姉妹旅リベンジ台北　⑤水金九エリア「九分老街」と夕景・夜景

2015/03/12 - 2015/03/16

私と5歳年下の妹、2人で台北を訪れるのは今回が２回目。前回は妹が怪我をするアクシデントに見舞われほとんど何もできず帰国。その後私達の父が幼少時（終戦の2年後まで）台北で暮らしたことがわかり‥リベンジ旅を決行！「台北・台北近郊に現存している日本統治時代の建物めぐり」をメインに、ついでに季節のイベントも見学。

‘千と千尋の‥’を彷彿させる風景で大人気の九分に1泊しました。

エリア 九分(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: その他
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「九分老街」バス停に到着、バスによっては「舊道」という停留所名。
ここが基山街入り口に一番近いバス停です。ここで大勢の人が乗降するので降りはぐることはまずなさそう。
（「九分」バス停は豎崎路の下「九分派出所」バス停のことで、ここから基山街に行くには長い階段を登らなくてはなりません。）

バス停から今日泊まる日光涵館の許さんに電話。オーナーの娘さんで日本語堪能、とっても優しい御嬢さんです。基山街入り口のセブンイレブンで待ち合わせ。

こちらにお世話になるのは２回目で、前回宿へいく途中寄り道しすぎて許さんを随分待たせて心配させたので‥荷物だけ先に持って行ってもらい、部屋の鍵は涵館282号（喫茶店兼民宿、朝食会場で部屋の鍵の返却をするところ）に取りに行くことにしました。

「九分老街」
九分のメインストリート基山街です。元々は鉱石運搬用のトロッコ道でした。
狭い道の両側に小さなお店が軒を連ねて、豎崎路の階段まで400ｍ位続いています。

一見アーケードのようだけど、店先のひさしが連なっているのでそう見えるだけ。以前雨降りの時、びしょ濡れになり、ひどい目にあいました‥

少し薄暗くお店の照明が煌々しい、いろんなお店が集まってまるで縁日のよう。

九分グルメのお店が沢山。食べ歩きも楽しい基山街。

老街入り口入ってすぐのお店。プリプリエビと大きく刻んだ玉ねぎなどの野菜を丸めて揚げた、見た目コロッケのような食べ物。赤いケチャップのようなソースをつけていただきます。揚げたて熱々、口の中を火傷しないように気を付けて〜。

水出しアイスコーヒーのお店、私はこれで水出しコーヒーにはまりました‥。

魚丸は魚のつみれ。ここは九分老舗店のひとつ。魚丸のスープはさっぱりしていてとても美味〜。

九分名物スイーツのひとつ「芋圓」はタロイモと小麦粉を練って作るお団子、もちもちＱＱ〜！小豆や緑豆と一緒に食べるのが定番。温かいものとかき氷入りの冷たいものがあります。

これも九分名物スイーツ。削ったピーナッツ飴とアイスクリーム・パクチーをクレープの皮で包んだもの。パクチーの苦手なひとは外してもらいましょう。

日本でみたことのないこの食べ物は一体何？

肉圓（バーワン）いう赤い豚肉餡の入ったお餅で、透明でぷにょぷにょして見える皮はお米とサツマイモの粉をミックスしてできているんだって。

食べ物屋以外もいろんなお店がいっぱいです。

台湾らしいデザインの小物を扱うお店多いです。ここはオーダーメイドができるサンダル店。

薬材のはいった壺が棚にならぶ老舗の薬局、日本でみることは少なくなくなりました。

花鳥画、カラフルな花・鳥で描かれた文字。下書きもせず小さな筆でスラスラ〜お見事！

お店の前で作業する人。筆造りなどの作業の見られるお店や、オカリナ演奏など、見ていて楽しいお店もいっぱい。

基山街は誘惑が多すぎて、ついつい寄り道しちゃいます〜。

軽便路にある涵館282号に着くと、許さんが入れたてのちょっと甘いコーヒーと手作りクッキーで迎えてくれました。美味しい〜心遣いがとても嬉しい〜。

テラス席があり、ここからの眺めもなかなか良いです。斜面に立ち並ぶ家々と基隆山、夜景も綺麗そう。

海も見えます。
茶芸館もいいけれど、喫茶店も素敵だわ〜。

「ご馳走様でした、ありがと〜」涵館で一息ついて、宿に向かいます。

人で賑わう豎崎路の階段下を通り越します。おなじみの九分の風景です。

目の前を遮る建物がなくなり、眺望の開けたところにきました。空がうっすらと赤みを増し、九分が一番美しいと言われる時間が刻一刻と近づいています。

途中許さんの乗ったスクーターが私達を追い越し「先に行って前で待ってま〜す！」出入口の鍵が変わったので結局説明が必要だったのでした‥。

夕陽に照らされた桜の花、綺麗〜

おくつろぎのワンちゃん、爆睡中。

今夜の宿‘温莎堡景観民宿・日光涵館６’のお部屋。台北ナビ経由で予約、1泊朝食付き1室16,660円（税込）。

昨年5月に友人と宿泊しまた泊まりたかったお部屋です〜一面が大きな窓で眺望がとにかく素晴らしいのです！
調度品がレトロな雰囲気で広々としたお部屋、くつろげます。ベッドが２台あるのもＧＯＯＤ、相手を気にせずゆっくり休めます。

昨年５月に宿泊したときは、木造のバスタブがあったけどなくなっていて、シャワーだけでした。トイレはウォシュレット。日ごろの習慣でついトイレットペーパーを流してしまうので、水に溶ける日本製のトイレットペーパー持っていきました。

ウォーターサーバーや冷蔵庫・ドライヤー・アメニティなど一通りのものは揃っていて不自由はありません。タオル類はバスタオルだけなので、フェイスタオルを持参しました。コンセントの数は多く、日本の家電そのまま使えます。

日光涵館 ホテル

小さなバルコニー付。去年はなかったテーブルと椅子が設置されていました。ここでもゆっくりくつろげます。
ただ夏は虫が多そう‥バルコニーのガラス扉がしっかり閉まらなかったので対策を講じたほうがいいかもしれません。
バルコニーに灰皿の類は置いていません。バルコニーでの喫煙の可否は許さんに確認したほうがいいでしょう（室内はもちろん禁煙です！）

バルコニーからの眺め。この宿自慢のビュー！景色独り占め〜！

この時間帯はどこにでかけても人がいっぱい、景色も楽しめないのでお部屋で暗くなるまでゆっくりすることにしました。

徐々に陽が傾いてきたけど、空は焼けず‥ガイドブックのような夕焼けは残念ながら見られませんでした。でもこの景色を存分に堪能できたのだから文句なし。

薄暗くなり町に灯りが灯りはじめました。

町が闇に包まれる頃、あれれ〜海霧が迫ってきたよ。

まだ豎崎路のほうは霧に煙ってない、夜景観賞に早速出発〜！

宿をでて右、基山街を道なりに、頌徳公園手前の見晴しの良い所に来ました。でも‥あっという間に九分の町は霧に包まれてしまいました。

夜景が期待できない状況だったので基山街を戻り豎崎路へ。

灯りの灯った赤い提灯が、宙に浮いているようです。

暗くなっても人で賑わう豎崎路。週末に比べればこれでも人は少ないほう（隙間があり前に進めるだけまだマシ）

夕飯時だったので食事することに。
芋仔蕃薯に行ったら「食事の提供は５時まで、今はお茶だけ」
阿妹茶酒館を正面に見られる海悦楼も「今は飲み物だけ」
19時過ぎると食事できる場所が殆どなーい！
芋圓のお店はまだやっているけど、人混みの豎崎路を上るのは超面倒‥
なので九分で定番化しつつある‘阿妹茶芸館’へ。

「阿妹茶酒館」
‘千と千尋の‥’で登場した‘湯婆婆の油屋’に似ている建物は九ふんのシンボル的存在。

水金九エリアが鉱業で栄えた頃、九分は坑夫達の‘夜の遊び場’で、この頃からお酒を提供していた歴史あるお店だそうです。

阿妹茶楼 カフェ

ここもすでに食事のラストオーダーは終了でお茶だけといわれました‥。
「豎崎路を見下ろすテラス席に座りたい」とリクエストしたけど、テラス席は3人以上じゃないとダメだそうです‥

お茶は一人300元。茶葉とお茶請けのお菓子、お湯代、サービス税すべて込。
お茶の入れ方はお店の人が日本語でレクチャーしてくれます。

台湾ウーロン茶は本当に香りが良くて、それだけで癒されちゃいます〜。
お茶請けは甘いゴマせんべい、あんこ入りの柔らかい落雁のようなもの、きな粉のついたお餅、白いお砂糖のついた茶梅。
お茶とお菓子でとりあえずお腹は満たされました、お腹ががすいたらセブンイレブンで買っておいた蒸しパンで飢えをしのごう‥

茶酒館に居る時も、外は霧。霧が晴れたと思ったらすぐ霧で真っ白‥の繰り返し

霧が晴れたら九分老街バス停のほうへ夜景観賞に行こうと思ったけど‥眺望は期待できそうにない。
老街入り口の公衆トイレから軽便路に下る階段、そこから見る九分の夜景が素敵なのにな〜残念。

宿方向に戻ります。

やっぱり霧は晴れないな〜

夜霧に煙る九分の町、これはこれで幻想的な雰囲気でいいかも‥

夜も更け、通りには人影すらない。ちょっと淋しげ‥。

ZZZ‥お休みモードのニャンコ

日光涵館に帰ってきました。今日も一日よく歩きました〜