2015/03/20 - 2015/03/22
3534位(同エリア7695件中)
jokaさん
旅行二日目後半。
ラーメン&出雲そばの昼食を済ませたのち、定番の堀川めぐりです。
下船後は松江城へ。現存12天守コンプリートを果たせる日はいつになるのでしょうか?
そのあとは塩見縄手をぶらぶら。
それから松江駅に戻って昼ごはん第3弾にチャレンジしようと思ったらまさかの売り切れ終了でがっかり。こんなことなら松江城周辺で出雲そばをもう一軒行っとくべきだったと後悔するも時すでに遅し…
適当に空腹を満たして、自宅周辺で久々に大好きな餃子屋さんへ行きましたとさ。
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とりあえずお腹もいっぱいになったので松江観光の定番、堀川めぐりへ。
三か所ある乗り場のうち、最も大きな松江堀川ふれあい広場発着場に到着。
今日は日曜日。
込んでいる場所が苦手のため、人気の高そうな堀川めぐりに参加するかどうかまだ決めかねてます。
ぎゅう詰めだったら引き返すつもりです。 -
乗り場の目の前にある地ビール館。
タイミングが合えば寄ってみよう。 -
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パーフェクトチケット提示で乗船料1230円→1020円(団体料金扱い)。
ほんと優秀なチケットだな。 -
基本15分おきの運行です。
目の前でちょうど一艘が定員になったため、出発は15分後と伝えられました。
が、堀沿いのベンチで待ってると駆け込みで4人のお客さん。
急きょ出航となりました。
ラッキー♪ -
先ほどの舟にお客さんが乗船するところを見ていたので、最後に乗ると最前列に座れることがわかっていたわたし。
ちょっとタイミングをずらして首尾よく最前列に着席♪ -
定員の半分以下の計5人。
これなら楽しめそうだな。 -
出発前に屋根の上げ下げを体験。
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11時45分、いよいよ出発!
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橋の下を通るのは楽しいね。
橋の上から5歳ぐらいの男の子が「がんばれー!!」と大声で手を振ってくれたので、「がんばるよー!」と手を振り返したら大喜びしてました。
よしっ♪ -
主に城側の植生で雰囲気がガラッと変わるのがおもしろい。
この辺りはジャングルクルーズ風。
左手の城側は椿がたくさん植えられていることから椿谷と呼ばれているそうです。あとで調べてみると、日本の三大藪椿群生地とされているとのこと。
水面にも椿の花が浮かんでいて風情がありました。
また城の西側に当たるこの付近には石垣がほとんど築かれていません。これまた船頭さんの話によると財政危機が原因なんだとか。
でも植物が繁茂していて天然の防壁の役目を果たしているから大丈夫なんですって。 -
甲羅干し中のカメがたくさん。
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船頭さんが堀沿いの建物や景色の由来などをお話してくれます。
それに耳を傾けるもよし。ボーっと景色を眺めるのもよし。 -
屋根を下げて橋の下を通過。
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横幅もギリギリ…
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この橋が一番閉塞感があったな。
橋の下と言うより地下水路を縫っているような感じ。
アクション映画の主人公気分を味わえます。 -
「敵のアジトまでもう少しだ!」
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この橋を過ぎたあたりで船頭さんが謡い始めました。
この場の雰囲気にピッタリで、ふだんは民謡に全く興味のないわたしでも思わず聞き惚れてしまうほど。ずっと聴いていたい。
目を閉じて風に吹かれていると時代を遡れそうです。
生の声で聴く歌の力ってすごい!たまにはライブに行ってみようかな…
ちなみに「関乃五本松節」という民謡でした。 -
江戸時代、西回り航路の発達により北前船をはじめとする多くの船が山陰第一の港、美保関に寄港するようになりました。その際、入り江の西側の小高い山の上の五本の黒松を目印としていたのですが、その大事な黒松の一本が、眺望や通行の妨げになるとの理由で松江藩主の命により切り倒されたことに対する船人たちの行き場のない憤りからできた唄が「関乃五本松節」です。
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黒松は島根県の県木なんですって。
言われてみれば堀沿いにもたくさん植えられています。
この風格ある建物は旧日本銀行松江支店。現在はカラコロ工房と名称を変え、工芸作家のブランドショップや体験教室、飲食店などが入居しているみたいですね。
時間があれば寄ってみたかったですね。 -
京橋
松江藩主のもとに公家の息女が降嫁された際、姫が淋しい思いをしないよう京風の街を築いたことがあり、この橋もそのときに名付けられたとか。
ロマンチックですね。 -
「関乃五本松節」の次は「安来節」でした。
民謡を聴いていい気分になるなんて年のせいですかね…
それはそれでありかなと思ったりもしました。 -
一口に橋の下といってもいろいろです。
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お次はカーブ&橋のダブルパンチ!
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また堀沿いの雰囲気が変わりました。
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乗船後30分、初めて松江城が見えました。
今まで目にしなかったのが不思議です。 -
大手前発着場に着きました。
ここで三人が乗船してきて再出発。
ちなみに一つ前のカラコロ広場発着場は素通りでした。 -
このあたりは内堀なので、いかにも城のお堀らしい雰囲気です。
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塩見縄手の武家屋敷付近を航行中。
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所要時間50分ほどで松江堀川ふれあい広場発着場に戻ってきました。
途中退屈するかなと危惧していましたが、乗ってみるとあっという間。予想外(失礼!)に楽しめました。 -
こちらも寄りたかった出雲そばの名店。
ちょっと迷った末後回しにすることに。この時素直に行っておけばよかったと後で後悔… -
ここから塩見縄手。
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小泉八雲記念館は迷った末素通り。
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電柱がないってのがポイントだね。
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ハートに見えないこともない?
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武家屋敷
こちらでもパーフェクトチケット提示で入館料300円→240円(団体料金)に。 -
こちらは築約270年。六百石程度の中級藩士の屋敷跡です。
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盛り砂
刀の切れ味を取り戻すため、ここに刀を切りつけたんだそうです。
こういうディテールの再現がうれしいね。 -
内玄関
家族用の玄関。 -
式台玄関
来客用の玄関。内玄関との差に注目。 -
座敷
来客をもてなす最も格の高い部屋です。 -
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屋敷裏手にある奥方の部屋
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屋敷裏手の家族の生活スペースはいたって簡素。
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庭に花が咲いてるっていうのが、現代からすれば一番の贅沢かも。
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水回りの空間は生活感が強く感じられて見ていていっそう面白い。
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藤沢周平の小説に出てきそうな風景。
ここは海坂藩か? -
外から眺める堀川めぐりもなかなか。
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ふと見ると『長岡屋茂助 北堀店』。
昨日出雲大社前の『砂屋』さんでいただいた“あご野焼”が、たしかこちらの品だったはず。 -
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橋を渡って二の丸へ。
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風情がありますね。
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歩くのが大好きなのでちょっと寄り道。
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地面に椿の花がたくさん。
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見上げてもたくさん!
椿谷よりもずいぶん北側ですが、それでもこれだけの椿。 -
城山稲荷神社
松江の大スター、小泉八雲もよく散策に訪れたという神社です。 -
狛犬&狛狐
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境内に千体もの石製の狐が置かれていることでも有名。
八雲が訪れていたころには、倍の二千体以上の狐がいたそうです。 -
それらの石狐の中に、八雲が特に気に入ったものが二体あったとか。
損耗が激しいため、現在は屋根付きの祠に移されています。
こちらは、そのお気に入りの石狐をかたどった二代目くん。
日本昔話に出てくるやんちゃギツネみたいな顔してる。よからぬことを企んでいる目つきですね。 -
参拝、というかご挨拶を済ませます。
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花山薫……
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こちらはリアルタッチ。きつねというより子犬かな?
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八雲の愛した初代きつねさん。
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アルカイックスマイル!?
たしかに魅力的な顔をしてます。 -
ずらっと勢ぞろい。
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ソフトクリームみたいな尻尾。
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黄昏時に来ると異次元の世界へ行けそうな気がします。
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いよいよ松江城へ。
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松江城(重要文化財)
現存12天守の一つ。 -
パーフェクトチケット提示で入城料560円→440円(団体料金)
使ってるな〜パーフェクトチケット! -
地階
中央に見えるのは深さ24mの井戸。庭園の池の底と同じ深さで、常に飲料水を確保することができました。
この実用性こそが現存12天守ならでは。 -
深〜い!
お賽銭もたくさん。 -
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1階
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兜いろいろ
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2階
賑やかな一回に比べて人も少ない。 -
城内は比較的余裕のある造りで、天守閣への階段もゆったりめ。
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天守閣
四方が開けた望楼式です。
開放感があって殿様気分が味わえます。 -
遠くに宍道湖が見えます。
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ズーム!
宍道湖に浮かぶ唯一の島、嫁ヶ島。
風情のあるシルエットです。 -
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バスに乗って松江駅前へ。
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最後に美味しい魚を食べに来ました。
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が、まさかの売り切れ終了。
通し営業のはずなのに……
こんなことなら松江城周辺でもう一杯出雲そば食べてくればよかった。 -
仕方ないので近くの鉄板焼き屋で暇つぶし。
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16時のバスで米子空港へ。
今回のツアーを申し込んだ去年の11月の段階では二日目は倉吉近辺で鳥取牛骨ラーメン三昧の予定だったので、帰りの飛行機は米子空港発で予約しています。 -
米子鬼太郎空港
最近よく見かけるなんでもありの空港名の代表格。
“縁結び空港”とか“鳥取砂丘コナン空港”(推進中)とか、山陰の空港名はなかなかにカオス。
とはいえ“おいしい山形空港”&“おいしい庄内空港”よりはましか… -
搭乗通路にも鬼太郎ワールド。
どうせやるならこのくらいやらないとね。 -
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「とにかくサンライズ出雲に乗りたい」というところから始まった今回の旅。
交通手段の予約段階ではサンライズ出雲と出雲大社参拝だけしか決まっておらず、初日は島根、二日目は鳥取かな程度の軽い気持ちだったのですが、調べてみると島根にも(失礼!)訪れたい場所はたくさんあることが判明。
特に出雲大社周辺はもう一度、丸一日かけて再訪したいですね。
今度は石見銀山と絡めてみようかな。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました! -
おまけ
いつも旅行帰りには疲れ切って、空港や駅からまっすぐ帰宅することが多いのですが、今回は最後の昼食が消化不良だったこともあり、地元の餃子の名店に久しぶりに寄ってみることにしました。
『元祖ハルピン』0422-47-2807
11:30〜22:00 月曜定休 -
かれこれ20年以上も前の学生時代に頻繁に利用していたお店。
近所にありながら、なぜかここ15年ほどご無沙汰してました。
昔よく頼んでいたセロリ餃子のセットを注文。 -
やっぱり旨い♪
これからはちょくちょく寄らせてもらいます!
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