澳門（マカオ）と言えばカジノを連想します。外国企業にもカジノ経営を解放したのでラスベガスのカジノが多数進出してカジノだらけになったと聞きました。実際、バスの中から見た街中ではカジノと書かれたビルが並んでいました。現在は世界遺産があると知りました。2005年、ユネスコがマカオ歴史地区の古跡30箇所を世界文化遺産に認定しました。世界遺産30箇所はすべてマカオ半島の南西地区に集まっています。香港から日帰りで廻れそうだ。マカオは香港が英国に統治されるより前の16世紀半ばから1999年までポルトガルに統治されていました。ヨーロッパ諸国がアジア進出、国際貿易の戦略的に重要な港でした。当時の住宅、教会、街並み、公共建物等が歴史を物語っています。中国と西洋の文化が合いまった美しさ、建築技術を見る事が出来ます。中国で最も古い砦と灯台もあります。この歴史的な街並みを見て廻ります。

マカオの世界遺産・歴史的建築物・その１

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2015/04/21 - 2015/04/24

983位(同エリア4764件中)

エリア

マカオ(マカオ)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

交通: 3.0

同行者: 友人

一人あたり費用: 3万円 - 5万円

交通手段: 徒歩

航空会社: バニラエア (運航停止)

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: エアトリ

澳門世界遺産地図、市内南西部に集中しています。
フェリーターミナルの観光案内所で地図をもらいましょう。（無料）
九龍半島尖沙咀（チムサーチョイ）にある中国客運埠頭から港澳客輪埠頭へジェットターボ船に乗りました。１時間掛かります。船はマカオの南東地区に到着、世界遺産のある南西地区へはバスで行きます。出口正面のホテル、カジノバスが待機しています。
澳門フェリーターミナル。到着したら観光案内所で地図を貰いましょう。
出口正面のホテル、カジノバスが待機しています。
市内バスは右手の隅にあります。バス代は3.2元（パタカ）、香港ドルを使えます。15分程掛ります。
郵便局前（新馬路）で下車しました。地図がありますのでこれを頼りに廻ります。前地とあるのは広場の事です。現地到着時間は１２:００で１５：００にはまたバスに乗らなければなりません。昼も食べて時間がありません。澳門発１６：０５が船の時間。
世界遺産の建物を案内してくれます。
大きな文字は広東語表記です。１番有名なセントポール教会址は「大三巴牌坊」です。セントポール教会址は何所ですかと地元の人に道を尋ねても知らないと言われます。小さな文字で英語、ポルトガル語表記もあります。ポルトガル語表記は「セントペトロ教会」になります。漢字の名前を調べてから廻って下さい。
セナド広場・議事亭前地、広場の周り
「セナド広場・議事亭前地」、入口に建つ郵政局の建物。中央に噴水があることから地元の人からは「噴水池」と呼ばれる広場。波模様をあしらった石畳が敷き詰められ風情がありますが、クリスマスや中国の伝統的な祝日の際には広場が装飾されて、とてもにぎやかになります。広場に面して、民政総署ビル、郵便局、仁慈堂ビル、マカオ観光局のインフォメーションセンターもあります。
郵政局の建物の側面。
郵政局の建物内部。現在も郵便局として使われています。
世界遺産の建物を案内してくれます。
セナド広場・議事亭前地、の周りはレストランやショップがある。
セナド広場・議事亭前地の表示。
セナド広場・議事亭前地に並ぶ建物。
セナド広場・議事亭前地にはお洒落な店が並んでいます。
セナド広場・議事亭前地の周りにはお洒落な店が並んでいます。

続きは「マカオの世界遺産・２」をご覧ください。
セナド広場・議事亭前地、の向いに建つ「民政総署」民政総署大楼マカオ街歩きのランドマークであるセナド広場の真向かいにある建物で、現在はマカオの地方自治局があります。最初の建物は1584年に完成したとされており、その後、何度か改築されたが、マカオの市政はずっとここで管理されてます。
「民政総署」の中に入って見ましょう。
中庭へ行く途中の壁にはポルトガルの青いタイル（アズレージョ）が美しく飾られています。
中庭にはポルトガルの詩人ルイス・カモンエス、作家ジョアン・デ・デウスの胸像、ポルトガルの大航海時代を彷彿とさせる天球儀を表した石像などが見られます。
中庭にはポルトガルの詩人ルイス・カモンエス、作家ジョアン・デ・デウスの胸像、ポルトガルの大航海時代を彷彿とさせる天球儀を表した石像などが見られます
世界遺産の建物を案内してくれます。
「関帝古廟」・三街会館（関帝廟）
セナド広場を入って左側にあるピンクの建物の先の角を左に曲がり、50メートルほど歩くと三街会館（関帝廟）があります。1792年に建てられた関帝を祀る廟。関帝は三国志の英雄で、マカオでは加護と安定をもたらすとして多くの人が家庭や職場、そしてカジノでも関帝を祀っています。
三国志の蜀の将軍関羽雲長を祀る関帝廟、日本にも関帝廟は多い。
長い髭が特徴です。
脇の路地にはこんな食堂もあります。
此方の店で昼飯に麺を食べました。
麺の種類が多い。
チャーシュウ麺。３５元、ビールも飲んで６人で２０７元
ワンタン麺。３５元、ゆっくり食事するはありません。
(王攵)瑰堂　聖ドミニコ教会　セナド広場・議事亭前地、　　
1587年にメキシコのドミニコ会の修道士によって創建されました。かつては木造だったので「板樟堂（板造り堂）」と呼ばれました。バロック式の祭壇には聖母子像が祀られており、毎年5月13日に行われる
精微な文様です。
中國語の説明。
日本語の説明もあります。
聖ドミニコ(ドミンゴ）教会・(王攵)瑰堂
１５８７年に建設され、ドミニコ修道会が中国で初めて建てた教会です。最初は木の板を使って建てられたため、地元の華人は「板障廟（板張りの廟）または「板障廟」と呼んでいました。また、薔薇の聖母を祀っていたことから「(王攵)瑰堂（薔薇の教会）」との名前がつきました。１９２９年ポルトガルのファティマの聖母があがめる教会とされ、毎年５月１３日にはファティマの聖母の巡礼が行われて、マカオ・カトリックの重要行事になっています。教会の建築は威風堂々、４階建てで左右対称、３階ドミニコ修道会の紋章が中央に据えられ、荘厳かつ神聖さを感じさせます。内部の設計はバシリカ形式で、中央の身廊と側廊があります。主祭壇は、奥行き・幅ともに広く、重なり合う柱には見事なカーブを描く花が彫られ、美しく細かなうねりを見せ、華麗なバロック様式を見る事が出来ます。教会は１９９７年に修復され、鐘楼に開設された「宗教美術館」には、３００点あまりのマカオ・カトリックの貴重な文化財が所・展示蔵されています。
(王攵)瑰堂　聖ドミニコ教会内部。教会内部に入る時は帽子を取りましょう。　
(王攵)瑰堂　聖ドミニコ教会側面。
(王攵)瑰堂　聖ドミニコ教会祭壇。
仁慈堂大楼　セナド広場・議事亭前地
白が美しい新古典主義様式の建物。現在は公証役場として使われていますが、もともとは1569年にカルネイロ司教によって設立された仁慈堂の施設です。仁慈堂とはポルトガルのレオノール女王が1498年に本国で創設した慈善福祉団体。
仁慈堂の日本語の説明があります。
仁慈堂は１５６９年にマカオの初代司教Ｄ・ベルシオールカルネイロによって設立され、慈善・救済事業で名を挙げました。その後、仁慈堂は中国で初めての西洋医学を施す病院を創立しました。その白馬行病院は乳児室やハンセン病病棟、養老院、孤児院などを併設しました。仁慈堂の建物は１８世紀中葉から建設がはじまり、１９０５年にはアーケードが増設され現在の姿になりました。その建築様式は新古典主義で、堅固な花崗岩の石柱が白い壁を支え、変化に富んだ列柱が目を引きます。
仁慈堂　セナド広場・議事亭前地の建物を側面から見る。
マカオ世界遺産・２
https://4travel.jp/travelogue/11004394
マカオ世界遺産・３
https://4travel.jp/travelogue/11004402