間と思い出をありがとう!
-
行きは上りで大変しんどかったけど、帰りは楽々降りて来ました。あっと言うまに遠くなる町。町の中も美しいけど、遠景もとても美しいです。
-
駐車場に戻る途中にこんな祠が。
-
駐車場へ戻る坂道を上る途中に、”Caffe' Belvedere”と書いた看板を見つけました。来た時は気付かなかったけど、階段があって、どうやら上への近道!しかも、私が立ち寄りたいと思っていたCaffe'なのです!
階段を上った先はこんな公園になってました。奥の建物がCaffe' Belvedereとお土産物やさんになっています。 -
イチオシ
実は、ここはチヴィタの絶景ポイントなんです。だからCaffe'が”Belvedere(展望台)”と名前がついてるんです。Caffe'のお客さんだけが入れる場所だと思ったら、そうじゃなくても入れたんですね。
それにしてもホントに絶景!ここからチヴィタの朝焼けや夕焼け、また夜景なんか見たらきっと素晴らしいだろうなぁ・・・ -
イチオシ
この絶景を目に焼き付けます。
-
公園の隅にこんな入口が。あ、聖ボナヴェントゥーラの洞窟(Grotta di San Buonaventura)”だ!町の中にあるのかと思って探したけど、見つからなかったんです。こんなとこにあったとは。
ボナヴェントゥーラは13世紀の神学者でフランシスコ会の総長。伝説ではこの洞窟でアッシジの聖フランチェスコと会い、不治の病を治してもらったといいます。どんな洞窟かとここから階段を降りて行ってみたのですが、柵があり施錠してあったので、チヴィタのHPからお借りした画像を・・・ -
これが聖ボナヴェントゥーラの洞窟です。見たかったな。
さて、駐車場の超過料金を取られてもつまんないので、そろそろ戻ります。 -
14:00 チンクェチェントくんに乗りこみ、チヴィタを後にします。今まで見たどこの町とも違う、また素晴らしい町でした。
さて、次の目的地、オルヴィエート(Orvieto)に向けて出発です!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- tamaemonさん 2015/06/18 00:43:56
- チンクエチェントでチヴィタ!
- めておら☆さん、もう一度ゆっくり見に来ました!
シチリアで我が家の愛車になってくれたチンクエチェント君と同じ色です。
最近は、日本でも良く見かけるようになりました。昨日は水色!ドラえもん色が!可愛いですよね。
チヴィタ、いつか無くなってしまうんでしょうか?
日本だったら、すぐに囲って支えるか、危険地域として、進入禁止になりそうですが、さすがイタリア、観光地になっちゃうんですよね。
1ユーロの博物館?中々良かったですね。昔は質素な生活してたんですね。
また、続きも拝見しますね。
tamaemon
- めておら☆さん からの返信 2015/06/18 13:40:42
- RE: チンクエチェントでチヴィタ!
- tamaemonさん、こんにちは!
お忙しいところ、コメントありがとうございます(^^)
そうなの!チンクェチェント、見た瞬間にtamaemonさんを
思い出したんだ。覚えてますよ、シチリアでこの色でした
もんね!
思ったより全然乗り心地よくて、小回りはきくし、最高
でした。なにより可愛いもんね〜♪
> 昨日は水色!ドラえもん色が!可愛いですよね。
え〜、その色は見たことない!ほんとだ、ドラちゃん色だね。
あ〜またドラちゃんが旅先でジャンプしてるの見たいなぁ。
> 日本だったら、すぐに囲って支えるか、危険地域として、
> 進入禁止になりそうですが、さすがイタリア、観光地に
> なっちゃうんですよね。
まったく仰るとおり!日本は何事にも神経質すぎるところ
がありますからね。ま、危機管理っていう面では素晴らしい
ことなのかもしれないけど。
その点、イタリアの大らかさ(=たまにテキトーとも言う)
と言ったら(笑)そこが魅力でもありますね☆
旅行記、またぼちぼちUPしていきますので、また
お時間あるときにでも覗いてみてくださいね。
ではでは〜
めておら☆
-
- spumamiさん 2015/06/07 20:58:13
- いいなぁ〜。
- こんばんは〜。
「チヴィタ・ディ・バニョレージョは是非訪れてみて。」って
写真をもらった事があります。その時は「行きたい!!」って思ってたけど、
映画やCMで日本でも人気になって、日本人が観光バスで乗りつけ
入場料を取るようになって・・・町の変わりようを遠目でみてたら
すっかり行く気を失ってしまいました。
でも、こうやって探索ぶりをみてると行きたくなっちゃいました。
日本人いなさそうだし、観光客も少なそう
工事中のおかげで観光バスが敬遠して観光客が少なかったのかも?!
運よくいい時期に訪れる事が出来たんじゃないかしら???
いいなぁ〜。いいなぁ〜。って、言いながら楽しませてもらいました。
次はオルヴィエートか〜これまた楽しみです♪^^
spumami
- めておら☆さん からの返信 2015/06/07 21:29:54
- RE: いいなぁ〜。
- spumamiさん、こんばんは〜!
そうですね、チヴィタはテレビでも紹介したりしてたしね。
私も日本人わっさーと居るのかな、と思ったら全然いません
でしたよ。観光客も多いっちゃ多いけど、どこもかしこも、
って感じでもなかったし。ま、これからバカンスシーズンで
どんどん増えてくのかもしれないけど。
でもね〜、チヴィタもほんと見ておいたらいいかと思います。
街歩きだけでこんなに楽しめるなんて、って感じでだった。
中部もいい町たくさんあるもんね。spumamiさんもテルニ
とか行ってましたよね〜。また読み返してみようかな♪
では、今回も読んでいただいてありがとう!
またですぅ〜
めておら☆
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
142