空き時間を利用して宇和島散策

2015/03/17 - 2015/03/24

急遽宇和島に行くことになりました。
5年ぶりです。
用事の合間に宇和島を散策してみました。

エリア 宇和島(愛媛)

バス、JRそして京急と乗り継いで羽田空港に着きました。
ほぼ1年ぶりのHNDです。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

前日夜に搭乗しようと思っている便の残席数を見ると30席以上もあったので予約をせずに空港に来ました。
ところがHNDについて掲示板を見ると満席の表示が．．．
ANAのスタッフに聞くとJALの松山便がキャンセルになってその客が流れてきたとか。
とりあえずキャンセル待ちと次の便の手続きをしていたら丁度席が空いたのでとってもらいました。
ラッキー！

搭乗ゲートへ移動中。
9時頃は搭乗ラッシュのようでゲート前は混雑していました。

搭乗するANA585便の機材はB767-300でした。
前述のとおりJALの松山行きがキャンセルとなったのでほぼ満席でした。

松山は霧があったらしくANA585便は着陸態勢に入っていたにもかかわらずやり直しました。
これは1年前の仁川のデジャブ？ http://4travel.jp/travelogue/10880835
10分程遅れましたが無事に松山空港(MYJ)に到着しました。

松山空港 空港

MYJは小さい空港なので到着の流れもスムーズでした。
そしてお迎えは宇和島の牛鬼！
どうやら伊達400年祭で盛り上げようとしているようです。

みかんジュースタワーまでありました。

路線バスにてJR松山駅に到着しました。
空港から市街地までの利便性はなかなかです。
伊予鉄バスで思わずSuicaを出してしまいました　(^^ゞ

松山駅 (愛媛県) 駅

時刻表を見ると宇和島行きの宇和海13号まで15分弱でした。
乗車券を買うのに列ができていたので少々焦りましたが間に合いました。
1時間に1本ですからね。

あまり時間がなかったので駅構内の売店で弁当を買って乗車しました。
思わず手に取ったのが鯛めし幕の内弁当です。
同じ鯛めしでも中予と南予のモノが違うのは有名な話？
これは炊き込んであるので中予の鯛めしです。

松山駅を出発するとすぐに右手に見えるのが坊ちゃんスタジアム。
愛媛県民は野球が好きです。

松山駅を出発して10分もたたないうちに田んぼと山が広がる光景になっていました。

山あいから海が見えたら間もなく宇和島です。

定刻より10分弱遅れて宇和島に到着しました。
南予を代表する駅ですがのんびりした雰囲気は以前と変わりません。

特急 宇和海 (松山駅 - 宇和島駅) 乗り物

宇和島駅

山間部にある寄松という地域で朝をむかえました。
天気予報では雨でしたが曇り空でした。

海のない埼玉に住んでいますがだからといって山が近くにあるわけでもないのでついついのぼってしまいました。
後で考えたら私有地ですね。

遠くから見ても明らかに柑橘系の実がなっているのがわかります。

さすが日本有数の産地の証明でしょう。

さらに進むと迷いそうなのでこの辺りでＵターンしました。

梅かと思っていましたが農作業をしていた人が教えてくれました
杏です。
宮城から来たとか。

宮城と宇和島の繋がりは伊達家。
その人曰く確かに伊達家つながりで送られたそうです。

こちらは梅です。
間もなくシーズン終了だそうです。

鳥が花をついばんでいました。
ホトトギスではないようですがあちこちからホトトギスの鳴き声が聞こえました。

小規模ながらなかなか見ごたえのある梅でした。

梅の木の足元には土筆が群生していました。

宇和島駅付近に来ました。

早速宇和島城に行ってみることにします。
主に天守に行くのに2つの入口がありますが消防署と郵便局の近くの方から行くのがいつものコースです。

桑折氏武家長屋門 名所・史跡

比較的急な坂が続くので普段運動不足の人にはきついかもしれません。

すぐにこの掲示板が見えました。
右に行くと急ではないコースですが回り道、左は急ですが近道。
せっかち(?)な私は迷わず左へ。

階段をのぼっていきます。
ここ最近は運動不足だったので息があがってきました。

石垣、階段にうっすらと苔が生えています。
これを美しいと思うのが日本人感覚でしょう。

井戸丸に到着しました。
ここでも苔がいい雰囲気を醸し出しています。

石段の先に天守が見えてきました。

ゴールはもうすぐ。
振り返ると天守全体が見えました。

到着しました。
天守の前にあるのはソメイヨシノです。
まだ開花していませんでしたが天気予報では宇和島の開花予想は3日後とか。

残念ながら空模様は曇っていましたが山にかかる雲もなかなかです。

17時近くだったので天守の中に入ることはできませんでした。

宇和島城 名所・史跡

お殿様気分？
伊達秀宗 10万石

宇和島港方面

こちらは西側です。
宇和島道路が目に付きます。

宇和島城を降りてきさいや広場に来ました。
道の駅です。

道の駅 うわじまきさいや広場 道の駅

きさいや広場には足湯もあります。
ただ17時までだったので入れませんでした。

翌日
宇和島駅近くの陸橋から。

3/21
この日も夕方から散策スタートです。
また宇和島城を目指します。
その前に寄り道です。

石段をあがったところにさらに石段が見えます。
運動不足解消にはいい？

主祭神は伊達秀宗の様ですが寂れた印象がぬぐえません。

相撲の土俵がありました。
でもあまり使われていない印象です。

改めて宇和島城を目指します。
今回は上り立ち門から入ります。

上り立ち門 (宇和島城) 名所・史跡

管理をしているらしい人から17時半に門が閉まると忠告されました。
40分程。
それほど長く滞在するつもりもないので問題ありません。

石段の脇で水が流れていました。

この水の流れる音と鳥の鳴き声(主に鶯)。
Peacefulという単語がよく合います。

森林浴効果なのか気持ちよく石段をのぼっていきました。
宇和島に住んでいたら絶対に散歩コースになっていたでしょう。
もしくはランニングコースかな？

児童公園を通過しさらに階段をあがっていきます。

石垣に見事な苔が生えていました。

間もなく天守。
その前に城山郷土館がありました。
展示替えの為休館でしたが時間的にも寄る余裕はありませんでした。

到着です。
ウスベニカンザクラは見事に咲いていました。
というかどちらかというともう終わりかな。

ソメイヨシノはまだつぼみでした。

2日前に来た時より天気は良かったのですが宇和島湾は靄がかかっていました。

こちらは繁華街の宇和島駅方面。
賑やかにも見えますが人口も徐々に減っているそうです。
少子高齢化に直面する典型的な地方都市。

あまり時間がないのでそそくさと降りていきました。
帰りは消防署近くの武家長屋門へ。

17時を過ぎていましたがまだ明るかったのでもう一足延ばしてみました。
四国霊場88箇所のひとつでもあります。

龍光院 寺・神社・教会

111段の石段をのぼったところに石碑がありました。
宇和島市最古の文学碑とのこと。

宇和島城天守の鬼門にあたる丘の上に建立したと「伊達400年祭」の公式ガイドブックには書かれていました。

神社(？)らしきものもありました。

鳥居には稲荷大明神とありました。

鐘楼に鳥居の組み合わせはちょっと違和感を感じます。

太子堂の脇を進んでいきました。

墓地の中を進みどんどん丘の上にのぼっていきました。
振り返ると宇和島城とほぼ同じぐらいの高さになっています。

お地蔵さんが並んでいる後ろには竹林そして桜が咲いていました。

除災招福大観音に着きました。

結構登ってきました。
ここにお墓がある人はお参りするにもひと苦労でしょう。

ソメイヨシノはまだ咲いていませんでしたがこちらは満開です。

車道にでてさらにのぼると見えてきたのが闘牛場です。
開催していないので当然閑散としてました。

宇和島市営闘牛場 名所・史跡

次回の闘牛大会は4月5日。
残念ながらその時には埼玉に帰っています。

昔闘牛は河川敷で行われその土手に座って観戦していたと聞きました。
一度は見てみたいものです。

閑散としている闘牛場は猫の溜り場となっていました。

闘牛場は閉まっていましたが場内の感じはなんとなくわかりました。

宇和島駅前に来ました
18時前でしたがあまり人通りがありません。
改めて過疎化が進んでいると認識しました。

駅前ロータリー隣にある汽車。
本物かどうかはわかりません。

闘牛で有名なので牛の像もありました。

後日のきさいや広場。
道の駅には買い物でよく利用しました。

この日は何かイベントがあったようです。
ゆるキャラは小さい子に人気でした。

宇和島最後の夜は外食ということになりました。
最初は「丸水」に向かいましたが閉店していたのでタクシー運転手に薦められた「ほづみ亭」へ。
夕食にはちょっと早い17時過ぎに入りましたが18時をまわると次々とお客さんが入店していました。
早く来て正解でした。

郷土料理 大衆割烹 ほづみ亭 グルメ・レストラン

ふかの湯ざらし
これ以外に白魚の踊り食いも堪能しました。
気分は進撃の巨人です。

私にとって宇和島の郷土料理といえば「鯛めし」ではなく「さつま汁」です。
ということでさつま汁をオーダーしました。
美味しくそして懐かしくもある味でした。
満足満足

埼玉に帰る日。
5時過ぎに起きてしまったので肌寒い中ちょっと散歩してみました。
ここは宇和島水産高校近くです。

こちらは反対側。
海にも山にも近いと再認識しました。

日が昇ってきました。
戸島行きの船乗り場まで来ました。
きさいや広場の隣です。

3/24
結局1週間の宇和島滞在となりました。

9時過ぎに宇和島駅到着しました。
郵便局にて荷物を送ったりしていたら丁度いい時間になりました。

ディーゼル列車の燃料を補給している場面に遭遇しました。

乗車する9時49分発の特急宇和海8号はアンパンマン列車でした。

この車両はドキンちゃんおしのようです。

こちらは宇和海8号の先頭車両。

車内の装飾は普通と思ったら天井にいました、アンパンマン。
アンパンマン(戸田恵子)のアナウンスまでありました。

車窓より
大洲城

検札がありました。
見ると検札印がアンパンマン！
小さい子は大喜びでしょう。
JR四国もホビートレインといいお金を使わず頭を使っているなあ、と好印象でした。

定刻に松山駅に着きました。
羽田へのフライトまで2時間あります。
昼食をと思いましたが正直松山駅周辺はあまり惹かれる店がありませんでした。
なのでそのまま空港へ向かいます。

松山駅 (愛媛県) 駅

空港へのバス待ち中。
久しぶりの愛媛でしたが松山市街や道後温泉は行かずじまい。
せめてと伊予鉄の路面電車を撮ってみました。

空港到着
寿司か迷いましたが鯛めしにしました。

松山空港 空港

松山にありますが宇和島の店(かどや)なので南予の鯛めしです。
美味！

ANA592はB767-300。
今回もB787ではありませんでした。
次回こそ。

整備士が飛行機に向かって手を振るシーンはなんとなく好きです。

松山を定時に離陸しました。

西日が丁度海に写りちょっと神秘的に見えました。
帰りもほとんど揺れることなく無事帰宅しました。
来月も宇和島に行くことになりましたが今回はこれにて終了です。