2014/12/30 - 2014/12/30
4位(同エリア96件中)
エンリケさん
年末年始のラオス旅行4日目。
この日は一日半を過ごした世界遺産の町ルアンパバンを去り、いよいよラオス周遊の旅へ。
まずはラオス航空でラオス南部の中心都市パクセまでひとっ飛び。
そして旅行会社でトゥクトゥクを手配し、パクセから南へ約50km離れたチャムパーサックの地にある世界遺産のアンコール遺跡ワット・プーへ。
本家であるカンボジア・シェムリアップのアンコール遺跡よりも規模は小さかったものの、いまだ観光開発されていない壮大なチャムパーサック平原とともに味わえる遺跡の雰囲気は格別。
トゥクトゥクでの移動の間はノスタルジーあふれるラオスの田舎の風景に出会え、朝から晩まで“これぞ旅”といった感じで、すべてが大満足の一日となりました。
<旅程表>
2014年〜2015年
12月27日(土) 成田→バンコク
12月28日(日) バンコク→ルアンパバン
12月29日(月) ルアンパバン
○12月30日(火) ルアンパバン→パクセ→チャムパーサック(ワット・プー)→パクセ
12月31日(水) パクセ→シーパンドン(デット島&コーン島)
1月 1日(木) シーパンドン(デット島)→パクセ
1月 2日(金) パクセ→ヴィエンチャン
1月 3日(土) ヴィエンチャン→バンコク
1月 4日(日) バンコク→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
12月30日(火)
この日は一日半を過ごした世界遺産の町ルアンパバンを去り、いよいよラオス周遊の旅へ。
まずはルアンパバンを去る前にもう一度、ということで、メインストリートのサッカリン通りにて、早朝6時20分から始まったオレンジの袈裟を身に纏った僧侶たちの托鉢風景を見学。
この日も多くの外国人観光客が、托鉢僧への寄付者として、ルアンパバンで最も有名なこの行事に参加しています。 -
サッカリン通りを一直線に進むオレンジの行列。
毎日この修行を続けている僧侶たちの心情や如何に・・・。
わたしのような無信教の一日本人には全く想像できない世界です。 -
当然ながら、行列には前日にも見た顔が。
この日も小日向文世さんは規則正しく托鉢です(笑)。 -
行列はサッカリン通りを途中で右折し、裏道に来たところでさらに右折して、ワット・シェントーンなどそれぞれ出てきたお寺へ戻っていきます。
この日もまた、行列の最後の一人がワット・シェントーンに吸い込まれるまでの30分間、托鉢の様子を見続けてしまいました・・・。 -
ゲストハウス(ヴィラ・ソンポン)に戻って7時15分、前日と同様、ナムカーン川の見えるテラスで朝食。
前日と違って曇天なのがやや残念なところですが、美しい自然の中での朝食、この上ない至福のひとときです。 -
注文したのは前日と違うタイプのオムレツ。
美味しいフランスパンやフルーツ、コーヒーにジュースまでサーヴされ、朝から大満足の思いです。
2泊でこの宿を去るのが本当に残念・・・。
ルアンパバンを再訪することがあったら、ぜひまた泊まりたい宿になりました。 -
朝食をとり荷物を整理して8時15分、パクセに飛ぶため、ついに宿を発つ時が。
去り際に気さくなおかみさんから、“2日間でルアンパバンを去るなんて短いわよ。今度はもっと長い休みを取っていらっしゃい”と言われ、最後までアットホームな雰囲気を味わうことができました。
そしてトゥクトゥクを呼んでもらって(空港まで40,000kip=約610円。タクシーなら50,000kip=約760円)荷台に乗り、おかみさんにさよなら。
この後もそうですが、今回の旅はやたら去り際が寂しくなることが多かったですね・・・。
どうやら本気でラオスを好きになってしまったようです。
軽トラック型のトゥクトゥクは大きな排気音を上げながら宿を発ち、サッカリン通りを経由して空港へ向かいます。
托鉢僧の行列を見たり、何度も行き来したサッカリン通りともお別れ・・・なんだか切ないですね。 -
トゥクトゥクの荷台から、サッカリン通り、そしてシーサワンウォン通りと、1日半馴染んだルアンパバンのメインストリートを目に焼き付けます。
-
と、シーサワンウォン通りとインタソム通りの交差点の手前に来たところで渋滞。
こんな田舎の町でも通勤ラッシュってあるんですね・・・。
とは言っても日本の渋滞よりは大したことはなく、5分ほどで抜けられましたが、空港に向かうときなどはこんな渋滞に遭遇してあせることのないよう、余裕を持って行動したいものです。 -
ルアンパバン初日に素晴らしい夕景を見ることのできたプーシーともお別れ・・・運転手さん、いいルートを周ってくれますね。
-
8時30分、ナムカーン川に架かる橋を渡って、後はルアンパバン国際空港まで一直線。
-
そして8時35分、ルアンパバン国際空港に到着です。
途中、5分ほど渋滞につかまりましたが、半島のようなルアンパバンの町の先っぽから20分で空港に着くことができました。
感慨深いルートを周ってきた記念に、乗ってきた軽トラック型のトゥクトゥクをパチリ。
運転手さんにお礼を言ってこの場を後にしました。 -
ルアンパバンから南東へ1,000kmほど離れたところにあるこの旅第二の目的地パクセへは、飛行機を利用。
日本を発つ前に、予めラオス専門の旅行会社“ジャンピングツアー”にラオス航空の手配をお願いしました。
*ルアンパバン発パクセ行きの国内線は、当時の金額で運賃17,200円+燃油1,400円+空港使用料270円+発券手数料2,000円=20,870円。
【ラオス専門店 ジャンピングツアーHP】
http://www.jumping-lao.com/lticket.html#27
国内線の価格は本家ラオス航空のHPと全く同じな上、係の人はとても対応がよく、ラオスに関する細かな情報を教えていただいたり、リコンファームもやっていただいたりして、たいへん好感が持てました。
・・・さて、ルアンパバン発パクセ行きQV513便の離陸時間は10時40分ですが、空港内で一休みしていたところ、同じくパクセへ向かうという日本人の一人旅の女性と遭遇。
聞くと、わたしと同じくワット・プーとシーパンドンを周るということで、向こうに着いたら行動を共にすることにしました。
・・・今回の旅は、素晴らしい現地の風景や雰囲気、美味しい食事だけでなく、こんな出会いがあって、ほんと、出来すぎた旅ですね(笑)。
そんなこんなで10時35分、ゲートが開いていよいよラオス航空の飛行機に乗り込みます。
機体はプロペラ機のATR72-600です。 -
尾翼にはラオスの国旗とともに、ラオスの国花プルメリアが。
かわいらしいロゴですね。 -
機内の様子はこんな感じ。
ラオス航空はこの前年の2013年10月16日に、ヴィエンチャン−パクセ間で墜落事故を起こしており(当日の台風の影響か?)、その後に導入されたのか、とても新しい機体です。
フライトアテンダントもちょっぴりふくよかなイケメン君で頼もしい感じ(笑)。 -
機体は10時40分、定刻通りルアンパバン国際空港を離陸。
眼下にはルアンパバン県の青々とした山々が。 -
11時、2時間弱の短い飛行時間ながら、昼食が提供されます。
フランスパンではなくコッペパンのサンドイッチとケーキという、あまりラオスっぽくないメニューでしたが、普通に美味しくいただけました。 -
離陸から1時間以上が経過した12時、眼下の景色からは山岳地帯が消え、赤土の目立つ大平原の世界が。
カンボジアやタイとの国境に近いラオス南部の景色です。 -
そして12時30分、ラオス航空QV513便はほぼ定刻通り、パクセ国際空港に着陸。
機体を降りると、心地よい太陽の光が・・・パクセは緯度でいえばバンコクに近いあたりですが、年末年始のこの時期は、日中は半袖ですごせるものの、汗をかくほど暑くはない感じです。
何年か前にいったカンボジアのアンコール・ワットが、この時期じっとしていても汗をかくほど暑かったのに比べると、だいぶ過ごしやすいです。
(この年のラオスが異常に涼しいだけかもしれませんが・・・。)
ここで手持ちのkipが少なくなってきたので空港の両替所で5,000円を両替しますが(出発時にルアンパバン国際空港の両替所は閉店中でした。)、1円=62kip(10,000kip=161.29円)と、1円=65.53kipだったルアンパバン国際空港よりも悪いレート。
後日、ヴィエンチャンの空港でも両替所をのぞいてみましたが、3空港ではルアンパバン国際空港がいちばん円からの両替レートがよかったですね。
さすがはラオス一の観光都市ルアンパバン。 -
12時45分、ルアンパバン国際空港で出会った一人旅の日本人女性と合流して、まずはパクセの街なかの宿へ。
空港の建物出口にたむろしていたタクシーの客引きをスルーし、空港の敷地入口付近にいたトゥクトゥク(オート三輪型)をつかまえます。
料金は街なかの予約していたホテルまで2人で40,000kip(約610円)。
相手の言い値は最初からこの額で、交渉の余地はありませんでした・・・。 -
空港からパクセの街なかまでの道はこんなふうに一部未舗装で、土がむき出しになっており、車が通るたびにすごい土ぼこりが舞い上がります。
土ぼこりもなく上品な感じのしたルアンパバンと違って、昔ながらの東南アジアに来たな〜という感です。 -
13時、空港から15分ほどでパクセの街なかに到着。
さすがにメインストリートは舗装されているものの、道路のところどころに乾いた土の粉がたまっていてほこりっぽいですね。
それでも、こののんびりとしたラオスの雰囲気が気に入ってしまったせいか、不思議と“汚い”という感じはしません。
むしろ味があっていい感じ♪ -
まずは荷物を置きに、アゴダで予約していた“ピー・ダオ・ホテル”(Phi Dao Hotel)にチェックイン。
外国人向けのホテルやゲストハウスの集中する大通りの交差点に立地する大変交通の便の良い宿で、部屋は広々としてきれいな上、1泊2,500円程度(朝食なし、ホテル税21%含む)と、コストパフォーマンスも最高です。
さすがにバスタブはありませんが、シャワーのお湯の出は問題なしです。 -
ホテルに荷物を置いた後、すぐ隣の建物にある旅行会社“パクセ・トラベル”(Pakse Travel)で、この先の交通手段を手配。
まずはこの後のワット・プーまでの往復のトゥクトゥクが1台340,000kip(約5,200円、自動車なら420,000kip=約6,400円、4人以上なら1人120,000kip=約1,900円でミニバスも手配可能)。
そして翌日、翌々日のシーパンドンツアー(デット島往復1人130,000kip(ミニバス+ボート)にコーンパペンの滝までのトゥクトゥクオプション1人60,000kipをプラスして1人190,000kip=約2,900円)もついでに手配。
手配してくれたパクセ・トラベルの係員は中川家の弟にそっくりで(笑)、中華系なのかラオス人には似つかわしくなくテキパキと説明してくれ、非常に好感がもてました。
・・・そんなこんなで13時45分、早速やってきたオート三輪型トゥクトゥクの荷台に同行の女性と2人で乗り込み、ルアンパバンに比べ川幅の広くなった雄大なメコン川に架かるラオス・日本大橋を渡って、ワット・プーまでの中距離トリップスタート!
ちなみにこのラオス・日本大橋、全長は1,380mで、2000年に日本の経済協力により開通したことからこの名がつけられたそうです。
その姿は10,000kip紙幣にもデザインされており、日本に対するリスペクトが感じられます・・・どこかの隣国とは大違いですね(笑)。 -
メコン川に沿ってパクセの南方チャムパーサックにあるアンコール王朝(クメール王朝)の遺跡ワット・プーまでは片道約50kmの道のり。
こんなのどかな緑に包まれた道を通っているかと思えば・・・。 -
まだ舗装されていない、ほこりが巻き起こる赤土の道も通っていきます。
・・・窓ガラスもなく直接目に入ってくる景色自体は見ていて楽しいのですが、20分も走ると、檻の中に入っているようなかがんだ体勢をしていることもあって、トゥクトゥクの振動が身体にこたえてきます。
年配の方にはトゥクトゥクでの長い時間の移動はちょっときついかも・・・。 -
出発から1時間15分後の15時、ワット・プー遺跡公園の入口に到着です。
30分経過したあたりから写真も撮らずぐったりしていました(笑)。
ドライバーには2時間半後の17時30分に戻ってくると告げ、入口のゲートで入場料50,000kip(約760円)を払って中へ。
最初は写真に見える遺跡展示ホールを見学(内部撮影禁止)。
このあたりで出土したものと思われる7〜8世紀のプレ・アンコール時代のリンガ(男性器)、ナンディー(聖牛)、ヴィシュヌ神の像や、12世紀のナーガ(蛇神)の像など、ヒンドゥー教の遺品が平屋建てのフロアに数多く展示。
彫刻の出来はやはり本家カンボジアのアンコール・ワットより全体として稚拙な印象でしたが、こんなところまでアンコール文明が伝播していたのかと、非常に興味をそそられる展示内容でした。 -
時間もあまりないので遺跡展示ホールの見学をある程度で切り上げ、15時20分、無料の園内バスに乗って、山腹の本殿へと通じる参道の入口まで移動。
ルアンパバンやカンボジアのアンコール・ワットと比べまだまだマイナーな観光地のため、大した見学者はおらず、のんびりした風景が続きます。
この騒がしくなく静かなところが本来の遺跡っぽくていい感じです♪ -
奥に見えるのがこのワット・プー遺跡の本殿のある聖なる山“リンガパルバータ”(リンガの山)。
印象的なかたちをした草深い山に本殿がつくられるなんて、自然崇拝から発した我が国の神道に似ているようで、なんだか興味深いですね。
手前に見えるかつての聖池には、なにやら地元の人々が集まっています。
遺跡の保存作業でも行われているのでしょうか。 -
園内バスは両端にリンガが等間隔にズラリと並ぶ参道入り口に到着。
いよいよワット・プー本体の見学スタートです。 -
参道を歩いて行き途中で振り返ると、反対側は山の見えないだだっ広い平原。
やはり山を神聖なものとする我が国の神道にも通じる宗教の地という感じですね。
カンボジアのアンコール・ワットよりも自然とのつながりを感じます。 -
参道にズラリと一直線に並ぶ雄々しいリンガ。
保存状態はなかなかです。 -
そして500mほど続いた参道が終わる頃には、その左右に並ぶ宮殿跡(南北宮殿)が見えてきました。
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向かって右側の宮殿(北宮殿)をズームアップ。
赤っぽい石で造られたこの南北宮殿は保存状態があまり良くなく、ところどころ屋根や壁が崩れ落ちていて、現在修復作業が進められているようでした。 -
北宮殿の窓にはこんな格子が。
この格子窓、どこかで見たような気が・・・。 -
そう、カンボジアのシェムリアップにある本家アンコール遺跡のひとつ、“東洋のモナリザ”で有名な“バンテアイ・スレイ”の格子窓です。
(写真は2010年1月2日に撮影したもの)
バンテアイ・スレイと言えばアンコール・ワットよりも100年以上早い967年に建設が始められたアンコール王朝初期の遺跡。
このワット・プーが建設されたのは10〜12世紀と言われていることから、クメール人がこの地に寺院を築こうとしたとき、バンテアイ・スレイをモデルにしたのはほぼ間違いないのでしょう。 -
北宮殿の入口を正面から眺めるとこんなかたち。
三角のかたちをした屋根飾りの形状といい、模様といい、上の写真のバンテアイ・スレイそっくりですね。 -
北宮殿の屋根の端にはこんなナーガのレリーフが。
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こちらは赤砂岩が特徴的なバンテアイ・スレイの屋根飾りのレリーフ。
(2010年1月2日撮影)
意匠は違えど建築様式に共通のものを感じます。 -
こちらのレリーフは南宮殿のもの。
こうしてみると、インドよりも中国、殷の時代の青銅器の影響を感じます。
軟弱地盤の影響か、保存状態が悪くて木の支えがなければ崩れ落ちそうですが、がんばって修復してほしいものですね。 -
ポツンとたたずむナーガの姿をかたどった石。
何か物悲しい気持ちにさせられますね。 -
南北宮殿を見学した後は、またもやリンガの並ぶ歩廊を通って山腹にある本殿まで登っていきます。
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中ほどの一段高いところにあるテラスに登り、振り返って宮殿の方向をパチリ。
相変わらず遺跡とチャムパーサック平原以外は目に入って来ない世界です。 -
テラスの一角にはこんなふうに仏像(守門像?)があり、地元の女性がお供え物を捧げていました。
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その先の山腹まで続く上り坂の道は保存状態が悪く、石が浮き上がっているところも。
足を引っ掛けて転ばないように歩かないと・・・。 -
そしてこんな段差のある階段を登って・・・。
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こちらのちょっと長い階段を登ると・・・。
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ついに来ました。
山腹に残る本殿です。
先ほど見た山麓にある南北宮殿に比べ、“あれ?”という感じの大きさですが、近づいてみると・・・。 -
本家アンコール遺跡のものと勝るとも劣らない、精巧、優美な姿のレリーフが。
しかも保存状態は良好。
いや、これはすごい・・・。 -
こちらの棍棒をもった鬼のような神様(?)の像も、まさしくアンコール顔。
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タイの方でしょうか、臙脂色の袈裟を着たお坊さんと、それを取り巻く団体観光客のみなさんが、ちょうどこの時記念撮影を行っていました。
ラオスの外国人観光客は、欧米人以外では、地理的に近いせいかタイの方が目立ちましたね。
タイの方も自国の経済発展や都市化に伴い、田舎っぽいラオスにノスタルジーを感じて訪れる人が多いのでしょうね。 -
入口上部にある三つ首の象のレリーフも見事。
その中には、今やヒンドゥーの神に変わって、“生きた信仰”を象徴する金ピカの仏像が。
かつてのヒンドゥー教の遺跡の中に現代の宗教を象徴する仏像があるところもアンコール・ワットと共通していますね。 -
そしてこちら側の壁には、どこかで見たことがあるような、豊満な肉体をした優美な女性の像が。
思い浮かべるのは・・・。 -
そう、アンコール・ワットに行ったことがある方なら誰もが知っている、バンテアイ・スレイの“東洋のモナリザ”です。
(2010年1月2日撮影) -
顔と言い肉付きといい、本当にそっくり・・・。
エロティックな気品までただよってくるところなど、本家以上と言ってもいいくらいです。
しかも、こちらの“もうひとつの東洋のモナリザ”、内部が立入禁止になっているバンテアイ・スレイと違って、その気になれば触れられるほどすぐそばに近づくことができ(もちろん触りませんでしたが)、その優美な姿を間近でじっくりと観賞することができます。 -
その“もうひとつの東洋のモナリザ”を警護するように斜め前の壁で控える、これまた鬼のような剛力さを感じさせる男神のレリーフ。
・・・ワット・プーの本殿、建物自体は小さくて一見拍子抜けしてしまうほどですが、その周囲に描かれたレリーフは素晴らしいの一言。
この遺跡を見るためだけにはるばるパクセから移動してきてよかったなと思わせるものでした。
まあ、ワット・プー遺跡全体が何か秘境めいた独特の雰囲気があって、この美しいレリーフをいっそうひきたてているのですけれども。 -
さて、本殿のすぐ後ろには、このワット・プー遺跡の“ご神体”(かなり神道的な発想ですが、当時のクメール人がこのような思考をしていたかは不明)とも言える大きな岩山が。
遠くから眺めた感じでは、緑に覆われた草深い山のように見えたのですが、近づいてみると、こんなゴツゴツした石の山だったのですね。 -
岩山の一角には、奥の方から引かれてきた湧水を溜めた小さな水場と祭壇が。
どうやらこれが、ガイドブックに“聖泉”と記されているもののようです。
“聖泉”にしてはさすがにがっかり感が大きいですが、かつてはこの水が石樋によって本殿まで引かれ、その内部に祀られていたリンガにかけられていたとか・・・。
その“聖泉”が、一千年後の現在も枯れずに残っているということを評価すべきでしょうかね。 -
そしてこの岩山は登ることができます。
登れるということは、さすがに今は“ご神体”ではないということか・・・。
他の観光客に続いて登ってみると、眺めはこんな感じ。
すぐ下に見えるのは、先ほど素晴らしいデヴァターのレリーフを観賞した本殿。
こうして上から見ると、屋根が抜け落ちてかなり荒廃が進んでいるのが分かります。
そしてその先は、雄大なチャムパーサック平原が眺められるはず・・・と思っていたのですが、木が邪魔をして何も見えません(笑)。 -
しょうがないので、降りてきて山腹の端まで行ってみると・・・来ました、今度こそ素晴らしい、夕暮れのチャムパーサック平原の雄大な眺め。
近代的な建物が一切目に入らない、数百年前と変わらない大地の景色。
・・・“ルアンパバンよりもワット・プーに行きたい!”と、わたしにラオス旅行を決意させた景色です。 -
この場所で同行の女性といくつも写真を撮り合った後、本殿の北側(向かって右側)にある、大きな石が散乱しているエリアへ。
ただの石切り場のようにも見えますが、よく見ると・・・。 -
蜘蛛?いや、ワニのかたちに表面をくりぬかれた、大きな石が。
ガイドブックを見ると、人身御供の儀式に使われたとか・・・。
本家カンボジアのアンコール・ワットでは人身御供の話を聞いたことがないし、おそらくこの石は、ワット・プーがこの場所に建てられる前、すなわちクメール文化がこの地にやってくる前の、より古い時代の人々が造った遺跡なのでしょう。 -
その反対側には、さきほどのワニとは明らかに製造技術が異なる、精巧な蛇の彫刻が。
こちらはクメール文化がやってきた後、ワット・プー遺跡が造られたのと同時代に彫られたものでしょうか。 -
そして山麓を見降ろす崖側には、目を凝らさないとよく分からない、こんな象のレリーフが。
-
象のレリーフを横からパチリ。
こちらもワット・プー遺跡とは製作技術や年代が異なるもののように思えます。
先の2つの作品に触発された現代人の製作だったりして。 -
さて、時計を見ると16時50分。
楽しく遺跡見学をしていたら、いつの間にか1時間半が経過していました・・・。
最後にもう一度、山腹から見渡せる夕暮れのチャムパーサック平原の素晴らしい眺めを目に焼き付けて、元来た道を戻ることにします。 -
夕暮れ時になってだいぶ観光客も少なくなってきましたが、こんな遺跡を見に来るマニアックな外国人観光客たちはみな疲れた様子も見せず元気ですね。
この高い段差の階段を、あちこち写真を撮りながらするすると降りていきます。 -
早く帰ろうにもいちいち景色が素晴らしすぎて、あちこち立ち止まってはパチリで、なかなか参道入口までたどりつけません(笑)。
-
よく見ると石の階段にはナーガのレリーフが。
帰り道だからこそ、気付く仕掛けですね。 -
帰り道は麓の南北宮殿のうち、行きによく見ていなかった南宮殿をじっくり見たりとなんだかんだで時間を費やし、17時30分、ようやく参道入口まで戻ってこれました。
この時間だと観光客はぽつりぽつりと数組いるぐらいで、寂しい遺跡がさらに寂しい感じですね。 -
閉園時間も近くなっていたので参道入口で待ち構えていた園内バスに乗り込み、遺跡公園入口まで送ってもらいます。
急ぎ走るバスからは聖池に映える美しい夕焼けが。
こんな秘境のようなところまで来て楽しかった一日ももう終わりか・・・。 -
遺跡公園入口では、約束どおり、パクセから連れてきてくれたトゥクトゥクのドライバーが、我々を待ってくれていました。
記念撮影をたのむと、どこで覚えたのか“シェー!”のポーズ。
ラオスでは“おそ松くん”が放映されているのか??? -
ちなみに駐車場の周りはこんな昔ながらの農村風景。
湿気を防ぐためでしょうか、高床式の農家の住まいに水牛たちの放牧も。 -
水牛たちは美味しそうに草を食み食み。
時折興味深そうにこちらを眺め・・・その瞬間をパチリ。
なんだかかわいらしい顔です(笑)。
ラオスはこんな農村の風景を見ているだけでも飽きないですねえ・・・。 -
それでもドライバーが早く帰りたがっているので、水牛たちの撮影を手短にすませてトゥクトゥク発進。
さようなら、ワット・プー。
わずか2時間半の滞在でしたが、楽しい思い出を心に刻むことができました。
遺跡からチャムパーサック平原を見下ろすあの写真に憧れて来てよかった・・・。 -
帰り道もトゥクトゥクの荷台からは楽しい風景が。
道路は完全に自動車用に舗装されていますが、通っているのは日本では昔懐かしいこんなマメトラや・・・。 -
バイクばかり。
牛さんたちもちゃんと車にあわせて右側通行していますね(笑)。 -
トゥクトゥクの荷台から見えるこんな夕焼けがなぜか心にぐっときます。
ノスタルジーあふれる景色です。 -
この木造の橋もなんだか懐かしい感じがして写真を撮らずにはいられません。
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橋の両側には段々畑も。
土地を大事に使っていますね。
将来工業化が進んで、こんな美しい農村の川が中国やインドのようにゴミ捨て場にならないことを祈るばかりです。 -
ほこり舞い立つ赤土の道も撮らずにはいられないッ!
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舗装の道に戻っても、アスファルトの道路以外はチャムパーサック平原の昔ながらの眺め。
交通量も時折バイクと出会うくらいで、大自然の眺めがほとんど邪魔されずに楽しめます。 -
姿勢が厳しいですが、こんな景色を風を浴びながら荷台から眺められるトゥクトゥクの雰囲気、最高です。
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そして17時55分、太陽が沈み、日が暮れていきます・・・。
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途中、ハンドル操作を誤ったと思われるタイナンバーの車の事故現場に遭遇しながら(慣れない暗い夜道では操作に気をつけましょう)、18時30分、パクセの街なかに近いラオス・日本大橋まで戻ってきました。
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そして出発地点のパクセ・トラベルの前に到着。
おつかれさまでした!
行きは1時間以上かかりましたが、帰りは行きよりもスピードを上げて(といっても危険運転ではありませんでしたが)1時間弱で着きました。
荷台から降りた後は笑顔でドライバーとお別れ。
遺跡ではけっこう待っていてくれたのにチップの要求もせず、安全運転のいいドライバーでした。 -
18時40分、昼は機内食だけでお腹がすいていたので、そのまますぐに同行の女性と夕食へ。
見つけたのは“地球の歩き方”にも載っている、宿のすぐ近くの“チャムパーディ”(Champady)というラオス料理のレストラン。
入っている客は外国人ばかりです(笑)。 -
テラス席に座り、注文したのは“Spicy fish soup with Lemongrass”と表記された、香料の入った魚のスープ(35,000kip=約540円)。
うーん、このスパイシーさがたまりません(笑)。
魚の臭みをうまく香料で消している感じで、全く魚臭くありませんね。
ちなみに右に見えるのは“カオ・チャオ”と呼ばれるごはん(Steam Rice、4,000kip=約60円)。
ラオスのレストランではどこでも、竹で編んだ“ティップ・カオ”というおひつに入って出されます。 -
ティップ・カオのふたを開けるとこんな感じで美味しそうなご飯が顔を出します。
ちなみにラオスのごはんの主流はこのうるち米のカオ・チャオ(Steam Rice)ではなく、もち米の“カオ・ニャオ”(Sticky Rice)。
値段はほぼ同じで、ここではSteamとStickyを間違えて注文してしまいましたが、ラオスの料理には断然、粘り気のあるSticky Riceの方が合います!
レストランのメニューでは“Khao Nyao”よりも“Sticky Rice”と表記されていることがほとんどなので(今回の旅行では、Khao Nyaoという表記は全く見かけませんでした。)、ラオスに行かれる方は、“もち米はSticky Rice”と覚えていった方がよいでしょう。 -
そしてルアンパバンでも食べて美味しかった“ラープ”(Lap=Chicken Spicy Salad)も注文(32,000kip=約490円)。
この鶏肉のスパイシーさ、ごはんとあわせて食べると涙が出てくるほど美味しいです(相性はもち米がベスト)。 -
最後に、同行の女性が美味しいと言っていた、“マンゴー飯”(Sticky Rice with Mango)を注文(15,000kip=約230円)。
前回のバンコク旅行で、スワンナプーム国際空港であちこち売っているのを見かけて、“ごはんとマンゴーなんて組み合わせ、一体誰が食べるんだ?”と内心馬鹿にしていたのですが、実際食べてみると、ごはんにココナッツミルクがかけられて甘くなっており、これがマンゴーとよく合うこと!!
意外な組み合わせの美味しい食べ物を発見し、またひとつ成長した気分です(笑)。 -
そんなこんなで楽しい夕食の時間は過ぎていき、時間はいつの間にか21時。
満腹になって勘定を頼むと、ビアラオ(Beer Lao、1本11,000kip=170円)を合わせてもお代は2人でたったの108,000kip(約1,650円)。
前後にヨーロッパ旅行をすると、味の良さもさることながら、そのコストパフォーマンスの良さに改めて満足感が湧き上がる思いです。
・・・振り返るとこの日は、ルアンパバンの托鉢僧の行列見学から始まって、パクセへの飛行機での移動、ワット・プー遺跡とチャムパーサック平原の観賞、そして最後に美味しいラオス料理を満喫と、無駄な時間が1秒もないほど充実の一日でした(おかげで旅行記も分割せずにこんなに長く・・・)。
さて、翌日はパクセからさらに南へ移動し、カンボジアとの国境付近にあるコーンパペンの滝を見学。そして、あまり情報のない未知の島、デット島&コーン島に渡ります。
日本人にとってはだんだんマニアックになってきますが(笑)、さらに奥深いラオスの旅を楽しみます!
(ラオス旅行5日目〜シーパンドンのコーンパペンの滝観光に続く。)
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この旅行記へのコメント (8)
-
- まささん 2015/12/30 18:00:25
- ラオスに興味津々です。
- エンリケさん、こんにちは。
この3年間でヨーロッパに3回、東南アジアはタイに4回、アンコールワットとベトナム各1回、それと香港に旅行しました。タイ好きの友人から陸路コーンパペンに行った話も聞いて、次はラオスと決めていました。最近、村上春樹が、「ラオスにいったい何があると言うんですか?」という紀行を出版したこともあり、ラオスがブームになるような予感がします。
そんな折にエンリケさんのラオス紀行を見つけて、大変興味深く拝読しました。写真も楽しいし、紀行文として質・量とも一級品だと思います。多分次の乾季になると思いますが、おおいに参考にさせていただきたいと思います。
小生は還暦を過ぎた1人旅行なので、あまり欲張らずにバンコクトランジットで、ルアンパバーン、パクセー、シーパンドンとゆっくり回って、バンコクに出て帰ろうかと考えています。何かご助言があればお願いします。
- エンリケさん からの返信 2016/01/09 18:03:35
- ラオスは本当に素晴らしい国でした。
- まささん
こんばんは。ラオス旅行記にご訪問ありがとうございます。
そのようなお褒めの言葉をいただき、有難い限りです。
わたしはインドシナ半島の国々はすべて訪問しましたが、やはりラオスは周囲の国々よりも人口が一ケタ少ないこともあって、ゆったりとしていてどこか別の世界のような印象です。
雰囲気としては“賑やかな東南アジアの国”というよりも、“のんびりとした南国の島”といった方が近いかもしれませんね。
村上春樹がそんな本を出しているんですね。
ブームになるのはうれしいのですが、やはりラオスには静かなままでいてほしいという気持ちもあって、なんだか複雑なところです。
まあ、すでに欧米人がいっぱいなので、日本人だけに隠しておく必要はないですけどね(笑)。
まささんもぜひ、ラオスを実際に訪問してみて、写真などではなかなか伝わりづらいこの国の良さを味わってみてください。
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- アルデバランさん 2015/07/18 07:49:40
- 石の遺跡はやっぱ晴れた方がいいですね
- エンリケ様、こんにちわ
今、パクセーのホテルで朝を迎えました。
昨日、ワット・プー行って来ました
出国する前にワット・プーってどんな感じ?
と、エンリケさんの報告を拝見して予習させていただきました。
昨日の午後、バンコク経由で15時間かけてやっとついたけど、無理して行って本当に良かったです。
唯一残念だったのは雨季で雨にみまわれました。
再度、復習のため、報告書を拝見してます。
緑はあふれてたのですが、石の彫り物は晴れていた方が陰影があっていいなあ、と思いました。
上から見た遺跡とそれに続くチャンパーサックの平地の景色が鮮烈でした…
あ、そうそう道は全て舗装されており快適でした。
あの、木の橋も渡りましたよ(笑い
アルデバラン
- エンリケさん からの返信 2015/07/18 13:07:37
- ワット・プー、行かれたんですね!
- アルデバランさん
こんにちは。
今、パクセに行ってらっしゃるんですね!
ワット・プーも見に行かれたとのこと、出発前にわたしの旅行記を参考にしていただけたなんて、何ともうれしい限りです。
わたしも、他の方のブログを拝見して、ここに行ってみたい!と思ったものです。
無理して行って本当に良かったとのコメント、わたしもがんばって旅行記を書いた甲斐がありました(笑)。
> 上から見た遺跡とそれに続くチャンパーサックの平地の景色が鮮烈でした…
雨季だと、緑が生い茂ってまた違う感じに見えるのでしょうね。
そんな景色も見てみたいものですね。
> あ、そうそう道は全て舗装されており快適でした。
> あの、木の橋も渡りましたよ(笑い
わたしが通ったあの赤土の道はもうなくなってしまったのでしょうかね・・・。
ラオスはどんどん発展しているし、訪れるたびに新たな発見がありそうですね。
まだ旅の道中、アルデバランさんの安全をお祈りしております!
-
- mistralさん 2015/05/26 13:55:25
- 素晴らしい地で!
- エンリケさん
今日は。
イスタンブールからです。
いつもご訪問、投票までいただきまして、有難うございます。
私にとって未踏、ほとんど情報を持っていないラオスの地で
有意義な1日を丁寧な旅行記に記され、おかげさまで
こうして拝見できます。
エンリケさんがその地での滞在を心から楽しんでおられる
御様子が、お写真、コメントから伝わってきます。
圧巻でした!
ワット・プーの像は、本当にアンコールワットの像を
思い出させますね。
mistral
- エンリケさん からの返信 2015/05/31 17:16:07
- ラオスの魅力
- mistralさん
こんばんは。
イスタンブールに行ってらっしゃるんですね。
わざわざありがとうございます。
わたしはつい最近までごちゃごちゃした感じが苦手で、東南アジアは敬遠していたのですが、ラオスは他の東南アジア諸国に比べ人口が一ケタ少なく、いい感じにゆったりしていて、さらに日本人にとってもノスタルジーを感じさせる素晴らしい国だということが分かりました。
そんなラオスの魅力を旅行記を通じて伝えていければと思っていますので、ぜひまたのぞきに来てみてください!
-
- 川岸 町子さん 2015/05/24 16:11:21
- 旅の醍醐味
- エンリケさん、こんにちは!
なんて中身の濃い良い一日だったことでしょう!
まさに「旅」ですね。
一日の中、それぞれの場所の空気や風、町の臭いが伝わってくるようでした。
朝の静かな托鉢の様子は、毎日変わることなく。
でも、変わらない事を心穏やかに続ける地元の皆さん、本当にすがすがしいですね。
トゥクトゥクでの赤土の道を走る時の埃っぽさ、なんだかいいなぁ〜(笑)←他人事のようで、すみません・・・。
アジアの国でなければ味わえないひと時で、帰り道でエンリケさんが後ろをご覧になりながら、時間とともに移ろいゆく風景にカメラを構えておられた様子が伝わりました。
そして一番驚いたのが、ワット・プー遺跡です。
名前も場所も知らなかったので、見せて頂いて、本当に良かった!(^^)!
窓の格子や屋根飾りや模様などを、私も大好きなバンテアイスレイと比較しながらのご紹介、さすがに素晴らしいです!!
仏像の優美で細かい装飾品にも見とれました。
石に彫られた象や蛇、昔の職人の技はみごとですね。
遺跡が長い時間と共に朽ちかけ、苔が生え、それが一層深みを増し。
チャムパーサック平原の雄大な眺めも、日本でお知りになった風景が実際目の前に広がり、感動され良かったですね(*^-^*)
私、ラオスへ行ったら、絶対にここまで来ます!と決心しました(笑)
町子
- エンリケさん からの返信 2015/05/24 23:39:43
- 昔ながらのラオスの田舎の景色、変わらないでいてほしいものです。
- 川岸 町子さん
こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます!
前のルアンパバン旅行記からだいぶ時間が経ってしまいましたが、ようやくワット・プー編が完成しました。
写真が多くなってしまったのでどこかで切ろうかとも考えたのですが、連続感を出した方がいいと思って、最終的にこんな長い旅行記になってしまった次第です。
> トゥクトゥクでの赤土の道を走る時の埃っぽさ、なんだかいいなぁ〜(笑)
> アジアの国でなければ味わえないひと時で、帰り道でエンリケさんが後ろをご覧になりながら、
> 時間とともに移ろいゆく風景にカメラを構えておられた様子が伝わりました。
雰囲気を分かっていただいてうれしい限りです。
いまどきこんな経験ができるのは、ほんと、アジアの一部の国ぐらいになってしまいましたよね。
昔の旅番組で見て憧れていた旅のスタイルを、自分もわずかながら経験することができ、なんだか感慨深いものがありました。
> そして一番驚いたのが、ワット・プー遺跡です。
> 名前も場所も知らなかったので、見せて頂いて、本当に良かった!(^^)!
日本人にほとんど知られていない遺跡の紹介ができてよかったです。
ただ、あまり観光客が増えて騒がしくなってしまうと、ちょっと残念な気もしますかね(笑)。
> 私、ラオスへ行ったら、絶対にここまで来ます!と決心しました(笑)
1枚の写真が旅行の原動力になるって、すごいことですね。
わたしも町子さんの写真を見て、次はあの国に行きたい〜と思っているのですが、行きたいところが多すぎてなかなか実現できないでいます(笑)。
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