両陛下が祈念に行かれたパラオ　ペリリュー島へ　（戦場　慰霊献茶編）

2015/03/18 - 2015/03/20

両陛下が祈念に行かれたパラオ　ペリリュー島へ旧戦場訪問と戦没者に
慰霊の献茶をするため　ペリリュー島へ行きました

　海軍　裏千家　淡々斎　鵬雲斎　薬師寺　赤膚焼茶碗　美濃笠原焼

以上が密接に繋がっています

裏千家の大宗匠　鵬雲斎は海軍に入隊されました。それが切っ掛けかは
私は知りません。
　鵬雲斎の父　当時の裏千家家元　淡々斎は薬師寺橋本凝胤管長と協力して
利休の小田原攻めの如く　もっと簡単に　陣中でお茶を出来るよう工夫
した　いわゆる　茶箱セットを　５０セット？　寄贈しました
　多くの若者が　和を啓して　逝ったことは心が痛みます

　中に入れた茶碗が　なぜか　赤膚焼には富士の絵　瀬戸焼には薬師寺
今解体修理中東塔の芯（心）柱に書かれていた「慶溢万齢」の文字が
茶碗の底（見込み）に書かれていたと記録があります
（私は実物は見ていませんーーーーその後縁があって入手　最終に写真有）
現在は裏千家のみ　和敬点として　茶箱点前の一つで存在しています。

尚ペリリュー島往復は別の旅行記に分けました
ペリリュー島へ　（往復のみ編）
http://4travel.jp/travelogue/11009596
陛下が行かれた空からの感じは
http://4travel.jp/travelogue/11007612

エリア パラオ(パラオ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずはどこで献茶すべきか決めるべく
　ペンションのオーナさんが歩きでは無理せめて自転車でと
都合のいいことに明日　日本人Ｇが戦跡訪問に来るので同行しませんかと

で最初の訪問地　戦争博物館　海軍の指令？所だったとか

軍関係の建物さすがにしっかりしています　砲弾にも耐え　７０年の風雨
にも耐え・・・。

入り口はしっかりした扉　窓はありません　一人では行けない

日本側の展示には最初に、この地に於いて玉砕した日本帝国海軍ペリリュー島守備隊
の崇高な愛国心と勇戦敢闘を永く後世に伝えることを目的としている
後略
米国太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツ

と書かれています。

米軍従軍カメラマンの写真

同　オレンジ・ビーチから上陸する米軍

地上戦が終わった時の記録写真

施設名は忘れました　通信施設？

司令部あと

良く出ている写真　トイレ

今はジャングル化している

同じく司令部（本部）

日本軍　戦車　７０年　そんなに痛んでないのは　当時の軍用鉄が品位が高かったか
を物語っている
雨が多いのでさびを落とすとの説もありますが　今の民需品は４０年でさびだらけです
内部構造が解ります

同　前から　一番美しい角度

旧日本軍　飛行場跡　ここに陛下はヘリで降りられる予定とか（実際でした）

両陛下が献花された　戦争慰霊碑　平和祈念碑

米軍が上陸した　コードＮｏ　オレンジビーチのすぐ近くに米兵の墓地跡があります
終戦直後は遺骨が下記写真のように埋葬されていたようです
法律で本国に帰えすことが義務づけされてるそうな。　戦勝国は全部帰ったのね
中央の碑のみ残っていますね

現在は上記写真の状態ですが　戦後すぐの時は写真のように整然と墓碑が建っていた
そうです
４０年強前にも別の戦場を慰霊した時も見渡す限りの墓碑でした
チュニジア戦場へ　戦勝国の団体旅行でした。　国ごとに埋葬されていますので
父や肉親の墓を見つけて献花
http://tunisie.kurok.com/tichukai2.html

海の先にある　アンガウル島に向かって両陛下が敬礼されたアンガウル島が
遥か先に見えます

この地はパラオでは珍しく　大きな波が来て　飛沫を上げています
この後が肝心の献茶です　湯沸アルミ瓶　天目台は　到着後手造り

墜落した零戦　と言ってるけど　海軍の末期の飛行機は紫電改とちがうのか？

米軍の水陸両用戦車

日本軍の大砲
オレンジ海岸の反対に向けて　設置　役立たず　打たれなかったので壊れていない

日本兵の墓が　なぜ現地にあるのか？　建てるるくらいなら帰国させて・・。

さて何処で献茶するか決めて　やっぱりそれなりの場所は　鎮魂社　とペリリュ神社
この地には米兵の慰霊碑もある
当日はペリリュー島に来る時同行だったペンション従業員に車で送ってもらう
早く行きたいのにしかしタイミング悪く前に森田特殊製ゴミ収集車まあ現役時代の
お客様の製品なので　しかも　多分陛下が来られるので清掃したごみを回収に
行くのでしょう　ほぼ全道を先導していただくことになりました

陛下より前に慰霊献茶は失礼だし　墓地はどうもローカル的で全員にではなかった。
ペリリュー神社　あまり宗教的では無いようだけど　形があれば霊も宿る！！
自分の気持ちは此処しかない。

車借りれるのは全１時間　片道２０分　車　待っていただいてるので、２０分で　

湯を沸かし茶を点て　献上　しなければ　私は時間との戦いです
あらかじめ湯を沸かし冷めないように　カセットとコンロも先につないで持参
日ごろの訓練と宿でリハーサルよく　素早く準備完了

お道具　鉄瓶代替の薬缶　取手の制作と取り付けは苦労しました　
コンロの風防　天目茶碗の台　高台菓子器　は　
インスタント鍋焼きうどん用の鍋（未使用です　うどんは別の鍋で調理）で
現地ペリリュー島で作成しました。

お点前は簡略することなく正式に　献茶＝真のお点前
頭上に霊が下りてきました　光の関係だと思いますが　その偶然性が必要なのです。

連続でＵＰしたのに　同じのが２枚入っている　今も偶然不思議現象発生

いよいよ　お茶を点て　まずは神社に　お供えに

迎えに来たで　おかげで日本は反省して無く平和ぼけです　それでも　一緒に帰る？と話しかけたら・・・・。

お菓子は　各務原（戦前は三菱航空機　や川崎重工の飛行場　）のお菓子屋さんの最中
お道具は持参天目茶碗　古帛紗は正倉院御物　写し裂　台はパラオで自作

次に鎮霊社へ

そして　米兵もたたえて　お供え　（文化融合で仏式です）

米兵の慰霊碑の向こうにペリリュー神社が見えます

ホテル従業員　今日のドライバーさんには呈茶いたしました

今日はすがすがしい日没でした
英霊よ憂いなく西方浄土で休みたまえ

縁があって、我が家に　二つの茶碗が来た
海軍へ寄付した本歌です
昭和１８年４月に薬師寺管長の箱書きがあります

敗戦濃い時の朝日新聞　昭和１９年３月６日号

大元師陛下・海軍大学校行幸　とあります
ビルマ前線○○基地村川陸軍報道班員４日発の記事が　２日前の記事ですが　○○でも敵に筒抜けだったのでしょう

両陛下が宿泊される予定の巡視船　あきつしま　両陛下が来られる１ッか月前からここに停泊していました
しかも新聞報道と異なる場所

しかし、敗戦時　再び日本の巡視船とはいえ　パラオで陛下が宿泊されるとは、考えもしない出来事ですね　決めた方はすごいが国民は平和ボケ頑張っている首相を腐し続けている野党と取材力の無い無能の報道（自国の元首の滞在場所間違えるな）