2014/04/29 - 2014/05/07
302位(同エリア674件中)
nhさん
観光に丸一日を費やせるのは、この日が最後となる。
まずは近郊のトラカイという、いにしえの都を散策。その後、前日には回りきれなかったビリニュスの観光スポットを訪ねた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
この日はビリニュスから28?のところにある古都、トラカイを観光することに。
例によって、バスに乗って出発した。 -
乗車後30分程度で、トラカイのバスターミナルに到着。
トラカイに行くバスはわりと本数も多く、気軽に足を運べるスポットなのだ。 -
ターミナルからトラカイ城をめざして歩く。
風が冷たくて、寒いっ。
めいっぱい重ね着をしたけど、とにかく寒い(涙)。ヘルシンキから南下してるのに、どんどん寒くなるのはなぜ?? -
トラカイ城がみえてきた。
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まわりが湖に囲われている。一時は牢獄と使用されていた、という話しも納得だ。
そういえば、トラカイの近郊には200もの湖があるそうな。 -
二つの橋を渡ればゴールなのだ。
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門をくぐるとこんな感じ。
そしてチケットを買って、城内を見て回る。 -
ちなみに中は、このお城やトラカイ地区の歴史を紹介する博物館になっていた。
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部屋の数もそこそこあって、展示品もわりと多かった。
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とはいえ、あまり興味が惹かれるものが無かったのも事実。ゴメンナサイ。
という訳で早歩きで退館っ。 -
赤レンガで出来たこの古城は、14世紀につくられたそうだ。
レンガ造りの建物って、多少、朽ちている方が雰囲気が感じられてイイかも。 -
ラナカイ城は、近くで見るよりも遠くから眺めるものかなぁ〜っていうのが個人的な感想…。
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ちなみに、湖の周囲にはここの名物・キビナイが食べられるレストランが幾つかある。
キビナイは、厚手のパイ生地のようなパンの中に肉が入っている、いわば、ミートパイ。これが結構おいしかった〜。
本当はお店に入って食べようと思ってたんだけど、物売りのおばさんから買って食べた。 -
キビナイに満足感を覚えながら、再びトラカイのバスターミナルへ。
寒いし、もうビリニュスに戻ろう。 -
再び、あっという間にビリニュスに帰ってきた。
バスターミナルを出ると小さなお店が並んでいて、お土産屋さんの中に招き猫を発見。
な、なぜ、こんなところで?? -
ビリニュスの旧市街には、「夜明けの門」を通って入る。つうか、このルートが王道。
この門は、わずかに残った城壁とつながっているのだ。 -
夜明けの門の2階にはイコンがある。
以前、テレビでこのイコンに涙を浮かべながらお祈りをしていた人の姿を見たので、無宗教の自分が見に行くのも何とな〜く失礼な気がして、2階には上がらなかった…。 -
現地の人たちは、この門の前で必ず足を止めて、イコンに向かって祈りを捧げる。
門の外側から入ってきた人も、必ず足を止め、振り返って祈りを捧げていた。リトアニアの人はとても信仰深い。 -
しばらく夜明けの門を眺めた後に、旧市街の中心部へ向かって歩く。
この売店、どこかで見たなぁ〜と思っていたら「世界ふれあい街歩き」だった。 -
そしてちょっと遅めのお昼ゴハン。
前日、売り切れてしまったツェペリナイを食べるため、今日も「Forto Dvaras」へ。 -
早速、ツエペリナイを注文。形はまさに飛行船(ツェッペリン)なのだ。
この伝統料理は、ジャガイモをこねて、その中にひき肉を詰め、ゆでたもの。そこそこの大きさがある。 -
早速、ナイフで切って、サワークリームを付けて、いただきま〜す。
ん!? あれ!? 周りのジャガイモがモチモチしていて、美味しい!! キビナイと同様、ぜんぜん期待してなかったせいか、自分にはとてもおいしく感じた。
帰国してからも、たまに食べたくなるんだけど、リトアニア料理のお店って案外ないんですよね…。 -
ランチを終えて、観光の続き。
前日、塔の上から眺めた聖アンナ教会へ向かう。この写真は教会の前にあった服を着た(?)木。 -
聖アンナ教会は、15世紀末に建てられた。
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この教会を見たナポレオンが、フランスに持ち帰りたがっていたというエピソードがあるほど、美しいのだ。
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ゴシック建築、大好きです。
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左側の聖アンナ教会の裏手にあるのは、16世紀建造のバロック様式のまた違う教会とのこと。
なるほどねぇ〜。 -
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そしてこちらは、聖アンナ教会から歩いてすぐの、ロシア正教の大きな教会。
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ロシア正教の教会って、中が豪華絢爛なところが多いんですよね。
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教会を出てさらに街を散策すると、ウジュピス共和国の国境となる橋を発見。
一応、言ってきますと、ウジュピス共和国は架空の国です…。 -
ウジュピス共和国を示す看板。このあたりには、昔から芸術家たちが多く住んでいるそうだ。
こういうものを真面目に作って、立てているユーモアのセンスって、結構好きかも。
そういえば、橋には無数のカギが付けられていた。 -
ほかの方も記しているように、ここは1997年に勝手に独立した国なので、国連には認められてないとのこと。
当然でしょ〜(笑) -
ウジュピス共和国からリトアニアに戻る(笑)。
ここはリテラトゥ通り。裏道なんだけど、ちょっとアートな世界が広がっていた。 -
これは、ゲディミノ通り沿いの国立ドラマ劇場。
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この3人のマスクがインパクト大。
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歩き疲れたので、大通り途中のショッピングモールでアイスを買って一休み。
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その後、いったんホテルに戻ってから、今度は杉原千畝さんの記念碑を見に行く。
途中、こんな公園なんかを横切って、ひたすら歩く。いまにも泣き出しそうな空模様…。 -
記念碑は、ネリス川の河畔に建っている。
地図を見るとこの橋を渡った左側だ。 -
ちなみに奥に見える大きな建物は、デパートだった。
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到着しました〜。
この記念碑は、杉原記念館(旧領事館)があったカウナスではなく、ここビリニュスにあるのです。 -
これは杉原さんの母校、早稲田大学がつくったもので、杉原さんの功績とその説明が記してある。
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こちらは日本通過ビザ。
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記念碑の最後には、「2001年リトアニア共和国との学術交流による友好関係が、さらに深まり、花開くことを祈念して、桜の木を植樹するものである」と記されていた。
早稲田大学はこの辺り一帯に桜の植樹も行なったということ。 -
リトアニア語で「CIUNE SUGIHARA SAKURA SODAS」と記されている。
直訳すると「杉原千畝サクラ庭園」デス。 -
桜の木自体はまださほど大きくはないけれど、しっかりと、着実に育っていた。
日本からこんなに遠く離れた地で、力強く成長している桜の姿に、なんだか目頭が熱くなる。
リトアニアと日本はこんなところでも結ばれていたのですね。 -
これで今回、ビリニュスで見たかったものは、すべて終了。最後に素敵な記念碑と桜庭園が見たので、とっても清々しい気分だった。
そういえば、旧市街の向かい側も教会が多かったなぁ。 -
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さて、もう戻ろう。帰りはトローリーバスに乗車。
なんのタイミングか分からないけど、停留所にはたくさんの人が居た。 -
もう1回、ツェペリナイが食べたいと思って、ホテル横のビリニアウス通りをウロウロ。しかし、結局はホテル前の普通のカフェで済ませた。
この数日を振り返ると、十字架の丘、人間の鎖にみる旧ソ連への抵抗、あるいは杉原千畝さんのこと…。リトアニアでは色んなことを学び、考えさせられた。
そして、教会が多い静かで美しい街並み、幾度か受けた親切など、とくにビリニュスには居心地の良さを感じた。
しかしそんな反面で、旧市街で二日続連続で出くわした物乞いの母娘のシルエットが、なぜだか頭から離れない…。そういえば、リトアニアは自殺率が高いという不名誉なデータもあるんだけど、やはり経済環境と関係しているのだろうか…。
ほんの短い時間では、この国の表面的なことしか分からないけど、今回の4ヵ国を旅した中では、最も印象に残ったのが、ここリトアニアだったのは間違いない。
ぜひ、また来たいなぁと思う。
つづく。
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