2015/04/09 - 2015/04/20
192位(同エリア1591件中)
mahaさん
年明け、イランのことを調べていましたが、女性の一人旅は結構きつそうだとあきらめた直後、カタール航空のカイロ行の安いチケットが出てきました。かなり安かったので家人に[カイロ行こうかな]というと、「20年以上たっていれば、ずいぶん変わっているんじゃない?行きたかったら行ってみたら?」という返事。去年から外務省の危険レベルも1段階引き下げになっているし、シシー大統領になって少し落ち着いているから大丈夫だろう、春休みの後、ゴールデンウイークの前の時期に行こう・・と、ポチッと購入。
ところがその2日後、安倍首相がカイロで支援を表明、その後ISILでの人質殺害という悲しい事件が起こってしまいました。エジプト国内の組織の外国人は国外へ出ていけという宣言もあり、さすがに家人も大丈夫?といぶかり、私も迷ってカタール航空に電話をかけたりもしました。
チケット自体はサーチャージ分しか返金できないし、キャンセルは出発前日まで出来るので、もう少し様子をみてはどうですか?というアドバイスもあり暫く待ってみることにしました。単発的な小さな爆発はあるようでしたが大きな危険につながるような感じではなかったので、3月初め、やはり予定通り出かけることにしました。
警察や軍の関係した建物には近づかない、今回はカイロのみで砂漠やシナイ半島には行かない、市内では明らかな外国資本のホテルには泊まらない・・・などを自分への条件としました。
カイロに滞在してわかったこと、それはエジプト人の昔と変わらない日常生活とおしゃべり、親切なおせっかい、家族を大切にする暖かい心でした。
変に恐れてキャンセルしなくて本当に良かった!
本当にたくさんの親切と外国人をすんなり受け入れるカイロっ子たちのおかげで、とっても楽しく旅してきました。
古代遺跡だけではない、今のカイロです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
4月9日0時30分羽田発のカタール航空です。
カタール航空は成田からと羽田からの2便あり、どちらも出発は夜なのですが帰りが成田便は夕方着、羽田便は夜中着です。成田便は使ったことがあるので、今回は羽田便にしてみました。
今回初めて外務省の「旅レジ」に登録して行きました。9日に出発と登録しておいたので、8日つまり今日最新情報メールが届き、滞在先のホテルは必ず家族に知らせておいてくださいと言う一文があったので、そんなに危ないの?と、家族に心配されました。多分、自動的に配信されただけだと思いますが、、、
カタール航空羽田ーカイロ往復 ¥71810(サーチャージ込み、帰国後の平和島温泉付き) -
羽田便の搭乗率は3割程度!?
やはり成田便のほうが乗り継ぎや帰りのことを考えると効率がいいようで、そちらに乗っていってしまうせいか、羽田便はがらがらでした。
私としては3席横1列使って寝ていけたので楽でしたが、帰りも同じ程度の搭乗率でしたので、かなり赤字路線だと思います。
今回からカタール航空のマイレージプログラムに入り、好きな席は通路側と登録しておいたら、総て自動的に通路側になっていました。787でしたし、とても快適に過ごして行けました。 -
カタール航空の機内食はかなり美味しいです。
中東3社(エミレーツ、イッティハード、カタール)の中でも一番美味しいと思います。 -
私、機内食のオムレツは嫌いなんです。でもこのオムレツは和食の卵焼きみたいで、すごく美味しかった。。。
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ああ〜夜が明けてきた。もうすぐドーハです。
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ドーハの空港は昨年5月に新しくなって、どこもピカピカで広くなりました。
この黄色いクマさんを中心にA,B,C,D,Eのゲートエリアに分かれています。
このくまさん、私はどう見ても大相撲の「ハッキョイ セキトリ君」にしか見えません。
免税店は分散していて、ドバイのようには楽しくありません。
中国人の旅行客で溢れていました。 -
右を見ても左を見ても、カタール航空機。
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ドーハ→カイロ便機内食
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4月9日11時30分くらいにカイロ到着。
銀行で25ドルのヴィザ購入と400ドル分をエジプシャンポンドに両替。
銀行は皆同じレート(1ドル=7.58エジプシャンポンド)でした。 -
今回のレート、1ドル=7.58エジプシャンポンド=16円位でした。
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カイロ空港にあるオべリスク。
カイロ市内にはこのほか、ゲジーラ島とヘリオポリスにオベリスクがあります。紀元前13世紀、ラムセス2世によって作られ、サーン・イル・ハルガで発見されてカイロに持ってこられたものです。 -
「ドッキまで私一人よ]って言ったら、ちょっと待ってて・・・って、相乗りの人を探しに行った。カイロのタクシーは昔も相乗りは珍しくなかったんですが、今でもそうなんですねぇ。
実はエジプトは私が10代から20代の青春そのものを過ごした第二のふるさとなんです。
このところはヨーロッパとか湾岸諸国とか綺麗な国々ばかりを訪れていて、エジプトへ来たのは実に四半世紀ぶり(>_<)
ー -
すぐドッキ方面へ行くおじさんが見つかり、出発〜(^.^)
着くまでず〜っとおしゃべりです。本当に明るくおしゃべりで愉しい人々です。
タクシーはメーターでなく、一応80ポンドで妥協。 -
ラムセス駅が見えてきました。
東京でいえば、上野駅みたいなものかな・・・ラムセス駅 駅
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空港からドッキ迄約1時間。ドッキ地区は中心部タハリール広場からナイル川を渡ったところです。
2時頃ホテルに着いて、早速中心街に出かけることにします。
ドッキのタハリール通り。
ここから地下鉄に乗って、中心街へ3駅、タハリール広場に出るサダート駅には止まらないので、実際には2駅。 -
中心街にいたブタガス屋のおじさん(本当はブタンガスなのかも知れません。でも、通称ブタガスと呼んでました)
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中心街にはこんなちょっと見ヨーロピア〜ンな素敵な通りもあります。
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タラアト・ハルブ広場。カイロの新市街の中心ってところかな?
建っているのは、タラアト・ハルブ像。
タラアト・ハルブさんというのは、1867年生まれの銀行家であり経済学者です。ミスル銀行やエジプト航空をはじめとする多くの企業を起こし、エジプト産業近代化に多大な貢献をした人です。 -
タラアト・ハルブさんはエジプト映画産業の基礎を築いた人でもあり、今でも映画館はとても賑わっています。この広場の近くにも幾つかの映画館があり、観ようかとも思っていたのですが、凄く混んでいたので断念!あまり人の多く集まっているところにはなるべく近づかないと、一応用心して。。。(でも、人の少ないカイロなんて無いです)
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タラアト・ハルブ広場に面したスイーツ屋さん「グロッピー」(エジプト方言ではグロッビー)
懐かしいので入ろうと思っていたら、改装中でした。
この広場に面した建物は1900年代前のものが多く、グロッピーも創業1891年という年代もの。グロッピ スイーツ
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喉が渇いたので、オレンジジュースを飲むことにします。その場で絞ってくれます。
中心街のジュース屋さんだからちょっと高くて、1杯6ポンド(96円ほど)でした。 -
店はきれいだけどね。
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相変わらず地面の近くでパン売ってた〜(>_<)
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こちらは奥で焼いているパン屋さん。
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お兄さんが持っているゴマが付いたクッキーもらって食べたら、おいしかったです!
ありがとう!ごちそうさま! -
ここら辺はこのモヒーというオッチャンと歩いてみました。
パン屋さんの横を通るたびに1個ずつつまみ食い、デーツ入りのパン美味しかった。
私が昔住んでたところで、当時働いていたという縁。 -
ジュース売り屋さん。
ちょっと派手だったので、一瞬観光用かな?と思ったけど、観光客は怖いから絶対飲まないよね
その後、何人もこういうジュース売りを見かけたし実際に買っている人もいたから、まだ生業としてあるのでしょう。
街の風物詩としてもなくならないで欲しい…なんていうのは、勝手ですね。 -
カイロの第1食めは少し良いところで食べようと「アラベスク」というレストランへやってきましたが、ここも工事中でした。
アラベスク 地元の料理
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エジプト考古学博物館
カイロ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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タハリール広場の向こうに見えるのは、ムガンマアというお役所。ヴィザとかで来ることがあったけど、いつもたらいまわしにあちらこちら行かされる悪名高い所でした(笑)
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中心街をうろついたので、そろそろ夕飯にします。
「フェルフェラ」 -
店の中でハトを飼っています、ハト料理もあるのにねぇ・・・
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第1食めは、大好きなモロヘイヤにしました。
モロヘイヤは最近日本でもサラダとして売っていますが、エジプトでは専用の包丁で細かく刻んで鳥やウサギで取っただしで煮て食べます。
ドロドロした緑色のとろろのような感じで、かなりの粘りがあり、ニンニクの香りが食欲を刺激します。ご飯と一緒に食べて、しあわせ〜〜〜!(^^)!
因みにエジプトのお米はもともと日本から来たジャポニカ種(農林○号って聞いたことあります)を品種改良したものです。なので、他のアラブ諸国では細長いお米が出てくるのに対してエジプトでは日本と同じ丸いお米が主です。
飲み物は、ハイビスカスジュース「カルカディ」 -
デザートは「ムハッラべーヤ」という、ミルクをコーンスターチで固めたもの。牛乳ミルクプリンってとこかな、、、冷たくて美味しかったです。
モロへーヤとご飯、ハイビスカスジュース、ムハッラべーヤで71.5エジプシャンポンド(1150円ほど)。
レストランは税金やサービス料などが上乗せされてくるので、高いです。
サービス料入っているけど、きりがいいところまでお釣りから残していきます。 -
「フェルフェラ」
入口は狭いですね。
カイロに何店舗かあります。味も値段も雰囲気もまあまあで、利用し易いレストランです。 -
「カフェ・リシュ」
フェルフェラのすぐ近く、1908年創業のカフェ。
ここは、1952年の革命の前、ワフド党員の溜まり場だったといわれています。警察に踏み込まれたときに逃げられるような秘密の扉がある(あった)そうです。
入ろうかと思ったけど、お腹いっぱいだったので断念。 -
地下鉄の駅へ歩いている途中にかなりの人だかりのお店がありました。
「カザーズ」というファストフード店でした。
結局食べる機会はなかったけど、これだけの混みようなら絶対美味しさ保証!! -
普通の美容院、右側のお店
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地下鉄「ムハンマド・ナギーブ」駅入口。
カイロの地下鉄の駅名は人の名前がついているところが多いです。
このムハンマド・ナギーブは、1952年のクーデターで首相になり、初代エジプト共和国大統領になった人(有名なナーセルの前の大統領です)
因みに、ブルーラインに「ガマール・アブドル・ナーセル」と云うナーセル元大統領の名前の駅もあります。
ムバーラク駅は「ショハダー」駅と改名されました´д` ; -
地下鉄駅の切符売り場。
地下鉄は一律1ポンド(16円ほど)です。 -
真ん中あたりに女性専用車があります。
イスラームの教えで女性と男性は同じところにいてはいけない。そして女性は守られているので、地下鉄でも、モスクでも女性と男性は別の場所にいるようになっています。
女性車両の中は面白いですよ。
男性車両にはいないスカーフ売りやTシャツ売り、アクセサリー売り、ストッキング売りなども来て、みんな結構買っています、そのほかティッシュ売りや飴売りなんかは男性車両と同じです。
おばあちゃんや小さい子連れの人が乗ってくると必ず席を譲りあうし、でも喧嘩なんかも大声でしています。周りの人がやめなさいって止めますけどね。
うるさいけど(ごめん)、無関心なんかじゃないとっても気のいい暖かいエジプト女性たちです。
ドアーのところにいると、「次降りる?」って、必ず声をかけられます。「私降りるから、ごめんなさいね」って知らせてくれているんです。
地下鉄や橋や駅などはきっと写してはいけないんだと思うので、ちょっと隠し撮りです。 -
ドッキの大通りに面した商店街
乾物屋さんかな・・・ -
オレンジがぶら下がっているのがジュース屋さん、手前は携帯のカバーを売っていたかしら・・・
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ホテルの近くのミスル銀行外のATM。
カードが吸い込まれたら怖いので私は使わなかったけど、使用している人を何人も見かけたから大丈夫だと思います。サフィアー ホテル カイロ ホテル
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本日から2泊「サフィール ホテル」
2泊税込 ¥18396プラス220ポンド。プラス220ポンドというのは、日本で間違ってエジプト居住者料金で予約、支払いしてしまったので、現地で差額分を支払ったからです。
カイロのホテルは結構高いです。中心街には安いホステルが多いのですが、値段なりなので、前回の旅行で寝られなかった経験から、物価の割に高くてもキチンと払うことにしました。ここは値段以上に良かったです。
地下鉄ドッキ駅から徒歩5分位。サフィアー ホテル カイロ ホテル
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ナイル川が見えない分安いのだと思いますが、よいホテルでした。
ただすんなり英語で話してこない、普通にアラビア語で話してくるので、アラブ人の宿泊客が多いのだと思います。 -
バスタブもありますし、お掃除もキチンとなされていました。
さぁ 明日から本格的に街歩きを楽しみます。
今日は、おやすみなさい・・・ -
ミサーハ広場にある「サフィールホテル」からの眺め。
翌日朝の風景です。サフィアー ホテル カイロ ホテル
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遠くに茶色く見えるのが、ムカッタムの丘。
翌日朝の風景サフィアー ホテル カイロ ホテル
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ビルの間にカイロタワーが見えます。
翌日朝の風景サフィアー ホテル カイロ ホテル
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翌日朝。
朝食会場の様子。
別の場所に温かい食べ物があり、エジプトの代表的な朝食メニューは一通りありました。 -
朝食会場
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この旅行記へのコメント (5)
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- 空飛犬quillさん 2015/04/22 08:18:18
- おっとエジプトでしたか
- mahaさん
おはようございます。
久しぶりですね〜〜。エジプト人って人懐こいですね、チョット意外。
エジプトに住んでたことがあるんですか。
そりゃ凄い。
古代文明が好きな空飛犬としては羨ましい限りです。
でも、砂漠に近い所には行けないんです。鼻炎を発生させちゃいますからね(ー ー;)
大英博物館へ行くしかないんですヨ。
イギリスも旅行リストに入っているのですけど、
中々実行できませんねえ。
空飛犬quill
- mahaさん からの返信 2015/04/22 16:15:32
- RE: おっとエジプトでしたか
- 空飛犬quillさま
こんにちわ!お久しぶりで〜す!
古代遺跡、お好きですか?実は私は古代遺跡はあんまり興味なくて、カイロ行ったのにピラミッドもちょっと行っただけで、4月の末まで本当に珍しく3ピラミッド全部同時に開いているのに、入りもしないで帰ってきちゃいました(~_~;)
大英博物館にはスフィンクスのひげ…猫のひげのようなものじゃなくて、ツタンカーメンが顎に付けているような長い付け髭・・・が、あるんですよ。
現在エジプト政府が返還交渉中だそうです。
ルーブル美術館のエジプト遺跡展示品のところで迷子になりそうになったことがあるのですが、そのくらい、イギリスにもフランスにも貴重な古代遺跡の数々、持ち去られているということですね(怒)
エジプトは古代遺跡のほかにも、いろいろな歴史を見てきている国なので、そんな感じの旅行記作成したいと思っています。
maha
>
>
>
- 空飛犬quillさん からの返信 2015/04/22 20:47:13
- RE: RE: おっとエジプトでしたか
- mahaさん
こんばんわ。
> 現在エジプト政府が返還交渉中だそうです。
> ルーブル美術館のエジプト遺跡展示品のところで迷子になりそうになったことがあるのですが、そのくらい、イギリスにもフランスにも貴重な古代遺跡の数々、持ち去られているということですね(怒)
そうなんです。
私は以前から「これはいかんだろう」と思っていたんです。
盗人にも三分の理って言うんですかね。ヨーロッパ人に言わせると「政情不安定な地から貴重な遺産を守った」って理屈をこねるんですよ。
でもISILが貴重なメソポタミア文明の遺産を破壊したり、タリバンがバーミヤンの石像を破壊したのを見ていると、ヨーロッパ人の理屈が正当化されてしまいます。
でも、あるべき所に存在するのが遺産と思うんですよ。
難しい所です。
> エジプトは古代遺跡のほかにも、いろいろな歴史を見てきている国なので、そんな感じの旅行記作成したいと思っています。
続編を楽しみにしてます。
空飛犬quill
-
- ayaさん 2015/04/21 19:52:25
- エジプトいいなぁ〜
- エジプト憧れ続けてます。
mahaさんは住んでみえたんですね。
でもこの状況・・・私はいまいち勇気がでず(>_<)
モスクワ行ってきました!
サボイ素敵でした☆
必ず再訪しますよ〜モスクワ。
aya
- mahaさん からの返信 2015/04/22 15:53:22
- RE: エジプトいいなぁ〜
- ayaさま
こんにちわ!
エジプト、大丈夫ですよ。私がうろうろしていたところは観光客が必ず行くような観光地ではなく、地元の人の生活の中でのカイロなので、観光だけでいけばもう少し、きちんとしたところに行くはずですよ(笑)
ただ、砂埃はひどくて、1週間目くらいの時咳が出はじめて、これは長くいたら大変だな・・・と。
みなさんピラミッドとアッパーエジプトの遺跡の旅行記が多いので、エジプトはそれだけじゃないんだよって感じで、旅行記作成することにしました。
モスクワ、素敵でしたよね!
再訪したい気持ち、私も同感!
maha
>
>
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