2014冬・第47回衆議院議員総選挙＆第23回最高裁判所裁判官国民審査投票の旅

2014/12/14 - 2014/12/14

今回は緊急企画として、選挙に行くだけの途中の様子をアップしただけの、ある意味斬新（？）な旅行記を記させて頂きます。
1925年に加藤高明内閣の下で普通選挙法が制定されて来年で90年、そして1945年12月に改正衆議院議員選挙法が公布されて来年で70年の節目を迎えますが、明治以降の近代国家成立の中で、先人達が苦労して勝ち取って来た選挙権というものが、100年も経たないうちにここまで軽い扱いになってしまったことを、彼らはどのような思いで見つめていることでしょうか…。我々一”民主主義”国家の国民として、もっと恥ずべきではないでしょうか。
投票してもどうせ変わらないとか、白票を投じて意思を示すとか、そんなのは”負け犬の遠吠え”にすぎません。皆さん、絶対に棄権はしないようにしましょう。
投票所に行くだけの行為も立派な旅の一つです。日本国中を、世界中を駆け巡っていることを豪語する旅人も、こんな大切な”旅”を軽視していては、そんなの糞です。

私のようなダメ人間に糞呼ばわれされないためにも、まだ投票可能時間内にこの旅行記をご覧下さった方は是非選挙に向かって下さい。投票なんて”消去法”でいいんです。良いと思う主義主張の候補者・政党を選ぶのではなく、良くないと思う主義主張がいかに少ない候補者・政党を選ぶか、それで十分だと思います。

エリア 士別・和寒・下川(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

いよいよ投票日の朝。とても冷え込みました。体感温度では氷点下10度位でしょうか。でも冷え込んだ、ということは雪が降っていないということでもあり、ある意味”投票日和”と言えた朝です。

歩くと雪がキュッキュッと音を立てます。同じ雪国でもこの感覚を共有できる方は少ないかもしれませんね。逆にちょっと優越感にも浸れる朝です。

投票は朝7時から始まりますが、朝一番は投票所の儀式（投票箱の中が空であることを最初の投票者に確認させる儀式）目当てで田舎町の投票所でも混雑することがありますので、敢えて1時間位ずらして朝8時頃出発します。

苦労して投票所に向かったことを誇張するため（？）に、敢えて悪路を伝って向かいます。和寒神社の裏道はまだ除雪されていませんでした。

朝からズボズボと雪に足を飲まれながら、苦難の投票所旅（？）を続けます。

そして和寒神社の表参道へ。ここも除雪がまだされていませんでした。昨晩は１０ｃｍ程積もった感じでしょうか。

本殿脇では、神社の方が本殿側から参道側に向かって除雪作業をされている途中でした。私の姿を見て、除雪を一時停止して、慌てて本殿の扉を開きに向かって下さいました。どうも有難うございました。色々な思いを込めて参拝した後、踵を返します。

和寒神社にはこんな文化財もあります。

より有名なのはこちらの稚児舞と呼ばれる無形文化財でしょうか。毎年8月のお祭りの時に、町内の子供達が伝統の舞を見せてくれます。

土俵も雪の中で静かな眠りについていました。

手水舎も冬は使用不能です…。

和寒神社の概要に関してはこちらで。

こうして参拝を終えて、表参道を経て投票所の設置されている和寒町役場を目指します。

和寒神社前には駅前方面に続く斜めのメインストリートが通じています。流石にここは除雪が行き届いていますね。その奥には和寒東山スキー場が見えます。あと1週間ほどで今シーズンの営業開始予定ですが、ここ数日の降雪で雪不足は解消されたでしょうか？

和寒神社と町役場との間には、忠魂碑も建立されています。

そしていよいよ和寒町役場へ到着。朝8時過ぎの投票所には、投票者は誰もおらず選挙関係者がズラッと並んでいます。ぬくぬくとした空間でお茶とか飲みながら。てか、あんたらこんなに沢山いるんかいな。こんな小さな町の投票所に…。

こうして”清き（私のようなダメ人間の一票はかなり穢れているでしょうが…(-_-;)）一票を投じた後、帰路につきます。

途中にある真言宗のお寺（金剛寺）です。

そして冬場は特によくお世話になっている和寒町立図書館の前を通過。

図書館のほぼ向かいには駐在所もあります。

そして大人220円で入れる和寒町保養センター前を通過。
今月の企画風呂の日程を確認していきます。

そういえば、今月は冬至でしたね。定番のゆず湯が来週にあります。楽しみだなぁ〜。

て、よく見るとその前にはこんな企画も。げっ、12月4日から全国お湯巡りスタンプラリーが始まっていたんだぁ〜。1回目が終了してしまったので、8か所巡って一回無料というのは今からは無理のようです。まあ、正月に帰省して1月上旬のは入れないので、どの道スタンプ満了は無理でしたが…。18日に道後温泉が楽しめるようなので、ゆず湯と合わせて二重の楽しみです！

そして住宅地の中に続く中通りを経て自宅に向かいます。

悪天候が予想された本日。何とか雪は降らない中で投票所に向かうことが出来ました。皆様も是非、投票に行く、という義務感からではなく、ちょっとした地元再発見の旅感覚で、投票所にいらして下さいね。

そしてお家に到着。
屋根の雪も落しとかないとね…。

去年不注意で折ってしまった雪はねスコップ。安ければ500円程で購入できるものですけど、私は無理やり針金で固定して使っています。いつまで耐えられるかな…。

という訳で、僅か30分弱の”投票旅”をテーマとした本旅行記はこれで終了となります。最後までご閲覧有難うございました。

そして、皆さん、是非選挙にいらしてくださいね。北海道ではレジェンド葛西選手も応援していますよ（笑）！

この旅行記へのコメント （2）

• ねもさん 2018/10/26 23:53:05

  あちこち失礼します

  ケロケロマニアさん　あちらへのコメントありがとうございます。
  全く同感！
  40年以上前に初めて憲法を学んだとき、師匠がケロケロマニアさんと同じことを仰ってました。｢選挙は結婚とは違う。結婚は良い人がいなければ独身でも構わないが、日本に住んでいる限り政治から逃れられない。これという候補者がいなければ、嫌なヤツから消して最後に残った人に投票しなさい｣
  私も参政権を教えるときは、このネタを話すようにしてますが、今の若者にどれほど響いているのか……(大学で憲法を教えています)
  ケロケロマニアさんのような人が、あと1,000万人増えてくれれば、日本の政治はもっと良くなると思います。

  ケロケロマニアさん からの返信 2018/10/27 06:17:27

  RE: あちこち失礼します

  ねもさん、どうもおはようございます。
  マニアックなところまでご覧下さり、有難うございます。
  
  正直、今の政治状況の中では、”良い人を選ぶ”ことは無理でしょうから、やはり、”悪い人から落とす”が基本ですよね。皆が”悪い人を落とす”投票行動を取れば、社会全体として少しでもましな人が残っていく訳で、そうした時代にならないのは、やはり国民が愚民であるからなのだと言わざるを得ませんね…。
  
  モリカケ問題のことはどこへ行ったやら、沖縄いじめ＆暴走大統領の某国への迎合は続き、消費税率アップももう既成事実化してしまいそうですし、最近の情勢としては、あのジャーナリストの解放に対して、恩着せがましく世論を自分らの都合の良い方に誘導していかないか、そして愚民達が、それに知らず知らずのうちに流されてしまわないかが心配になりますね…。
  
  大学の先生でいらっしゃるんですね。私も大学生時代に恩賜から受けた言葉の数々は、今でも大切に自分の人生の糧とさせて頂いております。未来の人材を養成する大切な立場にいらっしゃるかと思いますので、これからも、多くの若者達を希望の光ある方へと導かれていくことを願って止みません…。
  
  
  ｂｙケロケロマニア
  
  
  
  
  > ケロケロマニアさん　あちらへのコメントありがとうございます。
  > 全く同感！
  > 40年以上前に初めて憲法を学んだとき、師匠がケロケロマニアさんと同じことを仰ってました。｢選挙は結婚とは違う。結婚は良い人がいなければ独身でも構わないが、日本に住んでいる限り政治から逃れられない。これという候補者がいなければ、嫌なヤツから消して最後に残った人に投票しなさい｣
  > 私も参政権を教えるときは、このネタを話すようにしてますが、今の若者にどれほど響いているのか……(大学で憲法を教えています)
  > ケロケロマニアさんのような人が、あと1,000万人増えてくれれば、日本の政治はもっと良くなると思います。