2014/12/24 - 2014/12/24
15位(同エリア41件中)
昆虫博士さん
熱帯の森と野生動物を見るため、中米のコスタリカに行ってきました。
4日目(クリスマスイブ)は、太平洋岸のタマリンドから山地のモンテベルデに移動しました。
モンテベルデは標高1,400〜1,500メートルで、雲霧林(うんむりん)と呼ばれる霧と雲が多い常緑樹林、そして 野鳥やコウモリの種類が多いことで有名です。
昼前にモンテベルデに着いたので、まずコウモリ博物館に行きました。ガイドの研究者が、コウモリについて熱く語ってくれ、コウモリが生態系に非常に重要であるにもかかわらず、保護がなされていない現状がよくわかりました。
昼過ぎから、サンタエレナ自然保護区で雲霧林の中を吊り橋を渡りながら、ハイキングしました。熱帯林を地面からと林冠から観察することができました。
夜は、ホテルで勧められた夜行性動物の観察ツアーに参加しました。真っ暗な森の中を歩き、ナマケモノ、キンカジュ、トゥーカン、赤目ガエルなど、2時間弱で驚くほどたくさんの夜行性動物が見れました。昼間は動物が全然見れませんでしたが、夜の雲霧林は夜行性動物の楽園でした。
■ コスタリカ 生物多様性&熱帯林 11泊12日 ■
1日目: 準備編, 往路, サンホセ着
http://4travel.jp/travelogue/10967421
2日目: サンホセ → ポアス火山 → タマリンド 海亀の産卵
http://4travel.jp/travelogue/10967424
3日目: タマリンド ビーチリゾート&サーフィン見学
http://4travel.jp/travelogue/10967465
★4日目: タマリンド → モンテベルデ 雲霧林 夜行性動物の楽園
http://4travel.jp/travelogue/10967569
5日目: モンテベルデ 昆虫学者と虫探し 新種カミキリムシ発見
http://4travel.jp/travelogue/10967702
6日目: モンテベルデ コーヒー農園 → アレナル 温泉リゾート
http://4travel.jp/travelogue/10968027
7日目: アレナル → サラピキ 野生動物の宝庫 熱帯研究所
http://4travel.jp/travelogue/10968036
8日目: サラピキ → トルトゲーロ 密林奥地の村&カリブ海
http://4travel.jp/travelogue/10968063
9日目: トルトゲーロ 猿と水鳥の楽園 ジャングル・クルーズ
http://4travel.jp/travelogue/10968220
10日目: トルトゲーロ 海亀の孵化 → サンホセ
http://4travel.jp/travelogue/10968249
11日目: サン・ヘラルド・デ・ドータ 幻の鳥ケツァール → サンホセ 市内観光
http://4travel.jp/travelogue/10968267
12日目: 帰路, 総集編(自然保護区, 熱帯の野生動物)
http://4travel.jp/travelogue/10968955
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- タクシー
PR
-
朝6時に起床し、ビーチを散歩します。
ベランダからのこの風景も今日で最後です。Hotel Tamarindo Diria Beach Resort ホテル
-
砂浜に “ MERRY CHRISTMAS” の文字。
今日はクリスマスイブでした! -
早朝からサーフィン教室が開かれています。
すでに、海に入っている人もいます。 -
砂浜にヘビがいます。
ほとんど動かず、元気がありません。
陸のヘビが迷い込んだのかと思っていましたが、違いました。 -
ウミヘビでした!
潮が引いたときに、砂浜に取り残されたようです。
このカップルが棒を使って海まで連れて行くと、鮮やかな黄色の警告色が表れ、びっくりしました。
水を得た魚のように、元気に海に帰っていきました。
英名: Yellow-bellied sea snake
和名: セグロウミヘビ (背黒海蛇)
学名: Pelamis platura
分布: 太平洋、インド洋
特徴: 有毒、卵胎生(卵を体内で孵化させる)、完全水棲(陸に上がらない)、中米唯一のウミヘビ -
朝6時半のオープンに合わせて食堂に行きます。
-
朝食はガジョ・ピント、オムレツなど。
昨日とあまり変りません。 -
ホテルをチェックアウトします。
待ち合わせの8時よりも前に、運転手が来ています。 -
モンテベルデに向けて出発です。
しばらくは牧場が広がる熱帯乾燥林の中を走ります。 -
コスタリカのタクシーは赤色です。
今日は、四輪駆動車のタクシーを貸し切りです。
わざわざ四駆で来てくれた理由は、後でわかりました。 -
テンピスク川(Río Tempisque)にかかる橋を渡ります。
2日前にも通りました。 -
ラス・フンタス(Las Juntas)の町。
鉱山労働者の像があります。
この町は19世紀半ばに金が見つかり、栄えました。 -
山の尾根を上っていきます。
-
途中で、猿を発見!
道路脇の木に何頭かいます。 -
尻尾が四肢と同じくらい太いです。
その尻尾を使って、枝から枝に移動するのが上手です。
背中の毛が茶色で長いので、“マント” の名前が付いています。
英名: Mantled howler
和名: マントホエザル (マント吠え猿)
学名: Alouatta palliata
分布: メキシコ南部〜コロンビア・エクアドルの海岸沿い
特徴: 中米の固有種、背中の毛が茶色で長いので“マント”の名、昼行性、樹上性、群れで生活、オスは明け方と夕暮れに大音量の遠吠え -
展望ポイントで停まってくれます。
太平洋側が見渡せます。 -
途中で道が砂利道になります。
タクシーが四駆なのは、未舗装の山道を通るためなのです。 -
ここも展望ポイント。
牛が放牧されています。 -
運転手が道路の上にヘビを見つけました!
赤、黒、白の3色のヘビです。
英名: False coral snake
和名: ニセサンゴヘビ (偽珊瑚蛇)
学名: Erythrolamprus mimus
分布: 中米〜南米の北部
特徴: 赤・黒・白の3色、猛毒のサンゴヘビに擬態したヘビ、弱い毒を持つ -
モンテベルデのホテル “ホテル・モンターニャ・モンテベルデ (Hotel Montana Monteverde)” に11時に到着です。
タマリンドからちょうど3時間でした。
本日から2泊します。
ハイシーズンだと思ったら、ひっそりとしています。
後で聞いた話だと、モンテベルデは標高1,500メートル前後で寒いので、欧米からの避寒客はあえて寒いところには来ないようです。Hotel Montana Monteverde ホテル
-
部屋は広くて、清潔です。
バスタブも大きかったです。 -
部屋のベランダ前には雲霧林が広がります。
ここの標高は約1,400メートルです。 -
サンタ・エレナ自然保護区へのお迎えまで2時間半あるので、歩いて15分ほどのコウモリの展示施設を見に行きます。
“子どもたちの永遠の森 (Children's Eternal Rainforest)” のインフォメーション・センターです。
コスタリカ最大の私立の自然保護区で、隣接するアレナル国立公園よりも広いです。
各種ツアーも行っているようですが、今回は参加しませんでした。 -
インフォ・センターの前の森も “子どもたちの永遠の森” の飛び地です。
-
民家の軒先の赤と黄色の花が満開です。
藤の仲間でしょうか? -
“バット・ジャングル (Bat Jungle)” に到着です。
ホテル・モンターニャから歩いて15分ほどです。
コウモリ博物館です。
見学には下記の2種類があります。
1) コウモリ研究者によるガイドツアー (1時間、大人25ドル、学割あり)
2) 自分で回る (上記より安い)
もちろん1)です。
受付けのお兄ちゃんがガイド(コウモリ研究者)でした。バット ジャングル 博物館・美術館・ギャラリー
-
昼食を取るので 15分ほど待って欲しいとガイド(研究者)に言われ、その間に2階のチョコレート屋さんで休憩です。
“カフェ・カブレ (Cafe Cabure)” というアルゼンチン系のカフェでした。
手作りチョコレート、美味しかったです。
チョコレート1つ 550〜800コロン(1〜1.5ドル)、コーヒー1杯 1,000コロン(2ドル)と、比較的リーズナブルでした。 -
ツアー開始です。
この方がコウモリ博士で、すさまじい知識量です。
ベルギー出身で、母語はフランス語ですが、英語も流暢です。
ここに来る日本人は珍しい、と言っていました。 -
コウモリは約1,000種あり、哺乳類の1/4ほど種類が豊富です (最多はネズミの仲間)。
コスタリカには、その約10%、106種類が生息しています。
なかでも、ここモンテベルデは65種類が住むコウモリの宝庫です。
地球上の哺乳類: 約4,500種
地球上のコウモリ: 約1,000種
コスタリカに住むコウモリ: 106種
モンテベルデに住むコウモリ: 65種 -
顔も生態によって、多種多彩です。
超音波を用いた反響定位(エコー・ロケーション)するかどうか、食べるエサ(花の蜜、果物、蚊、魚、動物の血)によって、顔が全然ちがいます。 -
コウモリは、血を吸うイメージが強いのですが、大部分のコウモリは蚊などの小昆虫を食べたり、花の蜜を吸ったり、果物を食べたります。
チスイコウモリが血を吸いますが、主に家畜の血を吸うので 酪農家からは嫌われているそうです。
ヒトの血を吸うコウモリはいません。 -
花粉の媒介者としてコウモリは、とても重要です。
マンゴ、グアバ、バナナを含む300種類の果物が花粉の媒介をコウモリに依存しています。 -
コウモリの骨格。
右の骨格がコウモリ、真ん中の骨格がヒトですが、コウモリは腕以外はヒトにそっくりで驚きました。
コウモリの翼は、腕が進化したものなのです。 -
コウモリの聴力を実体験できる耳。
わずかな音でも聞こえます。 -
コウモリは生態系のなかでとても重要な役割を担っていますが、吸血鬼などの負のイメージがあってか、あまり保護がされてきませんでした。
例えば、風力発電機。
風力発電機の近くでは気圧が少し低くなり、コウモリの肺の毛細血管が破裂し死亡します。
アメリカでは年間に少なとも60万匹のコウモリが殺されているそうです。
風力発電はまったくエコではない、とガイドが強く言っていました。 -
現在、コウモリが激減している別の理由が病気です。
“白鼻症候群 (White nose syndrome)” と呼ばれる、カビによる感染症です。
アメリカ東部で流行していて、コウモリは体力が奪われ 大量死しています。 -
展示スペースの奥では、8種 90匹のコウモリが飼育されています。
エサやりの時間で、活発に飛んでいました。 -
コウモリが生態系でとても重要な役割を担っていることが、よくわかりました!
お勧めです。 -
ホテルまで歩いて戻って、1時50分からサンタエレナ自然保護区にバスで向かいます。
サンタ・エレナ(Santa Elena)の町を通ります。
この辺りは観光客にとっては “モンテベルデ (Monteverde)” という地名で知られていますが、実際の拠点になる町はサンタ・エレナです。 -
途中から未舗装の道を通って、セルバトゥーラ公園 (Selvatuna Park)に到着です。
サンタエレナ自然保護区(Reserva Santa Elena)内にある、各種アクティビティができる観光施設です。
ここで、8本の吊り橋を渡るハイキングをします。
ガイドなしで、大人30ドルです。
この施設で人気があったのは、コスタリカでは “キャノピー (Canopy)” と呼ばれるジップラインです。
2ヶ所の間に張られたワイヤーを、滑車を使って滑り降りるアクティビティです。
バンクーバーでやったことがあったのと、ゆっくり雲霧林を歩きたかったので、今回はしませんでした。セルバトゥーラ パーク 広場・公園
-
ここから歩き始めます。
8本の吊り橋を歩いて、トレイルを1周します。 -
1本目の吊り橋が見えてきました。
-
このような吊り橋は、もともとは 林冠(日光があたる森の最上部)の生物を観察・研究する研究者たちが用いたものでした。
それが、現在は 観光客のアクティビティになっています。 -
ガイドの説明を受ける人たち。
この辺りはケツァールを含めて、鳥が多く見れるところと言われています。
しかし、今回ガイドなしだったためが、このハイキング中 ハチドリしか見れませんでした。
ガイドを付けた方がよかったのかも知れません。 -
このあたりの森は雲霧林(Cloud forest)と呼ばれる常緑樹林です。
熱帯〜亜熱帯地域の湿度高い山地(標高1,000メートル以上)で、霧(下から見れば雲)が多いことが特徴です。
幸か不幸か、この日は天気がよく 霧も雲もありません。 -
2本目、3本目の吊り橋。
-
ところどころに、熱帯の花々も咲いています。
ハチドリがときどき蜜を吸いに来ます。 -
4番目の吊り橋。
8本の中で最長で、全長157メートル、地面からの高さ31メートルです。 -
これが、“キャノピー (ジップライン)” です。
結構な速度です。
滑降するとキーーンと高音がするので、野鳥などに影響があるんじゃないか、と心配になります。 -
着床植物 ブロメリア。
パイナップルの仲間です。
水分、養分を空中から取っていて、エア・プラント(Air Plant)とも呼ばれます。 -
大きな豆の木。
ジャックと豆の木に出てきそうです。
翌日、触ってみましたが、小さいトゲがたくさん刺さりました。 -
吊り橋以外の部分では、鬱蒼とした森の中のトレイルを歩きます。
-
きれいに虫に食われた葉っぱ。
-
頭上から気根(Aerial root)が垂れています。
ターザンはこのような弦(つる)を使って、「アッアア〜」 とやっていたのでしょう。
熱帯っぽいです。 -
この花、もう少し早いと口紅を付けた唇のように見え、まさに “娼婦の唇”という名前がぴったりです 。
写真 下は、売店で売っていた絵葉書です。
英名: Hot lips flower (Hooker's lips)
和名: 娼婦の唇
学名: Psychotria Elata -
オフィス・売店に戻ってきました。
8本の吊り橋を1周ぶらぶらと歩いて、1時間半ほどでした。
売店でコーヒー豆が売られています。
2日後に見学に行くコーヒー農園 “カフェ・ドンファン (Cafe Don Juan)” のものです。
ここのコーヒーはモンテベルデ周辺でしか販売されていません。
■ 参考旅行記 ■
6日目: モンテベルデ コーヒー農園 → アレナル 温泉リゾート
作成中 -
トイレの向こうに蜜台があり、ハリドリがたくさん来ています。
飼われているハチドリではなく、野生のハチドリが蜜を吸いに来ています。
コスタリカには57種類のハチドリが生息しています。
後から知りましたが、入場料5ドルが別に必要でした。 -
全身が緑のハチドリ。
英名: Green-crowned Brilliant
和名: ミドリボウシテリハチドリ (緑帽子照蜂鳥)
学名: Heliodoxa jacula
分布: コスタリカ〜エクアドル
特徴: 中米の固有種、山地に生息 -
今度は頭の上が青いハチドリ。
英名: Purple-throated mountaingem
和名: フジノドシロメジリハチドリ (藤喉白目尻蜂鳥)
学名: Lampornis calolaemus
分布: ニカラグア〜パナマ西部
特徴: 中米の固有種、オスは頭がターコイズ・喉が紫・目の後ろが白 -
鮮やかな紫色のハチドリ。
英名: Violet sabrewing
和名: ムラサキケンバネハチドリ (紫剣羽蜂鳥)
学名: Campylopterus hemileucurus
分布: メキシコ南部〜パナマ西部
特徴: 中米の固有種、オスは紫、メスは緑+灰色、オス・メスとも尾の先が白い -
4時半のバスで、ホテルに戻って来ました。
ホテルから見た夕日です。Hotel Montana Monteverde ホテル
-
ホテルのレストランで夕食にします。
客が全然おらず、心配になります。
ハッピーアワーの時間帯で、全て15%引きでした。
海鮮スープ(7.25ドル)。 -
スパゲッティ・カルボナーラ(12.5ドル)
-
チキンのグリル+パッションフルーツ・ソース(13ドル)。
-
ビーフ・ファヒータ(8.5ドル)。
どれも美味しく頂きました。 -
キンカジュ・ナイトウォーク(Kinkajou Night Walk)のオフィスに到着です。
夜8時15分に迎えが来て、車で15分ほどの私有地でした。
ホテルの受付けで勧められたツアーで、大人25ドルでした。
ガイドがとても有能で、2時間弱のツアーで次から次へと夜行性動物を見せてくれました。
かなりお勧めのツアーです。キンカジュ ナイトウォーク サファリ・動物観察
-
歩き始めて早々に、ナマケモノを発見!
頭を右にして、葉っぱをむしゃむしゃ食べています。
英名: Hoffmann's two-toed sloth
和名: フタユビナマケモノ (二指怠け者)、ホフマンナマケモノ (ホフマン怠け者)
学名: Choloepus hoffmanni
分布: 中米〜南米
特徴: 指が2本、地上に下りるのは週1回排泄時、頚椎が6個、草食性 -
続いて、樹上にオリンゴ!
ガイドも興奮気味です。
英名: Bushy-tailed olingo (Northern olingo)
和名: フサオオリンゴ (総尾オリンゴ)
学名: Bassaricyon gabbii
分布: ニカラグア〜パナマ
特徴: 中米の固有種、アライグマの仲間、標高1000〜2000メートルの雲霧林に生息、夜行性、樹上性、キンカジュと異なり尻尾で物をつかめない -
タランチュラ!
大きな蜘蛛です。
いつも同じ木の根の穴に住んでいます。
英名: Orange-kneed tarantula
和名: コスタリカン・レッドレッグ
学名: Megaphobema mesomelas
分布: コスタリカ
特徴: コスタリカの固有種、タランチュラの1種、夜行性 -
小川の近くでカエルを発見。
英名: Brilliant forest frog (Warszewitsch's frog)
和名(私の命名): テリアカガエル (照赤蛙)
学名: Rana warszewitschii
分布: ホンジュラス〜パナマ
特徴: 中米の固有種、アカガエルの1種 -
キリギリスの仲間。
-
ナナフシの仲間。
-
赤目ガエル!
赤い目のカエルはアカメアマガエル(Red-eyed Tree Frog)が有名ですが、それと比べるとかなり小さいです。
清流に住む絶滅危惧種のカエルです。
英名: Rufous-eyed stream frog (Rufous-eyed brook frog)
和名(私の命名): アカメカカワガエル (赤目川蛙)
学名: Duellmanohyla rufioculis
分布: コスタリカ
特徴: コスタリカの固有種、絶滅危惧種(VU)、目の下が白いのが鑑別点 -
ツアー名にもなっているキンカジュ!
オリンゴに似ていますが、尻尾で物をつかめるので、尻尾で枝にぶら下がったりできます。
英名: Kinkajou
和名: キンカジュ
学名: Potos flavus
分布: メキシコ南部〜アマゾン流域
特徴: アライグマの仲間、夜行性、樹上性、オリンゴと異なり尻尾で物をつかめる、ライトで目がオレンジに光る -
中米のシンボル、トゥーカン!
少したつと 顔が見えなくなり、寝てしましました。
英名: Rainbow-billed toucan (Keel-billed toucan)
和名: サンショクキムネオオハシ (三色黄胸大嘴)
学名: Ramphastos sulfuratus
分布: 中米〜南米 (メキシコ南部〜コロンビア、ベネズエラ)
特徴: トゥーカンの1種、ベリーズの国鳥 -
葉っぱに擬態したキリギリス!
葉の筋(葉脈)まで再現されていて、驚きです。
英名: Walking-leaf katydid
和名: ヒラタツユムシ
学名: Mimetica mortuifolia
分布: 不明 (調べても分かりませんでした)
特徴: 枯れ葉に擬態(葉脈まで似る) -
モルフォ蝶が寝ています。
羽が茶色なので、蛾かと思ったら、有名なモルフォ蝶でした。
我々に気付いて 少し飛ぶと、コバルトブルーの羽が見えました。
英名: Blue morpho
和名: モルフォ蝶の1種
学名: Morpho helenor
分布: メキシコ〜アルゼンチン
特徴: 羽の表側(表翅)の青色は構造色、羽の裏側(裏翅)に7つの目玉模様(眼状紋)、表翅と裏翅の変化で敵を驚かす、たくさんの亜種あり -
緑色の毒蛇がじっとして獲物を狙っています!
英名: Green viper
和名(私の命名): コスタリカマムシ(コスタリカ蝮)
学名: Bothriechis lateralis
分布: コスタリカ〜パナマ西部
特徴: コスタリカとパナマの固有種、猛毒(噛まれたら血清療法)、コーヒー豆摘みでよく噛まれる、山地に生息 -
コバルトブルーのきれいな頭の鳥が2匹います。
英名: Blue-crowned motmot
和名: ハチクイモドキ (蜂喰擬)
学名: Momotus momota
分布: メキシコ西部〜南米
特徴: 頭頂部がコバルトブルー色 -
ガイドが地面にサソリを見つけました!
英名: Bark scorpion
和名: キョクトウサソリ(極東蠍)の1種
学名: Centruroides limbatus
分布: ホンジュラス〜パナマ
特徴: 中米の固有種、夜行性、有毒だがヒトには致死的でない -
コウモリが2匹、果物を頬張っています。
昼間にコウモリ博物館に行ったので、親近感がわきます。
英名: Jamaican fruit bat (Common or Mexican fruit bat)
和名: ジャマイカフルーツコウモリ
学名: Artibeus jamaicensis
分布: メキシコ南部〜コロンビア・エクアドル、西インド諸島
特徴: 尾がない、果物を食べる、重要な受粉媒介者 -
オフィスの近くまで戻ってきたところで、鳥を発見。
顔が見えないので、寝ています。
英名: Emerald toucanet
和名: キバシミドリチュウハシ (黄嘴緑中嘴)
学名: Aulacorhynchus prasinus
分布: メキシコ〜アンデス山脈
特徴: トゥーカンの1種、胸〜腹部が緑色、喉が暗青色
昼間は熱帯雲霧林の中をハイキング、夜は夜行性動物の観察と充実した1日でした。
翌日は、ナショナル・ジオグラフィック誌の連載で有名な西田賢司さんと昆虫探しをしました↓
http://4travel.jp/travelogue/10967702
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