2014/04/29 - 2014/05/07
221位(同エリア724件中)
nhさん
カウナスに来た目的はただ一つ、杉原記念館(旧・在カウナス日本領事館)を見学することだ。ここは、多くのユダヤ人を救った杉原千畝領事代理(当時)の公邸が公開されている。
記念館の見学の後は、最後の訪問地となるリトアニアの首都・ビリニュスへ。実は、今回の旅行では、最も期待していなかったビリニュスだったけど、行ってみたら一番好きな街になっていた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
杉原記念館には徒歩で向かう。
Googleの地図が示す通りに歩くと、まずはバスターミナルを右手に見て、奥に続く道の先にある階段を上っていくようだ。 -
この階段の入り口が民家の門みたいになっていて、私道だったらどうしよう、と恐る恐る上がっていく。
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階段を上がりきると住宅街にでるんだけど、その後もグーグルマップの教えに沿って、何度か道を曲がると、左側に茶色の屋根の杉原記念館が見えてくる。
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方向音痴な自分がビックリするほど、順調に到着。開館時間よりもだいぶ前に着いちゃったけど、まずはホッとした〜。
ちなみに、帰り道は若干迷った。ハハハ(汗) -
向かって左側が入口で、右側に「希望の門 命のヴィザ」と記された門がある。
調べてみると、1939年に在カウナス領事館に杉原さんは領事代理として赴任し、リトアニアがソ連に併合されたことで翌年8月末にこの領事館を退去。
杉原さんが訓令に反して行ったといわれるユダヤ難民への日本通過ビザは、まさにこの場所から発行されたのだ。 -
一応、呼び鈴を押したけど、まだ早い時間なので応答はなし。
ほどなくしたら、スタッフの方(後にドビダビチュス館長さんと判明)が到着し、中に入れてもらった。 -
まずは、15分ほどの杉原千畝さんの紹介のビデオを上映。通過ビザを手にしたユダヤ人難民がウラジオストックを経由し、敦賀に入港した話しなども紹介していた。
思わず目頭が熱くなる…。 -
その後も館長さんは、いくつかの展示物を差して、英語で熱心に、丁寧に解説。
リトアニアの観光情報なんかも話してくれて、とてもいい人だった。 -
執務室。この窓の外には、連日、命のビザを求めるユダヤ人が殺到していたそうだ。
こんな静かな住宅街のなか、明るい陽射しが降り注いでいたこの窓の外で、かつてそんな事が起こっていたとは…。窓の外を見ながらちょっと複雑な気分になった。 -
日夜、通過ビザを発給をしていた机。
リトアニアのソ連併合にともなって、この領事館を離れる最後の最後、列車の中からでも、発給をやめなかったという。発給した日本通過ビザによって、六千人以上ものユダヤ難民の命が救われたのは周知のとおり。 -
当時を思い起こさせるタイプライターや、無造作に置かれたリストに、何ともジーンとくるものがあった。
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机上に飾ってあった杉原さんの写真。
最後に館長が、この部屋で写真を撮ってくれた。そして新たな訪問者、日本人のご夫婦が来たところで、館長に御礼とお別れの挨拶をした。 -
これは、記念館の庭からの眺め。
杉原さんはどんな気持ちで、ここの景色を見ていたのだろうか…。 -
庭側から見た記念館。のどかな丘の上の、普通の住宅地の一軒の建物だ。
リトアニアという国の、こうした場所に日本の旧領事館があったことも少々びっくりだった。 -
記念館を後にして、ホテルに預けていたスーツケースを受け取り、ビリニュスにバスで向かう。
ちなみに、今回の旅行では、シャウレイからカウナス、そしてこのカウナスからビリニュスは、観光の時間が読めなかったので、日本から予約はしてこなかった。 -
バスが到着し、車内に乗り込む。
ここカウナスでは、旧市街には行かなかったけど、杉原記念館を見学できただけで十分だ。と感傷に浸っていたら大ショックなことが。
ホテルでトイレに入った際に、記念館で買ったパンフレットを忘れたことに気が付いた(涙)。まさに発車寸前。運転手さんは英語が通じなかったし、スーツケースも下に収納されてるので、もうお手上げだ。
なくさないようにとカバンには入れず、大事に手に持っていたことが仇となってしまった…。 -
大事な忘れ物をしたことで、心に傷をおいながらバスはビリニュスへと走る。
カウナスからビリニュスは1時間半で、19リタス(約千円)。 -
ビリニュスに到着。これまで長時間のバスが続いてたこともあって、わりと、あっという間に着いた感じ。
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こちらは鉄道のビリニュス駅。バスターミナルのすぐ近くにある。
ここからホテルまでは、トローリーバスを利用。と、バスを待っている間に、いきなりお婆さんから小銭をねだられた。な、なんなんだ〜。 -
トローリバスに乗ったら、切符をこの検札機を通さないと罰金になってしまうので要注意なのです。
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ホテルに到着。
旧市街の中のホテルと最後まで迷ったけど、こっちですごーく良かった。 -
チェックインをして、旅装をとく。
部屋からはホテル前の小さな公園が見える。 -
早速、観光を開始。
まずは、翌日が休館日なのでこの日のうちに、と思ってKGB博物館へ。ホテル前のゲディミノ大通り道を歩き出す。
道路はキレイだし、どことなくのどかな雰囲気。ビリニュスが一発で「いいとこなぁ」と感じた瞬間だった。 -
目的地のKGB博物館は、まさに旧ソ連時代の秘密警察・KGBの本部だったところ。リトアニアの歴史を知るためにも、ちょっと怖いけど、行ってみたかったのだ。
ここでは政治犯が捕えれたり、地下で拷問も行われていた。そのため、博物館の建物の壁には、ここで犠牲になった人々の名前が刻まれている。 -
博物館の入口に着いたら、カギがかかっていてドアが開かない。えっ、なんで!?
途方に暮れていたら、近くにいたカップルが「今日は母の日で休館だよ」だって(涙) -
「日本の母の日は今日じゃないし〜」なんて、そのカップルとちょっと談笑した後に、回れ右をして旧市街地の方へ。
再び、この通りの雰囲気にほれ込んでしまう。まずは正面に見えるビリニュス大聖堂へ。 -
白くてきれいなビリニュス大聖堂。
高さ53メートルの大鐘楼が、あたかも大聖堂を守っているかのように、そびえ立っている。 -
大聖堂の前には、とっても大事な敷石が1枚ある。それが下の写真だ。
実はわりと頑張って探したんだけど、結局、見つからなかったので、近くでスケボーで遊んでいた青年に場所を教えてもらった次第… -
ソ連からの独立運動の一環、「人間の鎖」の起点の記念敷石で「STBUKLAS」(奇蹟)と記してある。
なんでもこの活動には、200万人が手をつないでバルト3国を結び、600km以上の鎖となったそう。無抵抗だし、とても勇気のいる運動だけど、独立・自由を獲得するために一つになった力って相当なものだ。
ちなみに、この上で願い事をしながら3回まわると叶うということで、一応やってみた。 -
願い事をしたあとは、大聖堂の中へ。わりとシンプルなつくりだった。
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横からの眺め。
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そういえば、お昼をまだ食べてなかったので、賑わっているクレープ屋さんに入ってみた。
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いろんなメニューがあったのは良かったんだけど、注文してから出てくるまでが、まぁ、長いこと、長いこと。
そんなせっかちな性格ではないんだけど、ん〜結構、待ったなぁ。 -
さて、次はゲディミナス塔に行ってみよう。
地図を見ると、この裏側にケーブルカーがあるようなんだけど、そこまで回っていくのも大変そうなので、歩いてこの丘を登ることにした。 -
人の流れからして、ケーブルカーを作る場所がむしろ大聖堂側のような気もするけど、あきらめて、とにかく歩く。
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やっとのことで到着。
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早速、塔の中に入ってみた。これは途中のフロアで景色をチラ見した1枚。
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塔のてっぺんで、はためくリトアニア国旗。
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ここからは市街地が一望できる。
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ビリニュスの旧市街もユネスコ文化遺産なのだ。ちなみに、これまで歩んできたバルト3国首都の旧市街はすべて世界遺産。
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これは聖アンナ教会。その美しさに、かのナポレオン皇帝が「フランスに持って帰りたい」と言ったらしい。
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ビリニュスは、バルト3国の首都の中で唯一、海に面していない。
緑が多くて、他の2国の首都とは雰囲気が違うのだ。 -
さて、引き返そう。
登ってきた時から分かってたんだけど、階段が急で降りるのがこわいっす…。 -
普通に座って話してるけど、この塀の向こう側は何にもないから、かなり危ないと思うんだけど…。
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帰りはケーブルカーで。
ご覧の通り、こっち側には何もない。 -
次に向かったのは聖ペテロ・パウロ教会。
ゲディミナスの塔の上から見ても、ちょっと距離がある感じだったけど、とりあえず歩いて行った。 -
この教会は、外側も立派なんだけど、中はもっとすごい。
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イチオシ
外装に7年、内装には30年の月日を費やして完成をみたという。
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2000以上の漆喰彫刻が施された白亜の教会。
もう、言葉を失うばかり。 -
死神の彫刻。
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この豪華な内装に圧倒されているさなか、静かに灯りがともり、ミサが始まった。
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お祈りの邪魔にならないように、静かに教会を後にする。
ビリニュスに来たら是非みてください。 -
帰りは、トローリーバスで。
この時、古い検札機の使い方が分からず、あきらめていたら突然、ご婦人が声を掛けてくれて、使い方を教えてくれた。
そんな場面が幾度かあって、リトアニアの人にはとても親切にしてもらった(涙)。
しまった、リトアニア語の「ありがとう」を覚えておくべきだった。 -
そして、旧市街をぶらぶらする。これは聖テレサ教会。
ビリニュスには、たくさんの教会があって、その数に驚かされる。しかもどれもが個性的で美しい。
本当に、これはびっくりなのだ。 -
こちらは聖カジミエル教会。
この入り口付近で母娘の物乞いに遭遇。3、4歳くらいの子が目的もわからずに、屈託のない笑顔を見せる。
この子の将来は…、ん〜、複雑な気分…。 -
聖三位一体教会。
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この辺りで日本人観光客の団体と遭った。
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旧市庁舎
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ビリニュスは、信じられないくらい教会の数が多く、旧市街の中はとくに顕著だ。
旧市街の教会の密度は世界一、といった話しを耳にしたこともあるけど、ここを歩けば誰もが納得すると思う。 -
ここは、食べもの屋さんやお土産屋さんが並ぶピリエス通り。
そろそろ晩ゴハン。ということで、伝統料理のツェペリナイ(茹でたジャガイモの料理)を食べたかったので、この通り沿いのレストラン「Forto Dvaras」に入った。 -
ウェイトレスは英語が通じるし、なんと言ってもツェペリナイだけでも12種類もあるというから、とても楽しみ。
しかーし、ジャガイモがすでにソールドアウト(涙)マジですか〜。
結局、ウェイトレスと相談して野菜、肉料理を注文。明日、ここでリベンジだ! -
ホテルに戻るため、お昼に通ったケディミノ大通りへ。
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しかし、ここは昼もキレイならば、夜もまたキレイなのだ。
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途中、スーパーに寄ってホテルへ。
この日はたくさん歩いたので、すぐに眠りに落ちたzzz。
続く…。
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