2015/04/26 - 2015/04/26
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nomadic dreamさん
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日曜日の朝、近鉄奈良駅の階段を昇ると、独特の匂いが鼻をかすめてきました。何とも生臭い...もしかしてこれは...意外にも早い展開。
奈良へは通算3回目。でも最初の2回はいずれも修学旅行。遠い彼方の記憶にあやふやな奈良が鎮座しています。
‐そもそも、一般的に奈良は京都と比べて印象が薄いこと。
修学旅行でも先生が「京都奈良」と片づけ、「奈良京都」ではないこと。
‐鹿の記憶が、広島宮島の鹿と混在して、明確に思い出せないこと。
‐「平城京」遷都1,300年にちなんで生まれた「せんとくん」の正体をつかみたいと思ったこと。
大人の奈良歩きを思いついたのは、自分の中で「奈良」と正しく見たかったことです。もう1つ、神の使いの「草食系」鹿たちと癒しの時間を持ちたかったこと。奈良は街中が鹿のコロニーで、家でペットを飼いたくても飼えない人にとっては鹿ワールドはうってつけと思われます。
大阪市内から近鉄の快速急行で30分、意外に近い奈良を歩いてきました。
春の息吹、鹿の匂いを感じ、鹿のふんを踏んづけながら、天平文化の栄華を辿る旅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
近鉄なんば駅。大阪の中心です。ここから今日は「奈良行の快速急行」に乗ります。
大人になって、朝型なので7:19発の電車に乗りました。奈良には7:51につきます。運賃は560円と、東京から鎌倉にJRで行くよりもあくまで主観ですが、リーズナブルに感じられます。 -
近鉄の電車が入ってきました。
色は特にふつうです。もっと鹿っぽいデザインを期待したのですが。
奈良までは5〜6駅程度。30分程度で奈良駅に着きます。
車窓の風景としておすすめは、大阪市内から生駒山を昇り始めるところ。
電車が勢いよく、山を駆け上っていくのは関東では西武秩父線のイメージでしょうか。
電車の中から写真を撮れば良かったと少し後悔しています。生駒山 自然・景勝地
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近鉄奈良駅に時刻通りに到着。
1つ手前の新大宮駅を出てから、近鉄線は、平城京の跡地を横断していきます。
これまた圧巻です。
近鉄さん、どうしてこんなところを走っているの?って感じです。
まるで北海道の原野を走っているようです。緑のじゅうたんの中を。
そうこうしている内に、電車は地下に入ってしまい、近鉄奈良駅に着きます。 -
隣には京都行の特急が止まっていました。
これに乗ると、奈良から京都まで行くんだ...とふと。 -
改札を出ると、早速お馴染みの「せんとくん」と鹿が登場。
どう考えても「せんとくん」の正体は複雑です。角はどうなんだろうと思います。 -
改札を出て、東大寺方面へ向かいます。地下に入ると本当に方角がわからなくなります。奈良に来てまで地下に迷わされるとは...
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成城石井の宣伝が出てきました。奈良にも成城石井が...複雑です。もっと奈良っぽいものを期待していたんですが。
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階段を昇り終えると、何となく匂ってきます。鹿のにおいが漂ってきます。
今日はマラソン大会があるようです。 -
近鉄奈良駅をあとにして、東大寺方面へ向かいます。
奈良駅から大仏に向けては、なだらかな昇り勾配が続きます。歩いていると結構足が疲れてきます。スニーカーなど疲れない靴が良いかと思います。
ちなみに、JR奈良駅は、近鉄奈良駅よりもかなり離れています。(大阪寄りというのが正しいです)奈良を散歩するのであれば、近鉄がお勧めです。 -
なだらかな坂を昇り始めて振り返ると、街がこんな感じに見えます。
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近鉄奈良駅前の商店街です。
これから日中は人だらけになります。
まだ朝のうちに1ショット。 -
左手に県庁が見えてきます。
奈良はこのあたりから、奈良公園回りすべてが国有地と聞いています。
鹿注意の看板が道路に出ています。奈良公園 公園・植物園
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朝早かったので、日曜日とはいえ、歩道には人がまばらです。
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最初の「鹿せんべい販売所」を発見しました。
まだ観光客は来ていないので、せんべい売りの方々は準備中です。
遠く、鹿がたむろしているのが見えます。 -
近鉄奈良駅から坂を昇り終えた右手には、国宝の五重塔と東金堂のある興福寺が見えてきます。
藤原氏ゆかりのお寺で、平城京時代に栄華を誇った藤原家が垣間見られます。
左側に見えるおじさんの背中は、鹿せんべい売りの方で、出勤風景を写真に撮りました。興福寺 寺・神社・教会
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鹿せんべいの屋台です。
鹿せんべいの話を後日職場でしたところ、あるグルメ評論家曰く「鹿せんべいは味がしない」と。さすが評論家はアクティブです。鹿せんべいまで口に入れてしまうとは。 -
おっちゃんは鹿たちと朝礼中。朝礼が終了して鹿はせんべい売りのおっちゃんについてきます。
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鹿への対応は気を付けましょう。
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歩道ではおっちゃんと鹿の戯れが見られます。
草食系の鹿たちは平和です。都会ではお金を出して「猫カフェ」へ行くという文化がありますが、ここでは「鹿せんべい」という切符を手に入れると鹿と戯れることが可能です。 -
かわいいです。癒しの時です。そもそも鹿は芝を食べるのが本業らしいのですが、ここの鹿は「せんべい」ばかり食べています。こんなんで良いのでしょうか?
あとで調べたところ、奈良の鹿せんべいは6社が専門で製造していて、米と小麦で作るようです。つまり「穀物?]と思ったのですが....それ以上は詮索せず。 -
興福寺の五重塔と「藤の花」です。
藤原不比等氏は、690年頃に当時の持統天皇(女帝)と連立政権を打ち立てた策略家で、710年にこの奈良の地に京を移して「平城京」を造った中心人物と言われています。
その栄華を湛えるかのように、この興福寺は藤に囲まれています。
ちなみに、藤原不比等氏は、藤原鎌足(中臣鎌足、中大兄皇子と大化の改新を行った人物)の息子です。興福寺 寺・神社・教会
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入り口から興福寺に入って左側に「東金堂」と「五重塔」が見られます。この「東金堂」は、726年頃に聖武天皇が建立したものと書いてあります。藤原氏の栄華を後世に残そうとしたようです。どこにでも鹿は登場します。
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五重塔を藤棚から見てみます。
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南円堂は、入って右側にあります。
この右手にある藤棚がまた歴史を感じさせます。根元は石で囲われて守られています。興福寺 南円堂 寺・神社・教会
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これが藤の根です。
歴史を刻んでいます。藤原氏が植えたものは既に途絶えていて、現在の根っこは17世紀のものだそうです。 -
興福寺を後にします。
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興福寺から県庁前に戻って歩いていると、なんと鹿のコロニーです。
鹿が横断歩道を渡っているではないですか?
車が横断歩道で止まって、その前を堂々と鹿が渡るシーンが見られます。
ちなみに、正面に見える建物が奈良県庁です。 -
鹿が歩道を半分越えたところで、ドライバーは車を再発進です。
鹿は何も恐れることなく、我が道を歩き始めました。 -
鹿の行き来が多い交差点の近くに行ってみると、今度は左側から違う鹿が渡り始めました。
こういうのを鹿の野放し状態というのでしょうか。奈良県庁にも入って行きそうです。
ちなみに、鹿はどうやって寝るのでしょうか?鹿の小屋もあるわけではないので気になったのですが、調べると近くの森の中で寝るようです。 -
渡っていきました。
ちなみに、鹿も藤原氏に関係があるようです。
鹿は藤原氏の守護神として春日大社が祀る「タケミガヅチノカミ」が白鹿に乗ってやってきたという言い伝えにより、奈良では大事にされているようです。鹿は神の使いだそうです。
ということから、この奈良公園内では鹿は治外法権のようです。 -
鹿せんべい屋さんの仕事準備中です。
これから観光客がどっと訪れてきます。 -
おっちゃんが鹿に教えています。頭を下げるんだと。
鹿は一緒になっておっちゃんと頭を下げます。 -
堂々と横断歩道を横切る「神の使い」です。
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おっちゃんになついています。
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皆角は切られているようです。
こう見てみると、牛のようになっていませんか?体も大きくて。とても飛んだり跳ねたりする俊敏な生き物とは思えません。 -
さあ、ここからなだらかに丘を上がっていきます。国立博物館です。向こうから鹿が降りてきました。まるで「牛」に見えます。
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国立博物館、今日は時間がないので次の機会にします。
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やきいもを売っているおばちゃん発見。ここは国有地なので、きっと国の許可を得ているのでしょう。バックには国立博物館が見えます。
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東大寺に向かってなだらかな坂を上がっていくと、左側に神社が見えてきます。氷室神社と書いてあります。ひっそりとして、観光客は素通りしてしまいます。でも何となく風情があるのでお参りしました。
やはり、平城京では氷室(冷蔵庫)の役割をしていた神をここに祀っているようです。意味がしっかりあるんです。氷室神社 寺・神社・教会
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手を清めるところにはこんな風情が。
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氷室神社にも藤棚がありました。立派です。
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氷室神社を後にして、東大寺を目指すところで少し疲れてきました。すると左側に「無料休憩所」があります。奥村記念館と書いてあります。
ゼネコンの奥村組の初代が奈良県出身で、ここを無料で開放しているんです。トイレもあります。奥村記念館 美術館・博物館
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2階に昇ってびっくり。ここから東大寺が一望できます。
さすが、財をなすとこういうところでお返しをするんですね。 -
正面が東大寺で、右に見えるのが南大門(東大寺の入り口にあたる大きな門)。
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2階展望所です。よく見渡せます。
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1階に降りると、丁度中国の方々がビルの免震構造模型で議論していました。やはりマンションに興味があるようです。
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さあ、ここからが東大寺です。鹿と戯れている内に時間が過ぎてしまいました。人が溢れています。鎌倉の八幡宮のようです。
先ずは第一関門の「南大門」へ向かいます。東大寺 寺・神社・教会
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両側にはお店が立ち並びます。いました。ご当地キャラクター。
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東大寺を南大門から覗き見ます。
東大寺 寺・神社・教会
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これが奈良の大仏がお座りになっている大仏殿です。
この建物は1709年に造りなおされたものだそうです。 -
これが東大寺の入り口です。拝観料500円を支払って。
東大寺 寺・神社・教会
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拝観料をお支払にならない方はここから大仏殿を拝観です。無料。
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さあ、大仏殿に向かって歩いていきます。ドキドキしてきます。
30年前に来たのですが、全く忘れています。
それにしても大きい建物です。建物の高さは50メートル以上あるようです。大仏さんの高さは15メートルです。 -
やさしい顔が見えてきました。
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後ろ姿もやさしいです。
ちなみに、頭にある玉は全部で996個あるとのことです。 -
大仏さまは752年に完成したようです。でもこれは世界で唯一の金銅仏だそうです。これだけのハイテクをよく当時の方は造ったものです。
先ずは粘土で作って、外側を土で固めて、その隙間に上から金や銅を流し込んで造ったようです。 -
なかではこんなことが行われていました。穴をくぐると良いことが起きるのでしょうか。
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大人も頑張ります。何とか出てきました。
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みな並んで順番待ちです。日本人は大好きですね。
外人が面白がって写真を撮っていました。 -
穴から出てくるシーンを皆写真撮っています。
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さあ、東大寺から出て左へ折れてまた山を昇ります。
この上には「うれしい景色」が待ってると思うと、頑張ります。 -
二月堂です。
毎年3月12日に行われる「お水取り」が有名です。
この上で松明を焚いて、その灰を被ると1年無病息災になるようです。 -
階段を昇ると、景色が変わります。
よくJRのパンフレットに出てくるようなシーンです。
ここから天平の甍がずらーりと見えます。 -
こんな感じで、風も涼しくてほっとしました。
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裏には無料休憩所があります。みなのんびり寛いでいます。
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二月堂から階段を下ります。風情があります。
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二月堂の前にある小屋。これが重要です。観光客の皆さんは素通りしてしまいますが。
ここには2つの井戸があって、普段は乾いていますが、毎年3月12日になると不思議に水がわいてくるようです。この水を汲んで、お水取りというようです。(若狭からあなが繋がっているようです)すごいロマンです。 -
これが今年の3月に使った松明です。小屋の目の前にあります。
わかりづらいので注意してみてください。 -
さあ、最後の山登りです。
これが若草山です。なんか、イチャイチャしているカップルが...若草山 自然・景勝地
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若草山に入るにも150円かかるようです。
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若草山のあとは、春日大社です。
全国の春日大社の総本山で、平城京ができたときにその守護としてここに春日大社が建立されてようです。春日大社 寺・神社・教会
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やはり藤の花です。藤原氏を祀っています。
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あでやかな赤です。
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今年は60年に一度の式典があるようです。
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入り口の門は意外に質素でした。
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ここでもまたキャラクターです。
「すがちゃん」というようです。かすがの「すが」から来ています。
皆、「すぎちゃん」の方が「ええよ」と言っていました。 -
奈良には地下道もあります。帰りはどんどん下っていきます。
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帰りはJRで大阪まで帰ることにしました。
そばやがあったので入ります。JR奈良駅近くの左側にあるそば屋さんに立ち寄りmした。「霧下そば、かえる庵」です。 -
JR奈良駅です。
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階段にもしっかりと。
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御神鹿のふんというお土産。
駅前のコンビニに置いてありました。 -
こちらも同様。鹿のふんに似せた「チョコだんご」。
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エスカレータは右側に立って。お約束。
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JR関西本線で大阪行きの「大和路快速」に乗ります。やはり行きの近鉄線同様に30分くらいで大阪に着きます。運賃も560円で近鉄と同じです。
‐奈良は、結局「鹿と大仏」が主要な観光財源であることが再認識できました。
奈良県庁前での鹿が「治外法権」を持っていること。
鹿せんべいは「味がしない」こと。
「せんとくん」は奈良では意外に地味であること。
等々、無事奈良の検証を終えて電車に乗ったとたん、眠りに落ちました。JR 奈良駅 名所・史跡
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