![プラハでノンビリ過ごそう。その途中、一日だけポーランドのクラクフに行って……。と、そんなことを漠然と考えながら、東京-プラハの往復チケットを購入した。<br /><br />しかし、きちんと調べてみるとプラハ-クラクフは事実上、夜行列車の移動となりそうなので、今回は断念。とはいえ、ポーランドには行ってみたかったので、急遽、プラハ-ワルシャワの往復航空券を別に購入した。<br /><br />気が付けば、ワルシャワからチェコに戻ってきてからも、近郊の町に行ったりで、当初考えていたノンビリ旅行とは、少しずつかけ離れていった次第…。<br /><br />ということで、プラハの旅とうたいながらも、まずはワルシャワ観光から、今回の旅が始まった。(2015年GW)<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/01/46/650x_11014662.jpg?updated_at=1476016011)
2015/04/29 - 2015/05/05
687位(同エリア1082件中)
nhさん
プラハでノンビリ過ごそう。その途中、一日だけポーランドのクラクフに行って……。と、そんなことを漠然と考えながら、東京-プラハの往復チケットを購入した。
しかし、きちんと調べてみるとプラハ-クラクフは事実上、夜行列車の移動となりそうなので、今回は断念。とはいえ、ポーランドには行ってみたかったので、急遽、プラハ-ワルシャワの往復航空券を別に購入した。
気が付けば、ワルシャワからチェコに戻ってきてからも、近郊の町に行ったりで、当初考えていたノンビリ旅行とは、少しずつかけ離れていった次第…。
ということで、プラハの旅とうたいながらも、まずはワルシャワ観光から、今回の旅が始まった。(2015年GW)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA チェコ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
チェコは直行便がないので、行きはフランクフルト、帰りはパリ経由のANA航空券を購入。
羽田発のフランクフルト行き深夜便は、機内でしっかり寝て、早朝に現地に着くのでとっても便利なのだ。 -
そしてフランクフルトからプラハは、チェコ航空でひとっ飛び。
-
はい、チェコのプラハに到着。本来はここから観光が始まる予定だったけど、急遽、ワルシャワにも行くことにしたので、チェコでまた飛行機を乗り継ぐ。
チェコ航空のプラハ発ワルシャワ行きは、プロペラ機だった。冷静に振り返ると、飛行機はかなりの回数を乗っているものの、プロペラ機は人生初かも。 -
プロペラ機は多少、エンジンの音がうるさかったけど、あっという間にワルシャワのショパン空港に到着した。いやぁ、乗り継ぎばかりで、さすがに疲れたゾ。
そして、今度は電車の絵の方向に従いながら、プラットフォームをめざす。 -
これで合ってるのかなぁという不安をよそに、無事に乗り場に到着。
券売機がなかったので、駅員さんに聞いたら車内にあるとのことだった。 -
これがその券売機。
購入後は車内に設置された検札機に通すのです。 -
めざすは、ワルシャワ中央駅。
途中駅は、ワルシャワ△△という感じで、ほとんどが前にワルシャワって付く駅ばかり。ちょっと紛らわしいゾ。 -
約20分くらいだったかな、ついにワルシャワ中央駅に到着だー。
-
駅から外に出て、最初に見たワルシャワの風景。
想像した以上に結構、都会な感じ。 -
近代的なビルと並んでいる横には、かつて、旧ソ連から贈られたという文化科学宮殿(右)。
どっちも存在感が抜群なのだ。 -
そんな景色を見ながら、やっとホテルに到着っ。
東京からワルシャワは直行便だってあるというのに、今回は突然の思い付きで2回も乗り継いで来てしまった(汗) -
でも疲れたなんて言ってられない。部屋に荷物を置いたら、休む間もなくすぐにワルシャワ蜂起博物館へ向かう。
ホテルで行き方を教わったとおり、トラムで移動してみた。 -
切符の買い方が分からず、とりあえず一駅、そのまま乗っちゃったりしたけど(次の駅でちゃんと切符は買いましたよ、もちろん)、無事に「ワルシャワ蜂起博物館」に着いた。
第二次大戦でナチス・ドイツに占領され、破壊されつくされた都市・ワルシャワの歴史を知るには、とても重要なスポットなのだ。 -
この博物館は、占領下にあったここワルシャワで、ポーランドのレジスタンスが1944年8月~10月に起こした、武装蜂起の一部始終を伝えるものだ。
-
館内は、小学生の課外授業らしき団体から観光客など、わりと人がたくさん居た。
-
ここは時系列で展示してあって、解かりやすい。
ちなみに、この蜂起は失敗に終わり、2カ月にわたる抵抗で、たくさんの犠牲者が出たという。
この結末に、何ともやるせない気持ちになると同時に、立ち上がった人々の勇敢な姿が印象に残った。歴史を改めて学ぶ意味でも、来て良かったなぁと思い、この博物館をあとにした。 -
とはいえ、なんとなーく重い空気になるのは、まぁ仕方ないこと。
なんたってポーランドは、一度は国土さえも失ったこともあるくらい、数々の歴史に翻弄されてきた国だ。
こうした近代的な建物は、そんな幾多の出来事を経て、ここに建っているんだなぁ。そんなことを思い巡らせながら街を歩いた。 -
さて、観光モードに気持ちを切り替えて、次はショパン博物館に行ってみよう。
ということで近くのメトロの駅へと移動。その入り口は、「M」をかたどったオサレなデザインだった。 -
切符もスムーズに購入。
-
そして、自動改札を通ってホームへ。
この2号線は駅がピカピカなのだ。 -
車両も新しくてキレイだよん。
-
車中で地図を見てたら、ショパン博物館の最寄り駅ではなく、1個先の「Centrum Nauki Kopernik」という駅で降りてみたくなった。
というのも、川沿いの景色を見てみようと思ってのことなんだけど、まぁ何のことはない、ごく普通な感じの風景だった。がっくし…。 -
普通の行き方よりも、一駅分多く歩いて博物館をめざす。
地図によると、このアートな建物の先に博物館があるはずだ。 -
ということで、ここがショパン博物館。
早速、入館だっ! -
館内はハイテクを駆使したつくり。
入場数の制限も設けられているので、じっくりと観ることが出来るのだ。 -
この日は平日の夕方ということもあって、さすがに人は少なかったけど、それはまさに望むところ。
ショパン自筆の譜面なんかも展示されていて、「へぇー」と、うなる。 -
晩年に使用していたピアノをはじめ、なかにはデスマスクなんかもあったりで、貴重な展示物がたくさん。
ファンにはたまらない博物館だと思うよん。 -
館内では、ショパンのあらゆる曲を聴ける。
ワルシャワで聴くのは、また格別なものがあるような気分になって、しばし時間も忘れて、どっぷりと浸ってしまった。 -
さて、満足感いっぱいで博物館を出ると、その横には公園があった。緑色がとてもキレイ。
-
そして今度は旧市街地方面へ向かって歩く。
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なんかいい雰囲気のところだなぁと思って地図をみたら、ここが新世界通りだそうな。
レストランなどのお店がずらりと並んでいて、歩いていて楽しい。 -
この通りにある「A.Blikle(ア ブリクレ)」は、1869年創業の老舗。
ここではポーランド名物のドーナツ「ポンチェク」を食べてみる。 -
これがそのポンチェク。
お味の方は…。あんまり覚えてないかも(汗)。お値段は120円くらい。 -
通りを歩いていくと、聖十字架教会に出くわす。
ショパン一家が通っていた教会とのこと。 -
早速、中に入ってみる…。
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教会のこの場所に、ショパンの心臓が納められているのだ。
お墓自体はパリにあるんだけど、遺言で、せめて心臓は祖国にということで、姉が持ちかえったそうだ。心の中で、そっと手を合わせてきた。 -
ちなみにこれがパリ、ペール・ラシェーズ墓地のショパンのお墓。
2010年に行ってきた時の写真。 -
聖十字架教会を出たところには、ヨハネ・パウロ二世のプレートがあった。
ポーランドって、わりと有名な人が多いかも。 -
そして教会のすぐ先には、地動説を唱えたコペルニクスの像。
ちなみにキューリー夫人もポーランド人で、博物館がある。行かなかったけど…。 -
通り沿いにあったベンチ。
しかーし、これはただのベンチではございません。 -
というのも、スイッチを押すと、ショパンの曲が流れてくるのだ。
だから、みんなこのベンチを不思議そうに見ていたんだねっ。 -
新世界通りは王宮に向かって、クラクフ郊外通りと名前を変える。
いずれにしても雰囲気は◎ -
王宮広場に到着。
この辺り一体が、いわゆるワルシャワ歴史地区なのだ。 -
-
なんと、ワルシャワの旧市街は、「第二次世界大戦中灰燼に帰した街並を『レンガのひび割れ一つに至るまで』忠実に蘇らせた」(ポーランド政府観光局)というものなのだ。
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「戦後、ワルシャワ市民たちは、旧市街の街並を昔の姿のままに、再建することを決意します。実は市民たちは、建築科の学生を中心に、戦前や戦時中、危険を承知で市街の隅々に至るまで、入念なスケッチを残していたのです」(同)。
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「戦前と寸分たがわぬワルシャワの旧市街が蘇ったのです。ですから、今日我々が見るワルシャワ旧市街は、まるで中世の街並そのものですが、実際は戦後わずか数十年の歴史しか持っていません」(同)。
この不屈の精神には、ただひたすら畏敬の念をおぼえる…。あまりに感動したので、明日もう一度明るい時に来てみようと決めた。 -
旧市街広場から、さらに進んでいくとバルバカンがある。
15世紀から16世紀にかけて造られた砦で、これも第2次大戦で破壊されたが、旧市街と同様、見事に復元されたものだ。 -
この辺りは静かで、中世にタイムスリップした感じ。
雰囲気がとくに良い夕暮れ時は、ここでのカップル遭遇率もかなり高くなる。 -
さて、おなかもすいてきたので、晩ゴハンにしよう。せっかくなので、郷土料理の店に入ってみた。
頼んだかどうかよく覚えてないんだけど、まずはビールが出てきたので、ノドをうるおす。 -
伝統料理の水餃子。中身は店員さんと相談の上、四種類の味を2個づつ注文してみた。
中の具はわりとパサパサしていて、なかでもチーズ味はちょっとつらかったかな(涙) -
さて、お腹も満足したことだし、ホテルに帰ろう。
王宮広場から遠くに見えたのは、サッカー専用球技場。EURO 2012に向けてつくられたんだって。 -
さっき訪れた、ショパンの心臓が眠る聖十字架教会。
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文化科学宮殿もキレいにライトアップされていた。
ということで、2日目に続く
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