2015/03/15 - 2015/03/15
739位(同エリア4157件中)
たびたびさん
- たびたびさんTOP
- 旅行記736冊
- クチコミ35280件
- Q&A回答420件
- 5,364,163アクセス
- フォロワー666人
昨日は丸平文庫を訪問。どんなことを思いながら人形作りをしているのか。その姿を少し垣間見ることができたので、今日は、その丸平のひな人形でも最高峰の一つと言われるヨドコウ迎賓館のひな人形を拝見することにします。
ヨドコウ迎賓館は、ひな人形が目当てではあるのですが、そもそも、この建物はアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの設計。フランク・ロイド・ライトは、帝国ホテルも手掛け、当時、世界最高の建築家と言われた人物です。
大谷石で作られた建物は関西では珍しいでしょうが、その落ち着いた格調ある雰囲気やこまやかなデザインなどはハッとするような美しさ。文様には何かを意味しているような感じがあって、法隆寺とか日本を代表する古刹の美意識にも通じるものがあるような気がしました。
そして、お目当てのひな人形は、この建物のオーナー、灘の酒造家、山邑太左衛門の特注品。人形には山邑家の家紋の桜の文様が使われています。時代は大正期でもあるし、日本が自信を持ち始めて上り調子だった時期。いろんな条件が揃い過ぎた中で生み出された逸品です。
とにかく、このひな人形は、山邑家の別荘だったこの建物との一体感も含めて、その美しさや雰囲気は別格。花嫁人形や花観人形のお顔の美しさも頭抜けているし、とにかくこれほどすごいひな人形はほかにないのではないでしょうか。内裏様とお雛様に、二人の稚児、三人官女のみといった無駄のない組み合せにお道具類が加わる姿は、もうこれ以上なにも必要ない究極の姿。庭でも建物でもそうですが、注文者の美意識がとても優れていたことも窺えます。つまり、ここまでくれば丸平がどうのこうのというレベルではないでしょう。
ところで、今日は京都の定宿からのスタートだし、ちょっと大阪で用事もあったりして、それを組み合わせたので、前後には京都市街と大阪キタ周辺のマイナー街歩きも加えて、結局、この日も盛りだくさん。関西は、どこに行ってもいろんな文化が息づいているので、やっぱりこんなスタイルになってしまう。それも一興。面白いことだと思います。
PR
-
京都の定宿を出発して、北の方から歩き始めます。
京都と映画は縁が深いと思いますが、二条城撮影所跡もそれを示すもの。説明板によれば、この二条城撮影所の開設は明治43年。日本映画の父と言われる牧野省三が尾上松之助とコンビを組み、最初の作品「忠臣蔵」を撮影したということです。 -
早朝の三条商店街は、まだ閑散としています。ここを抜けて、武信稲荷神社に向かいます。
-
途中で見つけたのは、三条台若中会所という立派な町家。
これは、祇園祭の神輿御渡に関わっているという三条台若中という集団の会所のよう。神輿は、中御座・東御座・西御座の三基。担ぎ手は800名を超えることもあったそうで、威勢のいいことですね。 -
そして、これが武信稲荷神社。
-
この神社は、龍馬とおりょうのゆかりの神社なんですよ。
-
境内には樹齢約850年の御神木のエノキが立つのですが、このエノキに「龍」の字が彫られていることをおりょうが見つけ、龍馬が生きていることを知ったという逸話が伝わります。境内には丁寧な説明板がありますので、よろしく。
-
境内には、その逸話を紹介する丁寧な説明板もあります。
-
ほか、一寸法師とこの神社の関係なんかもあるようです。
-
そこから、壬生の方に移動して、これは元祇園梛神社。
-
始まりは、貞観11年(876年)。疫病が流行し、播磨国から牛頭天王(素戔嗚尊)を勧請して祀ったこと。境内に隼神社というのもあって、同じ向きに本殿が二つ並んで建っていて、ちょっと面白いと思います。
-
この壬生エリアには新撰組ゆかりの場所がいくつかあって、この光縁寺もその一つです。
山南敬助や河合耆三郎ほか多くの新撰組の隊士の墓があるようです。 -
参詣はお寺の方に頼んで行うのですが、時間は朝9時から。まだ9時前でしたが、お墓参りだし何とかしてもらえないかなあと声をかけたら、まだですときっぱり断られてしまいました。ちょっと、厳しいです。
-
天道神社は、桓武天皇が平安京に遷都の際、元々は長岡京にあった天道神社を国家安泰のために、三条坊院東洞院の地に勧請されたもの。当時は皇族や京都の人々が集まり、荘厳な宮であったようですが、度々の兵火で焼失。織田信長の再興などもあって、今に至っています。三層の屋根を横長に組み合せた拝殿の形に特徴があるように思いました。
-
瑞雲院は、日蓮宗の寺。小早川秀秋の菩提を弔うため、創建したという寺です。その際、徳川家康が寺領として100石を与えたことから100石寺とも言われるようです。小早川秀秋の裏切りにより、関ヶ原の戦いは東軍の圧勝に終わるのですが、最後まで優柔不断だったという人物像も含めて、どうにも残念なイメージ。100石というのも下級武士のレベルだし、何とも言えません。ただ、寺は凛とした雰囲気ではありました。
-
ここから、今度は五条の寺町の方に移動して。
菊姫稲荷神社は、場所が全然わからず、近所の人に聞いてやっと分かりました。ビルの脇。敷地の中に構えた神社は、普通の観光客では気が付かないでしょう。東京でも、街中にはこうした小さな神社がありますが、どこかのお屋敷にあったものではないかと思います。 -
佛願寺は、渉成園の入口の通り沿いなんですが、これもとても分かりにくい。お寺の門のようなものも全くないので、何度も前を通り過ぎていたのに分かりませんでした。
ただ、玄関先に「六條道場」の 大きな石標があって、これが目印と言えば目印でしょうか。
かつて、時宗の善導寺が一時ここに移転し、六条道場と呼ばれていたということだそうです。それ以外は、よくわかりません。 -
延寿寺は、長講堂の東隣り。どうして、長講堂と延寿寺と分かれているのかは不明ですが、ともに後白河上皇の御所、六条西洞院殿で作られた仏堂が始まり。
延寿寺の方は、河原町通りに面していて、立派な楼門が目立っています。 -
蓮光寺も、五条の寺町の一角。一見するとなんでもないような寺なのですが、門前の駒札には快慶の作「負別(おいわけ)如来」と空海作で清盛の馬を止めたという「駒止地蔵尊」のいわれや、戦国大名の長宗我部盛親の墓があることが説明されていて、何かと見どころがあるようでした。
-
長宗我部盛親は、長宗我部元親の4男。元親が期待をかけていた長兄の長宗我部信親が九州で戦死してしまい、その後を継いだ人物。激しい性格だったようで継ぐにあたっては、家臣の反対が多かったとか。最後は大阪の陣で主力として活躍しますが、捕えられ、斬首されています。
-
福田寺は、「ふくでんじ」と読みます。五条から六条にかけての寺町の一角。ここは源融の邸宅、六条河原院のあった場所に建つ小さなお寺。
-
母乳祈願と乳房守護と言うのがあって、女性の寺のよう。京都には、いろんなお寺があるものです。
-
金光寺は、市比賣神社さんの隣り。門の上部にある木の板にかすかに金光寺と読めるのですが、とにかくここもかなり分かりにくい寺です。踊念仏の空也が、七条堀川小路北西角に建立したのが始まり。なお、市比賣神社は、この寺の境内にあったものだそうです。
-
五条の寺町に隣接して建つのは、京都市景観 まちづくりセンター。河原町通り沿いにある大きな施設です。
-
建物の一階に、ひと まち交流館があって、そこでは京都のまちづくりの歩みのジオラマやパネル展示等がありました。これは意外ですが、観光客向けですね。
センター全体の活動は景観やまちづくり相談活動なのだと思いますが、こうした観光客への気遣いもあるし、施設が広くて休憩場所もある。 -
中心地から離れているので、観光客にはちょっと縁が薄い施設ですが、これだけ充実しているし、もったいないような施設です。
-
ヨドコウ迎賓館は芦屋川なので、そろそろ移動しましょうか。
河原町駅まで急ぎます。で、途中で見つけたのは幸福堂。河原町通りから松原通に入る入口といった場所です。 -
見ると名物は「ぎぼし最中」。ぎぼしは五条大橋のぎぼしで、牛若丸と弁慶の二種類があります。というか、味は同じなのですが、弁慶の方は最中からはみ出すくらい大量の餡子が入っているタイプです。模様に扇子が入っているのは、牛若丸が弁慶に扇子を投げたという話からなんでしょうが、五条大橋はかつては松原通りにあったとか、この場所自体もこだわった場所のようでした。何の隠し味でしょうか。餡子の味わいに特徴があると思います。
-
もう一軒は京都尾州屋老舗。四条河原町の交差点。高島屋のある角です。
-
看板商品のそば餅をいただきました。名前とは違って、これはそば饅頭でしょう。そばの香りがそれなりにあって、それはそれでいいんですが、なんで餅と付けるのかは疑問です。
これで、京都はおしまい。阪急に乗り込みました。 -
芦屋川駅から歩いて15分くらい。山側に少し上った場所にヨドコウ迎賓館の入口がありました。
-
山すそを沿って行くと建物が見えてきました。
-
こちらが入口。
-
大谷石を使った建物は、
-
イチオシ
たぶん、関西では珍しいと思いますが、それだけではなくて、何かの意味を含んだような文様のデザインが不思議な感じ。
-
建物は、山の斜面に建てられていて、奥が深いようですね。
-
ここから内部に入ります。玄関はどうかすると通用口みたい。玄関を特別なものと考える日本の伝統建築からすると、違和感もありますね。この建物大丈夫なんでしょうか。
-
その前に、玄関先から市内を見た景色はこんな感じ。一応チェックしておきましょう。
-
さて、玄関を入ると
-
石段が二階に続きます。
-
イチオシ
これが最初の部屋。リビングのような感じもしますが、客をまずはここに招き入れる部屋でしょう。
-
イチオシ
採光と風通しを考えた、ぎりぎりの窓と空間のバランスがありますね。この気持ち良い空間を見ただけでも、建築家フランク・ロイド・ライトのただ者ではない感性を感じることができるでしょう。
外観から受けた印象は、的外れ。ここで一気に不安は解消されました。
暖炉に -
書棚。
-
細かく仕切られた小窓。
-
イチオシ
建物を支える柱の重厚さも、しっかりデザインの中に組み込まれています。
-
一見単純だしバラバラなようですが、
-
統一感があるというか、全体として、どこか人間の感性に訴えかけてくるようなデザインなんですよね。
ここの目的は、ひな人形だったんですが、それだけではない。というか、この部屋を見て、むしろ見るべきものは建物ではないかという気持ちに変わってきました。 -
ただ、そうはいっても、そろそろひな人形も見ておきますか。人形の展示は、もう一つ上の階。この先です。
-
振り返るとこんな感じ。階段も何かと変化が付けてあるんですよね。
-
人形がちらり見えてきましたが、これが限界。撮影は禁止です。
-
ここを入って、人形は左右の部屋に展示されています。
-
パネルの説明があって、こちらは撮影OK。
洋服を着た明治天皇の人形は大変貴重なもの。昨日の丸平文庫でも、この明治天皇の人形はひとしきり話題になっていました。実際のものを写す有職雛の真骨頂というところなんだと思います。
ただ、美しさや雅さでうっとりするのは、山邑家が特注したひな人形の方でしょう。大正時代でなければ、灘の酒どころが繁栄していなければ、山邑家の美意識も高くなければ、といったいろんな条件が揃ったうえで生まれた逸品です。
山邑家から嫁に出た娘さんが持っていたようですが、とても面倒が見きれないということで、こちらに寄贈されたのだとか。山倉家の別邸だったヨドコウ迎賓館に里帰りして、人形たちもやっと安住の場所に戻りました。さっきのいろんな条件の中には、この別邸に飾られなければという条件もあるわけで、やはり、ここに飾られるために生まれた人形ですから、ここにあってこその輝きもあるように感じました。 -
結局、建物とひな人形は一体。両方を味わうことで、建物の良さも人形の良さも分かるってことなんですね。
-
イチオシ
なるほど〜。
たびたびさんのひな人形、ひな祭りの旅も、ここに極まれり。奥の細道で芭蕉が大石田辺りにたどり着いた時の気分って感じですね。 -
もう少し奥の方も探索しましょう。
-
これは書斎。
-
机も家のデザインと合わせてますね。
-
なるほど。すごいと言えばすごいんですが、この家をつくることを考えればそれくらいのことは何でもないことかもしれませんね。
-
そして、これが最上階の部屋。
-
イチオシ
寛ぎの空間は、
-
こちらも落ち着いたデザインで包まれています。
-
イチオシ
暖炉の意匠も
-
どうですか。
-
派手さはないけど、渋い美しさが光ってますよね。
-
これは続きの屋上。市内から海を見渡せる眺めです。
さて、そうこうしているうちに、今日は大阪で所要があったんです。そろそろ急がねば。。 -
用があったのは都島。
少し時間があったので、都島神社にも寄ってみます。ここは淀川の左岸であり、古くからたびたび洪水に見舞われた場所。後白河法皇が当地へ行幸した際、これを哀れみ、当地の守護神として神社を置くよう命じたのが始まりだそうです。古い歴史を持っていますが、境内はけっこうすっきり系。神楽殿とかがないとそう感じてしまうのは私だけでしょうか。 -
都島で用事を済ませ、一安心。
大阪駅に帰って、あとはフリー。大阪空港から帰る便の時間まで、辺りの散策をしてみます。 -
イチオシ
-
まず最初はお初天神。なんといっても、ここは、キタを代表する観光スポットです。
-
お初というのは、この神社の境内で実際にあった心中事件を題材に、近松門左衛門が書いた「曽根崎心中」のヒロインの名前です。お初は、堂島新地天満屋の遊女。心を寄せる内本町平野屋の手代、徳兵衛が縁談を迫られ、また、結納金を騙し取られるという悲運も重なって、心中へと追い込まれるのです。
筋を詳しくは知らなくても、恋愛成就に御利益がある神社というのは分かりやすい。いつも人の出入りがあって、人気が衰えないのは当然かもしれません。 -
阿み彦は、お初天神名物シュウマイと書いた暖簾が目に入って寄ってみることに。
-
お初天神は観光スポットなのに、なんでまんじゅうとかお菓子に名物がないんでしょうねとか話したら、「大阪というところは饅頭があんまりない。住吉神社の饅頭とか釣鐘屋や喜八洲総本舗なんかも例外だね」とかうんちくを聞かされて、なるほどと思った次第です。
-
なお、ここのシュウマイは、シュウマイもいいですが白濁したスープが付いていて、その組み合わせが変わった味わいだと思いました。
-
この辺りの名物ビルは大阪駅前ビル。第1から第4ビルまであって、どれも巨大ですが、この第3ビルは高層ビル。昭和54年に建設され、昭和61年に大阪ビジネスパークに建った「ツイン21」に抜かれるまでは、西日本一の高さでした。
ただ、紹介したいのは、ここの地下二階にある、うどん屋のはがくれ。讃岐うどん系ですが、おでんなんかもうまいんですよ。大阪に住んでた時は、時々行ってたお店です。 -
大阪市道路元標は、梅田新道交差点の西北角。東京の日本橋からここまでが国道1号線。
高麗橋の東詰に里程元標跡があって、江戸時代だとそこが起点だったようですが、明治になって改められたということでしょう。 -
大阪駅前第2ビルは、駅前ビルの中では北新地駅に一番近いビル。といっても、北新地ビルを利用するって、尼崎の方に行く人なんでしょうけどね。ちょっと使う人は限られると思いますけど。。
金券ショップが多いビルですが、第3にも多いので、とにかく競合は激しいと思います。 -
梅田駅から北新地に向かう地下道を行く途中、この大阪駅前第1ビルの地下につながります。地下街は第1ビルの地下街なんですが、規模が大きいので、どうかすると独立した地下街のような印象さえしてしまいます。金券ショップや小さな飲み屋があったり、こちらも大阪らしいディープな雰囲気があるエリアです。
-
新地に移動して。曽根崎川跡碑は、ほとんど新地本通りに近い繁華街の中心部。今では想像もできませんが、大阪は川と橋の街。至る所に網の目のように川が流れていたのでしょう。
ちなみに、曽根崎川は、堂島川から分れ、また堂島川に合流する弧の様な流れの川だったよう。元禄初期に、河村瑞賢により改修されて、曽根崎新地や堂島新地が開かれたということです。 -
堂島アバンザは、少し南に移動した場所に建つ高層ビル。夜の時間にしか行ったことはなかったので、新地の目印くらいにしか考えていませんでした。今回は日曜のお昼過ぎですが、結局は閑散とした状態。大阪駅方面からだとさみしい新地を通って行くことになるので、ここを行く人が少ないのは仕方ないことだと思います。
-
堂島薬師堂は、堂島アバンザの敷地内に建つ現代アートのようにモダンなお堂。なんでこんなところにわざわざと思ってしまいましたが、実はこれが堂島の名前の由来になったのだとか。聖徳太子が四天王寺を建てた時、暴風雨で難破した木材の運搬船が流れ着いたところに堂宇を建てたのが起源ということです。
-
再び、お初天神通りの戻って。
-
ごて地蔵は、お初天神通りから少し入った曽根崎警察署の南側。ほとんど人通りのない一角です。説明によれば、「この地に埋没放置されている地蔵尊がある奉祀せよ」とのご宣託により、発掘された地蔵様のよう。町内会の方がお世話をしているようです。
-
ごて地蔵通りというからには、ごて地蔵の周辺の通りだとは思いますが、そもそも、ごて地蔵のある辺りはほとんど人気のないところ。お初天神通りは賑やかなのですが、少し離れただけとはいえ、全然違います。通りと名前を付けるだけのこともないかなあという感じです。
-
コミュニティプラザは、曽根崎警察署地階となっていたので、曽根崎警察署の一階からはいるのかと思ったら、地下街からそのまま入るオープンスペースでした。
-
ミニパトカーなどが置いてあって、子供が遊んでいたりして、和やかな雰囲気。お巡りさんがニコニコしながら、見守っていました。
-
阪急東通商店街は、阪急百貨店の東側。大阪駅にも近い便利な場所ですが、バブルの時期でも地上げがしにくい場所で、こうした商店街が残ったと聞いたことがあります。しかし、その結果、キタでもこうしたガチャガチャした商店街が残ってよかったかなあ。大阪らしい一角だと思います。
-
太融寺は、嵯峨源氏の祖、源融ゆかりの寺。ちなみに、源融は源氏物語の主人公・光源氏のモデルとも言われる人物です。
-
梅田からも近い街中ですが、境内は広々。本堂や空海を祀る大師堂なども立派です。
-
一角に淀殿の墓所がありましたが、元は淀姫神社にあったものを移転したものだそうです。
-
OSビルは、地型があまりよくない場所のいっぱいを使ったというような都会のビル。お初天神通りから、北に向かって抜けた場所にあって、鋭角の角からみた建物の形が特徴的です。隣りがドンキホーテだし、ここはナムコ。ちょっと騒がしい一角です。
-
空庭ダイニングは、阪急グランドビルの上層階のレストラン街。
-
正面に大阪駅の全景が見下ろせる素晴らしい眺めです。窓に向かって、ソファーのようなゆったりした椅子もあって、悠々休んでいる人も。これはリッチな空間になっています。
-
キャトルレーヴは、阪急グランドビルの29F。宝塚のオフィシャルショップのようですが、飾られたトップスターのポスターやプロマイドがとてもいい。
-
イチオシ
宝塚は何回か行ったことがありますが、華やかな舞台をここでまた思い出してしまいました。ファンの人がここを訪れる気持ちよくわかります。
-
阪急うめだギャラリーは、阪急うめだ本店9階。この日は、フランス貴族に愛されたプチポアン展というのをやっていました。一見すると地味な感じなんですが、プリントじゃなくて刺繍によるデザインというのが大きな違い。ちょっと世界が広がったような気がしました。
-
祝祭広場は、阪急百貨店の9階。この日は、フランスフェア2015というのをやっていました。
-
中央にすり鉢状の観客席があって、これはデパートの催し物広場では考えられないような大胆な構造です。周辺にはオープンカフェがあるし、これはご機嫌な空間だと思いました。
-
阪急サン広場地下通りは、阪急本店を出て大阪駅の方に向かう地下通り。何か広場でもあるのかなあと思ったのですが、これは単なる通路ですね。というか、ここはいつも通っていた通り。ここを目的にして行くというものではありません。
-
とうことで、新しくなった大阪駅の辺りへ。
-
高層ビルが建って、街がすっきりはしたんですが、まだ慣れてないので、あちこちとにかく歩いてみます。
-
アトリウム広場は、ノースゲート ビルディング2Fですが、ここからグランフロント大阪方面にも続くし、実質的には大阪ステーションシティの北の中心部と言ってもいいと思います。正面に、大阪駅のドーム屋根も見えるし、イメージが一新した大阪駅の象徴です。
-
うめきた広場は、大阪駅からグランフロントに向かう途中の広場。二階のアトリウム広場からだとエレベーターで降りた真ん前。遠くから見ていたよりも、その場に立ってみるとけっこうな広さがあると思いました。イベントが行われていると思ったのですが、あいにくの雨。代わって、グランフロントの軒下で路上ライブが行われていました。
-
カリヨン広場も、アトリウム広場と同じくノースゲート ビルディング2Fですが、こちらは阪急梅田駅とJR大阪駅を結ぶ最短通路にあたるので、慌ただしい人の流れがあって、広場というよりも通路と言った性格の方が濃いのではないかと思います。
-
和らぎの庭は、ノースゲートビルディング10Fの屋外に出たところ。それなりの空間があって、木々が植えられていましたが、まだ出来たばかりで、どれも若い木。花が付けば少しは賑やかになると思いますが、まだまだ寂しい感じは否めません。
-
今度は、グランフロント大阪の方に行ってみます。
-
その奥がナレッジキャピタル。こちらのコンセプトは、企業や研究者だけでなく、一般の生活者の感性も取り入れたいということのようですが、それはそれとして、ちょっとした万博の企業パビリオンのような感じ。大阪を代表する企業がブースを出していて、それぞれ気軽に立ち寄れる。これまでになかった施設ではないかと思います。
-
で、その前に晩飯は函太郎へ。グランフロント大阪南館の7階です。日曜日の夕方ですが、開店からあっという間に満席となって、やっぱり人気のお店です。開店すしだし、腹いっぱい食べようと思ったのですが、どのネタも脂がのってるし、濃厚な味わい。皿の値段は、回転すしとしては高めですけど、思ったほどは食べられなくて、意外にリーズナブルな値段に収まったという感じ。お店は当然きれいだし、価値ある回転すしだと思います。
-
で、ここからナレッジキャピタルへ。
ダイキンソリューションプラザ フーハ大阪は、ダイキンのショールーム。 -
人間が温かさ寒さをどう感じるのかの実験とかもやっています。実施の温度は低くても湿度が高いと暖かく感じたり、その逆もしかり。実際に体験すると驚くと思います。
-
積水ハウス 住ムフムラボでは、施設の中で子供たちがめちゃめちゃはしゃいでいて楽しそう。マンションのショールームやモデルハウスだとこうはいかないでしょうが、ここだと自分の隠れ家で遊ぶみたいな感覚になるんでしょうか。たぶん、施設側としては想定していな買ったのですはないかと思いますが、とにかく受けてました。
-
スイーツ ラボ プロデュース バイ オテマエ ユニバーシティは、ちょっと閑散としていて、人気がないのかなあと思ったのですが、ここはお菓子作りなどの教室があるよう。教室の時間ではなかったので、人が少なかったのかもしれません。大手前大学って西宮の大学ですけどお菓子と関係あったかなあ。ただ、調べると系列に大手前製菓学院専門学校というのがあって、こちらが関係しているのかもしれません。
-
ザ ラボ (みんなで世界一研究所)は、ナレッジキャピタルでは一番大きなブースで、位置づけは目玉のような感じなんですが、正直言えば、よくわからない。
-
なんにでも興味を持って取り組んでいこうという姿勢なんでしょうが、それ以上は何とも。。
-
コカ コーラウエスト ハピネス ラボは、企業のショールームが集まるナレッジキャピタルの3F。家族連れで賑わっていましたが、目についたのは入ってすぐのスクリーン。スクリーンの前に立って、画面の絵に働きかけてコラボするといったもの。ちらりと見ただけですが、ちょっと気になりました。
-
エナレッジは、関西電力のショールーム。館内は知る、送る、使うの三つのテーマで分かりやすくをコンセプトにしているのですが、照明の感じがちょっと未来的。
-
広いスペースにポツンポツンと人がいるといった雰囲気が面白い眺めになっています。
まあ、こんなところですかね。 -
大阪空港行きの阪急電車には、まだちょっと時間がある。
近くでお茶をしようと思って、星乃珈琲店に入ってみます。 -
席に着くと、そこは客同士の顔が見えないように高い壁で仕切られていて、個室のような雰囲気になっています。落ち着くと言えば落ち着くのですが、変わった喫茶店かなあと思いました。
さて、これでちょこちょこ歩きの二日はおしまい。これから東京に帰ります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
117