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2015年GW旅行記、7回目はポーランドのクラクフからバスで約1.5時間の場所にある、負の遺産、アウシュヴィッツ強制収容所跡です。<br />今回の旅行で最初に決まっていた目的地はここでした。<br />せっかく行くのだから一つでも多くのことを感じ取って帰ってこようと、出発前にいろんな本を読み漁り、映画も見ました。<br />(リストは下に示しています)<br /><br />ナチス・ドイツにより、ヨーロッパの中心に位置するこの場所に各地から政治犯やユダヤ人が連行され、亡くなった方の数は約130万人とされています(諸説あり)。<br />他にも強制収容所は多数ありましたが、被害者の総数が飛び抜けて多かったことからアウシュヴィッツの名前が有名になり、1979年に世界遺産としてユネスコに登録されました。<br /><br />決して楽しい場所ではないこの地を旅行の目的としてセレクトしたのは、<br />2014年9月にハンガリーのブダペストを訪れた際、ブダペストのゲットーの展示物に触れ、<br />アウシュヴィッツで亡くなったユダヤ人で一番多いのは<br />実はハンガリー系住民であることを知ったのが直接のきっかけです。<br /><br />※そのときの旅行記にも<br />「来年か再来年、ポーランドのアウシュヴィッツ跡地へ足を運んでみたいと思っています」<br /> と書き、想像以上に早く実現しました↓(かなり下のほう)<br /> http://4travel.jp/travelogue/10931666<br /><br />アウシュヴィッツの訪問者数は毎年過去最高を記録し続けており、特にドイツやポーランドの子供たちは社会科見学でここを訪問するのが必須というケースも多いようです。<br />ナチス・ドイツの横暴は戦後広く研究され、書籍も多数出ている一方で、歴史家でもない一般人が敢えてここまで足を運んで現場を見る意味は何でしょうか?<br />世界が猛スピードで変化していく中、自国が当事者・被害者という彼らとは異なる立場から、日本人として私たちは何を学ぶべきでしょうか?<br /><br />幸い、唯一の日本人ガイドである中谷さんにガイドいただくことができ、<br />そのような問いを投げ掛けられたように感じました。<br /><br /><br />□4/29 成田→ヘルシンキへ、市街地散策  ヘルシンキ泊<br />□4/30 早朝タリンへ海路移動、散策、リガへ移動  リガ泊<br />□5/1  リガ散策、シャウレイへ移動、十字架の丘へ  シャウレイ泊<br />□5/2  早朝ヴィリニュスへ移動、散策 夜行バスでワルシャワへ (車内泊)<br />□5/3  早朝ワルシャワ到着、散策 午後の高速鉄道でクラクフへ  クラクフ泊<br />□5/4  ヴィエリチカ岩塩坑ツアー参加、クラクフ市街散策  クラクフ泊<br />■5/5  アウシュヴィッツ&ピルケナウ訪問 夕方の高速鉄道でワルシャワへ  ワルシャワ泊<br />□5/6  早朝ワルシャワ散策 午後の便でヘルシンキ経由成田へ (機内泊)<br />□5/7  成田着<br /><br /><br />-----------------<br />《第2次大戦終結から70年、新しいヨーロッパのカタチ 目次》<br /><br />①気温3℃、もうすぐ5月なのに雪が舞うヘルシンキ<br />http://4travel.jp/travelogue/11001248<br /><br />②中世の街並みには青空が似合う! @タリン<br />http://4travel.jp/travelogue/11005555<br /><br />③エンジ色の迷路 @リガ<br />http://4travel.jp/travelogue/11006315<br /><br />④記録より記憶に留めたい風景 @十字架の丘<br />http://4travel.jp/travelogue/11008788<br /><br />⑤70年ではなく24年。祈りのまちヴィリニュス<br />http://4travel.jp/travelogue/11008789<br /><br />⑥中央広場はまるで大都会! @クラクフ<br />http://4travel.jp/travelogue/11009103<br /><br />⑦いま、ホロコーストの悲劇を”日本人として”学ぶ意味 @アウシュヴィッツ&ビルケナウ<br />http://4travel.jp/travelogue/11009092<br /><br />⑧「壁のひび一本に至るまで」 ショパンが愛したワルシャワ<br />http://4travel.jp/travelogue/11009041<br /><br /><br />【参考書籍】<br />○諜報の天才 杉原千畝 (著)白石仁章<br />○新訂増補版 アウシュヴィッツ博物館案内 (著)中谷剛<br />○ホロコースト ―ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌 (著)芝健介<br />○夜と霧 新版 (著)ヴィクトール・E・フランクル<br />○アンネの日記 (著)アンネ・フランク<br />○ショパン (著)遠山一行<br /><br />【参考映画】<br />○シンドラーのリスト<br />○戦場のピアニスト<br />○日本のシンドラー杉原千畝物語 六千人の命のビザ<br />○ライフ・イズ・ビューティフル<br />※+αとして、かもめ食堂(ヘルシンキといえばコレ)

第2次大戦終結から70年、新しいヨーロッパのカタチ ⑦いま、ホロコーストの悲劇を”日本人として”学ぶ意味 @アウシュヴィッツ&ビルケナウ

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2015/05/05 - 2015/05/05

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aquamarine_324

aquamarine_324さん

2015年GW旅行記、7回目はポーランドのクラクフからバスで約1.5時間の場所にある、負の遺産、アウシュヴィッツ強制収容所跡です。
今回の旅行で最初に決まっていた目的地はここでした。
せっかく行くのだから一つでも多くのことを感じ取って帰ってこようと、出発前にいろんな本を読み漁り、映画も見ました。
(リストは下に示しています)

ナチス・ドイツにより、ヨーロッパの中心に位置するこの場所に各地から政治犯やユダヤ人が連行され、亡くなった方の数は約130万人とされています(諸説あり)。
他にも強制収容所は多数ありましたが、被害者の総数が飛び抜けて多かったことからアウシュヴィッツの名前が有名になり、1979年に世界遺産としてユネスコに登録されました。

決して楽しい場所ではないこの地を旅行の目的としてセレクトしたのは、
2014年9月にハンガリーのブダペストを訪れた際、ブダペストのゲットーの展示物に触れ、
アウシュヴィッツで亡くなったユダヤ人で一番多いのは
実はハンガリー系住民であることを知ったのが直接のきっかけです。

※そのときの旅行記にも
「来年か再来年、ポーランドのアウシュヴィッツ跡地へ足を運んでみたいと思っています」
 と書き、想像以上に早く実現しました↓(かなり下のほう)
 http://4travel.jp/travelogue/10931666

アウシュヴィッツの訪問者数は毎年過去最高を記録し続けており、特にドイツやポーランドの子供たちは社会科見学でここを訪問するのが必須というケースも多いようです。
ナチス・ドイツの横暴は戦後広く研究され、書籍も多数出ている一方で、歴史家でもない一般人が敢えてここまで足を運んで現場を見る意味は何でしょうか?
世界が猛スピードで変化していく中、自国が当事者・被害者という彼らとは異なる立場から、日本人として私たちは何を学ぶべきでしょうか?

幸い、唯一の日本人ガイドである中谷さんにガイドいただくことができ、
そのような問いを投げ掛けられたように感じました。


□4/29 成田→ヘルシンキへ、市街地散策  ヘルシンキ泊
□4/30 早朝タリンへ海路移動、散策、リガへ移動  リガ泊
□5/1  リガ散策、シャウレイへ移動、十字架の丘へ  シャウレイ泊
□5/2  早朝ヴィリニュスへ移動、散策 夜行バスでワルシャワへ (車内泊)
□5/3  早朝ワルシャワ到着、散策 午後の高速鉄道でクラクフへ  クラクフ泊
□5/4  ヴィエリチカ岩塩坑ツアー参加、クラクフ市街散策  クラクフ泊
■5/5  アウシュヴィッツ&ピルケナウ訪問 夕方の高速鉄道でワルシャワへ  ワルシャワ泊
□5/6  早朝ワルシャワ散策 午後の便でヘルシンキ経由成田へ (機内泊)
□5/7  成田着


-----------------
《第2次大戦終結から70年、新しいヨーロッパのカタチ 目次》

①気温3℃、もうすぐ5月なのに雪が舞うヘルシンキ
http://4travel.jp/travelogue/11001248

②中世の街並みには青空が似合う! @タリン
http://4travel.jp/travelogue/11005555

③エンジ色の迷路 @リガ
http://4travel.jp/travelogue/11006315

④記録より記憶に留めたい風景 @十字架の丘
http://4travel.jp/travelogue/11008788

⑤70年ではなく24年。祈りのまちヴィリニュス
http://4travel.jp/travelogue/11008789

⑥中央広場はまるで大都会! @クラクフ
http://4travel.jp/travelogue/11009103

⑦いま、ホロコーストの悲劇を”日本人として”学ぶ意味 @アウシュヴィッツ&ビルケナウ
http://4travel.jp/travelogue/11009092

⑧「壁のひび一本に至るまで」 ショパンが愛したワルシャワ
http://4travel.jp/travelogue/11009041


【参考書籍】
○諜報の天才 杉原千畝 (著)白石仁章
○新訂増補版 アウシュヴィッツ博物館案内 (著)中谷剛
○ホロコースト ―ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌 (著)芝健介
○夜と霧 新版 (著)ヴィクトール・E・フランクル
○アンネの日記 (著)アンネ・フランク
○ショパン (著)遠山一行

【参考映画】
○シンドラーのリスト
○戦場のピアニスト
○日本のシンドラー杉原千畝物語 六千人の命のビザ
○ライフ・イズ・ビューティフル
※+αとして、かもめ食堂(ヘルシンキといえばコレ)

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
3.5
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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この旅行記へのコメント (2)

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  • milkさん 2015/08/11 22:33:33
    近いうちに訪れたい場所です。
    aquamarine_324さん、こんばんは。

    私の猫祭りの旅行記に投票頂きましてありがとうございました。

    昨日から、ヨーロッパの旅行記を拝見させて頂いていました。
    バルト3国、個人で周られたんですね!
    私も近いうちに行ってみたいのですが、個人で行くには大変そうなのでツアーを検討しています。
    十字架の丘はやはり圧巻ですね。
    是非、自分の目で見てみたいです。

    そしてこのアウシュビッツ強制収容所。
    行くならば私も中谷さんのガイドで、しっかりと説明を聞きながら周りたいと思っています。
    今回の私のヨーロッパ旅行ではアムステルダムにも滞在し、アンネの家にも行って来ました。
    この過去は今まで怖すぎて目を向けられなかったのですが、これを機にやっぱり見ておこうと思いました。
    中谷さんのガイドは公式HPから予約されましたか?
    いつ行かれるかは未定ですが、行く時の為に教えて頂けると嬉しいです。

    行きたい所が多過ぎて、本当にいつ行かれる事やら(^_^;)

    milk





    aquamarine_324

    aquamarine_324さん からの返信 2015/08/12 08:53:46
    RE: 近いうちに訪れたい場所です。
    milkさん

    こんにちは。コメントありがとうございます。
    纏まった時間が取れないのですが、少しずつ読ませていただいています。
    ベルギーは学生時代から行きたいと言い続けて、結局他の候補地を優先し続けて早7年ぐらい経ちました。。
    フランクフルトから近くて短期の休みでも行けそうなので後回しになっているのですが、、成田−ブリュッセルの直行便をANAが新設したようなので、この機にそろそろ行ってみたいです。
    アムステルダムのアンネ・フランク・ハウスも、アウシュヴィッツ訪問の流れで、個人的にはできるだけ早く行かねばならない場所です。本当に「アンネの日記」に書かれている通りの造りだったというコメントをどこかで見ました。

    バルトは個人旅行でも十分回れると思いますよ。
    有名な観光地と比べて情報が絶対的に不足しているのが厄介ですが、それでもヨーロッパ(EU)なので実際に現地へ行ってみると交通網はしっかりしています。
    ヴィリニュス→ワルシャワの国際夜行バスだけが不安でしたが、何も盗まれず、ぐっすり眠れて経費も浮いて、全く不自由ありませんでした。


    中谷さんのガイドは、確か地球の歩き方に載っているメールアドレスに直接メールしたと記憶しています。
    中谷さんの予定が確定するのが1ヶ月前ぐらいなので、候補日を2-3日取って旅程を組んでおいて、どこか1日うまく都合が合えばラッキー、という感じですね。
    拠点となるクラクフは見るところがたくさんあるので、アウシュヴィッツ訪問含めて2-3日滞在しても退屈はしないと思います。

    私も行きたい場所だらけですが、諸事情で、9月のシルバーウィークの予定は未だに立っていません。
    今から航空券を取るのでは値段が高すぎて、どうしようか迷走中です。。

    aquamarine_324

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