ポルトガルをさくっと6日間でまわってきました。⑪リスボン その2

2015/04/29 - 2015/05/04

いよいよ最終日です。
さあ今日も朝から深夜までリスボンを堪能します。

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルで朝食を済ませ、地下鉄でRETAURADORES駅で下車。
レスタウラドレス広場へ出ました。

数分歩くとグロリアのケーブルカーに出ました。
リスボン市内にはこのようなケーブルカーが昨日乗った「ビカのケーブルカー」を含め3ケ所残っていますが、昔は庶民の足。今は観光用のようです。
朝早く、まだケーブルカーは動いていません。

ケーブルカー その他の交通機関

歩いて旧市街を登ることにしました。

ケーブルカー その他の交通機関

ここもかなり急です。

ケーブルカー その他の交通機関

ケーブルカーはまだ動いていませんが、発車準備中なのか車内灯がついています。
それにしても落書きが残念です。

ケーブルカー その他の交通機関

2台、仲良く並んで発車を待ってます。
ヘッドライトも点灯中です。

ケーブルカー その他の交通機関

急坂に合わせて建物も床がこんな傾斜になってます。
建物の中はどうなっているのか興味があります。

ケーブルカー その他の交通機関

かなり急坂ですが歩いて登ります。

ケーブルカー その他の交通機関

ケーブルカー その他の交通機関

ケーブルカーの終点まで歩いて登ります。
しかし急坂です。

ケーブルカー その他の交通機関

上から見下ろすとこんな感じ。
観光客が出てきました。

ケーブルカー その他の交通機関

ケーブルカーを登った所から近いサン・ロケ教会へ。
9時のオープンまでまだ時間があるので、周辺を散策してました。

サン ロケ教会 寺院・教会

教会前広場。
廃線になったトラムの線路の跡がありました。

1584年、日本の天正遣欧少年使節団が1ケ月滞在した教会です。
是非訪れたかったイエズス会の教会です。
９時になりました。
入ります。

サン ロケ教会 寺院・教会

16世紀末に建てられたバロック様式の派手な教会です。
日本の天正遣欧少年使節団はこの教会も見て、さぞかしカルチャーショックだったことでしょう。
でも彼らがここに滞在したのは1584年。この教会が金を惜しげもなく使用された今の状況になったのは1740年以降なので、だいぶ当時とは違いますね。

サン ロケ教会 寺院・教会

サン ロケ教会 寺院・教会

サン ロケ教会 寺院・教会

天井は木製です。

サン ロケ教会 寺院・教会

サン ロケ教会 寺院・教会

サン ロケ教会 寺院・教会

サン ロケ教会 寺院・教会

サン ロケ教会 寺院・教会

サンジョアンバプティスタ礼拝堂です。
瑠璃、めのう、モザイクで飾られた見事なチャペルです。

サン ロケ教会 寺院・教会

サン ロケ教会 寺院・教会

サン ロケ教会 寺院・教会

サン ロケ教会を出ました。
雨が降ってます。
旧市街を少し歩こうかと思ってましたが中止！
バスで移動することにします。

サン ロケ教会から少し坂を下ったらバス停がありました。

指のマークが今いるところのようです。
3つ乗ればCAIS SODREです。
このバスに乗ることにしました。

約5分でバスがきました。
もちろんリスボンカードで乗車OK.

CAIS SODREからトラムでジェロニモス修道院を目指します。

ギュウギュウのトラム数十分、ジェロニモス修道院に着きましした。
雨がかなり降ってます。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

何かやってます。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

馬に乗った警察官が歩行者や車を整理してます。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

兵隊さん、勢ぞろい！

ジェロニモス修道院 寺院・教会

雨の中、音楽隊の演奏に合わせ行進！

ジェロニモス修道院 寺院・教会

10時オープンで10時ピッタリに到着。
チケット購入の為の列は数百人の長蛇の列です。
既にチケットを入手済みだったので全く待たずに入場できました。
昨日ベレンの塔で共通券をリスボンカードで入手しておいて良かったです。
事前のネット情報が役立ちました。

ここは南門、1584年に天正少年使節団を出迎えた門です。
我々の入場は西門から。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

エンリケ航海王子の像です。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

上を向いてカメラを構えると雨が、、、

ジェロニモス修道院 寺院・教会

聖母マリアです。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

外のチケット購入の行列は凄いですが、中はオープンしたばかりでガラガラです。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

エンリケ航海王子や、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓の偉業を記念し、1502年、マヌエル１世の命で着工されました。マヌエル様式という建築技法です。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

莫大な建築資金は、バスコ・ダ・ガマが持ち帰った香辛料の売却による莫大な利益によって賄われ、胡椒御殿とも呼ばれています。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

マヌエル様式とはポルトガルの財力を背景に独自に発展した建築様式で、ロープ・珊瑚・天球儀など海洋にまつわるものや、異国の動植物をモチーフにした浮き彫りが特徴的です。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

結局完成まで300年かかったようです。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

上階に上がります。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

雨がひどくてこれより前に出て撮影できません。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

中庭を囲む55m四方の回廊です。
晴れてればなぁ〜〜

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ロープ・珊瑚・天球儀など海洋にまつわるものや、異国の動植物をモチーフにした浮き彫りが特徴的です。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

晴れていれば見事な景色なんでしょう。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院内のサンタ・マリア教会へ。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ヤシの木をモチーフにしている支柱です。
開放感があります。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ごミサ中でした。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

マヌエル1世は自身とその子孫の廟をここに集めたかったようで、王家歴代の墓がメインの祭壇にあります。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

解放感があり、美しくもあります。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

聖堂に入って右側の棺は、詩人カモンイスの墓です。
高校の世界史で習いました。「ここに地終わり、海始まる」の人です。
ポルトガルは、後ろは大国スペイン、目の前は巨大な大西洋。
経済を豊かにする為には海を越えるしかなかったことを象徴する詩ですね。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

棺の中央には筆と竪琴のレリーフが刻まれていました。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

婚礼のシーンを描くステンドグラスです。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

マリア様は優しい顔です。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

聖堂を入って左側の棺はヴァスコ・ダ・ガマの棺です。
小学校の社会で習う歴史上の有名人ですね。
彼のインド航路発見がなければポルトガルの大航海時代は訪れなかったでしょう。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院 寺院・教会

棺の中心にはカラベル船が描かれています。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ごミサも終盤。福音が終わり、ご聖体拝領へ。
ごミサにあずかっている人は広い聖堂内でたった数十人。
しかし、外側で遠目に見守る観光客は数百人。
でも観光客の中には祭壇に向かって目を閉じて祈っている方々も多いです。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院をあとにしてトラムで移動です。
15番か18番に乗ります。

CAIS DA ROCHAでトラムを下車。
車内のトラム路線図に、駅ごとに最寄りの観光施設が書いてあり、旅行者には親切です。

国立古美術館へ向かいます。
トラムの駅からは階段を登ってすぐです。

国立古美術館 博物館・美術館・ギャラリー

入場はリスボンカードでOK.

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聖ヴィンセンテ衝立
15世紀の傑作。
左から、修道僧のパネル、漁師のパネル、エンリケ航海王子のパネル、陸軍総司令官のパネル、騎士のパネル、聖遺物のパネルと命名されています。
赤い服を着て立っているのが両方とも聖ヴィンセンテでリスボンの守護聖人と言われていますが、実は実はジョアン1世の末子で人質として死んだフェルナンド王子だという説、二人の服装が微妙に違っていることから、1147年にイスラム勢力からリスボンを奪回する時に殉教死したサン・クレスピンとサン・クリスピーノの兄弟聖人という説もあるとか。
エンリケ航海王子も描かれているのですが、諸説あって確実なことは判らないとのことです。

国立古美術館 博物館・美術館・ギャラリー

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こんな「受胎告知」は初めてです。

国立古美術館 博物館・美術館・ギャラリー

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「和」のコーナーがあります。

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南蛮人を描いた漆器です。お重でしょうか？

国立古美術館 博物館・美術館・ギャラリー

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大きな南蛮屏風が2双、対の形で展示されていました。
共に狩野内膳作の作品です。

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豪華なカリスです。
これでは神父様も重くて大変だったでしょう。

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ひときわ人だかりができていた所にはこの絵がありました。
「聖アントニオの誘惑」
半人半獣や空飛ぶ魚とか、、、
疫病を治した聖人である聖アントニオに降りかかる誘惑を描いたものだそうです。
少しグロテスクです。

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